つくばエクスプレス浅草駅から徒歩10分ほど。千束通りの商店街の並びに、タイ料理店『ソンポーン』は、あります。
『ソンポーン』は、美味しいタイ料理店が多い浅草界隈でも、特に評判の良いお店のひとつ。以前はメディアにも登場し、予約が取れないと言われた人気店です。
ちなみに、“ソンポーン”という店名は、店主の苗字から採られているのだとか。
移転前は予約の取れない人気店(広くなった今は当日予約も可)
『ソンポーン』の外観
『ソンポーン』の外観です。
赤・白・青のタイ国旗カラーの看板がタイ料理店って感じ。タイの国旗も掲げられています。
千束通りの屋根付きアーケード街の雰囲気によく馴染んでいます。
店頭に掲げられたタイの絵
このお店、以前は同じ浅草千束通りの近くの、かなり狭いスペースの場所で営業していたそうなのですが、2017年に現在の場所に移転。
当時は、場所は狭いながらも、お店のママさんが作るお料理が抜群に美味しいということでメディアでも紹介され、1ヶ月先の予約も取れないほどの人気店だったとのこと。
移転した現在は席も多くなり、当日で予約することができました。
『ソンポーン』の店内
こちらが、『ソンポーン』の店内です。
店内は居酒屋っぽい雰囲気。真っ青に塗られた壁が印象的です。
そこそこの広さで、座席は、テーブル席12席、小上がり席8席、座敷席20席の合計40席。座敷席は奥まった部屋にあります。
土曜日の18時頃訪問したのですが、お客さんは、日本人の7、8人くらいの年配の女性グループ、タイ人女性の2人組の2組のみ。
お店のスタッフは、厨房で調理をしていたのは男性の方、ホールで接客をしていたのは女性の方でした、
案内された小上がり席に座り、さっそくお料理をいただきましょうか〜♪
『ソンポーン』のメニュー
やさい・サラダメニュー
肉・サラダメニュー
炒め物メニュー
スープメニュー
麺やご飯もの
焼き物メニュー
こちらが、『ソンポーン』のメニューです。
タイ料理店らしくたくさんのメニューがあり、どのお料理も美味しそうで、かなり迷うところ。
いろいろ考えた挙句、結局、いつも頼んでいる定番のお料理をチョイスすることに。
選んだお料理は↓です。
- ヤムウンセン(春雨サラダ) 1,200円
- ラープガイ(イサーン風鶏肉の和え物) 1,200円
- サイコーイサーン(イサーン式ソーセージ) 1,100円
- プーパッポンカリー(蟹カレー) 1,300円
- トムカーガイ(鶏肉のココナッツスープ) 1,300円
- カオニイアオ(モチ米) 500円
注文を済ませ、お料理を待ちます。
発酵の酸味が美味しい「サイコーイサーン」、玉子の甘さと蟹の旨みがたまらない「プーパッポンカリー」
「シンハービール」
「チャーンビール」
まずは、お飲み物から。
もちろん、ビールです♪
「シンハービール」と「チャーンビール」それぞれ注文。
「シンハービール」は、タイ王室に認められた唯一のビールとしても知られ、アルコール度数は5%。爽やかでバランスの取れた味は、スパイシーなタイ料理によく合います。
「チャーンビール」は、象の名前を持つ、タイのシェアナンバーワンビール。アルコール度数は5%。クセがなく軽い飲み口で、こちらもタイ料理との相性抜群!
ビールをぐびぐび飲みながら待っていると、程なくして、最初のお料理が運ばれて来ました〜♪
「ヤムウンセン(春雨サラダ)」1,200円
「ヤムウンセン(春雨サラダ)」です。
「ヤムウンセン」は、茹でた春雨をイカ、エビ、豚の挽肉と、玉ねぎ、セロリ、トマトやキクラゲ、ピーナッツなどで和え、ナンプラーやライム、唐辛子、砂糖などで味付けし、パクチーを載せたサラダ。
『ソンポーン』のヤムウンセンは、桜エビの旨みとピーナッツの食感、春雨のさっぱり感、パクチーの風味がミックスされた美味しいヤムウンセン。
辛さはあまりなく、上品なお味です★
「ラープガイ(イサーン風鶏肉の和え物)」1,200円
続いて、「ラープガイ(イサーン風鶏肉の和え物)」
「ラープ」は、鶏や豚、牛などの挽肉をミントやこぶみかんの葉などのハーブや野菜、煎り米粉と和え、ナンプラーやライム、唐辛子で味付けしたサラダ。イサーンを代表するお料理です。
ラープは、本場でも、日本のタイ料理屋さんでも、かなり辛いことが多いのですが、ヤムウンセンと同じく、こちらも辛さ控えめでした。
辛さはないけど、旨みのある挽肉と爽やかなハーブのマッチングが美味しい★
「サイコーイサーン(イサーン式ソーセージ)」1,100円
こちらは、「サイコーイサーン(イサーン式ソーセージ)」
豚ひき肉ともち米にニンニクや香辛料を加えたものを、こねて詰め、発酵させて作られる、タイ東北部イサーン地方発祥のソーセージです。
同じくイサーン発祥の酸味のある生ソーセージ「ネーム」や、チェンマイのレッドカレー風味のソーセージ「サイウア」に比べると、日本人にも食べやすいソーセージ。
仄かに酸味のある旨味の詰まったソーセージを針生姜とパクチーと合わせていただくと美味♪
この「サイコーイサーン」が、今回一番好みのお味でした★
「プーパッポンカリー(蟹カレー)」1,300円
こちらも定番、「プーパッポンカリー(蟹カレー)」です。
「プーパッポンカリー」は、渡り蟹(もしくはソフトシェルクラブ)に、ピーマンやあさつき、セロリや玉ねぎを加え、カレーやココナッツミルク、ナムプリックパオ、オイスターソース、ナンプラーなどで炒め、卵で閉じたお料理。
旨みの詰まった蟹の身と、少し甘みのある玉子とじカレーソースの相性が抜群!
文句なしに美味しいです★
ただし、個人的には、ソフトシェルクラブを使ってくれた方が、カニの殻ごと食べられるので好みかな。
「スパイ(赤)」
ビールが無くなってしまったので、お飲み物を追加注文。
「スパイ(赤)」です。白が無いとのことだったので、赤にしました。
「スパイ」は、タイ産ワインから作られた、タイの女性に大人気のワインベースカクテル。
少し甘めですが、飲みやすいカクテルです。
「トムカーガイ(鶏肉のココナッツスープ)」1,300円
続いて運ばれてきたのが、こちら。「トムカーガイ(鶏肉のココナッツスープ)」
別で注文した「カオニイアオ(モチ米)」と一緒に運ばれて来ました。
「トムカーガイ」は、ココナッツミルクにタイ生姜のカー、コブミカンの葉、レモングラス、唐辛子、コリアンダーをベースとしたスープに、鶏肉やフクロタケを具材とし、ライムやナンプラーで味付けしたスープ。
トムヤムクンと並ぶ、タイの人気スープです。
パクチーがたくさん!
『ソンポーン』のトムカーガイですが、鶏肉が結構たくさん、パクチーもどっちゃりと入っていて、フクロタケではなくシメジが使われていました。
シメジでもいいし、味付け自体は美味しいのですが、ちょっと味が薄い感じがして、個人的にはもうちょっと濃い方がいいなと感じました。
浅草、千束通りの商店街にあるタイ料理店『ソンポーン』
ネットの情報では、ママさんのお料理が絶品とのことだったのですが、今回、お料理を作っていたのは男性の方(ホールで接客していたのがママさん?)。
もともとこういうお味なのか、男性のシェフではなくママさんが作ると違う味なのかはわからないですが、今回いただいたお料理のお味は、辛味が少なく、かなりあっさりとした印象で、ちょっぴり物足りない感あり。
個人的に、タイ料理には辛味・酸味・甘味のハーモニーを期待してしまうので、やっぱり辛さは欲しいんです。
とは言うものの、『ソンポーン』のお料理、お味自体は十分に美味でした★
◉『ソンポーン』の地図・アクセス
- 住所:東京都台東区浅草5-30-11
- アクセス:つくばエクスプレス浅草駅 徒歩12分
- 営業時間:18:00~26:00
- 定休日:月曜日
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