その土地のことを知りたいなら、まず市場に行くのがベスト!
市場には、その土地で売られているもの、食べられているもの、その土地の物価、市井の人々の日常風景を知ることができます。
今回の市場は、トルコ、イスタンブールにある「グランドバザール」と「エジプシャンバザール」
イスタンブールにある、世界で一番有名なバザール「グランドバザール(カパル・チャルシュ)」
トルコ、イスタンブールにある「グランドバザール(カパル・チャルシュ)」です。
イスラム世界で一番華やかで、一番有名なバザールですね。「カパル・チャルシュ」とは、屋根付き市場という意味だそうです。
グランドバザールの入り口
内部のアーケード
内部は、明かり窓の付いた美しいアーケードとなっています。
お店は貴金属なら貴金属の界隈、絨毯なら絨毯の界隈と、種類ごとに固まっています。
カフェやジューススタンドもあって、くつろぐこともできます。いかにも中東のバザールという感じです。
貴金属店が並ぶ
このバザールは、市民の買い物のための市場というより、旅行者や地方からやってきた人のための観光名所的な感じになっています。
売られているものも、貴金属類をはじめ、高価なものばかり。
でも、イスタンブール人も結婚とかお祝いごとの時は、贈り物を買うためにここに来るのかな?
ランプ屋さん
色とりどりのランプが並びます。
色とりどりのランプが売られています。
他にもでっかい水煙草の器具とか、コーヒーミルとか、トルコ絨毯とか・・・。
グランドバザールは、ウインドウショッピングが楽しいです♪
ナザール・ボンジュウ
トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」がたくさん並べられています。
災いをもたらす悪意のある視線を跳ね返す目玉、それがナザール・ボンジュウ。
これは、イランにもあるそうで、よく玄関先に飾られたり、小さいものを携帯したりしているそうです。ナザール・ボンジュウは紀元前からあるという話もあります。
目玉おやじみたいですね!
エジプシャンバザール(ムスルチャルシュ)
エジプシャンバザール
ここは、エジプシャンバザール(ムスルチャルシュ)。
昔、エジプトの品を多く扱っていたことからこの名が付いたそうです。ここは庶民の市場です。
エミノニュ地区のイエニ・ジャミイの裏手のごちゃごちゃとした界隈にあって、内部には生鮮食料品やスパイス、お茶など、日常で必要になるものが売られています。
大規模なグランドバザールに比べてこちらの規模は少し小さめ。お土産物も売られていて、グランドバザールよりもリーズナブルです。
グランドバザールは見る市場、ここは買う市場かもしれませんねー。
たくさんのスパイス
エジプシャンバザールは、別名「スパイス・バザール」とも呼ばれているそうです。
そのため、内部はスパイシーな香りで充満しています。
それがまた、たまらない!
私はここでエルマチャイ(リンゴ紅茶)と蜂蜜(蜂の巣そのままのもの)を買いました。
いろいろな種類の魚
釣り人が釣ってきた獲れたて!
お魚もたくさん売られています。
イスタンブールといえば、ガラタ橋に鈴なりになって釣りをする人が有名ですが、彼らが釣った魚はここで売られているのかもしれませんね。