インドの三輪タクシー「オートリキシャ(auto-rickshaw)」
インドの町には、オートリキシャが数え切れないくらい走り回っています。
インドを訪れた旅人は、このオートリキシャを一度や二度は利用したことがあるのではないでしょうか。
そんな、インドの市内交通の主役とも言えるオートリキシャですが、安価で簡便で小回りが効いて便利なため、現在では世界中に普及しています。
今回は、インド、そして、世界のオートリキシャ(トゥクトゥク)について、ご紹介します★
リキシャの歴史
コルカタのリキシャ
「オートリキシャ」の語源は、日本語の「人力車」から。
インドのリキシャも、元々は人力車から始まっています。
人力車は、明治2年に日本で発明されたとされています(明治3年に日本橋で営業開始)。
日本の人力車は、その後、アジア各国に輸出され、インドは、明治40年代に日本から年間1万台ほどの人力車を輸入していたのだそう。
1919年にコルカタ市が正式な交通手段として認定し、「リキシャ(リクシャー)」の名前で親しまれていた人力車ですが、その後、自転車を使ったサイクルリキシャ、そして、エンジンの付いた自動のオートリキシャが出現し、徐々に活躍の場が縮小。
インドにおいて人力車は、現在ではコルカタに残るのみとなっています。
コルカタでの新たな人力車のライセンスは1997年以降出されていません。けれども、2009年の時点で約8000台、2万人の車夫がいたのだそうで、現在でもかなりの数の人力車が残っている様子。
デリーのサイクルリキシャ
上の写真はデリーの「サイクルリキシャ」。
デリーの旧市街、メインバザールやオールドデリーでは、かなりの数のサイクルリキシャが走っており、旅行者もお世話になることが多い乗り物です。
サイクルリキシャは、オートリキシャに押されつつも、まだまだインド各地で活躍中です。
しかしながら、首都デリーの新市街ではサイクルリキシャの通行が規制され、オールドデリーやメインバザール近辺以外では見られなくなってきています。
デリーのオートリキシャ in メインバザール
小ぶりでちょっと可愛らしい感じの外観の「オートリキシャ(オートリクシャー)」
車体の原型となったのは、イタリアのピアジオ社が生産したスクーター「ベスパ(Vespa )」なのだそう。
インドの二輪車メーカーであるバジャージ・オート社は、1959年から1974年にかけて、ベスパの三輪車タイプ「ベスパ・アペ(Vespa Ape)」をインド国内でライセンス生産する契約をピアジオ社と結びました。
この「ベスパ・アペ」を使った三輪タクシーは、オートリキシャ(オートリクシャー)として、インド全土に普及。そして、ピアジオ社との契約終了後も、「ベスパ・アペ」はバジャージのブランドで販売され続け、現在ではインド以外の世界各国に輸出されるようになっているのだそう。
インドのオートリキシャ
デリーのオートリキシャ in メインバザール
デリーのオートリキシャ in ニューデリー駅付近
上の写真は、デリーで見掛けたオートリキシャ。
デリーのオートリキシャは、黄色と緑のツートンカラーです。
もともと、オートリキシャのカラーリングは、黄色と黒のツートンカラーで、20年くらい前までは、ほぼ全車が黄色と黒だったのですが、現在ではデリーの全てのリキシャが黄色と緑のカラーリングになっています。
この緑色のカラーリングは、環境に配慮したCNG(圧縮天然ガス)エンジンを搭載していることを表しているのだそう。
デリーでは、大気汚染の元凶であるとして、旧来のガソリン式のリキシャの営業が禁止されています。
緑色のリキシャは、そんなデリーの環境汚染対策の賜物のひとつなのです。
コーチンのオートリキシャ in コーチン駅
コーチンのオートリキシャ in エルナクラム・マーケット
コーチンのオートリキシャ in フォート・コーチン
コーチンのオートリキシャ in フォート・コーチン
コーチンのオートリキシャ in フォート・コーチン
コヴァーラムビーチのオートリキシャ
こちらは、南インド・ケララ州のオートリキシャ。
コーチンやコヴァーラムでは、黄色と黒のオリジナルカラーのリキシャがまだまだ健在です。
こうして見てみると、オートリキシャはどれも同じように見えて、実はライトの形やフロントガラスの形など、それぞれ違っていることがわかります。
ちなみに、インド最大のオートリキシャ・メーカーは、先ほど紹介した「バジャージ・オート社」ですが、バジャージ以外にも、Atul Auto Limited、Kerala Automobiles Limited、Force Motors、Mahindra&Mahindra、Piaggio Ape、TVS Motors、Fleek Motorsなど、数多くのオートリキシャ・メーカーがあるのだそう。
トリヴァンドラムのオートリキシャ in トリヴァンドラム駅前
コーチンのオートリキシャ in フォート・コーチン
オートリキシャの車内 in コーチン
オートリキシャには、タクシーと同様にメーターが搭載されています。
けれども、このメーター、なかなか使ってもらえません。
ムンバイなど一部の地域ではメーター制になっているのですが、大抵はドライバー(リクシャーワーラー)と値段交渉する必要があります。
リクシャーワーラーは、こちらが外国人だとわかると、通常の3倍以上の料金を提示してくるのです(汗)
この料金交渉こそが、インドを訪れた旅行者の最初の試練!
旅行者に高い料金をふっかけようとするリクシャーワーラーと、ボラれたくないと頑張る我々旅行者との駆け引きが、インドを旅する間じゅう、日々、繰り広げられることになるのです。
リクシャーワーラーとの料金交渉は、面倒だし、嫌な気分になることも多いですが、インドの市井の人とガチで接するこれ以上ない瞬間でもあり、インドの旅の醍醐味のひとつでもあります。
クリーム色をしたコーチンのオートリキシャ
クリーム色のコーチンのオートリキシャとリクシャワーラー
高い料金をふっかけたり、マージンがもらえるホテルに勝手に連れて行ったり、目的地に到着したら最初に合意した料金よりも高い値段を請求してきたり。
インドを旅した人なら、リクシャワーラーと言い争いになった経験は一度や二度ではない筈。
けれども、彼らも生活がかかっています。
リクシャワーラーは、地方から出稼ぎに来た人も多く、オートリキシャはレンタルだったりします。経費としてレンタル料金やガソリン代などもかかるので、結構大変です。
JETROのレポートを見ると、結構生活は大変そうだというのがわかります。
JETROのリキシャ運転手のレポート →オート・リキシャ運転手 – ジェトロ
カライクディのオートリキシャ
カライクディのオートリキシャ
こちらは、南インド・タミルナードゥ州カライクディのオートリキシャ。
南インド(特にタミルナードゥ州)では、黄色のリキシャが多く走っています。
南国らしい明るいカラーリングがなかなかGood!
たぶん、CNG車ではなさそうですが、チェンナイなどでは一部LPG車(液化石油ガス)エンジンを搭載したリキシャも走っている様子。
カライクディのオートリキシャ
カライクディのオートリキシャ
ラーメシュワラムのオートリキシャ
インドのオートリキシャですが、近年、特に首都デリーなどでは2つの新たな潮流があるようです。
ひとつ目は、電気三輪タクシー(Eリキシャ)の急増。
大気汚染が深刻化しているインド。モディ政権はEV(電気自動車)の普及を推し進めており、EVの購入補助や電池産業の育成・振興などの方針を次々に打ち出しています。
そんな中、インドのEV市場形成の牽引役として注目を浴びているのが「Eリキシャ」。モディ政権は、「Eリキシャ」の普及をてこにインドを電動車先進国へと押し上げようとしているようです。
デリーなどでは、既にかなりの数の「Eリキシャ」が稼働しているようで、近いうちにオートリキシャを駆逐することになるかもしれません。
電気三輪タクシーが急増中 印、大気汚染受け政府支援 – 読んで見フォト – 産経フォト
インドの温暖化対策 “Eリキシャ”に期待 | 国際報道2020 [特集] | NHK BS1
EリキシャはインドEV市場でリープフロッグ現象を引き起こすか | 株式会社現代文化研究所
ふたつ目は、タクシー配車アプリの普及。
Uberから始まった世界的なタクシー配車アプリの潮流は、インドにも波及していて、デリーやムンバイを始めとした大都市圏では、Uber(ウーバー)、Ola(オラ)、 Meru(メル)などのタクシー配車アプリが広く利用されるようになっています。
値段交渉も必要なく、ぼったくられることもなく、クレジットカードが使え、アプリを使って自由に呼び出しでき、車も快適な四輪自動車を使っているタクシー配車アプリは、オートリキシャに比べてこの上なく便利で快適。
けれども、オートリキシャ側も手をこまねいて見ているわけではなく、現在ではオートリキシャもタクシー配車アプリを使って呼び出せるようになっているのだとのこと(この場合は値段交渉の必要はなく、ぼったくりの心配もなし)。
スリランカのスリーウィーラー
スリランカ、キャンディのスリーウィーラー
さて、インド以外のオートリキシャはどんなのか、見てみましょう。
インドの隣の島国「スリランカ」でも、オートリキシャは大活躍しています。
スリランカでは、オート三輪タクシーは「スリーウィーラー(three-wheeler)」と呼ばれています(最近ではトゥクトゥクと呼ばれることも多いそう)。
スリランカの「スリーウィーラー」は、カラフルな色が特徴。赤、緑、紫、青、黒、白、黄色、など、あらゆる色の「スリーウィーラー」が走っています。
スリランカ、コロンボの青いスリーウィーラー
スリランカ、コロンボのスリーウィーラー
スリランカ、ダンブッラのスリーウィーラー
スリランカ、ゴールのスリーウィーラー
スリランカ、ゴールの赤いスリーウィーラー
スリランカ、ゴールの緑色のスリーウィーラー
スリランカ、ゴールのスリーウィーラー
スリランカの「スリーウィーラー」は、スリランカ政府の方針により、旧来の2サイクルエンジンよりも環境に良い4サイクルエンジンの車のみが許可されています。車体はほぼ100%、インドの「バジャージ・オート社」製です。
インドネシアのバジャイ
インドネシア、ジャカルタのバジャイ
インドネシアでは、オート三輪タクシーは「バジャイ(bajaj)」と呼ばれています。
上の写真は、ジャカルタ中心部ガンビル駅の駅前に停まっていた「バジャイ」
けれども、この光景は現在ではもう見ることができません。
長らくオレンジ色のカラーがトレードマークだった「バジャイ」ですが、2015年に政府の方針により、ガソリン式のオレンジ色の「バジャイ」は禁止され、CNG(圧縮天然ガス)式の青色の「バジャイ」に置き換えられることになったからです。
さらに、2017年には四輪車タイプの「バジャイ」も登場。オート三輪タクシーはインドネシアから急速に消えつつあるようです。
四輪バジャイ登場 州運輸局 17台の試験運行開始 | じゃかるた新聞
バングラデシュのベイビータクシー
バングラデシュ、クルナのベイビータクシー
バングラデシュにもオート三輪は走っています。
上の写真は、地方都市クルナのオート三輪「ベイビータクシー(baby taxi)」
以前は、首都ダッカでも写真のような「ベイビータクシー」がたくさん走っていたのですが、現在では「CNG」と呼ばれる緑色の圧縮天然ガス式のリキシャに置き換えられました。
グアテマラのトゥクトゥク
グアテマラ、チチカステナンゴのトゥクトゥク
こちらは、中米グアテマラのオート三輪。グアテマラでは「トゥクトゥク(tuktuk)」と呼ばれています。
グアテマラの「トゥクトゥク」は、インドの「バジャージ・オート社」のCNG(圧縮天然ガス)車がほとんど。色は赤です。
一般車のタクシーに比べて車両が安価なため、近年急速に普及が進んでいるのだとのこと。
グアテマラ、チチカステナンゴのトゥクトゥク
グアテマラ、パナハッチェルのトゥクトゥク
グアテマラ、パナハッチェルのトゥクトゥク
グアテマラ、パナハッチェルのトゥクトゥクメリーゴーランド
こちらは、パナハッチェルのアティトラン湖沿いの移動遊園地にあった、トゥクトゥクのメリーゴーランド。
4台の真っ赤なトゥクトゥクがぐるぐると回っています。
曇りがかったアティトラン湖、頭に荷物を載せたグアテマラの女性たち、ピコピコ鳴っているトゥクトゥクのクラクション。
なんだか、とってもシュールな感じです。
グアテマラ、サンティアゴ・アティトランのトゥクトゥク
グアテマラ、サンタ・カタリーナ・パロポのトゥクトゥク
グアテマラ、ホコテナンゴのトゥクトゥク
グアテマラでは、かなりの数のトゥクトゥクを見掛けました。
グアテマラのカラフルな街並みと人々の民族衣装、のんびりとした農村の風景に、インド産のポップなデザインのトゥクトゥクが結構マッチしています★
コロンビアのトゥクトゥク
コロンビア、ラ・ピエドラ・デル・ペニョールのトゥクトゥク
コロンビア、グアタペのトゥクトゥク
南米のコロンビアにもオート三輪「トゥクトゥク(tuktuk)」が走っていました。
コロンビアではオート三輪は普及しているわけではないようで、見掛けたのは「グアタペ」という町のみ。
「グアタペ」は、町興しの一環として街並みをカラフルに塗ったことで有名な町。
この「トゥクトゥク」も、観光客向けの乗り物としてインドから取り寄せたのだと思われます。
近くにあるもうひとつの観光名所「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」との移動手段として使い勝手がいいです★
ザンジバルのトゥクトゥク
ザンジバル・シティのトゥクトゥク
東アフリカ、タンザニアのザンジバル島にもオート三輪「トゥクトゥク(tuktuk)」が走っていました。
こちらも、数多く走っているわけではないのですが、たまに見掛けます。
ザンジバル島は古くからインドと交易の歴史があり、関係が深かった島。
この島出身のフレディー・マーキュリーもインド系の人だし、ビリヤニなどのスパイス料理も島ではよく食べられています。
この「トゥクトゥク」も、そんなインドとの関係の中で入ってきたものなのでしょう。
その他の国の三輪タクシー
インド産のオートリキシャとは違いますが、その他の国にも三輪タクシーはたくさん走っています。
タイ、チェンマイのトゥクトゥク
オート三輪タクシーとして、インドのリキシャと並んで有名なのが、タイの「トゥクトゥク(tuktuk)」
日本ではインドのオートリキシャよりもよく知られているかもしれません。
イタリア、ピアジオの「ベスパ」を原型としたオートリキシャに対し、「トゥクトゥク」の原型は日本のダイハツ「ミゼット」
オートリキシャよりも車体が大きく、後部座席が開放されているので、風通しがよく気持ちいいです。座席もゆったりとしています。
タイ、チェンマイのトゥクトゥク
タイ、チェンマイのトゥクトゥク
「トゥクトゥク」は、首都バンコクでも、主に観光客向けとして、かなりの台数が走っていますが、値段交渉制のためタクシーよりも料金が高くなってしまうことがしばしば。
地方では、まだまだ現役の公共交通手段で、地元の人の足となっています。
ラオス、パクセーのトゥクトゥク
こちらは、ラオスのパクセーで見掛けた「トゥクトゥク(tuktuk)」
タイの地方やラオス、カンボジアなどでは、後部座席に向かい合わせのロングシートが設置された乗り合いの「トゥクトゥク」が多く走っています。
バスを走らせるほどじゃない、だけど、個人で乗せるにはもったいないって時に丁度いい感じ。
ちなみに、タイやラオスでは、「サムロー」という乗り物もありますが、元々オート三輪として作られた「トゥクトゥク」に対し、「サムロー」は自転車やバイクを改造したものだそうで、運転に必要な免許も違うみたいです。
フィリピン、ビガンのトライシクル
こちらは、フィリピンで広く利用されているオート三輪「トライシクル(tricycle)」
オートリキシャやトゥクトゥクと違って、オートバイにサイドカーを取り付けたスタイルの三輪車です。
起源は、第二次世界大戦の際に日本帝国陸軍によって使用された「陸王 97型軍用オートバイ」に由来すると言われています。
フィリピン、ビガンのトライシクル
フィリピン、ビガンのトライシクル
フィリピンでは、首都マニラからセブなどのリゾート地、バギオやビガンなどの地方まで、「トライシクル」がかなり走っています。
「トライシクル」は、排気ガスがたくさん出て環境に良くない2サイクルエンジンを使用しているため、政府は近年、トライシクル電動化を進めていました。
世界銀行の融資を受け、日本企業が受注し既に1600台を製造していたのですが、コスト高を理由に、なんと、計画は2017年に断念!
そもそも、未舗装の道が多いフィリピンでは、電動車の導入はまだ早過ぎだったのかもしれません。
キューバ、ハバナのココ・タクシー
こちらは、キューバの首都ハバナを走っている「ココ・タクシー(Cocotaxi)」です。
観光客向けの乗り物として、1990年代後半から営業が開始されました。
ココナッツ型の丸いデザインとポップな黄色のカラーリングが可愛らしいのと、座席が開放的で走っていて気持ちがいいので、観光客に人気があります。
けれども、開放感があり過ぎるため、安全性にはちょっと疑問ありです。
オートリキシャのレース「リキシャ・ラン(Rickshaw Run)」
リキシャ・ラン(Rickshaw Run)の展示会場
ペイントされたリキシャがたくさん!
こちらは、コーチンで見掛けた「リキシャ・ラン」の車の展示会場。
「リキシャ・ラン(Rickshaw Run)」とは、インド各地をオートリキシャでレースするイベントです。
カラフルにペイントされたリキシャがインド中を走り回るレースというのは、なかなかのアイデア♪
「リキシャ・ラン」は、毎年1月、4月、8月に行われ、第一回は2006年の12月に開催されました。
レースの毎年ルートは変わるのだそうですが、この時は、コーチンから西ベンガル州のダージリンまでのルートだったのだそう。
カラフルなリキシャたち
デザインにいろいろ捻りが効いていて面白いです。
カーキ色、爆弾。軍用機をイメージしたペイント?
リキシャ・ラン(Rickshaw Run)のペイントカー
リキシャ・ラン(Rickshaw Run)のペイントカー
Rickshaw Run 2016 India
上の動画は、2016年のレースの模様を撮影した公式動画。
「リキシャ・ラン」のチームは、リキシャ1台と1人から4人のドライバーで構成されています。
参加チームは、インドとネパールで活動する慈善団体に1,000ポンドを寄付することが義務付けられているのだそうです。
日本でも買えるオートリキシャ
オートリキシャ(¥750,000)in ナマステ・インディア
インドのオートリキシャ、ぜひ、自分で所有してみたい!日本の公道を自分で運転して走ってみたい!という物好きな方がおられるかもしれません。
実は、日本にも、インドのオートリキシャを販売している会社があるんです!
毎年代々木公園などで開催しているインドイベント「ナマステ・インディア」に2017年に訪問した時、展示会場でオートリキシャが販売されてました★
車検も必要ないそうです!
販売しているのは「ガレージボスコ」という会社
オートリキシャを販売しているのは、「ガレージボスコ」という会社。兵庫県西宮市にある会社です。
会社のホームページによると、オートリキシャをインドから直輸入して販売しているそうで、販売しているのは、4人乗りのカーゴタイプと1人乗りのトラックタイプの2種。
価格は消費税別で75万円です。
最高時速は80㎞で、側車付軽二輪登録になるため車検の必要はなし。年間コストは自動車税4,200円のみと、かなり経済的!
カラーオーダーも自由に頼むことができ、カスタマイズも可能。アフターメンテナンスもバッチリであるとのこと。
う〜ん、ちょっと欲しくなってくるかも。
ヘナアートでカラーリングされたオートリキシャ
ちなみに、オートリキシャを販売している会社は東京にもあります。
足立区にある「株式会社テクノワールド」という会社です。屋号は「ノスタルジックオート三輪舎」
オートマ限定免許でも乗れる「FREEDOM250」というオートリキシャを販売していて、カラーバリエーションは赤、黄色、黄緑の3種。
価格は消費税別で69万8,000円で、カスタマイズも可能であるとのこと。
リキシャのミニカー(¥1,500)
我が家のオートリキシャ(ミニカー)
さすがにオートリキシャを買うのはちょっと、という方には、オートリキシャのミニカーなんかはいかがでしょうか。
ナマステ・インディアなどのインドフェスの屋台で販売されているほか、Amazonや楽天、メルカリなんかでもたまに出品されています。
お値段は1,500円です。
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