東京メトロ千代田線綾瀬駅から徒歩10分。北綾瀬方面へと向かう川の手通り沿いに、ウズベキスタン料理のお店『サフィア』は、あります。
お店のオープンは2023年5月。都内でも数少ないウズベキスタン料理店。プロフやラグマンなど、ウズベキスタン定番の料理を食べることができる貴重なお店です。
カフェ・バー・ラウンジ風の都内でも貴重なウズベキスタン料理店
『サフィア』の外観
こちらが、『サフィア』の外観です。
大通り沿いにあり、外観は店名看板にも書かれている通り、カフェバー風。
全面ガラス張りで店内が見えるので、入りやすい雰囲気です。
『サフィア』カフェバー
店頭のメニュー看板
店頭には、メニュー看板がありました。
「バービキュ」「ピザ マルがリータ」「テークアウト オッケーです」など、所々日本語がおかしいのが手作り感があっていい感じ♪
『サフィア』の入り口
扉を開けて、さっそくお店の中へと入っていきましょう〜♪
『サフィア』の店内
こちらが、『サフィア』の店内です。
店内は、カフェ・バー・ラウンジ風。カラフルに色が切り替わる間接照明や、テレビモニターから流される(なぜか)ラテンポップスのPVが海外のバーっぽい雰囲気。
座席はカウンター席とテーブル席合わせて20席程度。ソファー席もあります。
平日遅めのディナータイムでの訪問でしたが、お客さんは自分たちだけでした。
店員さんは、店主さんおひとりのみ。小学生くらいの息子さんもいました。
アトラス柄のウズベキスタンのポット&カップ
ジョージアワインもあり
ウズベキスタンの陶器人形
店内には、アトラス柄のウズベキスタンのポット&カップや陶器人形、ジョージアワインのボトルなどが飾られていました。ジョージアワインはお店でボトル注文することもできます。
店主さんは、ウズベキスタンのサマルカンド出身。当初はシーシャカフェメインのお店としてオープンさせたそうですが、現在はウズベキスタン料理を求めて来店されるお客さんが多いのだそう。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始です!
『サフィア』のメニュー
グランドメニュー
ケバブメニュー
おつまみやデザートなど
ソフトドリンク
こちらが、『サフィア』のメニューです。
メニューの品数は少ないですが、ウズベキスタンの定番料理「プロフ」や「ラグマン」「シシャリク」「チュチュバラ」など、ひと通り揃っています。
実は、この日、ウズベキスタンピラフの「プロフ」をお目当てにお店を訪問したのですが、衝撃の事実発覚!
店主さんによると「プロフ」は金曜日のみの提供であるとのこと(メニューにも書かれていました)!
残念ですが、仕方ないので、別のお料理を頼むことに。
それでもって、注文したのが↓のお料理です。
- シャシリク(Shashlik)(700円)
- ラグマン(Lagman)(950円)
- ウズベキスタンのノン(パン)(350円)
- チュチュバラ(Chuchvara (Barak))(700円)
- ミートパイ(Somsa)(350円)
提供のない「プロフ」以外のウズベク料理はひと通りチョイス。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
ウズベキスタンの定番料理「シャシリク」「ラグマン」「チュチュバラ」を賞味♪
「生ビールキリン一番絞り」(600円)
まずは、お飲み物から。
ウズベクのビールは無いようなので、「生ビールキリン一番絞り」です。
安定の美味しさ♪
「シャンディーガフ」(600円)
ビジュアル同じですが、こちらは「シャンディーガフ」
お飲み物を飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました〜!
「シャシリク(Shashlik)」(700円)
「シャシリク(Shashlik)」です。
メニューの記載によると、
シャシュリックは、ビーフのマリネ肉を串に刺して、オープンフレームでグリルする大人気のウズベク料理です。
とのこと。
安定、定番の肉串料理。ウズベキスタンに行った時も、いつもこれを食べていました。
ウズベクではマトンが多かったですが、こちらではビーフのお肉での提供。
柔らかくてジューシーなひき肉。紫玉ねぎとパセリのアクセントがGood!
間違いのない美味しさ♪
「ラグマン(Lagman)」(950円)
続いて、「ラグマン(Lagman)」
ウズベキスタンのラーメン。牛肉、パプリカ、トマト、タマネギなどの野菜や、クミンやチリパウダーなどのスパイスが使われたシルクロード麺料理になります。
「ラグマン」は、手延べ麺を主体としたスープ料理で、これも中央アジアでよく食べられている人気の料理。ラグマンには、焼うどんのような汁なしのラグマンと、写真のようなスープラグマンがありますが、ウズベキスタンではスープラグマンが多い感じ。
『サフィア』の「ラグマン」は、かなり具沢山! にんじん、いんげん、パプリカ、トマト、タマネギ、かぶ、牛肉などがどっちゃりと入っています。
麺のコシはあまりなく柔らかい感じですが、スパイスの効いたトマトベースのスープと絡めると美味しい♪
「ウズベキスタンのノン(パン)」(350円)
こちらは、「ウズベキスタンのノン(パン)」
オーブンで焼いてあるウズベキスタンのパンです
ウズベキスタンの主食は「ノン(ナン)」。ウズベキスタンでは、どんな料理を頼んでも、カゴに入ったノンがテーブルにドサッと置かれます。
ノンは、各地方ごとにバリエーションが様々。『サフィア』のノンはサマルカンド風の丸くて大きなタイプ。上には胡麻が載せられています。
素朴なお味が美味しい♪ シャシリクと一緒に食べたり、ラグマンのスープに浸して食べるのもGood!
「チュチュバラ(Chuchvara (Barak))」(700円)
「チュチュバラ(Chuchvara (Barak))」
チュチュヴァラ(バラク)は、香辛料で味付けされた挽肉が詰まった伝統的なウズベクのスープ餃子です。
「チュチュバラ(チュチヴァラ)」は、ウズベキスタン定番のスープ餃子。
トマトベースのスープに、スパイス風味のひき肉が入った水餃子で、これまた間違いのない美味しさ♪
ウズベク料理の数々
「ミートパイ(Somsa)」(350円)
最後の一品は、「ミートパイ(Somsa)」
ソムサは、香辛料で味付けされた挽肉、タマネギが詰まった伝統的なウズベクのペイストリーで、通常はきつね色になるまで焼かれて手作りのトマトソースと一緒に召し上がります
インドのサモサと同じ系統の料理ですが、油で揚げるインドのサモサに対して、ウズベキスタンのソムサは、タンドール釜で焼いて作るのだそう。
「ミートパイ」の中身
『サフィア』のソムサ、スタンダードなミートパイって感じのお味。胡麻が香ばしくてGood♪
そして、手作りトマトソースがトマトの酸味が効いていてかなり美味しい♪
「ドライチーズ(Qurut)」
こちらは、サービスでいただいた「ドライチーズ(Qurut)」
本当は、普通に注文しようとしたのですが、残りが4個しか無いということでサービスしてくれました(本当は7個入り)。
「クルト」は、ウズベキスタンをはじめとした中央アジアで食べられている乾燥チーズ。脱水したヨーグルトをボール状に丸め、カチカチになるまで乾燥させて作られる保存食です。現地ではキャンディー的な感じで食べられているのだとか。
ウズベキスタンの市場では、この「クルト」がたくさん売られていて、売り子さんが食べさせてくれます。
口に含むと本当にキャンディーのようにカチカチ!舐め続けていると、フレッシュなミルクの風味とチーズの塩気が感じられ、美味しい♪
「ウズベキスタンのお茶(Uzbekistan hot Green Tea)」(500円)
食後は、「ウズベキスタンのお茶(Uzbekistan hot Green Tea)」をいただきました。
ウズベキスタンの「チャイ」は、緑茶(コク・チャイ)と紅茶(カラ・チャイ)の2種類あり、北部では紅茶が、南部では緑茶がよく飲まれているのだとか。
『サフィア』で提供されたのは、緑茶(コク・チャイ)。「チョイナク」と言うティーポットで、「ピヨレ」というカップに注いでいただきます。
さっぱりとしたウズベキスタンのお茶、食後の良いお口直しとなりました♪
『サフィア』
綾瀬にあるウズベキスタン料理のお店『サフィア』
都内でも数少ないウズベキスタン料理店。プロフやラグマンなど、ウズベキスタン定番の料理を食べることができる貴重なお店です。
串焼き「シャシリク」、スープ麺「ラグマン」、スープ餃子「チュチュバラ」、ウズベキスタンパンの「ノン」などをいただきましたが、いずれも美味。本場ウズベキスタンのお味でした♪
海外のバーラウンジ風の店内の雰囲気や、ウズベク人店主さんの親切な接客もGood。シーシャも吸うことができます。
近いうちに是非とも再訪して、ウズベキスタンのピラフ「プロフ」をいただいてみたいです。
◉『サフィア』の地図・アクセス
- 住所:東京都足立区東綾瀬2-3-5
- アクセス:東京メトロ千代田線「綾瀬駅」から徒歩10分
- 営業時間:18:00~1:00
- 定休日:火曜日
- 予約:『サフィア』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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