東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩2分。松陰神社へと続くメインストリート沿いの角にあるカフェバー「BY&BY coffee and bar」にて不定期で間借り営業しているのが、今回訪れたお店『Aruka’s Delhi Food Center』
SNSの投稿で、デリーの食堂の味を再現しているという情報を知り、行ってみることにしました。
『Aruka’s Delhi Food Center』というお店

こちらが、間借りしている「BY&BY coffee and bar」の外観です。
通常は昼がカフェ、夜がバーという営業形態で、昼は季節のフルーツを使ったパフェ。夜は種類豊富なウイスキーを楽しめるお店とのこと。
Instagram の投稿を見ると、『Aruka’s Delhi Food Center』が間借り営業を始めたのは2026年7月からで、ここ「BY&BY coffee and bar」以外にも、若林にある「もつ焼き炉来」というお店で間借り営業をしている様子。
営業日は不定期ですが、金曜や日曜のディナー営業がメインのようです。
店主さんは日本人の若い男性。料理は独学とのこと。話によると、年に1回はデリーに行き、オールドデリーやニザーム・ウッディンなどのムスリム地区界隈やデリー近郊の町の食堂を食べ歩き、時にはお店の方に頼み込んで厨房の仕込みを見せてもらうなど、現地でフィールドワークを重ねながら料理を学んでいるのだそう。
話を聞いているだけで刺激的。わくわくしてきます。
都内にはマンガロール料理やベンガル料理の専門店はありますが、デリーの料理に特化したお店に出会ったのは初めて。
どんな料理が出てくるのか、楽しみです♪
『Aruka’s Delhi Food Center』のメニュー
さて、『Aruka’s Delhi Food Center』のメニューですが、料理は日替わりで、Instagram で事前に告知されます。
過去の投稿を見ると、これまで提供された料理は下記。
- aloo kofta
- gobi keema
- plain dal
- mix veg
- palak gosht
- achari chicken
- kaleji masala
- chicken kalimirch
- aloo anda
デリーの大衆食堂のメニューに載っていそうな料理がズラリ!
通常、日替わりで常時2,3種ほどのメイン料理とライス、チャパティが提供されているようです。
それでもって、今回のメニューは↓
- chicken qorma(チキンコルマ)
- chana paneer(チャナパニール)
もちろん両方注文し、主食もライスとチャパティの両方を頼むことにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

まずは、お飲み物。
間借りしている「BY&BY coffee and bar」のメニューから「カールスバーグ生ビール」を選びました。
デンマーク産のお馴染みのラガービール「カールスバーグ」ですが、生は格別に美味しい♪ 麦芽100%のクリーンな苦味とマイルドな喉越しがNice!
ちびちび飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理がサーブされました。
chicken qorma(チキンコルマ)

「chicken qorma(チキンコルマ)」。この日、一番楽しみにしていた料理です。
「コルマ(Qorma)」は、鶏肉や羊肉をヨーグルトや香辛料とともにじっくり煮る料理。歴史的にはムガル料理と深く結びつき、18~19世紀にはデリーの祝宴料理として定着していったとされています。
デリーの伝統的なコルマは、肉、玉ねぎ、ダヒ(ヨーグルト)、大量の油で作られ、それらを加熱すると水分が飛び、油脂がグレービーから離れて表面へ上がってきて、写真のように皿の縁に鮮やかなオレンジ色の油のリングが出来たような状態になるとのこと。

『Aruka’s Delhi Food Center』のチキンコルマがどのように作られているのかは分かりませんが、店主さんの話によると、オールドデリーのムグライ料理店「Al Jawahar」の、それも午前中に作られた、グレイビーが茶褐色をしたレアなチキンコルマを参考にして作ったとのこと。
いただいた「チキンコルマ」はとんでもない美味さ!
グレイビーはサラサラでもクリーミーでもなく、玉ねぎ由来と思われる粒子感があります。
味付けは深みがあってビター。スパイスも色々使われているようですが、クローブの風味は確認できました。チキンも柔らかく煮込まれていて味・食感ともに抜群。
日本のインド・パキスタン料理店で食べたどのチキンコルマとも違うお味。これぞ、本場のコルマ。まさに絶品です♪
デリーに行ったらこのようなチキンコルマが食べられるのでしょうか?
本場のチキンコルマもぜひ食べてみたい!
chana paneer(チャナパニール)

続いて、「chana paneer(チャナパニール)」
「チャナパニール」は、茹でた白ひよこ豆を、玉ねぎ、トマト、生姜、スパイスを炒めたマサラで煮込み、そこへ角切りのパニール(チーズ)を加えた北インド・パンジャーブ料理の定番。
現在のデリーの食文化にはパンジャーブ系の菜食料理も非常に大きな位置を占めており、この「チャナパニール」も紛れも無いデリーの味のひとつです。
いただいた『Aruka’s Delhi Food Center』のチャナパニール。何が使われているのかは分かりませんでしたが、日本で食べるスタンダードなパンジャーブ風のチャナカレーとは、ひと味違う独特な風味があって、これまた美味♪
ほくほしたひよこ豆の茹で具合も、大きめにカットされたパニールの食感もGood!
マイルドで素朴なそのお味は、濃厚でスパイシーなチキンコルマと鮮やかなコントラストを成していました。

「チキンコルマ」と「チャナパニール」を掛けていただいた主食は「バスマティライス」
パラパラのライスはどちらとも合いますが、特にチキンコルマとの相性が抜群!

こちらは、もうひとつの主食。焼き立ての「チャパティ」です。
いい感じの焼き色。全粒粉の素朴な風味が美味しい♪

チャパティは「チャナパニール」とベストマッチでした!
チャパティを千切り、チャナ豆とパニールを掬って口に放り込む。
う〜ん、至福の味わい。

『Aruka’s Delhi Food Center』の「チキンコルマ」と「チャナパニール」
まさに絶品。期待以上の美味しさでした♪
食後感が重く無いのもまた良いです。

東急世田谷線界隈で不定期で間借り営業をしているお店『Aruka’s Delhi Food Center』
若い店主さんは現地の食堂で食べて味を記憶し、厨房で仕込みを見学し、独学でデリーの味を再現しているとのこと。
いただいた「チキンコルマ」と「チャナパニール」は、まさに絶品の域!
グレイビーが茶褐色をしたレアな「チキンコルマ」も、ひと味違う独特な風味がある「チャナパニール」も、ほかのお店では決して味わえない美味しさ。
違う料理を食べに、ぜひ再訪したいです。
『Aruka’s Delhi Food Center』の地図・アクセス・営業時間
- 住所:東京都世田谷区若林4丁目26-9(BY & BY coffee and bar)
- アクセス:世田谷線松陰神社前駅から徒歩2分
- 営業時間:「BY & BY coffee and bar」または「もつ焼き炉来」にて不定期営業
- お店Instagram:aruka_ji
北インド料理・西インド料理店











