京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩2分。国道4号から幡ヶ谷六号通り商店街に入ってすぐの左手の建物の2階に、南インド料理のお店『タンジャイミールス』は、あります。
2023年1月にオープンしたこのお店、オーナーシェフであるカルナニディ・シャンカーさんは、経堂にあった(現在は祖師ヶ谷大蔵)南インド料理の有名店『スリマンガラム』でシェフを務めていた方であるとのこと。
元スリマンガラムのシェフのお店ということもあって、オープン後間もないにもかかわらず、既に多くのお客さんを集めている人気店です♪
元スリマンガラムのシェフ、シャンカーさんのお店
建物の2階にある『タンジャイミールス』の外観
土日限定のビリヤニの看板
店頭の看板メニュー
『タンジャイミールス』の入り口
Today’s Curry Chicken Biryani
こちらが、『タンジャイミールス』の入り口です。
新宿から二駅で、駅からもすぐ近くという便利な立地。商店街のメインストリート沿いにあり、目立つ看板も立っているので、入りやすい雰囲気です。
『タンジャイミールス』の店内
『タンジャイミールス』の店内です。
店内空間は、結構広々していて、レジカウンターの向こうに見えるキッチンもかなり広い感じ。
座席は、テーブル席のみで合計40席。席間の余裕があるので、ゆったりと座れます。
座席はゆったりとした配置
マリーゴールドの花が飾られています。
内装は、臙脂やオレンジ、イエローやペパーミントグリーンなどカラフルな色使いながら落ち着いた雰囲気。
マリーゴールドの花が飾られていたり、可愛らしい神様の置き物が置かれていたり、インドらしさはありつつも、ケバケバしくないのが、今風のインド料理店って感じ。
さてさて、さっそくテーブルの上に置かれているメニューを見て、お料理を選びましょうか〜♪
『タンジャイミールス』のメニュー
メニューの『タンジャイミールス』の紹介
こちらは、メニューの最初に書かれていたお店の紹介です。
お店の名前「タンジャイ」は、タミルナードゥ州の古都「タンジャーヴール」の呼称。「タンジャーヴール」は、シェフのカルナニディ・シャンカーさんの故郷で、「サンバル」が誕生したのも「タンジャーヴール」なのだとか。初めて知りました!
上の写真のお寺は、タンジャーヴールの町の象徴「ブリハディーシュワラ寺院」。南インド最高の寺院建築と言われるヒンドゥー教寺院で、世界遺産にも登録されています。
ミールスメニュー
スープメニュー
ビリヤニメニュー
さてさて、『タンジャイミールス』のメニューですが、かなり品数が豊富です♪
ティファンが充実!ドーサも「ラワドーサ」を始め7種類。カレーやおかずも他には無いようなお料理がたくさんありました! その一部(気になったお料理)をご紹介。
ティファンメニュー↓
- 「ポディミニイドゥリ」(挽いたスパイスと豆の粉をまぶした豆と米の小さな発酵蒸しパン)1,000円
- 「サンバルミニイドゥリ」(豆と野菜のスープに浸して特製薬味をあしらった、米と豆の小さな発酵蒸しパン)1,000円
- 「オニオンポディウタパム」(玉ねぎを乗せたドーサ生地にスパイス粉をまぶして焼いた軽食)1,300円
スープ↓
- 「ムーリガイサール」(香草をふんだんに使った南インドのスープ)600円
- 「レンティルブロットスープ」(インド豆の煮汁を使ったさらさらスープ)500円
- 「ナンドゥレモンラッサム」(レモンの酸味を効かせた蟹のスープ)700円
- 「ナットゥコーリラッサム」(地鶏の旨みが効いたスープ)700円
- 「アットゥカルスープ」(黒胡椒を効かせた羊すね肉スープ)700円
サラダやスターターは、こちら↓
- 「テンガイ・マンガイ・パッタニスンダル」(生ココナッツと青マンゴー入り白エンドウマメ炒め)550円
- 「ムッタイカラッキ」(南インドの半熟オムレツ。ポロッタや酒のお供に)550円
- 「スーラプットゥ」(モウカザメのほぐし身炒め)1,100円
- 「エラールペッパーフライ」(黒胡椒を効かせた海老の炒め煮)1,200円
- 「コングチキンチュッカ」(コングナードゥ地方の生ココナッツ入り鶏肉炒め)1,100円
- 「マトンピラタル」(羊肉を揚げてからスパイスと炒める料理)1,300円
カレーで気になったお料理↓
- 「クンバコーナム・カダッパ」(豆とココナッツでジャガイモを煮込んだタンジャーヴール名物)1,000円
- 「テンナットゥエラール」(ココナッツと黒胡椒が効いた海老の煮込み)1,350円
- 「ミーンカイカリマサラ」(魚とオクラと茄子の濃厚煮込み)1,450円
ご飯もの↓
- 「サッティソール(マトン・チキン・フィッシュ)」(米とカレーを層にして蒸しあげる土鍋ご飯に5種類の肉や野菜の副菜を乗せて。マトン・チキン・フィッシュからひとつお選びください)2,800円
- 「サンバルサーダム」(特製薬味をトッピングしたサンバルおじや)900円
かなり惹かれるアラカルト料理の数々ですが、今回は初訪問ということで、お店の名前に使われている「ミールス」をいただくことにしました。
ミールスの説明
ミールスは、ベジとノンベジがあり、パンはチャパティとプーリから、ノンベジはお肉をチキンとマトンから、選べるようになっています。
それでもって、今回注文したのは下記。
- ノンベジミールス(南インドの肉と野菜の定食)
- ベジミールス(南インドの定番定食:ベジタリアン)
- ナンドゥレモンラッサム(レモンの酸味を効かせた蟹のスープ)
パンはチャパティとプーリをそれぞれ。ノンベジのお肉は、チキンにしました。
ミールスに追加して、「ナンドゥレモンラッサム」も頼みました★
『タンジャイミールス』の「ノンベジミールス」と「ベジミールス」
「ビラ91」750円
まずは、お飲み物から。
「ビラ91」です。
「ビラ」は、インドで人気を集めているクラフトビールで、ニューデリーに本社を置く新興企業のB9ビバレッジズが2015年に販売を開始したビール。お猿のロゴマークが特徴です。
「ビラ91」は、アルコール度数4.7%の白ビールで、オレンジピールとコリアンダーが使われていて、爽やかで個性的なお味。
ビールをちびちび飲んでいると、程なくしてお料理が運ばれてきました〜♪
「ノンベジミールス」2,500円
こちらが、「ノンベジミールス」(南インドの肉と野菜の定食)
プレートの上に乗っているのは、サンバル、ラッサム、クートゥ、チキンドライ、チキンカレー、ポンニライス、チャパティ、アッパラム、ピックル、スイーツ、ライス。
「ベジミールス」2,300円
こちらが、「ベジミールス」(南インドの定番定食:ベジタリアン)
プレートの上に乗っているのは、サンバル、ラッサム、カーラコロンブ、クートゥ、ポリヤル、ポンニライス、プーリ、アッパラム、ピックル、スイーツ、ライス。
品数多くて豪華なビジュアル! さっそくいただきましょうか〜♪
チキンドライ、チキンカレー
サンバル、ラッサム、チャパティ
クートゥ、スイーツ(パヤサム)
ポリヤル、アッパラム
カーラコロンブ、タイル
ブラックペッパーとニンニク、タマリンドの酸味が効いたスキッと辛いラッサム。ドラムスティックが入ったサンバルは、お豆の旨みが美味しいスタンダードなお味。
まろやかなココナッツ風味のチキンカレーとスパイシーで濃い目の味付けのチキンドライ。シャープな酸味がたまらない、カーラコロンブ。
ポンニライスと一緒にいただくカレーやおかずは、どれも美味★
「ノンベジミールス」と「ベジミールス」
「ナンドゥレモンラッサム」700円
続いて、サーブされたのが、「ナンドゥレモンラッサム」(レモンの酸味を効かせた蟹のスープ)
レモンの酸味と蟹の旨みがスープに溶けて、さっぱりしているのに奥深いお味。
スイスイ飲めちゃいます♪
混ぜ混ぜしていただきます!
最後はお決まりの、全てのおかずやカレーを混ぜ混ぜして、素材とスパイスの味と香りのブレンドを楽しみました★
サンバルとラッサムとポンニライスがお代わり可能でしたが、サンバルだけお代わりいただきました!
シャンカーさんが南インドコーヒーの攪拌してくれました!
食後は、オーナーシェフのシャンカーさんが、南インドコーヒーの攪拌してくれました!
流れるような手捌き! あっという間に泡立つコーヒー♪
「サウスインディアンフィルターコーヒー」500円
こちらが、シャンカーさんが泡立ててくれた「サウスインディアンフィルターコーヒー」(インド製コーヒーフィルター器で淹れる泡立ちミルクコーヒー)
ミールスのプレートに乗っていたデザート「パヤサム」と一緒にいただきました♪
ほど良い甘さとコーヒーの香り。柔らかいミルクの風味。南インドを思い出す、泡立ったフィルターコーヒーのお味。
デザートのパヤサムも甘くて美味しい♪
カウンターの前に置かれていたディヤ
幡ヶ谷にある南インド料理のお店『タンジャイミールス』
元スリマンガラムのシェフ、シャンカーさんの「ミールス」は、サンバルもラッサムも、カーラコロンブもポリヤルも、ノンベジのチキンのカレーやおかずも、タミルの風を感じさせる期待通りの美味しさ♪ 再訪必至です!
今度訪れた時は、是非とも、アラカルトのカレーやおかず、そして、バラエティに富んだティファンをいただいてみたいです★
◉『タンジャイミールス』の地図・アクセス
- 住所:東京都渋谷区幡ケ谷2-7-10 松本ビル 2F
- アクセス:京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩2分
- 営業時間:11:00~15:00 18:00~22:00
- 定休日:無休



