ランサーン【吉祥寺】★都内でも数少ない”本物のラオス料理”が食べられるお店

ランサーン【吉祥寺】★都内でも数少ない”本物のラオス料理”が食べられるお店

吉祥寺、ランサーン 東南アジア料理
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吉祥寺駅北口から中央線の線路を新宿方向へ道なりに徒歩5分ほど。1階にセブンイレブンが入った雑居ビルの2階に、ラオス・タイ料理のお店『ランサーン』はあります。

創業から28年を数えるというこのお店は、ラオス出身の3兄弟が営んでいるのだそうで、都内でも数少ない”本物のラオス料理”が食べられるお店として知られています。

久々にいただくラオスのお味、楽しみです★

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木彫りの象がインパクト大!“百万頭の象”のお店★

吉祥寺、ランサーン『ランサーン』はセブンイレブンの上の2階にあります。

 

こちらが、『ランサーン』のお店の外観。

セブンイレブンの入った雑居ビルの2階にあります。

吉祥寺、ランサーン『ランサーン』の案内看板

 

1階の階段前には目立つ看板もあるので、わかりやすいと思います。

「ラオス料理とビール」「タイ料理とビール」、名前の通り、象がお店のメインキャラです♪

ちなみに、店名の「ランサーン」は、“百万頭の象”という意味で、これはラオスの王朝の名称でもあります。

「ランサーン王朝」は、1354年から1709年までラオス全域を治めた王朝で、ラオスの人々にとっては、アイデンティティの支柱になっている王朝であるのだとのこと。

吉祥寺、ランサーン階段に貼られていたラオスの地図

 

入口から昇る階段には、ラオスの地図が貼られていました。

地図の周りにはお料理の写真と共にビアラオがいっぱい!

吉祥寺、ランサーン『ランサーン』の入口

 

こちらが、『ランサーン』の入口。昭和の時代の洋食屋さんのような入口の風情です。

さて、さっそく中に入りましょう〜♪

吉祥寺、ランサーン『ランサーン』の店内。木彫りの象がインパクト大!

 

『ランサーン』の店内です。

お店の真ん中に結構巨大な木彫りの象があって、インパクト大!

さすが、“百万頭の象”のお店★

店内は結構広々していて、座席数は4人掛けテーブル席が8卓の合計32席。

土曜の夕方18時頃の訪問でしたが、自分たちの他はお客さんはゼロ。けれども、お料理をいただいている間、4組ほどのお客さんが来店しました。

吉祥寺、ランサーンラオスビール(ビアラオ)のポスターが貼られていました。

 

店内の壁には、ラオスの竹製の編み籠や象が描かれた布などが飾られていましたが、やっぱりここでも「ビアラオ」のポスターが貼られています。

ちなみに、以前訪問した阿佐ヶ谷のラオス料理店『サバイディー』も店内がビアラオ感たっぷりでした。

ラオスの人のビアラオ愛は半端ないです!

さて、座席に座り、メニューを眺めながらお料理を選びましょうか〜♪

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『ランサーン』のメニュー

吉祥寺、ランサーン『ランサーン』のメニュー

吉祥寺、ランサーン黒米入りもち米(カオニャオダム)の紹介

吉祥寺、ランサーンサラダ、スープのメニュー

吉祥寺、ランサーンおつまみや一品料理のメニュー

“ラオ・タイ食堂”と銘打っている『ランサーン』では、ラオス料理とタイ料理の両方がメニューにあります。

メニューを見ると、タイの料理でもタイ東北部「イサーン地方」の料理が多い印象。

実は、もともとラオスとタイ東北部イサーン地方は、同じ王国によって支配されていた土地。イサーン地方のお料理はラオス料理とは兄弟のようなものなんです。

もち米を主食とし、ラープを始めとしたハーブを多用したお料理や、パーデーク(淡水魚を使った塩辛)を使ったお料理が多いのが、ラオス&イサーン料理の特徴です。

しかしながら、やっぱりラオスのお料理を食べたいよねってことでチョイスしたのが下記。

  • トムヤムカーガイ(とり肉ココナツミルクスープ)1,260円
  • ソムタム・ラオ(青いパパイヤサラダ、ラオス風)1,300円
  • ラープ(香草入り肉のサラダ)1,100円
  • ガイヤン(ラオス風焼き鳥)1,030円
  • カオニャオダム(蒸したもち米、黒米入)500円

かなりスタンダードなラインナップです。

注文の際に、店主さんに「辛さはそのままでいいですか?」と聞かれました。

ラオス料理はかなり辛いので、お客さんの要望によって辛さを調節してくれるみたいです。

本場の味を味わいたいので、もちろん返事は「そのままでOK」!

吉祥寺、ランサーン「ラオスビール(ビアラオ)」630円

吉祥寺、ランサーン「ビアラオゴールド」630円

そして、お飲み物は、もちろん「ビアラオ」

「ビアラオ」は、ラオスの国内シェア90%以上と言われる、ラオスの国民的ビール。

ラオスのビールと言ったらこれしかありません!

アルコール度数は5.0〜6.5。材料としてお米が使われているのが特徴で、スッキリとした飲み口ながら、しっかりとしたコクも感じさせるラガービールです。

東南アジアで一番美味しいビールとの呼び声も高く、モンドセレクションも受賞しています。

「ビアラオ」のビールは3種類。「ビアラオ」と「ビアラオゴールド」「ビアラオダーク」

店主さんに3本セットだと1,500円でお得と言われましたが、3本もいらないなという気分だったので、「ビアラオ」「ビアラオゴールド」を頼むことにしました。

もちろん、どちらも美味ですが、特に、独特の香りと甘みのある「カオカイノイ」というラオス原産のお米が材料として使われている「ビアラオゴールド」は抜群の美味しさ★

ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。

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カオニャオを主食に、ビアラオをお供に、ラオスの定番料理を4品

吉祥寺、ランサーン「トムヤムカーガイ(とり肉ココナツミルクスープ)」1,260円

 

程なくしてお料理が運ばれてきました〜♪

「トムヤムカーガイ(とり肉ココナツミルクスープ)」です。

「トムヤムカーガイ(トムカーガイ)」は、カー(タイ生姜)、コブミカンの葉、レモングラス、唐辛子、コリアンダーが入ったココナッツミルクをベースとしたスープに、具材として鶏肉やフクロタケを入れ、ライムやナンプラーで味付けしたスープ。

元々はタイ東北部やラオスのお料理ですが、現在ではタイ全土でも一般的に飲まれています。

ラオスでは、コリアンダー(パクチー)の代わりに、イノンド(ディル)が使われることが多いとのことでしたが、今回はパクチーが入っていた様子。

 

『ランサーン』の「トムヤムカーガイ」、抜群に美味しいです★

ココナッツミルクのまろやかさと、レモングラスやライムの酸味、唐辛子の辛味のマッチングがたまりません!

吉祥寺、ランサーン「ソムタム・ラオ(青いパパイヤサラダ、ラオス風)」1,300円

 

お次に登場したのが、「ソムタム・ラオ(青いパパイヤサラダ、ラオス風)」

熟す前の青パパイヤを細く切り、唐辛子、ニンニク、ライム、ナンプラー、砂糖を加えて棒で叩き、ピーナッツやトマト、干しエビなどと和えて作るサラダです。

ラオス風のソムタムは、現地では「タムマークフン」と呼ばれ、ソムタムとの違いは、ソムタムが味付けにナンプラー(魚醤)を使うのに対し、タムマークフンは「パデーク」という溜り魚醤が使われているというところ。

ひと口食べてみて、魚っぽい味がするってわかります。これがとってもラオスな感じ♪

さらに、『ランサーン』の「ソムタム・ラオ」は、干しエビではなく、サワガニが使われていて、さらに酸っぱ辛さが増している感じ。

普通のソムタムに比べて、味に深みと奥行きがあって、う〜ん、美味しい♪

飛び切り辛いので、キャベツをかじりながらいただきます。

吉祥寺、ランサーン「カオニャオダム(蒸したもち米、黒米入)」500円

 

主食の「カオニャオダム(蒸したもち米、黒米入)」が、定番の編み籠の入れ物に入って出てきました♪

ラオスやタイ東北部では、主食として「カオニャオ(もち米)」が一般的に食べられていて、ラオス人は自分たちのことを「カオニャオの子供」と呼んだりするのだとか。

この「カオニャオ」がとにかく美味しい!

ソムタムやラープなどラオスの料理との相性が抜群です★

なお、現地ではカオニャオは手で食べるのが普通で、お店のメニューには食べ方が書かれていました。

カオニャオの美味しい食べ方

  1. おしぼりで手をきれいにします。
  2. 「カオニャオダム」を手でつかみましょう。
  3. 練って、練って練り続けましょう。
  4. 粘りが出たら料理につけてお召し上がり下さい。

※熱いのでやけどにご注意下さい。

吉祥寺、ランサーン「ラープ(香草入り肉のサラダ)」1,100円

 

こちらは、「ラープ(香草入り肉のサラダ)」

こちらも、ラオスとタイ東北部で定番のお料理です。

「ラープ」は、鶏や豚、牛などの挽肉をミントやこぶみかんの葉などのハーブや野菜、煎り米粉と和え、ナンプラーやライム、唐辛子で味付けしたサラダ。

タイやラオス料理店に行ったら必ず注文するお気に入りのメニューのひとつです。

 

今回注文したのは豚肉を使ったラープ。

少し柔らかめの豚挽肉に、各種ハーブの爽やかな風味、ピリッとした唐辛子の辛味が合わさって、たまらない美味しさ♪

強烈な辛さで舌がヒーヒーしますが、ビアラオとの相性抜群です★

吉祥寺、ランサーン「ガイヤン(ラオス風焼き鳥)」1,030円

 

こちらも定番「ガイヤン(ラオス風焼き鳥)」です。

「ガイヤン」はタイでの呼び名で、ラオスでは「ピンカイ」と呼ばれます。

ナンプラーやニンニク、コリアンダーなどが効いたタレに漬け込んだ鶏のもも肉を炭火で長時間グリルした焼き鳥で、これまたビアラオのお供にぴったりです★

お肉が肉厚でジューシーでしたが、贅沢を言うと、皮がもう少しパリパリしている方が好みかも。

 

カオニャオを主食に、ビアラオをお供に、ラオスの定番料理を4品、辛さに口をヒーヒー言わせながら、あっという間に完食してしまいました★

大満足です。『ランサーン』のラオス料理。

現地で食べた本場ラオスの味を思い出させるお料理でした♪

吉祥寺、ランサーン持ち運び用、カオニャオの入れ物

吉祥寺、ランサーンラオスの雑貨が飾られていました。

 

吉祥寺にあるラオス・タイ料理の老舗『ランサーン』

現地のお味を彷彿とさせる「ソムタム」や「ラープ」などのラオス料理をカオニャオ(もち米)と共に、ビアラオを飲みながらいただくことができるお店。

都内でも数少ない、ラオスのお味を満喫できるお店です★

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◉『ランサーン』の地図・アクセス

  • 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-32-9 モトハシビル 2F
  • アクセス:吉祥寺駅北口から徒歩5分
  • 営業時間:[月~金] 11:30~14:00 17:00~23:00 [土] 17:00~23:00
  • 定休日:無休

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