キューバの古都、世界遺産の町「トリニダー」
トリニダーの夜、そこかしこのお店からサルサやソン、アフロキューバンなど、キューバ音楽のメロディーが聴こえてきます♪
トリニダーの町で鑑賞したキューバ音楽のライブをご紹介します★
トリニダーの夜
トリニダーの夕暮れ、宿の屋上から
トリニダーは音楽が盛んな町としても有名です。
夜になると、街のそこここのお店から、「ソン」や「サルサ」「アフロキューバン音楽」といったキューバ音楽の音色が漏れ聴こえてくるのだとか・・・。
歴史あるトリニダーの街。コロニアルな建物が並ぶ、ロマンチックな雰囲気の中でキューバ音楽を聴く。
いいですね〜、わくわくします♪
トリニダーの夜、宿の屋上から
宿で食事を食べ、少し休んだ後、さっそく音楽を聴きに、夜のトリニダーの街へと繰り出すことにしました。
泊まっていたカサ「Hostel Glenda」は、トリニダー旧市街の南の方にあるので、そこから歩いて中心部の「マヨール広場」の方へと向かいます。
「マヨール広場」へは約800mほど。
夜のトリニダーの街並み
夜のトリニダーの街。
石畳の街路がオレンジ色の街灯に照らされ、コロニアルな建物が静かに佇んでいます。
雰囲気いいです!
そんな風情を味わいながら、しばらく歩いていきます。
すると・・・、
どこかのお店から、クラベス(拍子木)を打つリズムとギターの音色が聴こえてきます。
キューバの音楽の音色です♪
「カサ・デ・ラ・トローバ」(Casa de la Trova)
最初に入ったのは、「カサ・デ・ラ・トローバ」(Casa de la Trova)というお店。
クラシックな雰囲気のライブハウスです。
ここは、キューバのフォークミュージックをメインとしたライブハウスだそうで、店内では、伝統音楽「ソン」のバンドが演奏していました♪
けれども、店内は、まだ時間が早かったせいかガラガラ・・・。ちょっと寂しいです。
とりあえず、チャージ1CUC(100円)を支払い、席に座ります。飲み物はモヒートを注文(3CUC:300円)。
上の動画、演奏している曲は「El Cuarto De Tula」です。
世界にキューバ音楽ブームをもたらしたバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(Vuena Vista Social Club)の演奏で有名な曲で、オリジナルは「Luis Marquetti」の作曲。
曲の内容は、火事だそうです。
ロウソクが倒れてTulaさんの家が火事になり、消防車がサイレンを鳴らしてやってきた。みたいな歌詞。日本にはない面白い内容の曲ですよね。
う〜ん、なかなか良い演奏なんですが、お客さんが少ないせいかイマイチ盛り上がりに欠けます・・・。
別の場所に行ってみましょうかー。
「カサ・デ・ラ・ムシカ」(Casa de la Musica)
「カサ・デ・ラ・トローバ」を出て、マヨール広場へと近づいていくと、ボンゴのリズムと人々の歓声が聴こえてきました。
サンティシマ教会の脇にあるオープンエアのライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」(Casa de la Musica)です。
広い石畳の階段を上がっていくと、オープンエアのステージとレストランバーがあります。
夜空の下で食事を食べ、お酒を飲みながら音楽を楽しむことができるのです。
さっそく席に座り、またまたモヒートを注文(チャージ+モヒートで5CUC:500円)。
ステージでは、アフロキューバン音楽が演奏されていました。
アフリカらしいリズムとポリフォニー、なかなかGoodです♪
結構な盛り上がりを見せていました!
こちらは、サルサ音楽♪
キューバ、カリブといえば、「サルサ」ですよね。
「サルサ」は、キューバやプエルトリコ出身のミュージシャンたちがアメリカのニューヨークで1960年代に作り出した音楽です。
カリブ海の国々には「サルサ」の原型となる音楽があるため、各地でサルサが演奏されるようになりました。
クラベス(拍子木)のリズムとベースやギター、キーボード。コンガやボンゴなどのパーカッション、ヴォーカル。
リズムとメロディーが心地いいです♪
思わず踊りだしたくなってきます。
ステージではみなさんダンスを楽しんでいました。みんなダンスがうまいです!
「ソン」です!
キューバの音楽といえば「ソン」、この曲は「Chan Chan」という曲。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のアルバムのメインともなっている曲で、キューバの街ではこの曲がどこでも演奏されています。
作曲者は、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の最年長のメンバー「コンパイ・セグンド」(Compay Segundo)。
いいですねー!
この曲、大好きです。
2000年に公開された映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」で初めて聴いたこの曲。
いつか現地で聴きたいな〜と思っていたので、感慨もひとしお。
夜のトリニダーの街に佇むクラシックカー
モヒートを3杯くらい飲みながら、2時間ほど居たでしょうか。
大満足です!
古都トリニダーの夜、キューバ音楽のライブを存分に味わった私は、そろそろ宿に戻ることにしました。
音楽の余韻に浸りながら、薄暗い石畳の街並みを歩いていきます。
すると、通りにさりげなくクラシックカーが停まっていました。
いちいち絵になりますね、トリニダー!
街灯に照らされたトリニダーの石畳の道
世界遺産の街、トリニダーの夜は更けていきます。
静かな夜のトリニダーを歩き、宿に戻ります。
みんなもう寝床に就いているようで、家のロビーの明かりは消えていました。
さて、翌日は近郊にある世界遺産「ロス・インヘニオス渓谷」(Valle de los Ingenios)に向かう予定です。
旅行時期:2013年4月〜5月
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