ウクライナの魅力まとめ@幻となったウクライナ旅行(いつか行く時のための旅メモ)

ウクライナの魅力まとめ@幻となったウクライナ旅行(いつか行く時のための旅メモ)

ウクライナ ヨーロッパの旅
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ロシアのウクライナ侵略

2024年2月24日、ロシアによるウクライナ侵略が開始されました。

2014年にウクライナ南部のクリミア半島を併合し、東部ドンバス地方の2州に対しても併合に向けた圧力や攻撃を強めていたロシア。両州のロシア系住民を守るという名目で軍の侵攻を開始し、首都キーウ(キエフ)近郊を含むウクライナ各地に砲撃や空爆を実行。10万人以上の地上軍も侵攻させ、東部のマウリポリやヘルソン、北部のハリコフをはじめ、多くの都市を破壊しています。また、民間人に対する無差別攻撃を実施し、現在まで2万人以上の人々が殺され、難民の数は1000万(国外への難民は400万)を超えるとも言われています。

武力によって他国の主権を脅かし、国土を破壊し民間人を殺戮するロシアのやり方は決して許されるものではなく、ロシアに対する一致団結した国際社会による制裁が強く求められている状況です。

ウクライナの人々が安心して生活できる形での戦争の終結を願ってやみません。

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コロナ禍で幻となったウクライナ旅行

連日、その状況が報道されているウクライナですが、実は、自分の次の海外旅行の行き先はウクライナを予定していました。

旅行は2020年5月を予定していて、航空券を手配し、宿泊先のホテルも予約、観光のスケジュールも立てていたのですが、2019年に発生した新型コロナウイルスの流行により、ウクライナでの感染者数も増加。日本政府の海外渡航自粛要請もあって、渡航を断念。ウクライナ旅行は幻となっていたのです。

そんなウクライナが現在のような事態となってしまい、悲しい気持ちでいっぱいですが、いつになるかはわかりませんが、いつの日か、ウクライナが平和になった時、美しいというキーウ(キエフ)やリヴィウ、オデーサ(オデッサ)の町を訪れてみたいなと思っています。

今回は、いつの日か行く時のためのウクライナの文化や町の魅力のまとめ。そして、行く予定だったウクライナ旅行のスケジュールのメモです。

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いつか行く時のための、ウクライナの魅力まとめ

ウクライナ概要

ウクライナ(Україна)は、東にロシア、北にベラルーシ、西にポーランド、スロバキア、ハンガリー、南にルーマニア、モルドバと国境を接する人口4,130万人の共和制の国。面積は日本の1.6倍。首都はキーウ(キエフ)。国家元首はウォロディミル・ゼレンスキー大統領です。

国土の大半は肥沃な黒土に覆われた平原で、ヨーロッパ有数の穀倉地帯として知られています。国の南北をドニプロ川(ドニエプル川)が縦断し、南側は黒海、アゾフ海に面しています。

ちなみに、ウクライナ国旗は、青空を表す青色と、草原に豊かに実る小麦を表す黄色(金色)の2色(諸説あり)。

民族はウクライナ人が8割弱、ロシア人が2割弱。公用語はウクライナ語ですが、ロシア語も広く話されています。ロシア、ベラルーシとは民族的に同じ東スラヴ人であり、言語も東スラヴ語群で、キリル文字を使うことも共通しています。

1922年から1991年まで、ウクライナはソビエト連邦の構成国のひとつとなり、国内ではロシア化が進められました。ロシア語話者が多いのはこれが影響しているのだとのこと。

宗教については、国民の大多数がキリスト教徒(東方正教会)としてのアイデンティティは持っているものの宗教団体には属していないとのこと。これも、ソビエト共産主義時代の影響によるものと思われます。

東スラヴ文化の祖「キエフ大公国(キーウ・ルーシ)」

キエフ大公国(キーウ・ルーシ)は、882年頃から1240年まで東・北ヨーロッパを支配した国。ウクライナ、ロシア、ベラルーシの東スラヴの3カ国は、このキエフ大公国を文化的な祖としています。ウクライナ人は、現在まで続く東スラヴの文化の伝統はキーウ(キエフ)で生まれたと考えていて、それが国民の誇りとなっているのだとのこと。

キエフ大公国は、988年にキリスト教(東方正教会)を国教としました。これにより東スラヴはキリスト教文化圏に属することになり、その当時に建設された大聖堂や教会がキーウ(キエフ)には数多く残され、世界遺産として登録されています。

ウクライナ料理 〜ウクライナ発祥の料理「ボルシチ」〜

新宿三丁目、スンガリー 新宿三丁目店

ウクライナ料理と言えば「ボルシチ」です。「ボルシチ」は、ロシアの料理と思っている人が多いですが、ウクライナが発祥のお料理です。

古代から食べられていたセリ科のハナウドを使ったスープに、16世紀頃、地中海沿岸から伝わったテーブルビートを入れた赤いスープがウクライナの地で生まれました。これが「ボルシチ」であるとのこと(諸説あり)。

豚肉やビーツ、キャベツやトマト、ジャガイモ、玉ねぎ、にんにくなどを具材として、ビネガーや黒胡椒、塩などで味付けし、サワークリームやディルなどをトッピングして作るのがスタンダードですが、素材も作り方も多種多様なボルシチがあるのだそう。

また、ウクライナ料理は、ポーランドやリトアニア、ルーマニア、ロシアなどの料理にも影響を与えた東欧を代表する料理で、ウクライナ餃子の「ヴァレーヌィク」、香辛料を多用した味の濃いスープ「ソリャンカ」、豚の脂身の塩漬け「サーロ」、ウクライナのカツレツ「コトレータ」など、様々なお料理があります。

ウクライナの民族衣装「ヴィシヴァンカ」

「ヴィシヴァンカ」は、色鮮やかな刺繍を施した伝統的なシャツやブラウス。ウクライナの民族衣装です。紀元前から使用されていたと言われる刺繍はウクライナの重要な伝統技術であり、その優れた芸術性は世界的にも高く評価されています。

ヴィシヴァンカには、着用者を守り、伝統の物語を伝える魔除けとしての側面があります。衣服の首周り、袖口、肩口、縁などは邪気が体に入り込む弱点とされており、刺繡はそれらの箇所に施されるのだそう。

毎年5月の第3木曜日は、ヴィシヴァンカを着る「ヴィシヴァンカの日」が祝われていて、ウクライナ人のアイデンティティや結束が示されるのだとのこと。

蝋結染めの卵「プィーサンカ(ピサンカ)」

「プィーサンカ(ピサンカ)」は、蝋結染めの技術で塗装された卵。ウクライナの特産品です。古代ウクライナの迎春祭の象徴物だったそうですが、11世紀以後キリスト教の復活祭に用いるイースター・エッグとなりました。

ウクライナでは、毎年3月後半に「プィーサンカ」を作り、イースターの前日に木に飾る習慣があるとのこと。ウクライナ西部のコロミヤ市には、世界中のイースター・エッグを集めた「プィーサンカ美術館もあるとのこと。

 

その他の伝統工芸・民芸品としては、刺繍を施した衣服を着せた伝統的な魔除けの人形「モタンカ」、動植物をカラフルな色彩で描いた装飾絵画「ペトリキウカ塗り」、緑・黄・茶・白で描かれたウクライナ西部コシフの「フツル人の彩色陶磁器」などなど。ウクライナは伝統工芸・民芸品の宝庫です★

ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」

「バンドゥーラ」とは、ウクライナの民族楽器。リュートとツィターを合わせたような外観をしていて、チェンバロとギターを合わせたような音色をしています。

バンドゥーラの原型は15世紀に成立したとされ、その演奏は19世紀に盛んになりました。当時、演奏は主に盲目の吟遊詩人である「コブツァーリ」という人々によって行われていたのだとのこと。

「コブツァーリ」のギルドは、ウクライナがソビエト連邦の一部だった1930年代にスターリンによって迫害され、壊滅させられたのだそうですが、近年ではその伝統を復活させる動きが行われているのだとのこと。

こちらの動画は、YouTubeに投稿されている「バンドゥーラ」の演奏の動画。

煌びやかで繊細なバンドゥーラの旋律、哀愁と優しさを感じさせる歌声。

詳細はわからないですが、ウクライナの街角で弾き語りをする現代の「コブツァーリ」でしょうか。19世紀の当時、このような人たちが地方を巡回し、ドゥーマと呼ばれるウクライナの叙事詩を歌っていたのかもしれません。

こちらは、ウクライナで生まれ、2000年以降、日本で活動しているバンドゥーラ奏者「ナターシャ・グジー」のYouTube動画。

透き通るような美しい歌声で歌われているこの曲の詩は、ウクライナの国民的詩人・画家である「タラス・シェフチェンコ」によるもので、この曲はウクライナでは第二の国家のように愛されている歌なのだそう。

ナターシャさんは6歳の時にチェルノブイリ原発事故により避難生活を強いられた経験があり、2011年の福島の原発事故の際には被災地で支援コンサートを行われたのだそう。

今回のロシアによるウクライナ侵略を受けても、東京をはじめとした各地で支援コンサートを行っているのだとのこと。

こちらは、YouTubeで見つけた「B&Bプロジェクト」の動画。

「B&Bプロジェクト」はヘルソン州スタニスラフ出身のバンデューラ奏者タチアナ・マズールとアコーデオン奏者セルヒイ・シャムライによるユニットで、世界中の曲をバンドゥーラとボタンアコーディオンでカバーし、ウクライナの魅力を世界に伝える活動をしているのだそう。

バンドゥーラの音色がとても美しいです。上の動画の曲はドイツの作曲家の曲です。

こちらは、「B&Bプロジェクト」によるスーパーマリオの音楽の演奏。

バンドゥーラによる効果音の音色が的確で、なかなか面白いです♪

ウクライナの民族舞踊「ホパーク」

「ホパーク」は、早いテンポとダイナミックな跳躍、複雑な動きが特徴のウクライナの民族舞踊。コサックダンスとも呼ばれています。

ちなみに「コサック(コザーク)」とは、15世紀頃からウクライナのドニプロ川中下流域に興隆した軍事的共同体のこと。独身男性のみの軍事共同体だったコサックでは、肉体を鍛えたり、戦での武勇を表現するものとして「ホパーク」が発展したのだそう。

17世紀にウクライナでコサックの国が誕生すると、コサックだけでなくウクライナの町人や農民の間でも広く踊られるようになり、そのうちウクライナの儀式舞踊の要素が加わって男女で踊る舞踊に変化し、今日のスタイルに発展していったのだとか。

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予定していたウクライナ旅行スケジュール

2020年5月に予定していたウクライナ旅行では、首都キーウ(キエフ)と黒海沿いの町オデーサ(オデッサ)、ポーランド沿いの町リヴィウの3都市を訪問する予定でした。

予定していた旅のスケジュールと、3都市の見どころなどをご紹介します。

予定していたフライトスケジュール

ウクライナへはポーランド航空を利用し、ワルシャワ経由のキエフin リヴィウout で手配(131,610円)。訪問予定の都市は、首都キエフとオデッサ、リヴィウの3都市で、帰りに半日トランジットでワルシャワを観光する予定でした。都市間の移動はウクライナ航空です(2区間で28,415円)。※航空券はキャンセル

4/28(火)
ポーランド航空 LO80便:10:15(成田)〜14:30(ワルシャワ) 11時間25分 乗り継ぎ:5時間50分
ポーランド航空 LO749便:20:20(ワルシャワ)〜22:55(キエフ) 1時間35分

5/1(金)
ウクライナ国際航空 PS55便:19:35(キエフ)〜20:35(オデッサ) 1時間

5/3(日)
ウクライナ国際航空 PS9024便:16:50(オデッサ)〜18:20(キエフ) 1時間 乗り継ぎ:1時間30分
ウクライナ国際航空 PS33便:19:55(キエフ)〜21:00(リヴィウ) 1時間5分

5/5(火)〜5/6(水)
ポーランド航空 LO758便:6:10(リヴィウ)〜6:15(ワルシャワ) 1時間5分 乗り継ぎ:8時間50分
ポーランド航空 LO79便:15:05(ワルシャワ)〜8:35(成田) 10時間30分

予定していた旅程

4/28(火) 成田~キエフ ◉移動日 🏨:ホテル:キエフ泊(Dudman Hotel)
✈️:成田(10:15)~ワルシャワ(14:30)  11h25
✈️:ワルシャワ(20:20)~キエフ(22:55)  1h35
🚕:タクシー:ジェリャーヌイ空港〜ホテル(20分:UAH100)

4/29(水) キエフ ◉キエフ観光 🏨:ホテル:キエフ泊(Dudman Hotel)
🍴 :朝食 : リヴィウスキ・プリャクツィ(Lvivsky Plyatski:カフェ)8:00~
⭐️:(午前)キエフ観光
・ジトニー市場(7:00~19:00)・アンドレイ坂 ・聖アンドレイ教会(10:00~17:00) ・ペイザジナ小道 ・聖ミハイルの黄金ドーム修道院
🍴 :昼食 : プザタハタ(Puzata hata:セルフサービス)
⭐️:(午後)キエフ観光
・独立広場 ・ベッサラビア・マーケット(6:00~16:00) ・黄金の門(10:00~18:00) ・アート地区 ・聖ソフィア大聖堂(10:00~18:00)
☕️:カフェ:ハームス(Harms:カフェ)
🍴 :夕食 : タラス・ブリバ(ウクライナ料理:音楽
⭐️:(夜)キエフ観光
・ウクライナ国立オペラ座(オペラorバレエ鑑賞)19:00~21:00 ※ネットで事前予約

4/30(木) キエフ ◉チェルノブイリツアー 🏨:ホテル:キエフ泊(Dudman Hotel)
🚇:メトロ:コントラクトヴァ・プローシチャ〜マイダン・ネザレージノスチ ※独立広場にあるKozatskiyホテルで待ち合わせ
⭐️:(終日)チェルノブイリツアー
・チェルノブイリ1日ツアー(8時出発、19時到着)11,161円
🍴 :朝食 : 軽食を用意しバスの中で食べる。
🍴 :昼食 :ツアーの昼食
🍴 :夕食 : 適当に

5/1(金) キエフ~オデッサ ◉キエフ観光 ◉キエフ~オデッサ 🏨:ホテル:オデッサ泊(Ayvazovsky Hotel)
🍴 :朝食 : 適当に
⭐️:(午前)キエフ観光
🚇:メトロ:コントラクトヴァ・プローシチャ〜アルセナーリナ
・アルセナーリナ駅(世界最深メトロ駅)
🚌:38番トロリーバス
・ペチェールスカ大修道院(9:00~18:00) ・ウスペンスキー大聖堂・三位一体教会 ・地下墓地 ・祖国の母の像
🍴 :昼食:適当に
⭐️:(午後)キエフ観光
・チェルノブイリ博物館 ※16時30分にホテルを出発
🚇:メトロ:コントラクトヴァ・プローシチャ〜ヴォグザーリナ
🚌:スカイバス:鉄道駅前バス停〜ボリスピリ空港(1時間)
🍴 :夕食 : 空港
✈️:キエフ(19:35)~オデッサ(20:35)  1h
🚕:ウーバー:空港〜ホテル(40分)

5/2(土) オデッサ ◉オデッサ観光 🏨:ホテル:オデッサ泊(Ayvazovsky Hotel)
🍴 :朝食 : ホテル
⭐️:(午前)オデッサ観光
・プリーボズ市場 ・ポチョムキンの階段 ・一枚壁の家 ・プリモールスキー並木通り ※劇場でチケット購入(11:00~15:00 15:30~19:30)
🍴 :昼食 : グレチカ(Hrechka:ウクライナ料理)
⭐️:(午後)オデッサ観光
・アルカーディヤ(ビーチ) ・国立オペラ・バレエ劇場(バレエ鑑賞)
🍴 :夕食 : チェリカ(Tyul’ka:居酒屋)

5/3(日) オデッサ~リヴィウ ◉オデッサ観光 ◉オデッサ~リヴィウ 🏨:ホテル:リヴィウ泊(Nota Bene Loft)
🍴 :朝食 : ホテル
⭐️:(午前)オデッサ観光
・アッケルマーン要塞(バスで片道1時間半)
🍴 :昼食 : 適当に
⭐️:(午後)オデッサ観光
・オデッサ観光(適当に) ※15時にホテルを出発
🚕:ウーバー:ホテル〜空港(40分)
✈️:オデッサ(16:50)~キエフ(18:20)  1h30
🍴 :夕食 : 空港
✈️:キエフ(19:55)~リヴィウ(21:00)  1h5
🚕:ウーバー:空港〜ホテル(40分)

5/4(月) リヴィウ ◉リヴィウ観光 🏨:ホテル:リヴィウ泊(Nota Bene Loft)
🍴 :朝食 : ホテル
⭐️:(午前)リヴィウ観光
🚃:トラム(1,2)リヴィウ駅〜ルィノク広場
・ルィノク広場 ・薬局博物館 ・リヴィウ大聖堂 ・アルメニア教会 ・ドミニコ聖堂
🍴 :昼食 : ビア・ハウス1715(Beer House1715:ウクライナ料理ビジネスランチ)
⭐️:(午後)リヴィウ観光
・高い城砦
☕️:カフェ:リヴィウ・ハンドメイド・チョコレート
・リチャキフ墓地 ・自由大通り(プランタ) ・民芸品マーケット
🍴 :夕食 : アット・アーセナル(At Arsenal:リブポークレストラン)

5/5(火) リヴィウ~ ◉移動日 ◉ワルシャワ観光 🏨:ホテル:機内泊 ※3時半にホテルを出発
🚕:ウーバー:ホテル〜空港(40分)
✈️:リヴィウ(6:10)~ワルシャワ(6:15)  1h5 乗り継ぎ:8時間50分
⭐️:(午前)ワルシャワ観光
🚃:SKM:空港〜ワルシャワ中央駅(20分)
・文化化学宮殿 ・旧市街 ・旧王宮 ・バルバカン ・洗礼者ヨハネ大聖堂 ・ワルシャワ歴史博物館
🍴 :昼食 : ポッド・バルバカン・バル・ムレチュニ(Pod Barbakanem.Bar mleczny) ※12時に市内を出発
🚃:SKM:ワルシャワ中央駅〜空港(20分)
✈️:ワルシャワ(15:05)~

5/6(水) ~成田 ◉帰国
:〜成田(8:35)10h30

見所やレストランなどは結構調べたのですが、特にオデッサなどはあまり情報がなかったので、行ってから適当にと考えていました。チェルノービリ(チェルノブイリ)は現地のツアー会社でネット予約していました(出発1ヶ月前にキャンセル)。

都市の紹介:キーウ(キエフ)

「キーウ(キエフ)Київ」は、1500年の歴史を持つウクライナの首都。ウクライナ北部、ドニプロ川中流に位置し人口は約290万人。「ルーシ諸都市の母」と呼ばれる東スラヴ文化の中心です。

キーウ(キエフ)の最大の見どころは、キエフ大公国時代から近世にかけて建てられた美しい聖堂や修道院の数々。そして、ヨーロッパでも屈指と言われるほどの美しい街の景観です。

キーウの観光名所

ソフィア大聖堂

「ソフィア大聖堂」は、キーウ・ルーシの宗教的中心で、11世紀創建の現存するキーウ最古の教会です。17世紀にウクライナ・バロックで再建されたこの教会はウクライナで最も重要な教会とされています。内部にはたくさんのモザイクやフレスコ画が描かれているとのこと。

聖ミハイルの黄金ドーム修道院

ウクライナ

「聖ミハイルの黄金ドーム修道院」は、青い壁と金色のドームが美しい修道院。12世紀からの歴史がありますが、ソビエト時代に破壊され、その歴史は途切れます。現在の修道院が再建されたのは、ソビエトからの独立後の1998年のこと。ウクライナ・バロック様式で再建されています。

ペチェールスカ大修道院

ウクライナ

「ペチェールスカ大修道院」は、11世紀にドニプロ川沿いに建てられた、東スラヴ世界で最も長い歴史を持つ修道院。広大な院内には主聖堂であるウスペンスキー大聖堂、12世紀の姿をとどめる聖三位一体教会、縦横に張り巡らされた地下洞窟、ウクライナの宝物を集めたウクライナ歴史文化財博物館など、様々な施設があります。

アンドレイ坂

「アンドレイ坂」は、キーウの山の手と下町をつなぐ坂で、古いキーウの姿を最もよく残している街並みと言われる場所です。通りには土産物を売る露店が建ち並び、多くの観光客が訪れるのだとか。

黄金の門

「黄金の門」は、11世紀、キエフ大公国時代に首都キエフの中央門として建設された門です。1240年にモンゴル軍によって破壊されましたが、1982年に復元されました。ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」の終曲「キエフの大門」で知られています。

ウクライナ国立オペラ座(ウクライナ国立歌劇場)

「ウクライナ国立オペラ座(ウクライナ国立歌劇場)」は、1901年に建造されたネオルネサンス様式の劇場。ソビエト時代は、ボリショイ歌劇場、マリインスキー歌劇場と並ぶ、旧ソ連邦の三大オペラ歌劇場のひとつとして知られていました。質の高いバレエ・オペラ・オーケストラを鑑賞することができる歌劇場です。

訪問予定だったレストラン

リヴィウスキ・プリャクツィ(Lvivsky Plyatski:カフェ) シュトルーデルとエスプレッソが美味しいとのこと。

プザタハタ(Puzata hata:セルフサービス) 大学食堂のように好きな料理をピックアップできるウクライナ食堂。

ハームス(Harms:カフェ) お洒落な雰囲気の人気カフェダイニング。

タラス・ブリバ(ウクライナ料理:音楽) ウクライナ郷土料理とダンスが楽しめる。日本語メニューあり。

宿泊予定だったホテル

Dudman Hotel (3泊)13,369円

都市の紹介:オデーサ(オデッサ)

「オデーサ(オデッサ)Одеса」は、ウクライナ南部の黒海に面した港湾都市。人口は101万を超え、ウクライナ第三の都市としても知られています。

“黒海の真珠”とも呼ばれる美しい町で、長く国際貿易港として栄えたということもあり、街には開放的な気風があるのだとのこと。

海岸にはビーチがあり、隠れたリゾートとして、国内だけでなくロシアやヨーロッパから観光客が訪れる観光都市でもあります。

オデーサの観光名所

ポチョムキンの階段

「ポチョムキンの階段」は、エイゼンシュテイン監督の1925年の映画「戦艦ポチョムキン」の有名シーン(赤ん坊を載せた乳母車が階段から落ちていくシーンで映画史に残る名場面と言われる)の舞台となった階段として有名な場所。設計には錯覚の効果が用いられ、上から見ると踊り場だけ、下から見ると階段しか見えないようになっています。

オペラ・バレエ劇場

「オペラ・バレエ劇場」は、1887年に建設された豪華な劇場。立派な外観もさることながら、後期ロココ様式の聴衆ホールは金箔の金とビロードの赤で眩く装飾され、豪華絢爛。オペラやバレエのチケットも驚くほど手頃な金額で購入できるとのこと。

アルカーディヤ(ビーチ)

「アルカーディヤ」は、オデーサで最も賑やかなビーチ。市内中心部からのアクセスもよく、夏は海水浴の人々でいっぱいになるとのこと。

アッケルマーン要塞

「アッケルマーン要塞(ビルホロド・ドニステロウシキー要塞)」は、オデーサ南西50kmほどの場所にある13〜14世紀に造られた要塞跡。ウクライナ最大の要塞であるとのこと。

訪問予定だったレストラン

グレチカ(Hrechka:ウクライナ料理) オデッサのシーフードが食べられる家庭的なレストラン。

チェリカ(Tyul’ka:居酒屋) タパス風のシーフードとビールを楽しめるバー。

宿泊予定だったホテル

Ayvazovsky Hotel (2泊)11,576円

都市の紹介:リヴィウ

「リヴィウ(Львів)」は、ウクライナ西部、ポーランドとの国境近くにある町。人口は73万人です。歴史的にロシアの影響が少なく、ウクライナで最もウクライナ色が強い町と言われています。中世ヨーロッパの雰囲気が感じられる街並みは世界遺産にも登録されています。

リヴィウの観光名所

ルィノク広場

「ルィノク広場」は、歴史的建造物が周りを取り囲む、リヴィウ旧市街の中心。広場の真ん中には19世紀に建てられた市庁舎があり、その塔の上からは旧市街のパノラマを眺め見ることができるとのこと。

リチャキフ墓地

「リチャキフ墓地」は、1785年に造られたという東欧で最も美しいと言われる墓地。自然に囲まれた42haの広大な敷地の中に、リヴィウゆかりの多くの有名人の墓があります。墓地には芸術性の高い彫像や墓跡が並び、多くの観光客が訪れるとのこと。

訪問予定だったレストラン

ビア・ハウス1715(Beer House1715:ウクライナ料理ビジネスランチ) 格安のウクライナ料理ビジネスランチをいただける。

リヴィウ・ハンドメイド・チョコレート・カフェ 手作りチョコやホットチョコレートがいただけるカフェ。

アット・アーセナル(At Arsenal:リブポークレストラン) 豪快なポークリブステーキが食べられる。店名は↓に変わった模様。

宿泊予定だったホテル

Nota Bene Loft (2泊)11,622円

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