フィリピン・ルソン島北部の北イロコス州の州都「ラワグ」
「ラワグ」の町とラワグから20分ほどの場所にある、世界遺産に登録された教会「セント・オーガスチン(サン・オウガスチン)教会」についてご紹介します。
ルソン島北部北イロコス州の州都「ラワグ」に到着!
眼下にエメラルドグリーンの海を眺めながら
ラワグの空港。南国の日差しが眩しいです。
9時40分にマニラを発った飛行機は、約1時間ほどルソン島の山岳地帯の上空を飛び、11時頃「ラワグ」に到着しました。
飛行機はガラガラでした。
ラワグの空港から、市内へと向かうワンボックスカーに乗ります。
市内までは、35ペソほど(70円)
車内はガラガラ。車窓には南国の明るい農村風景が広がっています。
運転手に、ラワグからパオアイへと行きたいと伝えると、パオアイ行きのジプニー乗り場で降ろしてくれました!
パオアイ行きのジプニーの車内です。
たくさんの地元の人が乗っています。
ジプニーとは、米軍が使っていたジープを15人ほど乗れる乗り合いバスに改造したものです。
パオアイまでは約20分ほどという話でしたが、意外と時間がかかりました。
途中、地元の人がどんどん降りていき、車内は次第にガラガラになっていきます。
大丈夫なのかなと思ったところでパオアイに到着しました。
パオアイにある「セント・オーガスチン(サン・オウガスチン)教会」
パオアイにある「セント・オーガスチン(サン・オウガスチン)教会」です。
世界遺産にも登録されているバロック式の教会で、加工珊瑚とレンガで造られています。建立は1710年。重厚感のある立派な教会です。
「セント・オーガスチン(サン・オウガスチン)教会」の西正面
珊瑚で造られています
教会の側面のバットレス
敷地内には花が敷き詰められていました。
フィリピンは、16世紀初頭から19世紀末にかけて、スペインの植民地支配を受けていました。
それまでフィリピンではイスラム教が信仰されていましたが、スペイン人は宣教師を次々とフィリピンに送り込み、現在では国民の90%以上がローマ・カトリック信者となっています。
フィリピン全土には、スペイン時代に造られたバロック式の教会がたくさん残っており、街の風情も他の東南アジアとは少し違っています。
少し中南米に似た雰囲気があります。
教会には、フィリピン人や中国人の観光客がいましたが、それほど数も多くなく、ガランとしていました。
重厚な外観に比べて、内部は意外と質素です。
教会のステンドグラス
聖母マリアの像
「セント・オーガスチン(サン・オウガスチン)教会」を見終わった後、辺りをぶらぶらとしていると、トライシクルのお兄ちゃんが声を掛けてきました。
トライシクルとは、オートバイにサイドカーを付けた3輪タクシーのこと。
ラワグ行きのバス停まで乗せてくれるというので、50ペソ(100円)で乗ることにしました。
バス停に行くとちょうどラワグ行きのバスが停まっていたので運転手に料金を払いバスに乗り込みました(20ペソ:40円)。
ラワグの街並み
ラワグの街並みです。
ラワグは人口約10万人。北イロコス州の経済の中心であり、街は結構賑わっています。
街はきちんと区画整理されていて、道も広々しています。
中心部には緑地帯があったり、大きなモールもあったりして、全体的に綺麗な街でした。
カレッサという馬車も走っています。
広々とした街路
賑わいを見せるカストロ通り
トライシクルがたくさん
ファーストフード店「ジョリビー」
ジョリビーでランチ
ランチは、ファーストフード店の「ジョリビー」(Jollibee)で食べました。
「ジョリビー」は、フィリピンのファーストフードチェーン店。
フィリピンに1287店舗あって、フィリピンのどの街でも「ジョリビー」を見掛けます。
マクドナルドがフィリピンでシェア1位になれないのは、「ジョリビー」があるからだと言われているそうです。
この時は、フライドポテトとチキン、マンゴーパイとコーラを注文しました(105ペソ:210円)。
味はまあまあ、ソースがちょっと甘めです。
ラワグからはバスで「ビガン」の街へと向かいます。
午後2時半にラワグのバスターミナルを出発したバスは、北イロコス州の農村地帯を走り抜けていきました(120ペソ:240円)。
途中、通り過ぎる街には立派な教会があり、たくさんの人で賑わうマーケットも見掛けます。
午後6時頃、バスは「ビガン」に到着。
「ビガン」は、スペイン風のコロニアルな街並みの残る町。
世界遺産にも登録されている、ルソン観光のハイライトのひとつです(写真はビガンの町)。
この日はビガンの町で宿泊しました。
旅行時期:2012年12月〜2013年1月
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