「プーパッポンカリー(ปูผัดผงกะหรี่)」は、ぶつ切りにした渡り蟹などの蟹をココナッツミルク、唐辛子などを用いたカレーソースで炒め、溶き卵で卵とじにしたお料理。
タイ料理の定番のひとつ。日本のタイ料理店でも人気の一品です★
東京都内で食べた「プーパッポンカリー」、絶品!7皿をご紹介します。
プーパッポンカリーとは?
「プー」(ปู)は”蟹”、「パッ」(ผัด)は”炒める”、「ポン」(ผง)は”粉”、「カリー」(กะหรี่)は”カレー”で、蟹のカレー粉炒めという意味です。
「プーパッポンカリー」は、渡り蟹をメインに、ピーマンやあさつき、セロリや玉ねぎなどの野菜を具材にカレーやココナッツミルク、ナムプリックパオ、オイスターソース、ナンプラーなどを加えて炒め、卵で閉じたお料理。
クリーミーでマイルドなカレーソースが歯応えのある殻付きのカニにうまく絡んだ、なかなかの美味なお料理です★
中華系のお料理で、もともとは蟹をカレーで炒めただけのシンプルなものだったそうですが、バンコクにあるレストラン「ソンブーンシーフードレストラン」の社長夫人が現在のような卵とじスタイルを考案し、大当たり!
現在では、タイを代表する料理のひとつとなっています。
『プリック』@池袋
池袋駅北口から徒歩6分の場所にあるタイ料理店『プリック』
2020年のミシュラン・ビブグルマンにも選ばれているお店(タイ料理店では全国で2店舗のみ)です★
ソフトシェルクラブを使った『プリック』の「プーパッポンカリー」、まさに絶品!
ふわふわの卵とココナッツミルクのまろやかな甘味、カレーやオイスターソースの旨味、ナムプリックパオの辛味、ソフトシェルクラブの殻の食感のハーモニーが素晴らしい!!
さすが、ミシュラン・ビブグルマン!と唸らさせるほどの美味しさでした♪
『はすの里』@新御徒町
新御徒町から徒歩4分ほどの住宅街の中にあるタイ料理屋さん『はすの里』
日本人のお口に合ったタイ料理をいただける人気店です♪
「プーニンパップンカリー(ソフトシェルクラブの卵カレー風)」は、卵のまろやかでコクのある甘味と、ソフトシェルクラブのほど良い歯応えの食感が最高の一品。
「カオニャオ(もち米)」との相性も抜群です♪
『バーンチェン』@秋葉原
JR秋葉原駅昭和通り口から徒歩5分ほど。
神田川の近く、神田佐久間町の路地の一角に、タイ料理店『バーンチェン』はあります。タイ東北部イサーン地方のお料理を出すお店です。
「プーパッポンカリー」は、まろやかなココナッツミルクと蟹の旨味が卵と絡んでとってもGood!
スパイシーで濃いめのお味でビールに合います♪
『パヤオ』@浅草橋
JR総武線・浅草橋駅から徒歩2分ほどの線路沿いにあるお店『タイ料理 パヤオ』。
タイ人シェフが腕を振るうお店で、本格的な美味しいタイ料理がいただけます。
「プー・パッポン・カリー(カニ入り玉子カレー炒め)」は、旨味のある蟹の身と、まろやかな卵。甘さも味の濃さも適度でバランスが良く食べやすい♪
「カオニャオ(もち米)」がどんどん進む、美味しい「プーパッポンカリー」です★
『ソンポーン』@浅草
つくばエクスプレス浅草駅から徒歩10分ほど。千束通りの商店街の並びに、タイ料理店『ソンポーン』は、あります。
『ソンポーン』は、美味しいタイ料理店が多い浅草界隈でも、特に評判の良いお店のひとつ。以前はメディアにも登場し、予約が取れないと言われた人気店です。
お店の定番「プーパッポンカリー(蟹カレー)」は、旨みの詰まった蟹の身と、少し甘みのある玉子とじカレーソースの相性が抜群!
さすが人気店。文句なしに美味しいです★
『ミャオミャオ』@幡ヶ谷
京王新線「幡ヶ谷駅」北口から徒歩3分。モダンな感じのビルの2階に、『タイ料理 ミャオミャオ』はあります。
オーナーシェフは、タイ料理歴16年の日本人の方。本格的かつ、アレンジの効いたお料理を提供する、他にはないタイ料理店と評判のお店です。
「ホイトードパッドポンカリー」(カキフライの卵カレー炒め)は、プーパッポンカリーのカキフライバージョン。
いつもの蟹の代わりのカキフライ。サクサクした衣と旨みが凝縮された牡蠣のお味は、蟹を使ったプーパッポンカリーよりも美味しいんじゃないかと思えるほど。
甘味のあるトロッとした卵や、旨みたっぷりのカレーソース、ピリッとした唐辛子との相性も抜群!
美味しい美味しいを連発する旨さです!
【閉店】『マイタイ』@恵比寿
恵比寿にあった老舗タイ料理店『マイタイ』
残念ながら、既に閉店してしまいました。
いただいた「プー・パッド・ポン・カリ(かにと卵のカリー風炒め)」は、クリーミーでマイルドなカレーソースが歯応えのある殻付きのカニにうまく絡んでいて、なかなかの美味。リッチな味わい★
日清カップヌードル「プーパッポンカレー ビッグ」
最後に紹介するのは、日清が発売したプーパッポンカリーのカップヌードル「カップヌードル プーパッポンカレー ビッグ」です。
現在は販売されていないようですが、プーパッポンカリーを使ったインスタントラーメンは、この商品のみ!
味の決め手「仕上げオイル」
「カップヌードル プーパッポンカレー ビッグ」の具材は、カレー粉と、ネギや卵、蟹カマ。
お湯を入れて、3分待ってフタを開けると、どことなく”プーパッポンカレーっぽい”、まろやかかつスパイシーな香りが漂ってきます♪
本物の蟹を使わない代わりに、蟹の風味は麺の茹で上がり後に入れる「仕上げオイル」によって出している様子。
ほんのりと”プーパッポンカレーっぽい味”がする「カップヌードル プーパッポンカレー ビッグ」です★
ちなみに、レトルトカレーでは、ヤマモリが「タイカレー プーパッポン」を販売しており、牛丼の松屋も2022年・2023年に期間限定で松屋風「プーパッポンカレー」を販売していました。
タイ料理店
https://search-ethnic.com/gourmet/pupappon-carry
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