東急田園都市線二子玉川駅西口から徒歩3分。玉川高島屋裏手の飲食店街の一角に、モロッコ料理のお店『ル・マグレブ』はあります。
お店のオープンは、2002年7月。モロッコ料理店の中ではかなりの老舗です。
シェフはモロッコ人で、本場仕込みのタジンやクスクスをいただけるとのこと。
モロッコの雰囲気満点のエキゾチックな店内
『ル・マグレブ』の外観
こちらが、『ル・マグレブ』の外観です。
場所は、玉川高島屋裏手で、道路に面してテラス席もあって、パリのカフェのような雰囲気。暖かい季節では気持ちよさそうです。
店頭のメニュー看板
お店の名物は「タジン」
店頭のメニュー看板です。
シーズンメニューも提供しているようで、この日は「チキンミートボールと豆のフワフワタジン」でした。
さてさて、さっそく店内に入っていきましょう〜♪
『ル・マグレブ』の店内
カウンターに並ぶワインボトル
こちらが、『ル・マグレブ』の店内です。
クリーム色をベースにした明るい店内は、アラビア風のアーチやモザイクタイルで装飾されていて、モロッコ感満点!天井から吊り下げられたアラビアンランプやえんじ色の刺繍が施されたクッションカバーもエキゾチックです♪
店内の内装は二重丸◎。モロッコの雰囲気に浸れます★
店内はそこそこの広さで、座席は、ソファ席が16席、半個室席が8席、テーブル席が12席、カウンター席が2席。テラス席も10席あり、合計48席。
土曜日のディナータイム18時頃に事前予約して訪問しましたが、お料理をいただいている間に、座席はほぼ満席になりました。
客層は、若めのカップルとか、地元在住のご夫婦とか、女子のグループとか。
入り口の雑貨販売コーナー
モロッコ製ミニタジン
ミニタジン以外にも色々雑貨が
ブルグルやミックススパイス
店内の入り口には、雑貨や食材の販売コーナーもあり、モロッコ製の「ミニタジン鍋」や、モロッコの革製スリッパ「バブーシュ」。タジン用のミックススパイス、クスクス用のブルグル小麦などが売られていました。
「ミニタジン鍋」は、モロッコ定番のお土産です↓
座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『ル・マグレブ』のメニュー
こちらが、『ル・マグレブ』のメニューです。
事前にお店のホームページなどを見て、注文するお料理のあたりをつけていました。
今回、注文したお料理はこちら↓
- ハリラスープ (野菜、豆、パスタ入りトマトベーススープ) 700円
- ホンモス (ヒヨコ豆のディップ、パン付き) 500円
- マグレブサラダ 850円
- チキンタジン (レモン&サフランベース) 2,100円
- 魚介のクスクス 2,200円
- ブレワット(モロッコ春巻き) 1個300円
- ピタパン 400円
本当は、カバブも食べたかったのですが、量が多くなり過ぎてしまうので、今回はタジンとクスクスメインで注文。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「チキン&レモンのタジン」「魚介のクスクス」に舌鼓♪
まずは、お飲み物から。
「グラスワイン(赤)」、モロッコワインの「ゲロワンヌ・ルージュ」です。
濃いめでドライかつスパイシーな味わい。モロッコ料理と合いそうです♪
ワインを飲みながら待っていると、程なくしてお料理が運ばれてきました!
「ハリラスープ (野菜、豆、パスタ入りトマトベーススープ)」です。
「ハリラスープ」は、モロッコでは日本の味噌汁並みに飲まれているモロッコを代表するスープ。お店や家庭ごとにレシピは異なりますが、トマトをベースに、ひよこ豆やレンズ豆、たまねぎやにんにく、しょうが、唐辛子、ブラックペッパーやコリアンダーなどのスパイスで味付けしていて、牛肉やラム肉などを入れたりすることもあるそう。
『ル・マグレブ』のハリラスープは、ショートパスタが入っていました。
ひよこ豆とにんにくの旨味がなかなかの美味しさ♪
続いて、「ホンモス (ヒヨコ豆のディップ、パン付き)」
「ホンモス(フムス)」は、地中海一帯を中心に広く食べられているひよこ豆のディップ。最近では日本や欧米でも人気が高まっています。
茹でたひよこ豆に、ニンニク、練りゴマ、レモン汁を加え、ペースト状にし、仕上げの飾りとして、オリーブオイルやパセリ、カイエンペッパー、クミンなどを載せて作ります。ホブスやピタパンなどのパンと一緒に食べるのが定番の食べ方です。
『ル・マグレブ』のホンモスは、粘り気とにんにく感が強めな感じ。お味はまずまず美味しいですが、もうちょっと滑らかな感じの方が好みかな。ピタパンもほかほか感がもう少し欲しいです。
「マグレブサラダ」です。
トマト、キュウリ、レタス、パセリなどを自家製のドレッシングで和えたサラダ。
シンプルかつフレッシュ!スタンダードなお味です。
ワインをちびちび飲みながら、ホンモスとマグレブサラダ、ハリラスープをいただいていると、メインのお料理が運ばれてきました〜♪
タジン登場!
お馴染みの形をした「タジン鍋」で運ばれてきました〜♪
「タジン」は、マグリブ地域(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)で食べられる、タジン鍋(円錐形の陶器製の土鍋)を使って作られた料理のこと。
作り方は、香辛料で香りを付けた野菜をお肉と一緒に低温でじっくりと蒸し煮して作ります。使われるスパイスはシナモン、サフラン、生姜、ターメリック、クミン、パプリカ、コリアンダーなど。ミントやディル、オレガノやタイム、パセリなどのハーブも多用するそう。
今回注文したのは、「チキンタジン (レモン&サフランベース)」
タジンの種類はバラエティに富んでいますが、このチキンとシトロンコンフィ(塩レモン)のタジンは、モロッコでも定番中の定番のタジンである様子。
『ル・マグレブ』のチキンとレモンのタジン、美味しかったです★
ゴロっと入ったチキンは柔らかくスパイスがしっかり効いていて、大きめのジャガイモとの相性も抜群!レモンの酸味がGoodです♪
続いて、もうひとつのメイン「魚介のクスクス」登場!
「クスクス」は、デュラム小麦の粗挽粉から作る粒のことを言い、また、これを使った料理のことも指します。
『ル・マグレブ』の魚介のクスクスは、トマトベースのソースが掛かったエビやイカ、ムール貝などの魚介がクスクスの上にどっちゃりと載っていて、かなりリッチな感じ。
魚介の旨味とトマトの酸味、ぽろぽろとしたクスクスの食感が旨いです★
こちらは、追加で注文した「ブレワット(モロッコ春巻き)」
東地中海で食べられている「サンブーサ」とそっくりなスナックです。
パリパリとした皮の中にひき肉が詰まっていて、辛味調味料ハリッサを付けて食べると美味♪
ピタパンも無くなっていたので、追加で注文し、タジンやクスクスと一緒にいただきました。
食後のデザート&お茶は、「ミントティー」と「バグレール」
モロッコ定番のお茶「ミントティー」。すっきりとしたお味がお肉やお魚料理の後のお口直しにぴったり!
「バグレール」は、クレープの上にアイスクリームとドライフルーツが載ったデザート。アラブスイーツというよりは、ヨーロッパっぽい感じのスイーツ。
食感がバリエーション豊かで美味しかったです♪
二子玉川にある老舗のモロッコ料理店『ル・マグレブ』
ハリラスープやホンモス、タジン、クスクスなど、モロッコ人シェフの作るモロッコの定番料理をいただくことができるお店。
都内にはまだまだ数が少ないモロッコ料理店。20年以上続いているこのお店は貴重な存在です。まるで本場モロッコにいるかのようなお店の雰囲気も魅力★
◉『ル・マグレブ』の地図・アクセス
- 住所:東京都世田谷区玉川3-10-11 1F
- アクセス:東急田園都市線二子玉川駅西口から 徒歩3分
- 営業時間:火~金 11:30~14:30 17:30~23:00 土 11:30~23:00 日 11:30~22:30
- 定休日:毎週月曜日,と三連休の翌日
- 予約:『ル・マグレブ』のネット予約はこちら(食べログ)
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