フィリピンのルソン島北部、イフガオ州の「バナウェ」。
近郊にあるライステラスは、「コルディレラの棚田群」として世界遺産にも登録されています。
この日は、トライシクルのドライバー兼ガイド、ケリー君と一緒にバナウェの「ライステラス・ビューポイント」を巡ることにしました。
田植えをするおばさんがいた、第一のビューポイント
第一のビューポイントからの眺め
9時半頃、バナウェ・ホテルをトライシクルで出発。
山道を登っていくと、すぐに棚田が目の前に出現!
ビューポイントはいくつかあります。
ケリー君は、ビューポイントに着く度に、トライシクルを止めてくれ、写真を撮らせてくれました。
第一のビューポイントでは、田植えをするおばさんの姿が。
おばさんが持っているのは稲穂
稲穂を一本ずつ泥の上に並べていきます。
炎天下の作業、結構大変そうです。
田植えをするおばさんの向こうに広がる棚田
第一のビューポイントでは、おばさんが田植えをしている姿を見ることができました。
おばさんは炎天下の中、稲穂を泥の上に一本一本並べていました。
広大な棚田にはトラクターの姿などありません。
バナウェでは、ほとんど手作業で農作業が行われているのだそうです。
一面に広がる棚田、第二のビューポイント
第二のビューポイントからの眺め
第二のビューポイントからの眺め
第一のビューポイントを出発してしばらく走ったところで、ケリー君が停車します。
第二のビューポイントです!
一面に広がる棚田の向こうにバナウェの街が見えます。
第二のビューポイントからの眺め
訪問したこの時は1月、まだ苗が植えられておらず水が張られただけの棚田ばかりです。
けれども、苗が成長したら棚田は緑の絨毯に覆われるんでしょうし、稲穂が実ったら辺りは一面黄金色で埋め尽くされるんでしょう。
ちなみに、バナウェの棚田は、田植え時期が1月~2月、収穫期が6月~9月だそうです。
第二のビューポイントからの眺め
イフガオ族の住居?動物の骨がたくさん
辺りはどこもかしこも棚田だらけ
高低差は1,500mにも及ぶのだとか
ビューポイントにいた猫
鶏もいました!
イフガオ族伝統の藁葺き住居「イフガオハット」
メインのビューポイントからの眺め
再びトライシクルに乗って、さらに道を登っていきます。
そして、しばらく行ったところで土産物屋がたくさん並ぶ場所に到着しました。
メインのビューポイントです!
ここには、土産物屋のほか、コーヒーショップなどもあり、多くの観光客で賑わっていました。
延々と広がる棚田の風景が圧巻!メインのビューポイント
ビューポイントに居た棚田の神様
神様の名前はブルル(Bulol)と言うそうです。
イフガオ族のおじさんと伝統住居「イフガオハット」
イフガオ族のおじさん
メインのビューポイントからの眺め
メインのビューポイントからの眺め
メインのビューポイントからの眺めです。
バナウェの街からはトライシクルで約15分ほど。
延々と広がる棚田の風景が圧巻です!
バナウェの棚田は、棚田の規模としては世界最大とも言われているそうで、麓から頂上までの高低差は最大1,500m、総面積は250㎢にもおよぶそうです。
この棚田を造るのも、農作業しにいくのも大変そう。
イフガオ族の人たち
ビューポイントには、イフガオ族の人たちが幾人かいました。
皆、老人ばかりです。
彼らはここで観光客相手の商売をしていました。
ケリー君によると、現在ではイフガオ族の若者たちの多くが都会に出て働くようになり、地元に残って農業をする人は少なくなっているのだとか。
観光客と一緒に写真を撮るイフガオ老人たち
観光客と一緒に写真を撮るイフガオ老人たち。
写真に写ったり、土産物を売ったり・・・。
貴重な現金収入獲得の場です。
ビューポイントでお土産を購入
ビューポイントで見たバス。屋根の上にも乗っています!
ビューポイントの土産物屋
ビューポイントの土産物屋
ビューポイントには土産物屋がたくさん!
布製のバッグやポシェット、ストールや木製の彫像やお面など、イフガオ族の手工芸品が売られていました。
イフガオ族のバッグ
イフガオ族のお面
購入したのは上の2つ!
イフガオ族のバッグ(250ペソ:500円)と、お面(100ペソ:200円)です。
バナウェらしい土産物で、結構気に入っています。
バナウェの街並み
ガイド兼ドライバー、ケリー君
ビューポイントで棚田の風景を堪能した後、トライシクルでバナウェの街へと戻りました。
バナウェの街で19時発のマニラ行きのバスを待ちます。
ケリー君とはここでお別れです。
ケリー君は、イフガオ族の出身。
コンピューターを学ぶため、バギオの学校に通ったそうですが、都会の生活と仕事が肌に合わず、地元でガイドの仕事をすることにしたのだとか。
2日間、一緒に棚田を巡り歩き、お互いカタコト英語での会話でしたが、いろいろなことを知ることができました。
ありがとうケリー君!
充実した旅になりました。
旅行時期:2012年12月〜2013年1月
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