都営地下鉄新宿線船堀駅から徒歩15分。駅から南東、陣屋橋通りを延々と歩き、新川を渡る手前の通り沿い左手に、中央・西インド料理のお店『インディヤム』はあります。
2022年8月にオープンしたこのお店、西インド・ムンバイのスナック料理を提供している貴重なお店。
パオバジやダヒプリなど、メニューにはインド屋台の軽食料理が揃っています♪
江戸川区の船堀にあるインド屋台の軽食(チャート)が充実したお店
『インディヤム』の外観
こちらが、『インディヤム』の外観です。
自宅の1階をレストランに改装したお店で、オーナーは、以前はIT企業で働いていたというムンバイ出身の女性の方。
お店のHPには、中央インド料理と書かれていますが、ムンバイのお料理がメインである様子。
『インディヤム』の店頭看板
『インディヤム』の看板
さてさて、さっそく店内に入って行きましょう〜♪
『インディヤム』の店内
店内は小ぢんまりとして落ち着いた雰囲気
こちらが、『インディヤム』の店内です。
店内は小ぢんまりとした感じで、座席数は24席ほど。内装は白とグリーンを基調とした落ち着いた雰囲気です。
日曜のディナータイムに予約なしで訪問しましたが、お客さんは、インド人カップルと日本人の家族連れの2組。いずれもご近所在住の様子。
キッチンカウンター
ワルリー画が描かれた壺
ゴージャスな感じのマハラジャの絵
店内の棚には、ワルリー画が描かれた壺があったり、ゴージャスな感じのマハラジャの絵があったり。
座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『インディヤム』のメニュー
おやつメニュー
チャートコーナー(インドの軽食)
インドのカレー
お菓子・ダイエットメニュー
こちらが、『インディヤム』のメニューです。
カレーは、バターチキンやチキンキーマ、パラクパニールなど、オーソドックスな感じ。
スタンダードなナン付きのカレーセットやターリーもあり、他のお客さんはそれらを注文しており、結構美味しそうでしたが、やっぱり、ここでしか食べられないものを、ということで、↓のお料理を注文。
- 「カチョリ(2個)」660円
- 「パオパジ(パオ2個)」880円
- 「サブダナ キチュリー」600円
- 「セブプリダヒプリ」990円
全て、西インドの軽食スナック料理です!
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
インドの軽食スナック「カチョリ」「パオバジ」「サブダナ キチュリー」「セブプリダヒプリ」を賞味!
「インドビール(ビラ)」650円
まずは、お飲み物から。
「インドビール(ビラ)」です。
「ビラ」は、インドで人気を集めているクラフトビールで、ニューデリーに本社を置く新興企業のB9ビバレッジズが2015年に販売を開始したビール。お猿のロゴマークが特徴です。
「BIRA(ビラ)91」は、アルコール度数4.7%の白ビールで、オレンジピールとコリアンダーが使われていて、爽やかで個性的なお味。
初めていただきましたが、美味しいです。このビール★
ビールを飲みながら待っていると、しばらくしてから、お料理が運ばれてきました!
「カチョリ(2個)」660円
「カチョリ(2個)」です。
「カチョリ」は、西インドでよく食べられているストリートフードのひとつ。サモサの西インド板的な食べ物です。
揚げた小麦粉で作られた厚くて硬めの皮の中に、スパイスやハーブで味付けした豆が入っています。現地では具材としてグリンピースやカボチャ、ジャガイモ、玉ねぎなどが使われることが多いのだそう。
カチョリの中身
こちらが、カチョリの中身です。
お味はサモサと同じような感じ。酸味と甘みのあるタマリンドソースと、ミントのソースを付けていただくと、なかなか美味しい★
「パオパジ(パオ2個)」880円
「パオパジ(パオ2個)」です。
「パオバジ」は、インド・ムンバイで生まれた屋台料理で、”パオ”はパン、”バジ”はおかずのことで、じゃがいもなどの野菜をマッシュしたものをパンに挟んで食べるのがスタンダードなスタイルなのだそう。
カレーはジャガイモとトマトが入った“カレー”らしいお味のカレー。唐辛子の辛さもほどほどに効いています。
四角いパンには切れ目があり、ハンバーガーのように具材を挟んで食べることができるのですが、カレーが水分多めだったので挟むのが難しく、パンをカレーに付けていただきました。
パンに、添えられた玉ねぎやトマト、パクチーを挟み、カレーを付けて、レモンを絞り掛けていただくと、う〜ん美味♪
軽食としては最適です。パオバジ!
「サブダナ キチュリー」600円
こちらは、「サブダナ キチュリー」
“サブダナ”とは、サゴヤシから採れるデンプン。“キチュリー”は、お米と豆で作られるインドのお粥です。この「サブダナ キチュリー」は、お米の代わりにサブダナを使って作られるキチュリーです。
「サブダナ キチュリー」は、ヒンドゥー教徒が断食の時に食べる料理として知られているのだそう。
ちなみに、サブダナは日本では入手が難しいので、もしかしたら、タピオカ(キャッサバから採れるデンプン)が使われているのかもしれません(自分には違いが判別できず)。
『インディヤム』の「サブダナ キチュリー」は、サブダナのほかにジャガイモやカシューナッツなどが入っていて、クミンや唐辛子などのスパイスが効いています。
サブダナのプニュプニュとした食感とナッツのカリカリとした食感、ジャガイモやナッツの旨味、クミンの風味。そして、唐辛子が結構効いていて、意外とスパイシーです。
添え付けのパクチー入りのライタを掛けて辛さを抑えたり、レモンを搾り掛けて酸味を加えたり、味変を楽しみながらいただきました★
なかなかクセになる美味しさ♪
「セブプリダヒプリ」990円
こちらは、「セブプリダヒプリ」(ジャガイモ、ガラムセブ、ヨーグルト、タマリンド、タマネギ、コリアンダー)
インドの屋台で特に人気が高いスナックが、「プリ」(ピンポン玉より少し大きな、中が空洞な揚げボール、もしくは煎餅のように平べったい形のもの)を使ったスナック。
北・西インドの「チャート」(軽食)の代表選手で、タマリンド水(パニ)を入れたシンプルな「パニプリ」、お米のパフ(ベル)を加えた「ベルプリ」、ベビースターラーメンのような細かい麺状のスナック(セブ)を加えた「セブプリ」、ヨーグルト(ダヒ)を中に入れた「ダヒプリ」など、様々なバリエーションがあります。
『インディヤム』の「セブプリダヒプリ」は、「セブプリ」と「ダヒプリ」がミックスされた豪華バージョンのスナック。
タマリンドソースの酸味&甘味、ヨーグルトのまろやかさ、スパイスの辛味、セブとプリのクリスピーな食感、トマトやコリアンダーの爽やかさなどがミックスされて、とんでもなくバラエティーなお味。
ちょっと味を詰め込み過ぎな感もありましたが、色々な味を楽しめてGoodでした♪
ひと口サイズで、ポンポンいただけます!
「ラブディ」650円
「グラブジャムン」540円
食後のデザートは、「ラブディ」と「グラブジャムン」をいただきました。
始めは、メニューに書かれていた「ラスマライ」や、英語メニューにあった「モダック」を頼んだのですが、ないとのことだったので、上の2品をチョイス。
「ラブディ」は、牛乳に砂糖を加えて温めてできた膜を集めて作るインドのおやつ。『インディヤム』の「ラブディ」は、ヨーグルトっぽく酸味が強い感じ。上に掛かったナッツの食感がアクセント。
お馴染みの「グラブジャムン」は、ボール状の揚げドーナツを甘々のシロップで漬け込んだ、世界一甘いとの呼び声も高いインドのデザート。安定の甘さ!
どちらのスイーツもインドらしいお味で美味しい★
「チャイ(インド茶)」500円
デザートと一緒にいただいた「チャイ(インド茶)」
お砂糖少なめにして甘いスイーツと一緒にいただきました。
ホッとする美味しさです♪
『インディヤム』
江戸川区の船堀にある中央・西インド料理のお店『インディヤム』
パオバジやダヒプリなど、バラエティに富んだインド屋台の軽食料理(チャート)が食べられる貴重なお店です。
「サブダナ キチュリー」や「セブプリダヒプリ」など、ほかのお店ではなかなか味わえない、インドのストリートのお味を堪能することができます★
◉『インディヤム』の地図・アクセス
- 住所:東京都江戸川区江戸川6-28-17
- アクセス:都営新宿線船堀駅から徒歩15分
- 営業時間:11:00~15:00 17:30~21:30
- 定休日:月曜日
- 予約:『インディヤム』のネット予約はこちら(食べログ)
西インド料理が食べられるお店
https://search-ethnic.com/gourmet/indiyumm
コメント