都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩3分。隅田川に架かる吾妻橋から150mほど直進した場所に、タイ料理店『タイ屋台メシ モンティ13』は、あります。
2006年に浅草地下街にオープンしたこのお店。レトロな風情の浅草地下街にある本場タイそのままの雰囲気と、日本人寄せしていない激辛なタイ料理のお味で人気のお店に。
2018年3月に現在の場所に移転。Googleや食べログの口コミを見ると、お店の雰囲気もお料理のお味も辛さも、浅草地下街の頃から変わっていない様子。
本場タイの雰囲気と辛さを求め、行ってみることにしました♪
電飾がチカチカし、タイ民謡が流れる、まるでタイ屋台な店内
『モンティ13』の外観
こちらが『モンティ13』の外観です。
シンハービールの黄色いパラソルがあったり、タイ国旗が掲げられていたり、仏教の祭壇が置かれていたりと、タイな雰囲気ありあり。
店名看板がタイ語のみなので、お店のことを知らない日本人がふらりと入ることはなさそうな感じです。
入り口に置かれた祭壇
店名看板はタイ語のみ
訪問した時間は、オープン時間の17:30ぴったり。
ちょうど、店員さんがお店を開けるところでした。
さっそく、店内へと入っていきます。一番乗りです!
『モンティ13』の店内
こちらが、『モンティ13』の店内です。
照明が抑えられた少し薄暗い空間に、ピカピカと点滅する店内じゅうに張り巡らされた電飾♪
まるで、バンコクの屋台にいるかのような雰囲気。これはテンション上がります!
電飾がチカチカする『モンティ13』の店内
しかも、BGMとして、いかにもタイっぽいタイ民謡らしき音楽(↑の動画)が流れていて、誇張じゃなく、もしかして、今自分はタイにいるのでは?と錯覚してしまいそうになるほど!
壁に飾られたタイのお菓子?
タイ語のメニュー
壁に貼られた写真や貼り紙もタイの雰囲気満点♪
壁のメニューはタイ語オンリーです(もちろん、メニュー本には日本語表記があります)。
タイ国王の写真も飾られています。
現国王の写真は少なめ。前国王の写真は多め。
タイ国王の写真も飾られています。
国民に人気のあった前国王の写真は多め。人気のない現国王の写真は少なめ。
カウンター前に雑然と置かれたタイの麺
レトロな電話のオブジェ
タイ語の広告チラシが至る所に
お店の入り口〜カウンター席の通路にも、タイのものがたくさん飾られています。
店内はほぼタイ語の世界です★
お客さんが続々と来店します。
店内は、入り口近くに厨房とカウンター席があり、そこを抜けるとテーブル席が並ぶ空間が広がる構成。
座席は、カウンター8席、テーブル34席の合計42席。
食べている間に、続々とお客さんが来店していました。
お客さんは、地元在住の日本人が多めで、タイの方もちらほらいる感じ。おひとり様での訪問やテイクアウトの注文もあり。
地元で人気のお店のようです。
さて、さっそく、メニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『モンティ13』のメニュー
ソムタムなどサラダ系のメニュー
ラープなどサラダ系のメニュー
炒め物系のメニュー
タイソーセージのメニュー
バミーモンティ
スープのメニュー
タイカレー四天王
トムヤムクン、お米など
ドリンクメニュー
こちらが、『モンティ13』のメニュー(の一部)です。
グリーンカレーやトムヤムクン、パッタイやガパオなどの定番もありますが、サラダ系や炒め物系の種類が豊富で、美味しそうなお料理がたくさん!
どれにしようか、かなり迷った挙句、選んだお料理は↓です。
- ポーテー・タレー(1,300円)
- ラープガイ(920円)
- カオ・ニャオ(450円)
- ネーム・パッ・カァイ(950円)
- バミーモンティ(900円)
魚介スープの「ポーテー・タレー」、定番の激辛サラダ「ラープガイ」、タイのソーセージを使った炒め物「ネーム・パッ・カァイ」、スープ麺の「バミーモンティ」。もち米「カオ・ニャオ」も!
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「ポーテー・タレー」「ラープガイ」「ネーム・パッ・カァイ」「バミーモンティ」、いずれも絶品!
「シンハービール」600円
「チャンビール」600円
まずは、お飲み物。
「シンハービール」と「チャーンビール」です。
「シンハービール」は、タイ王室に認められた唯一のビール。アルコール度数は5%。爽やかでバランスの取れた味は、スパイシーなタイ料理によく合います。
「チャーンビール」は、象の名前を持つ、タイのシェアナンバーワンビール。アルコール度数は5%。クセがなく軽い飲み口で、こちらもタイ料理との相性抜群!
ビールをぐびぐび飲みながら待っていると、ほどなくして最初のお料理が運ばれてきました♪
「ポーテー・タレー」1,300円
「ポーテー・タレー」(魚介の酸っぱ辛いスープ)です!
でっかいタイのスープ鍋で登場しました。真ん中に赤い炎が立ち昇っています♪
「ポーテー・タレー」は、メニューの紹介によると、
トムヤムクンスープが有名ですが、そのスープの例の赤いミソとココナッツを抜いたとてもクリアな味でタイ人のみそ汁的一品。
であるとのこと。
う〜ん、見るからに美味しそう♪
さっそく、いただきましょう〜!
炎が燃えています!
「ポーテー・タレー」のお味、間違いなく絶品でした!!
クリアなスープは酸味が効いたスキッとしたお味。レモングラスやカー、バイマックルーなどのハーブの風味が爽やか。
具材は、トマト、青菜、しめじ、マッシュルーム、鶏肉、エビ、貝、イカ、魚のつみれなどがたっぷり入っていて食べ応えあり!
辛さもほどほどなので、どんどんスープを啜れちゃいます。
「ラープガイ」920円
続いて、「ラープガイ」(鶏ひき肉 激辛サラダ)
「ラープ(ลาบ)」は、鶏や豚、牛などの挽肉をミントやこぶみかんの葉などのハーブや野菜、煎り米粉と和え、ナンプラーやライム、唐辛子で味付けしたサラダ。タイ北東部イーサーン地方やラオスを代表するお料理です。
“ガイ”は、鶏肉の意味なので、「ラープガイ(ลาบไก่)」は鶏肉を使ったラープ、豚肉(ムー)を使ったラープは「ラープムー」と呼ばれます。
この「ラープガイ」が本当に激辛でした! そして、激ウマ!!
強烈な赤青唐辛子(プリッキーヌー)の辛さと、ライムの酸味、鶏ひき肉の旨味、紫玉ねぎやキャベツ、煎り米粉の食感、各種ハーブの爽やかな香りがベストマッチ!
あまりの辛さにヒーヒーしつつもお口に運ぶのが止まらない。これぞ、ラープ!って感じの「ラープガイ」でした。
写真を見るだけで、また食べたい★
「ポーテー・タレー」と「ラープガイ」上から見たところ
「カオ・ニャオ」450円
「ポーテー・タレー」と「ラープガイ」のお供は、「カオ・ニャオ」(タイのもち米)
「ガティップカオ」(カオニャオ容器)に入って出てきた『モンティ13』の「カオ・ニャオ」は、お米がほど良く柔らかく、もちもちしていて美味♪
「ポーテー・タレー」や「ラープガイ」と一緒にいただくと、抜群の美味しさ★
「ネーム・パッ・カァイ」950円
お次は、「ネーム・パッ・カァイ」
ヤム ネーム・ホーを玉子と玉ねぎ、ピーマンで炒めた自信ありの一品。飲まないご飯派のあなたもライス二杯はお代わり必至!!!
「ネーム(แหนม)」とは、豚肉の生肉をみじん切りにして、ニンニクや塩、唐辛子と一緒に発酵させて作るソーセージのこと。タイ東北部イサーン地方のお料理です。
「ネーム・パッ・カァイ」は、ネーム(タイソーセージ)パッ(野菜)カァイ(卵)ということでしょうか。
この「ネーム・パッ・カァイ」、初めていただきましたが、驚愕の美味しさでした★
インパクトのある酸味が効いたネームに、卵の甘味、玉ねぎやピーマンの食感、オイスターソースの旨味が合わさった絶妙な味。
「自信あり」という言葉通りの美味しさ♪ これは癖になります★
「バミーモンティ」900円
ラストの一品は、「バミーモンティ」
イエローカレーをベースに卵麺、揚麺、紫玉ねぎ、タイのお新香パカッ ドーン、キャベツの千切りなど絶対ウマイ!!! 手間かかってます。けど900円。
これも美味しかった〜♪
タイ北部とラオス北部で広く食べられている麺料理「カオソイ(ข้าวซอย)」に似ていますが、イエローカレーをベースにしているところがオリジナルなのでしょうか?
カオソーイに似ています。
イエローカレーのスープの濃厚な旨味、カレーの味が絡んだ卵麺と、クリスピーな揚麺の食感のコントラスト。紫玉ねぎやキャベツの食感。タイのお新香パカッ・ドーンの刺激的な酸味。パクチーの香味。レモンを搾り掛けた味変もGood!
旨いです! 特にパカッ・ドーンの酸味がいい味出してました★
サービスの「レモン水」
食後は、サービスでしょうか?
「レモン水」が提供されました。
「バミーモンティ」が結構オイリーだったので、さっぱりとした「レモン水」がお口の中をクリアにし、ラープガイの辛さもクールダウンしてくれる感じ。
良いお口直しとなりました♪
SINGHAのパラソルがライトアップされた夜の『モンティ13』
タイ国旗が棚引いています。
浅草にあるタイ料理店『タイ屋台メシ モンティ13』
電飾が点滅し、タイ民謡が流れる店内は、まるで本場タイの屋台のような雰囲気。
日本人寄せしていない本場そのもののお料理は、激辛かつ激ウマ♪
いただいた「ポーテー・タレー」「ラープガイ」「ネーム・パッ・カァイ」「バミーモンティ」、いずれも、日本人仕様のタイ料理店とはまるで違う、ビビッドでガツンと来るお味でした★
近くにあったら、何度でも通ってしまいたくなるお店です。
◉『タイ屋台メシ モンティ13』の地図・アクセス
- 住所:東京都墨田区吾妻橋1-7-7
- アクセス:都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩3分
- 営業時間:11:45~14:00 17:30~20:30
- 定休日:火曜日
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