小田急線「世田谷代田」駅より徒歩6分。梅丘通り沿いの一角にメキシコ料理のお店『ペルトゥレイバーロ』があります。
お店のオープン日は2019年11月。オーナーシェフは日本の方。
TEXMEXではない、本場メキシコの味を提供するメキシコ料理店です。
『ペルトゥレイバーロ』の外観と店内の雰囲気

『ペルトゥレイバーロ』の外観
こちらが、『ペルトゥレイバーロ』の外観です。
青と緑と燕脂の3色に彩られたカラフルな外観。メキシコらしいカラーリングです。
看板に書かれている「COCHINA」とはスペイン語でキッチンのこと。
扉を開け、さっそく店内へ。

『ペルトゥレイバーロ』の店内
こちらが、『ペルトゥレイバーロ』の店内です。
店内は小ぢんまりとした感じ。座席はカウンター7席、テーブル5席の合計12席。
今回は事前にHPからネット予約していきました。
ディナータイムの18時の訪問で、お客さんは、食べている間に自分たち以外に2組来店。
それでも満席になってしまったので、事前に予約して訪問した方が良いと思われます。
店主さんは、フレンチ出身の方で、メキシコ料理は現地や都内のレストランを食べ歩き、独学で学んだとのこと。
フレンドリーな感じで、いろいろお話してくれました。

メキシコを感じさせる店内の風情

フリーダ・カーロの絵

棚に並んだメキシコ雑貨の数々

カウンターのアズレージョ
お店の内装は、メキシコ料理店らしく、フリーダ・カーロの絵が飾られていたり、カウンターにアズレージョのタイルが使われていたり、棚にはカラフルなメキシコ雑貨が並べられていたり。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始です!
『ペルトゥレイバーロ』のメニュー






こちらが、『ペルトゥレイバーロ』のメニューです。
ワカモレやセビッチェ。3種類のタコス。エンチラーダやケサディーヤなど、メキシコ料理の定番が揃っていますが、何と言っても嬉しいのが、メキシコを代表する伝統料理「モレ」がメニューにあるということ。
それでもって、選んだお料理は↓です。
- 「ワカモレ(トトッポ付き)」(1,050円)
- 「ビーフバルバコアのタコス」(700円)
- 「ポークカルニータスのタコス」(600円)
- 「エビのアヒージョ」(1,600円)
- 「自家製チョリソ(2本)」(1,500円)
- 「鶏むね肉のモレ」(1,800円)
- 「カタラーナ」(550円)
お目当ての「鶏むね肉のモレ」のほか、前菜のワカモレに、タコスを2種類。魚介料理として「エビのアヒージョ」。クチコミで美味しいとの声が多かった「自家製チョリソ」も頼むことにしました。

カウンター上の黒板メニュー

黒板メニューのデザート
こちらは、カウンターの上にあった黒板メニュー。
注文後に気づきました。気になるのは「ズワイガニのエンチラーダ」。今回は頼みませんでしたが、次回訪れた時は食べてみたいです。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「モデロ エスペシャル」と「ソル」

「モデロ エスペシャル」(800円)
まずは、お飲み物から。
ドリンクはビールを選びました。
こちらは、「モデロ エスペシャル」
コロナビールを醸造しているモデロ社のピルスナータイプのビール。オレンジとほのかなハーブの香りが特徴のビールで、フルーティーで爽やかな味わい。
手前に置かれているのは、お通しのトルティーヤチップスとサルサです。

「ソル」(800円)
こちらは、「ソル」
1899年から醸造されているメキシコのプレミアムビールブランド。苦味が少なくクリアで爽やかな味わいが特徴。
グラスの縁のソルトや、搾ったライムの酸味が、ライトなビールの味と合います♪
ぐびぐび飲んでいると、ほどなくして前菜が登場!
ワカモレ(トトッポ付き)

「ワカモレ(トトッポ付き)」(1,050円)
「ワカモレ(トトッポ付き)」です。
フレッシュアボカド100%の自家製ディップ
滑らかな食感でとっても美味なワカモレ。焼いたトルティーヤチップスに似た「トトッポ」のクリスピーな食感と良いマッチング。
メキシコビールとの相性も抜群です♪
ビールを飲みながら、ワカモレに舌鼓を打っていると、タコスがサーブされました。
「ビーフバルバコアのタコス」と 「ポークカルニータスのタコス」

「ビーフバルバコアのタコス」(700円) 「ポークカルニータスのタコス」(600円)
いただいたタコスは、「ビーフバルバコアのタコス」と「ポークカルニータスのタコス」
バルバコア:牛の各部位(肩バラ、モモ、スネ等)を数種のチレ(唐辛子)、香味野菜、スパイスでマリネし、バナナの葉で包み蒸した料理
カルニータス:“究極の豚肉料理”といわれる、オレンジが隠し味のメキシコ風ポークコンフィ
これぞ、本場のタコスという感じの、自家製のしっとりと柔らかい食感のトルティーヤ。とうもろこしの風味が香ばしく、現地のものよりも食べやすいお味。
牛肉の繊維質の食感と数種のチレが味に深みを与えている「バルバコア」も、柔らかな豚肉に仄かなオレンジの香りが効いた「カルニータス」も間違いのない美味しさ♪
野菜やパクチーとのマッチングもGood!ライムを搾り掛けていただくと最高です。
エビのアヒージョ

「エビのアヒージョ」(1,600円)
続いて、「エビのアヒージョ」
エビをガーリックと乾燥チレで(自家製パン付)
とにかく、エビがプリップリ!
ニンニクのガッツリ効いたオイルと絡め、カリッとしたパンの上に載せていただくと、たまらない美味しさ♪
お酒のつまみにピッタリ!
自家製チョリソ

「自家製チョリソ(2本)」(1,500円)
こちらは、「自家製チョリソ(2本)」
生のハラペーニョを使用したピリ辛ソーセージ
ほどよい硬さで肉の旨味がぎゅっと詰まったチョリソ。これも抜群に美味しい♪
ハラペーニョを使ったピリ辛とのことですが、それほど辛さは感じませんでした。
添えられたインゲン豆?と一緒に食べるとGood!

「テキーラジンジャー」
ビールが無くなったのでドリンクを追加注文。
メキシコと言えばのお酒、テキーラをカクテルにした「テキーラジンジャー」を頼みました。
上品な甘さで飲みやすいお味。テキーラは飲み慣れていないので味の比較はできませんが、かなり美味でした。お料理とも合います。
お値段や詳細は失念。
鶏むね肉のモレ

「鶏むね肉のモレ」(1,800円)
そして、お待ちかねの「鶏むね肉のモレ」
モレはメキシコ料理に欠かすことの出来ないサルサ。「甘・辛・苦・酸・旨」の5味のバランスが素晴らしい料理
プレートの上には、茶色いモレのソースが掛かった2種の鶏肉。脇にはライスと豆が添えられています。
「モレ(Mole)」は、唐辛子などをベースにしたソースを用いた煮込み料理。メキシコを代表する伝統料理です。古代メソアメリカ時代から食べられていたモレですが、チョコレートを使った「モレ・ポブラノ」が生まれたのは17世紀のことだそうです。
ちなみに、モレには「モレ・ポブラノ」以外にも、ピーナッツを使った「モレ・デ・カカワテ」、緑色のモレ「モレ・ヴェルデ」、黒いモレ「モレ・ネグロ」など様々な種類があるとのこと。

めちゃくちゃ美味しい♪
『ペルトゥレイバーロ』の「鶏むね肉のモレ」、まさに絶品でした♪
現地プエブラ州では数種類の唐辛子にカカオ、チョコレート、スパイスなど30種類以上の食材を使って作られるという「モレ・ポブラノ」。
『ペルトゥレイバーロ』の「鶏むね肉のモレ」がどのような素材を使っているのかはわかりませんが、唸るほどの美味しさ。
濃厚なチョコレートのコクと甘味、そして、仄かな苦味。チレの深みのある風味と辛さ。ビターでスイートでスパイシー。
ほど良い柔らかさでジューシーな2種のチキンとの相性がこれまた抜群!
う〜ん、旨い♪ 食べ終わるのが惜しくなるほど。
本当に完成度の高いお料理です。
カタラーナ

「カタラーナ」(550円)
食後のデザートは、「カタラーナ」をいただきました。
スペイン カタラーナ地方の代表的デザート
クリームブリュレ的なデザート。これも美味♪
バーナーで炙った上部のガリっとした食感と、クリーミーでとろけるような柔らかさの内部とのコントラストがGood!

「ブラックコーヒー」
デザートのお供は、「ブラックコーヒー」をいただきました。
このコーヒーも美味しかったです。
良いお口直しとなりました。

『ペルトゥレイバーロ』
世田谷代田にあるメキシコ料理のお店『ペルトゥレイバーロ』
チョコレートを使ったメキシコの伝統料理「モレ」を提供する、都内では数少ないお店のひとつです。
いただいた「鶏むね肉のモレ」は、チョコレートのコクと甘味、苦味、チレの深みのある辛味が濃厚で複雑な味を作り出していて、まさに絶品の美味しさ♪
柔らかで香ばしいトルティーヤを使った本場のタコスや、自家製のチョリソも美味。
お店の雰囲気も良く、店主さんも朗らかで、また、再訪してみたくなるお店です。
『ペルトゥレイバーロ』の地図・アクセス・営業時間
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