ミャンマー料理ってどんなの?
ミャンマーの位置は、インドとタイの中間にあります。
※バングラデシュもありますが、東インドとほぼ同じベンガル文化圏です。
つまり!スパイスのインド料理とハーブのタイ料理の両方の要素がある!
だけど、それだけではなく、ミャンマーの料理はちょっと独特。
ひとことで言うと「油っぽい」です。
それでは、ミャンマーの料理の数々をご紹介します★
油いっぱいのミャンマーのカレー「ヒン」(ဟင်း)
ミャンマーの食卓に最もよく登場するおかずがカレーです。
カレーと言っても、これは外国人が便宜的に付けた名前で、実態は別物です。「ヒン」(ဟင်း)と呼ばれます。
「ヒン」は、見た目はインドのカレーに似ていますが、作り方も味も全然違っています。
作り方は、玉ねぎをスパイスと炒めたものに具材を加えて煮込み、水分を蒸発させて具の表面が油で覆われるようにして出来上がり。
具材は、牛や豚、鶏、マトン、エビ、山羊、魚、野菜、豆など。油を多量に使い、スパイスの使用も少なめ。青唐辛子はあまり使わないので、辛くないのも特徴です。
これは、「油戻し煮」という調理法だそうです。
かなり油っぽいので、サラダ的な野菜を一緒に食べます。こってりしたヒンに比べ野菜料理は淡白。
サラダには、トマトや未熟マンゴー、青パパイヤ、レモンの葉、タマリンドの葉、キャベツ、生玉ねぎなど色々な野菜が使われます。
ミャンマーの主食は米。
ヒンや野菜と一緒に、米をたくさん食べます。もちろん、お米は長粒のインディカ米。
お味はと言うと、
かなり油っこく、味が濃いです。
今回は、魚を使ったヒンと牛肉を使ったヒンを食べたのですが、旨味はあったけれど独特な味で、個人的にはちょっと苦手でした。
でも、ヒンには様々な種類があって、味もバリエーション豊かだというので、次回はまた別のヒンに挑戦してみたいです。
ミャンマーの国民的麺料理「モヒンガー」
ニャウンウーの食堂のモヒンガー
ミャンマーに行った時、いちばんよく食べたのが、この「モヒンガー」でした。
麺は米麺。茹でておいた麺にナマズなどの魚ベースのスープをかけて作ります。
お店によって使う素材は様々で、玉ねぎや豆、卵、鶏肉、ネギとかバナナの茎とか、かき揚げのようなものが入っていたり、ピーナッツが入っていたり・・・。
食べるときはライムを絞ってパクチーを入れると、ナマズの臭みが消えて食べやすくなります。
味は、結構旨味が効いていて濃厚で独特な感じ。今まで食べたことない味でした。
そうめん的な麺が食べやすく、慣れると病みつきになるかも!
モヒンガーは、たいてい屋台で売られていて、ミャンマーの人たちはこれを朝食の時に食べるそうです。
ヤンゴンのカフェのモヒンガー
ヤンゴンの食堂のモヒンガー
もうひとつの麺料理「カウスエ」
「カウスエ」は、タイ北部やラオスで食べられている「カオソーイ」と同じ系統の麺料理です。もともとはこのミャンマーのものが起源であるとのこと。
「カウスエ」にもいろいろ種類があって、麺も米麺を使ったり、小麦の麺を使ったり。
写真のは「シャン・カウスエ」。麺は米麺でした。
味もタイやラオスで食べたのと似ていて、あっさりして食べやすい感じ。
具はネギや細切り肉やナッツなどが入っていました。
カウスエには、小麦麺を使ったつけ麺っぽいものや、米麺に辛いペーストを載せたミートソーススパゲティみたいなものなどいろいろあるみたいです。
その中でも有名なのが「オンノウ・カウスエ」というココナッツミルクを使ったカウスエ(小麦麺)。
とても美味しいって噂なのですが、今回は残念ながら食べていません。
ぜひ、食べてみたいです!
バリエーション豊かな喫茶店のスナック
ミルクコーヒーとイチャーコイ
ミャンマーでは、喫茶店によく入りました。
喫茶店でコーヒーやチャイを注文すると、テーブルにいろいろな種類のスナックが勝手に置かれます。
「あれ?注文していないよ!」
と思うかもしれませんが、これは食べた分だけ払うシステム。
いろいろな種類のスナックを食べられてお得な気分です!
上の写真は、「イチャーコイ」という中国風の揚げパン。このままでも美味しいですが、チャイやミルクコーヒーに浸けて食べてもグッドでした。
サモサ
インド料理の、ジャガイモのスパイス炒めの包み揚げ「サモサ」もあります。
安定の美味しさ!
手前には中華まん、奥にはパイ生地っぽいパン
揚げ系のスナック以外にも、中華まんや点心を出すお店もあります。
ミャンマーでは、インドに中華、様々な地域の料理が食べられているのがわかります。
マンダレーエアウェイズの機内食
ヤンゴンからニャウンウーに行くときに乗ったマンダレーエアウェイズの機内食です。
ビーフンに卵焼きの細切りと鶏肉が入っていました。なかなか美味しかったです。
インド料理・中華料理・タイ料理・西洋料理
インド料理
中華料理
中華料理
タイ料理&西洋料理
ホテルブレックファスト
旅行中、インド料理や中華なども食べました。ヤンゴンにはインド系や中国系の人も多く、インド料理屋や中華料理屋も結構あります。
特に、ヤンゴンのホテルの近くにあったインド料理食堂のカレーが美味しくて、何度か通ってしまいました。
ミャンマーのビール、その名もズバリ「ミャンマービール」!
このビール、結構美味しいんです。
東南アジアでビールを飲むと、結構水っぽかったりして、イマイチなことが多いのですが、この「ミャンマービール」は、日本のビールと遜色ないくらいに味がしっかりしています。
それもそのはず、この「ミャンマービール」、国際的なビールコンテストでの受賞歴のある世界で認められたビールなのです!
見てください!あのグリーン地にインレー湖の黄金の筏が描かれた高貴なラベルを!
ミャンマーでの食費
ミャンマーの食事の費用は下記です(2013年)。
●ダウンタウンのインド食堂(ヤンゴン)
カレー・・・2,400K(240円)
●ホテル前の食堂(ニャウンウー)
カウスエ、コーラ・・・800K(80円)
●ミャンマー人ソータンと一緒に行った食堂(ニャウンウー)
チャーハン、マンダレービール、コーラ(二人分)・・・5,700K(570円)
●バガンのアーナンダ寺院の食堂(バガン)
ヒン、サラダ、ご飯、スープ・・・4,000K(400円)
●市内の食堂(ニャウンウー)
モヒンガー、コーヒー・・・600K(60円)
●ナンダレストラン(ニャウンウー)
ミャンマー料理(何を食べたか忘れてしまいました・・・)、ビール・・・15,750K(1,500円)※人形劇鑑賞込み
●ダウンタウンの食堂(ヤンゴン)
モヒンガー、コーヒー・・・1,200K(120円)
●アウンサン市場前のレストラン(ヤンゴン)
トムカーガイ、ライス、フライドポテト、バナナジュース・・・17,000K(1,700円)
ミャンマー料理のおすすめのお店
ミャンマー料理のおすすめのお店をご紹介します(東京近郊のお店)
美味しいミャンマー料理をぜひ、味わってみてください。
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