ハバナ旧市街を歩いてチャイナタウンでディナー、夜はライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」(Casa de la Musica)で音楽とダンス!
ハバナ旧市街を歩く
ハバナ旧市街(La Habana Vieja)
ハバナ旧市街(La Habana Vieja)の午後。
旧市街の中心、「アルマス広場」(Plaza de Armas)でランチを食べた私は、旧市街を再び当てもなく歩き始めました。
空はカンカン照り、かなり暑いです。
旧市街の路地、クラシックカーと歩いて行く親子。絵になります!
大事な愛車を洗っています。この車、もう50年選手です。
カラフルで明るい旧市街の路地裏
ハバナの年間平均気温は約25℃。亜熱帯性気候です。
訪れた5月は最高気温が29度になり、湿度は75%!
日差しはかなり強く、体感気温はもっと暑く感じます。
そのせいか、路地に歩いている人はまばら。
ハバナの港の風景
ハバナの港です。
キューバの主な輸出品は、サトウキビやタバコ、ニッケルや医薬品など。
革命以前は、砂糖の単一栽培のモノカルチャー構造で、アメリカ資本に国が牛耳られていました。
それを解消するために、カストロやゲバラがキューバ革命を起こしたのです。
現在でもキューバ経済の中心は砂糖ですが、近年は観光にも力を入れていて、観光業はキューバ最大の外貨獲得源となっているのだとか。
そんな、キューバの貿易の中心、ハバナの港を横目に見ながら歩きます。
立派な外観のハバナの鉄道駅
ハバナの鉄道駅、ハバナ中央駅(Estacion Central)です。
1912年に開業したベネチアン様式の駅舎で、西部の「ピナール・デル・リオ」や、中部の「シエンフエゴス」「サンクティ・スピリティス」、東部の「サンティアゴ・デ・クーバ」への長距離列車が発着しています。
駅構内には日本製のドライブゲームがありました。
駅の時刻表です。
もちろん、列車にも乗りたかったのですが、「サンティアゴ・デ・クーバ」までは約15時間もかかり、しかも3日置きにしか運行していないというので、残念ながら諦めました。
駅構内の風景
駅構内はガラーンとしていました。
外国人の場合、長距離列車の支払いはCUC払いで、種別や座席によりCUC30〜70程度(3,000〜7,000円)であるとのこと。
キューバ国民はMN払いで、たぶん全然安いと思います。
駅前の建物
駅前では、地元のキューバ人が喧嘩をしていました!
掴み合いではなく、大声で罵り合っているだけでしたが、周りの建物の窓から、「何事か?」とたくさんの人が顔を出していました。
喧嘩を見るのもそこそこにして、歩いて国会議事堂「カピトリオ」(Capitolio National)へ。
ここで、あまりの暑さと疲れでグロッキー状態・・・。
ホテルに戻って少し休憩することにします。
ココタクシーと運転手のお姉さん
カピトリオの前で「ココタクシー」を掴まえます。
「ココタクシー」は、キューバのトゥクトゥク、黄色いオート三輪のタクシーです。
雨の少ないハバナでは、こんな開放的な車体でも問題ないようです。
ドライバーは女性でした。
カピトリオを出た「ココタクシー」は、海沿いの「マレコン通り」(Malecon)を通って新市街へ。
宿泊している「ホテル・ベダード」に到着です。
クーラーの効いたホテルの部屋で2時間ほど仮眠しました。
チャイナタウンで夕食
ハバナのチャイナタウン
夜、夕食を食べに「セントロ・アバーナ地区」(Centro Habana)にあるチャイナタウンへと向かいました。
写真は、チャイナタウンの入り口の門、「中国城」と書かれています。
キューバには人口の約1%、10万人ほどの中国系キューバ人が住んでいると言われます。
チャイナタウンの路地
チャーハンを食べ、お茶を飲みます。
ハバナのチャイナタウンは、他の国のものに比べるとかなり小規模でしたが、中華料理のレストランが数件あり、漢字表記のお店もところどころにありました。
中華料理店のうちの1件に入り、チャーハンを注文。
紹興酒はなかったので、ラム酒を頼み、食後にはジャスミン茶を飲みました(4.4CUC:440円)。
味は・・・、イマイチでした。。。
ハバナのライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」
チャイナタウン界隈のバー
夜のセントラル公園前「ガルシア・ロルカ劇場」
食後、「セントロ・アバーナ地区」を歩きながら「セントラル公園」(Parque Central)へ。
公園にはたくさんの人が涼んでいました。
公園のベンチに座り、夜の通りを走るクラシックカーや「ガルシア・ロルカ劇場」の姿などを眺めていると、黒人の男性と白人の女の子の2人組に声を掛けられます。
2人は「フレンド」であるとのこと。
しばらく、どこから来たのかとか、次はどこに行くのかとか、キューバはどうかとか、そんな話をします。
カタコトの英語とスペイン語での会話のため、ちゃんと通じているかは疑問でしたが、それなりに話は盛り上がりました!
私が、この後、「カサ・デ・ラ・ムシカ」(Casa de la Musica)というライブハウスで音楽を聴きに行くのだと言うと、女の子の方が、
「私も行きたい!」
と言いだしました。
黒人の男性も、「連れて行ってやれよ!踊るなら相手がいた方がいいだろ?」
と言うので、結局2人でライブハウスに行くことになりました。
入場料2人分(40CUC:4,000円)を支払ってフロアに入ります。
レゲトンの有名グループ「ヘンテデソーナ」
内部にはテーブル席がいくつかあり、バックにはバーカウンター、ステージにはDJがいて、正面のスクリーンには映像が流れています。
日本のクラブにそっくりな空間です。
流れている音楽は、「レゲトン」(プエルトリコで生まれたスペイン語のヒップホップ)や「クバトン」(レゲトンをキューバ風にアレンジした音楽)が中心。
みんなノリノリで踊っていましたー!
ヒット曲、イサック・デルガード&ヘンテ・デ・ソナの「ソモス・クーバ(ミラ・コモ・ベンゴ)」
「クバトン」、初めて聴きましたが、かなりゴキゲンな音楽です♪
私たちも音楽を聴いてビールを飲んだり、踊ったりしてノリノリ状態!
ビールを飲みながら話したところによると、彼女の名前は「ジョニー」
コンピューター関係の仕事をしているそうで、趣味は音楽を聴くことだそう。
曲が流れるたびに、これは何というミュージシャンで、こういう内容の曲だみたいなことを説明してくれましたが、あまりよく理解できませんでした。
結局2人でビール4本を開け(16CUC:1,600円)、アドレス交換して2時間ほどでライブハウスを後にしました。
ライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」
写真は、ライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」の外観です。
受付の黒人のお姉さんに、「これからミュージシャンが出て生演奏があるよ!」と言われましたが、明日は早朝のバスで「トリニダー」へと向かう予定。
ちょっぴり残念ですが、退散です。
ライブハウスの前でタクシーを拾ってホテルへ(6CUC:600円)。
ホテルに着いた時は、午前1時を回っていました。
旅行時期:2013年4月〜5月
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