南インド、ケララ州最大の都市コーチンの歴史地区「フォート・コーチン」
この「フォート・コーチン」にあるホテルの中でも、最も格調の高い高級ホテルが『ブラントン・ボートヤード(Brunton Boatyard)』です。
今回は、別のもっとリーズナブルなホテル、『No. 18 Hotel』に宿泊しましたが、朝食をいただきに、訪問してみることにしました。
高級ホテル『ブラントン・ボートヤード』で、海を眺めながらいただく南インド風ブレックファースト
『ブラントン・ボートヤード』の入り口
『ブラントン・ボートヤード』の入り口です。
場所は、「フォート・コーチン・バススタンド」から「ベラー・ロード(Bellar Road)」を東へ進み、「ヴァイピーン島(Vypeen Island)」へのジェッティーの船着場を過ぎて少し歩いたところ。
クリーム色の壁をした、いかにも高級そうな門構えのホテルが『ブラントン・ボートヤード』
このホテル、オンシーズンだと一泊最低3万円〜。
インドの物価から考えるとかなり高額なホテルです。
ボートのオールが飾られた格調高いロビー
ロビーの入り口は、ホテルの名前の通り、ボートのオールが飾られた格調の高い雰囲気。
『No. 18 Hotel』とは、やっぱり違いますね。『No. 18 Hotel』もアットホームな感じがしていいホテルですけど。
『ブラントン・ボートヤード』のレストラン「ARMOURY」店内
こちらが、『ブラントン・ボートヤード』のレストラン「ARMOURY」の店内です。
店内にはお客さんが誰もいませんでしたが、窓の向こうを見るとテラス席があり、数組のお客さんの姿が!
さっそく、テラス席に案内してもらいました★
テラスの食堂でブレックファースト
こちらが、レストラン「ARMOURY」のテラス席。
簡素な感じのテーブル&椅子が10卓ほど。お客さんは、ほぼ『ブラントン・ボートヤード』の宿泊客のようです。
緑の芝生と白亜の建物のコントラストが美しい
『ブラントン・ボートヤード』の客室が見えます。
緑の芝生と白亜の建物のコントラストが美しいです★
船着場のすぐ横というロケーション
テラス席からは、コーチンの海が見えます!
ホテルのすぐ横は船着場。
潮の香りが漂ってきます♪
渡し船が往来しているのが見えます。
船着場からは、「ヴァイピーン島(Vypeen Island)」行きジェッティー(渡し船)が往来しているのが見えます。
「ヴァイピーン島」行きジェッティーは、車も一緒に載せる船になっていて、甲板には乗用車やリキシャなどが載せられていました。
コーチンは、海上貿易の要衝の町。海には大きな貨物船やタンカーなどが行き来しているのが見えます。
行き交う船を眺めながらのお食事、なかなかのロケーションです♪
レストランの名前は「ARMOURY」
「ARMOURY」BREAKFASTのメニュー
レストラン「ARMOURY」のブレックファーストタイムは、7:30〜10:30まで。
メニューは、ベーシックなコンチネンタル・ブレックファーストがメインですが、イドゥリやサンバル、ワダ、ドーサなど南インドの「ティファン(軽食)」もチョイス可能です。
今回は、「Express Breakfast」でイドゥリ&サンバルを選択、ドーサも別で頼むことにしました(料金は、ひとり850ルピー:1,530円)。
フレッシュ・フルーツジュースとコーヒー
フルーツ盛り合わせ
ブレックファースト・ロール
注文をすると、まず、コーヒーにフレッシュ・フルーツジュース、カットフルーツの盛り合わせ、ブレックファースト・ロールがテーブルに並べられます。
カットフルーツとジュースが新鮮で美味しい★
イドゥリ&サンバル(ワダ付き)、マサラ・ドーサ。高級ホテルのティファンを堪能する♪
イドゥリ&サンバル(ワダ付き)
そして、「イドゥリ&サンバル」が登場!
イドゥリが2つ、カップに入ったサンバル、チャツネが2種、そして、ワダも付いていました。
「イドゥリ(Idli)」とは、発酵させた米粉(イドゥリソジ)、ウラドダール(ケツルアズキのひき割り)をベースに生地を作り、専用の容器に入れて蒸して作る蒸しパン。ドーサと並ぶ、南インド定番の朝食メニューのひとつ。少し酸味のあるお味が特徴です。
「ワダ(Vada)」は、ウラドダールをペースト状にした生地を発酵させたものをドーナツ状にし、油で揚げたもの。こちらも南インド朝食の定番。日本のがんもどきに似た感じの食感です。
どちらも、豆をベースにしたスープ「サンバル」や、ココナッツやトマト、ピーナッツなどのペースト「チャトニ」に付けて食べます。
ドーサ
こちらは、「ドーサ(Dosa)」
ウラドダールをペースト状にして発酵させた生地を鉄板の上で薄く引き伸ばして焼いたクレープのような料理で、こちらも南インド定番のティファンのひとつです。
ドーサの中にジャガイモの香辛料炒めが入ったものは、「マサラ・ドーサ」と呼ばれます。
「イドゥリ」や「ワダ」と同じく、「ドーサ」もサンバルやチャトニに付けていただきます。
イドゥリとワダ
ココナッツとトマトのチャツネ
サンバル(お豆のスープ)
ドーサの中身
『ブラントン・ボートヤード』のティファンは、本場らしくバナナの葉っぱの上に載って出てきました★
高級ホテルのレストランらしく、サンバルもチャトニもドーサの中のポテトマサラも、上品で丁寧なお味。
特にお豆の味が濃厚なサンバルがとっても美味しかったです♪
この『ブラントン・ボートヤード』、今回は朝食でティファンをいただいただけでしたが、ランチやディナーでは、新鮮なシーフードを使った「シーフード・ミールス」やケララ州の料理をベースにフレンチのテイストを取り入れたレベルの高いお料理を提供しているのだとか。
次回、コーチンに行く機会があれば、ぜひ、賞味してみたいです。
『ブラントン・ボートヤード』のロビー
コーチンの歴史地区「フォート・コーチン」にある高級ホテル『ブラントン・ボートヤード』のレストラン「ARMOURY」
国際貿易港コーチンらしい船舶の行き交う様子を眺めながら、コンチネンタル・ブレックファーストと共に、ドーサやイドゥリ、ワダなど南インドのティファンをいただけるお店。
お値段はちょっとお高めですが、雰囲気&お味が抜群のレストランです。
◉『ブラントン・ボートヤード(Brunton Boatyard)』の地図・アクセス
- 住所:Brunton Boatyard, Calvetty Road, Near Aspine Wall, Fort Kochi, Kochi, Kerala 682001
- 電話:+91 484 221 5461
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