台湾南部の恒春半島にある「恒春」。
城壁で囲まれている恒春の街はとても小さく、歩いて回れちゃうくらいの大きさです。
古い街並みを散策し、城壁や門、天然ガスが燃えて地面から火が出ている「出火」などを巡ります。
墾丁から恒春へ
台湾南部のリゾート地「墾丁」の墾丁大街からバスで「恒春」へ!
墾丁快線で2つ目、32元です。近いし安い!
立派なバスで出発!
20分くらいで恒春に到着です。
バスを降りると、すごい日差しが。暑い~!
恒春駅
スーツケースが邪魔なので、ひとまず恒春駅のコインロッカーに荷物を預けます。コインロッカー代は50元。
恒春の情報がなかったので、駅の隣にあった観光案内所へ。しかし、あまり役に立ちそうな地図などはなく、英語版の小冊子に載っていた小さな地図を頼りに散策することにしました。
恒春古城を目指して歩く途中の街並みはとても古く、昭和レトロな雰囲気が漂ってきます。
南国のフルーツを売るお店や、道端で野菜や魚を売るおじさん・おばさんたち。
新鮮で美味しそうな野菜がたくさん。
占い屋さん
茶の魔手
右上の写真の「茶の魔手」。チェーン店なのですが、この後、ここ恒春と台南で何店舗見たか分からないくらいたくさん出会いました。お茶屋さんかーとは思ってましたが、タピオカミルクティーも売ってたようです。台北には「茶の魔手」はないらしいので、飲んでおけば良かった。。
のんびりとした街並み。
「恒春古城」と「出火」の看板が出てきました! それにしても暑い!
恒春古城の門・城壁と「出火」
東門
恒春の街をグルっと囲む城壁の四方には、東西南北の門があります。当時の状態がほぼそのまま残っているのだとか。
その東門にやってきました!
恒春鎮の地図と矢印看板
かなり年季が入っているようですが、綺麗に残っている門。周りには、お花も植えられていてキレイです!
東門から城壁の外側に出て、さらに東方向に200mほど行くと、天然ガスが燃えて地面から火が出ている「出火特別景観区」に行くことができます。
日差しが強くてかなり暑いけど、せっかくなので200m歩いて行ってみましょう~!
日陰のない道をひたすらまっすぐ歩きます。。暑い。。
途中、お墓がありました。
お天気が良くて、緑もあって、気持ちいいように見えますが、とにかく暑かったです。歩いている人は誰もいません。
200m以上はあったように感じましたが、やっと到着!
『出火特別景観区』の立派な看板が。ちゃんとした観光スポットなんですね。
「出火」の地図看板
「出火」も、墾丁国家公園の一部なんですね。
この木の階段を下りると、出火ポイントに行けるようです。
柵で囲われた中が「出火」のポイントです。
・・・が、火が見えない。。けど。
近づいてみましたが、うーん、よく分からない。。鳩がいるくらいだから、熱くもないのかしら。。
よーく見ると、炎がちょっと見えます。ほんとに少しですけど。。
暑い中頑張って歩いて来たのに、これか~って感じ。。
まぁ、来ることに意義があるってものですかね。
この「出火」、もとは井戸を掘った時、墾丁の泥岩層まで掘ってしまい、自然に噴き出す天然ガスがあることを発見。一度つけた火が今もなお消えないままなんだそう。
夏秋の雨季の時は、割れ目は常に塞がられていますが、冬春の乾季の時の“出火”の現象は、とても壮観だそうです。
行った時期は5月なので、春から夏の季節の変わり目ってことで、ほとんど割れ目が塞がれていて、火があまり見えなかったのでしょうか。。
車でお店も出てましたが、あまりお客さん来なさそう。。
さぁ、頑張ってまた来た道を戻ります!
東門に戻って、次は北門へ向かいます。
途中、南国風の民宿や民家が並んでいました。
壁にはかわいいイラストが!
北門に到着!
北門からは、城壁の上に登れるようなので、登ってみましょう~♪
城壁の上。右も左もひたすら続く壁。
この城壁を歩いていけば、西門まで行けるかな~。でも、途中で行き止まってたら戻ってこなきゃいけない。。
どうしよう。。と悩みましたが、せっかくなので歩いてみることに。
城壁から見た景色。
暑い。。けど、ひたすら歩きます。
歩いて歩いて、やっと先が見えてきました。もしかして行き止まり~??
・・・やっぱり。「禁止通行」
気を取り直して、北門まで戻ります。。
歩き続けて疲れたので、休憩したい。でも、この辺りにカフェなどはなさそうなので、駅周辺まで戻ることに。
恒春の街並みと名前のない人気麺料理店
カフェを探して歩き回るには暑すぎるので、ちょうど見つけたカフェに入ってみました。
店内は狭くカウンターのみ。テラス席が空いていたので、暑いけどテラスにしました。
漢字メニュー、なんとなく分かるものもあれば、想像できないものも。
左が「泡沫巧克力鮮奶(40元)」ミルクチョコレートのようなもの。薄いココアのような味。
右は「苹果牛奶(45元)」リンゴミルク。泡泡してて、あまり喉が潤わない(笑)
うーん、ちょっとイマイチだったけど、座ってゆっくりできたので良かった♪
テイクアウト用のカウンターもありました。
休憩できたので、次は恒春の街を散策します。
パン屋!?
臭臭鍋
緑豆のスイーツ屋
オープンなかわいいカフェ
昭和な感じの街並み。地元の人や観光客で、思ったよりたくさんの人がいました。
・・・と、人だかりができているお店を発見!
何屋だろう。。気になる!
おっ!麺料理のお店でした♪
おばあちゃんがせっせと麺を茹でています。
こんなに並んでるなんて、美味しいに違いない!!
もちろん、並びましょ~♪
何ていうお店だろう。。どこにも看板がありません。
名前もないけど、人気のお店。さらに気になります。
おばあちゃんが、もやしと麺を次々と茹でて作っています。
なかなか豪快な作り方で、面白い!動画でどうぞ↓
おおざっぱだけど(笑)、手際のいいベテランおばあちゃんです。
麺は2種類あったので、2種類頼んでみました。
持ち帰りもできるようで、持ち帰ってるお客さんもいました。
奥の広めのテーブルが空いていたので、そこに。他のお客さんと相席です。
花柄のクロスがレトロ感満載。テーブルの上には、お醤油やコショウ、辛そうなタレなどが置いてあります。
白いビーフンみたいな麺と、中華麺のような麺。それぞれ40元!
どちらも、上↑の動画にあるように、器に具材とスープを入れた後で麺を入れるので、具が見えません。
なので、混ぜてみました!
鶏肉、もやし、ネギが入っていて、美味しそう!
ではでは、いただきまーす!!
まずはスープから。
うん、あっさりしてるけど、ダシが効いていて美味しい~!
かなり暑い日でしたが、ツルツルとどんどん食べられます。
白いビーフン麺の方が、あっさりしてたかな。個人的には、中華麺の方が好みでした。
店内は満席で、繁盛してました~♪
何の飾り気もない食堂ですが、お客さんは次々と来ていて人気のお店でした。
たまたま通りかかって見つけたお店、地元の人たちに混じって美味しい麺料理を食べられて良かったです。
どこをこう見ても、お店の名前らしきものは見つからず。。
『中山路54』だけが頼りです。。
四重渓温泉
お腹も満たされたところで、次は四重渓温泉へ向かいます。
バスはよく分からなかったので、タクシーで行くことにしました。
20分ほどで四重渓温泉街に到着しましたが、特にお目当ての温泉を決めていた訳ではなかたので、タクシーの運ちゃんにオススメを聞いて、そこに連れていってもらうことに。
そして、到着したのがココ! 『日式温泉館 清泉』
恒春からのタクシー代は500元。
台湾に来て日本式の温泉か~と思ったのですが、運ちゃんにお礼を言い、とりあえず中に入ってみます。
規模も大きく、館内は綺麗で、宿泊施設もあるようです。
綺麗だしお客さんも多そうで安心できそうだったので、こちらに決定!
お風呂は、水着着用の露天風呂(250元/一人)と、個室風呂(1時間1,000元)。
温泉のために水着も持って来ていたのですが、水着に着替えるのも面倒だったので、ゆっくりできる個室風呂にしました!
中庭に面して個室風呂が並んでいます。
こちらが中庭。
お風呂は「花巻」でした。
大きな浴槽とシャワースペース。手前にはお手洗いと、鏡、ドライヤーもついています。
広くて天井も高く、ゆっくりくつろげそう。
お湯を張って、恒春でかいた汗を流します。あ~気持ちいい♪
恒春ではかなり歩いたので、足をマッサージしながら疲れを取ります。個室風呂にして良かった。
後で調べてみたら、四重渓の温泉はここが始まりとされているそう。1896年に公共温泉ができてから山口さんという人が山口旅社を建てました。これが現在の清泉山荘の前身だそうです。それから一帯は「温泉村」と呼ばれるようになったとのこと。
昭和5年には、高松宮宣仁親王が新婚旅行でこの地を訪れ、ここの温泉に浸かりました。使用された浴室は、今でも毎日きれいなお湯が張られ、フロントにお願いすれば脱衣場から参観できるようになっているそうです。
なかなか歴史のある温泉宿だったのですね。来れて良かったです。
♨日式温泉館 清泉
住所:屏東県車城郷温泉村文化路5号
電話:(08)882-4120
さぁ、次はバスと電車を乗り継いで台南へと向かうのですが、その前に近くにセブンイレブンがあったので、ちょっと休憩♪
セブンイレブンの前に、ちょうどテーブルと椅子があったので、お風呂上りの1杯を。
キウイジュースとコーヒー牛乳。あ~美味しい♪ 喉が潤います。
一息ついたら、タクシーで「車城」のバス停まで行きます。
また「清泉」まで戻ってタクシーを呼んでもらいました。
「車城」バス停へ(200元)
店先にある寂れたバス停ですが、待ってるお客さんが結構いました。
いよいよ台南へと向かいます!
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