JR山手線大塚駅南口から徒歩2分。駅南東の飲食店が並ぶ通り沿いに、中国・貴州料理を提供するお店『東京黔大叔烙鍋酒場』があります。
お店のオープンは2023年11月。
東京ではまだ数店舗しかない中国・貴州料理店。特にこのお店では、日本ではまだ珍しい貴州式鉄鍋焼き「烙鍋(ルゥオグゥオ)」をいただけるということで、行ってみることにしました。
『東京黔大叔烙鍋酒場』の外観と店内の雰囲気

『東京黔大叔烙鍋酒場』 の外観
こちらが『東京黔大叔烙鍋酒場』 の外観です。
日本語での読み方は「トーキョーチェンダスウ ロゴサカバ」。チェンダスウ(黔大叔)とは、“貴州のおじさん”の意味です。

本格貴州家庭料理
店頭には、本格貴州家庭料理の貼り紙が掲げられていました。
ちなみに、貼り紙は他にもあり、麻婆豆腐や焼き餃子、青椒肉絲やニラレバ炒めなどの定食セットがあるなど、日本人のお客さんもターゲットにしている様子。
扉を開けて、さっそく店内へ。

『東京黔大叔烙鍋酒場』の店内
こちらが『東京黔大叔烙鍋酒場』の店内です。
店内空間はゆったりしており席間も広め。座席はテーブル席のみで44席。
訪問したのは平日のディナータイム。お客さんは若者グループや女子2人組、親子など。全員中国の方でした。
ホールスタッフは男性と女性の2人いて、男性の方がたぶん、店主の李さん。黔大叔(貴州のおじさん)です。

貴州の少数民族「ミャオ族」の女性の絵
ちなみに、貴州料理とは、中国西南部の貴州省で食べられている料理のこと。
貴州は険しい山々に囲まれた山岳地帯であるため、貴州人は限られた食材でいかに美味しいものを作れるかを追求しました。
貴州料理の特徴は、発酵の旨味・酸味、幅広い唐辛子の料理法と辛さ、ハーブのアクセント。日本の納豆によく似た「豆豉」やドクダミの葉を料理に使うことでも知られています。
さて、案内された予約席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『東京黔大叔烙鍋酒場』のメニュー








こちらが『東京黔大叔烙鍋酒場』のメニュー(の一部)です。
メニューはかなりバラエティに富んでいて、店名にもなっている貴州名物の鉄鍋焼き「烙鍋」のほか、豆豉火鍋や酸湯魚などの火鍋。辣子鶏や炒風干肉をはじめとした貴州料理のアラカルト。麻婆豆腐やニラレバ炒めなど貴州以外の中華料理もあって選り取り見取り。
それでもって今回は、もちろん、貴州式鉄鍋焼き「烙鍋(ルゥオグゥオ)」をチョイス。具材は、下記を選びました。
- ビーフ(880円)
- 豚バラ肉(780円)
- マッシュルームエビ団子(880円)
- ジャガイモ餅(680円)
- キャベツ(290円)
- エリンギ(390円)
- ニラとモヤシ(450円)
それと、烙鍋とは別で、「白身魚野菜の発酵トマトスープ煮込み」(ハーフサイズ)(1,180円)も注文。
オーダーを済ませ、お料理が運ばれて来るのを待ちます。
貴州鉄板焼き「烙鍋(ルゥオグゥオ)」

「生ビール 中ジョッキ」(390円)
まずは、お飲み物から。
生ビールの中ジョッキ♪
ぐびぐび飲みながら待っていると、テーブルの上に鉄板焼きの鍋がセッティングされました。

鉄鍋焼きの鍋
80C(ハオチー)の記事によると、この鍋はパエリヤ用の鍋で、オープン当初、烙鍋用の鍋を使ったところ、慣れないお客さんが具材を焦がしてしまうことが多かったのでこのパエリヤ用の鍋に切り替えたのだそう。

タレBar(300円)

右の2つが店主さんのおすすめ
そして、烙鍋のタレも準備。
タレは、カウンターにある「タレBar」(300円)から、好みのタレをピックアップします。
タレは、小米椒(唐辛子)、油辣椒(辣油)、麻醤(胡麻ペースト)、腐乳(中国風漬け豆腐)、甜醤(海鮮ソース)、糊辣椒面(ロースト唐辛子パウダー)、韭菜花、沙茶醤など、色々あって迷いますが、店主さんが烙鍋専用の2種のタレ「烙鍋辣椒面」と「烙鍋蘸水」をおすすめしてくれました。

おすすめされた2種のタレをピックアップ
こちらが、おすすめされた2種のタレ。
左が、中国醤油をベースに唐辛子や各種スパイスが入った液体タイプのタレ「烙鍋蘸水」。右が、唐辛子を主体に複数の香辛料を配合したと思われる粉末タイプのタレ「烙鍋辣椒面」
準備万端です。

具材到着。牛肉とキャベツ
具材も到着。牛肉とキャベツです。

鉄鍋の上に載せていきます。
具材を鉄鍋の上に載せていきます。
エリンギも到着しました!

ニラやモヤシ、エリンギなども
ニラやモヤシもやって来たので、どんどん鉄鍋の上に載せていきます。

豚バラ肉も投入

「洋芋粑(ジャガイモ餅)」も投入
豚バラ肉や「洋芋粑(ジャガイモ餅)」も投入!

そろそろ食べ頃です。
具材が焼けてきました。
そろそろ食べ頃です。
さっそく、いただきましょう〜♪

タレを付けていただきます。
牛肉、豚バラ肉、キャベツ、エリンギ、ニラ、モヤシ。具材をシンプルに鉄鍋で焼いただけなので間違い無く美味しいのですが、店主さんの言う通り、特製の2種のタレを付けて食べると激ウマ!
濃い口の深みのある液体タレ「烙鍋蘸水」も、スパイシーで香ばしい粉末タレ「烙鍋辣椒面」も、どの具材ともベストマッチ!
そして、特に美味だったのが「洋芋粑(ジャガイモ餅)」
「洋芋粑(ヤンユーバー)」は、ジャガイモをつぶして成形し、鉄鍋で焼いた貴州の軽食。以前、御徒町の『王さん私家菜』というお店で食べて以来のお気に入りです。
この「洋芋粑」だけは、粉末タイプのタレ「烙鍋辣椒面」を塗して食べた方がGoodです。

「口蘑虾滑(マッシュルームエビ団子)」
そして、具材の最後の一品「口蘑虾滑(マッシュルームエビ団子)」も到着。
これは、焼き上がるのに結構時間が掛かりました。
「口蘑虾滑(コウモーシャーホア)」は、マッシュルームの傘の内側にエビのすり身を詰めた料理。
貴州の伝統食材ではなく、お店のオリジナルか、現代の烙鍋店や火鍋店で提供される創作的な具材だと思われます。
キノコの旨味とプリプリのエビの弾力。2種のタレに付けて食べると、これまたメチャ旨!

「紹興酒3年」(390円)
ビールが無くなったので、お酒を追加注文。
「紹興酒3年」(390円)です。
紹興酒は中国の料理なら何でも合う♪
ちびちび飲みながら、マッシュルームエビ団子をつまんでいると、本日の締めの料理が登場!
贵州酸汤鱼片(白身魚野菜の発酵トマトスープ煮込み)

「贵州酸汤鱼片(白身魚野菜の発酵トマトスープ煮込み)」
「贵州酸汤鱼片(白身魚野菜の発酵トマトスープ煮込み)」です。
ブリの柔らかな薄切り白身魚と野菜の、貴州省天然発酵トマトスープ煮込み。スッキリとした味わいの希少な山蒼子油の香りとピリ辛風味、薬膳の力で心身のストレスを一気に回復します。
「貴州酸湯魚片」は、白身魚を発酵トマトのスープで煮込んだ料理。
発酵による酸味と唐辛子の辛味、魚の旨味が組み合わさった、貴州料理の特徴である「酸辣(酸っぱく辛い)」を体現する一品です。

酸っぱく辛い、貴州らしいスープ
これがまた、圧倒的な美味しさ!
発酵トマトの深みのある酸味&旨味。山蒼子油のレモンのような香りと山椒のような仄かなピリ辛さと苦味。スープの味が沁み込んだ薄切りブリのプリプリした食感もGood!
スープを掬うレンゲの動きが止まりません!

器に取り分けたところ

白米が進みます。
「貴州酸湯魚片」は白米と一緒にいただきました。
シンプルな白米がスープの酸味と辛味、旨味とベストマッチ!
大満足です♪

棚に並んだ酒

「ミャオ族」の絵
大塚にある中国・貴州料理専門店『東京黔大叔烙鍋酒場』
日本ではまだ珍しい貴州式鉄鍋焼き「烙鍋(ルゥオグゥオ)」をいただけるお店です。
いただいた「烙鍋」は、肉や野菜などの具材に特製の2種のタレを付けて食べると抜群の美味しさ!
貴州料理の特徴「酸辣」を体現する白身魚の発酵トマトスープ煮込み「貴州酸湯魚片」も激ウマ!
貴州料理の美味しさを堪能できるお店です。
『東京黔大叔烙鍋酒場』は、ネット予約出来ます!
『東京黔大叔烙鍋酒場』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『東京黔大叔烙鍋酒場』の地図・アクセス・営業時間
中国料理(ガチ中華)・韓国・東アジア料理店









