アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン(Oman:عمان)」への旅。
インドのデリー経由でオマーンの首都「マスカット(Muscat:مسقط)」に到着。
マスカット東部にあるマトラ地区の海岸通り(コルニーシュ)を散策した後、マスカット最大のスーク「マトラ・スーク」、オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」を訪れます。
伝統的なアラブの雰囲気が味わえる「マトラ・スーク」
コルニーシュの風景
コルニーシュ沿いの土産物屋さん
絨毯屋さんのディスプレイ
マトラの海岸通り(コルニーシュ)は、マスカットを訪れた旅行者が必ず立ち寄る場所。
湾に沿ってぐるりと弧を描いた通り沿いには、土産物屋さんやレストランがたくさん並んでいます。
マトラ・スークの入り口
コルニーシュの通りの中ほどに、マスカットで最も有名なスーク「マトラ・スーク(Mutrah Souq)」があります。
アラブ世界で最古のスークのひとつとも言われるこのスークは、アラビアン・ローカルな雰囲気満点!
さっそく、中に入ってみることにしましょう〜♪
マトラ・スーク入り口のステンドグラス
地元のオマーン人御用達のマトラ・スーク
「マトラ・スーク(Mutrah Souq)」は、伝統的なアラブの雰囲気が味わえるスーク。
内部はメインのアーケードを中心に細い路地が入り組んでいて、貴金属製品、乳香などの香料を売るお店、オマーン伝統の半月刀やランプなどの工芸品、布地やオマーン帽などの衣料関係のお店が軒を連ねています。
たくさんのお店が軒を連ねています。
スークの天井にはこんなモザイクが!
アラブ風のランプのお店
ドラクエに出てくるような宝箱もありました!
「マトラ・スーク」の良いところは、ドバイなどのスークと比べ、ローカル感が強いところ。
主に地元の人が利用するスークなので、普段着の買い物の様子を垣間見ることができて面白いです。
また、観光客の数がそこまで多くないせいか、お店の客引きの呼び込みもそれほどしつこくなく、落ち着いて見て回ることができるのも嬉しいポイント。
尖頭アーチとアバヤを纏った女性たち
スークの裏手の広場で駄弁る男たち
スークには、真っ白なディスターシャを纏った男性と、真っ黒なアバヤを纏った女性がたくさん買い物をしておりました。
このスークで、乳香やオマーン帽子などを購入。
マトラ・スークの詳細はこちら↓
コルニーシュ(海岸通り)の夕暮れ
コルニーシュ(海岸通り)の夕暮れ
マトラ・スークからコルニーシュ(海岸通り)へと戻ると、既に夕陽がかなり傾いてきていました。
コルニーシュの夕暮れの風景、美しいです★
夕暮れの街並みと海を眺めながら、ぐるりと弧を描いた海岸線の遊歩道を西へ歩いていきます。
夕陽を浴びる豪華クルーズ客船
コルニーシュとマトラ・フォート
コルニーシュの夕暮れ
コルニーシュの夕暮れ(パノラマ)
コルニーシュの夕暮れ
コルニーシュの西端には、フィッシュ・マーケット(中には入らなかったですが)があり、その前には、路線バスのバス停があります。
コルニーシュの夕暮れをしばらく眺め、写真を撮った後、そろそろ夕食をということで、再びRoute4のバスに乗ってルイへ。
伝統的オマーン料理の専門店「ビン・アティーク・レストラン」
「ビン・アティーク・レストラン」
ルイのバスターミナルに戻った後、そこから北東へ約1㎞ほど歩いた「マトラ商業地区」というエリアにある「ビン・アティーク・レストラン(Bin Ateeq Restaurant)」というレストランでディナーをいただくことにしました。
「ビン・アティーク・レストラン(Bin Ateeq Restaurant)」は、サラーラやニズワにも店を出している伝統的オマーン料理の専門店です。
お食事をいただいた部屋
お店に入ると、さっそく、店員さんにオマニ・スタイルの個室に案内されました。
個室は、床にカーペットが敷かれ、クッションがいくつか置かれているだけで、テーブルや椅子はありません。
床に座って、床に置かれたお料理をいただくのが、オマニ・スタイルです。
何となく殺風景なお部屋ですが、エアコンは完備。お部屋は全部で4,5部屋くらいあり、お客さんもそこそこ入っていました。
注文したのは、
- フムス(Hammos:Chick Peas dip with Bread)
- スペシャルグリーンサラダ(Salatha Makhzooz:Special Green Salad)
- ビリヤニライス with フィッシュフライ(Qabooli Samakh:Biryani Rice with Fish Fly)
- 牛肉のスープ(Vasala Laham:Fresh Boiled Cow Meat in Fresh Soup + Bread)
- マンゴーフレッシュジュース(Aseer Fuakkah:Mango Fresh Juice)
料金は2人分で合計8.1オマーンリヤル(約2,330円)
注文してしばらく待っていると、お料理が運ばれてきました!
銀の大皿に載って出てきました!
スペシャルグリーンサラダとフムス、ホブズ、フレッシュジュース
銀の大皿の上に載せられて出てきたのは、「スペシャルグリーンサラダ」とひよこ豆のペースト「フムス」、フムスを付けて食べるパン「ホブズ」、マンゴーの「フレッシュジュース」
お味は、まあまあかな。洗練されていないローカルなお味です。
ビリヤニライス with フィッシュフライ、牛肉のスープ
続いて運ばれてきたのは、「ビリヤニライス with フィッシュフライ」と「牛肉のスープ」
牛肉のスープは、ちょっと臭みが強かったです。お魚とビリヤニはシンプルで素朴なお味。
料理のチョイスが悪かったのかもしれませんが、個人的には全体的に「う〜ん・・・」という感じ。
ルイ・マトラ商業地区の時計台
兎にも角にも、ディナーを済ませ、お腹いっぱいになった後、ルイ・バスターミナルへと戻ります。
バスターミナルからバスに乗って、オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」を見にいきます!
オマーン一美しいモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」の夜のライトアップ
路線バスに乗って夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」へ
オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」は、夜のライトアップも美しいと聞いていました。
ルイ・バスターミナルから「スルタン・カブース・グランドモスク」までは、Route1のバス(空港とルイを結ぶバス)に乗って向かいます(30分ほど。0.3リヤル:約86円)。
左前方に「スルタン・カブース・グランドモスク」が見えます。
バスの運転手さんに、「スルタン・カブース・グランドモスクに行きたい!」と伝えると、モスクのかなり手前の歩道橋の前で降ろしてくれました。
モスクはハイウェイの向こう側にあり、ハイウェイには車が時速130㎞以上のスピードでビュンビュン走っているので、歩道橋で渡るのは必須です。
「スルタン・カブース・グランドモスク」が近づいてきました。
ライトアップされた「スルタン・カブース・グランドモスク」
歩道橋を渡り、歩いていくと、「スルタン・カブース・グランドモスク」の姿が見えてきました。
夜のモスク、美しくライトアップされています♪
オマーン最大の最も美しいモスク
イスラム文化の粋を集めた「スルタン・カブース・グランドモスク」
「スルタン・カブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Mosque:جَامِع ٱلسُّلْطَان قَابُوْس ٱلْأَكْبَر)」は、2001年に完成したオマーン最大のモスク。
中央ドームの高さは50m、メインミナレットは高さ約90m、4つの隣接するミナレットの高さは45.5m。敷地の総面積は416,000㎡、モスクなどの施設の総面積は40,000㎡もあるそう。
モスクの全体像は↓
ミナレットは91.5mの高さ
高さ50mの中央ドーム
「スルタン・カブース・グランドモスク」の敷地内に入り、モスクへと向かって歩いていきます。
ハイウェイから見えるのは、モスクの裏手。内部に入るための入り口は左手の方にあります。
この「スルタン・カブース・グランドモスク」は、オマーン国内で唯一、イスラム教徒以外が入ることを許されているモスクなのですが、異教徒が入場できるのは午前8時〜11時の3時間のみ(金曜を除く)。
残念ながら夜の時間帯は中に入れないので、外から眺めるだけです(内部には後日入場しました)。
人影のほとんどない夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」
大理石の床がピカピカ
階段に間接照明がずらり
夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」、内部の礼拝堂には参拝者がいるのかもしれませんが、外からはほとんど人影が見えず。
静寂に包まれた幾何学的なモスクの造形は神秘的です。
イスラムらしい尖頭アーチとモザイク、ランプ
美しい尖頭アーチ
スタイリッシュな尖頭アーチ
中には入れませんが、内部の回廊を見ることができました。
リズミカルに並ぶ尖頭アーチ、壁や床のモザイク、吊り下げられたランプと壁に投影されるランプの光と影。
現代イスラム芸術の粋がここに表されています★
美しい夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」
日中(午前中)の「スルタン・カブース・グランドモスク」(内部に入れる)は、もちろん必見ですが、夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」も神秘的でおすすめ。
近くから外観を見るだけでも、わざわざバスに乗って訪れる価値はあります★
ルートタクシーでルイへ戻り、カフェでお茶
ルートタクシーに乗ってルイへ
夜の「スルタン・カブース・グランドモスク」を鑑賞した後は、ハイウェイ沿いでルートタクシーを捕まえて、ホテルのあるルイへと戻ります。
ルートタクシーは、ワゴンタイプの乗り合いタクシー。運転手さんに行きたい場所を伝え、その場所がルートに入っていればOKで伝えられた料金を支払います。料金はバスよりも若干高い程度ですが、普通のタクシーよりはかなり安いので使いではあり!
今回は、モスク付近からルイまでで、0.4オマーンリヤル(115円)でした。
ルイの街並み
ホテルの1階には貴金属店がありました。
ルイに到着し、ホテルへと戻ります。
夜のルイの街は、日中と違って、かなり賑わっていました。日中は閉まっていた貴金属店が軒並みオープンしています。
ホテル内のカフェ
こちらは、宿泊していたホテル「ゴールデン・チューリップ・ヘディントン」内にあるカフェ。
ここで、コーヒーを飲んで寛いでから、部屋へと戻ることに。
カフェの壁に描かれた「スルタン・カブース・グランドモスク」の絵
コーヒー(1.4リヤル)クッキーはおまけ
注文したコーヒーは、1.4リヤル(約402円)、カフェラテは、1.6リヤル(約460円)
スタッフの男性、クッキーをおまけで付けてくれました♪
カフェで寛いだ後、お部屋に戻って就寝。
翌日は、マスカットの南にある城塞都市ニズワと、山岳地帯ジュベル・アフダルへの1日プライベートツアーにお出掛けです。
マスカットMAP
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