小田急線狛江駅南口から徒歩8分。世田谷通りとぶつかる狛江三叉路の角に、中国・四川料理のお店『四川 郷土菜(シャンバァロウ)』があります。
お店のオープンは2020年5月。店主はミシュラン一つ星を獲得したこともある四川料理の名店『老四川 飄香』出身の方。
店名の「郷巴佬」は、中国語で「田舎者」や「地方出身者」といったニュアンスを持つ言葉で、四川の下町・路地裏の郷土料理を出したいという店の方向性が表れています。
単なる麻婆豆腐屋ではない、ガチな四川料理をいただけるお店ということで、行ってみることにしました。
『四川 郷土菜(シャンバァロウ)』の外観と店内の雰囲気

『四川 郷土菜(シャンバァロウ)』の外観
こちらが、『四川 郷土菜(シャンバァロウ)』の外観です。
お店の看板には、下記の文言が書かれています。
- 四川人不怕辣(四川人は辛さを恐れず)
- 湖南人怕不辣(湖南人は辛くとも恐れず)
- 貴州人辣不怕(貴州人は辛くないのを恐る)
麻辣(花椒の痺れ)の四川、唐辛子直球系の激辛の湖南、発酵酸味+激辛の貴州。中国で有名な激辛三省を評する俗諺。
店主さんの中国西南の料理への愛が伝わってきます。

店頭のメニュー看板
店頭のメニュー看板です。
少しお値段はしますが、ランチにガチな四川料理を食べられるのは嬉しい。
扉を開けて、さっそく店内へ。

『四川 郷土菜』の店内
こちらが、『四川 郷土菜』の店内です。
座席はテーブル席のみで24席。休日ディナータイムに事前予約して訪問しました。
座席はほぼ満席。予約して伺った方が良さそうです。お客さんは地元の方が多い印象。
スタッフは厨房で調理をする店主さんと、ホール担当の女性の方のツーオペ。

棚に置かれた漬物

この写真の街は雲南省麗江?
店内の棚には、漬物の瓶が置かれていたり、壁には中国の写真が飾られていたり。
さて、案内された予約席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか。
『四川 郷土菜』のメニュー




こちらが、『四川 郷土菜』のメニューです。
品数はかなり豊富。料理の写真が無いのでイメージがしづらいですが、事前にネットの口コミなどで当たりをつけていきました。
それでもって、選んだ料理は↓
- 「前菜盛り合わせ(4品)」(1,280円)
- 「花切イカのピクルス唐辛子・豆豉・紫蘇炒」(1,680円)
- 「発酵白菜と豚肉ピリ辛酸っぱ煮」(1,580円)
- 「四川名菜!麻婆豆腐」(1,300円)
- 「四川屋台の味!汁なし担担麺」(980円)
- 「青島ビール」(700円)
- 「紹興酒(グラス)」(600円)
- 「杏仁豆腐」(420円)
メインは、麻婆豆腐と汁なし担担麺。前菜盛り合わせに、四川らしい一品料理を二品チョイス。
注文を済ませ、お料理が運ばれて来るのを待ちます。
青島ビール

「青島ビール」(700円)
まずは、ビールから。
「青島ビール」です。
苦味少なめですっきりとした味の中国定番のビール。安定の美味しさ♪
ちびちび飲みながら待っていると、ほどなくして前菜が登場。
前菜盛り合わせ(4品)

「前菜盛り合わせ(4品)」(1,280円)
「前菜盛り合わせ(4品)」です。
左上から時計回りに、初カツオの豆板醤ソース、スナップエンドウにチーズを詰めて生ハムで巻いたもの、ミミガーの生山椒和え、甘味のあるミニトマトのマリネの4品。
日本人シェフらしい繊細でバラエティに富んだ盛り合わせ。
どれも美味しかったですが、初ガツオの新鮮さと、生山椒ミミガーのビリビリ感がGood!
ビールを飲みながら前菜をつまんでいると、アラカルト一品目が到着。
花切イカのピクルス唐辛子・豆豉・紫蘇炒

「花切イカのピクルス唐辛子・豆豉・紫蘇炒」(1,680円)
「花切イカのピクルス唐辛子・豆豉・紫蘇炒」です。
かなり柔らかくプリプリした歯応えの花切イカと、正体は分からなかったのですが、シャクシャクした歯応えの根菜がたくさん。
赤いピクルス唐辛子、微塵切りされた紫蘇、たくさんの豆豉、青唐辛子などが入っています。
とにかく、イカと根菜の食感のコンビネーションが絶妙! 豆豉の旨味と唐辛子の辛味、紫蘇の香りが効いていて本当に美味♪
発酵白菜と豚肉ピリ辛酸っぱ煮

「発酵白菜と豚肉ピリ辛酸っぱ煮」(1,580円)
続いて、「発酵白菜と豚肉ピリ辛酸っぱ煮」
ぐつぐつ煮立った鍋の中に、四川でよく食べられている発酵白菜(酸菜)と薄切りの豚肉、もやしが入っています。
白濁気味のスープ、赤唐辛子、上にはパクチーのトッピング。

発酵白菜の酸味が旨い
このお料理、かなり美味でした♪
この日食べた料理の中でベストかも。
とにかく、発酵白菜のクタッとした食感と、乳酸発酵の柔らかな酸味と旨味が抜群!豚肉との相性も素晴らしく、唐辛子のビビッドな辛さもGood。
後を引く旨さ!
四川名菜!麻婆豆腐

「四川名菜!麻婆豆腐」(1,300円)
そして、いよいよメインの「四川名菜!麻婆豆腐」
土鍋の中でぐつぐつと煮立った真っ赤な麻婆豆腐は、見るからに辛そうなビジュアル。漂ってくる花椒の香りも強烈です。
さっそく、いただきましょう〜!

ぐつぐつと煮立った麻婆豆腐
本場四川の麻婆豆腐だけあって、かなりの激辛! 花椒のビリビリ感もありますが、とにかく唐辛子の辛味が強烈です。
さすがに旨いのですが、しかしながら、個人的にはちょっと味が濃過ぎかも。

白米に掛けていただきます。
麻婆豆腐や発酵白菜のお供は白米。
ビビッドで濃いめの味付けが、ご飯をもりもりと進ませます♪
紹興酒

「紹興酒(グラス)」(600円)
この辺でビールが無くなったので、追加のお飲み物を注文。
「紹興酒(グラス)」です。
なんと、使われていたグラスはインドのチャイグラス。そして、ソーサーはこちらもインドのカトリ!
店員さん、チャイグラスに紹興酒を溢れんばかりに注いでくれました!

チャイグラスとカトリにて提供
紹興酒をちびちび飲みながらいただく、本場激辛の麻婆豆腐と、酸っぱ辛い発酵白菜の煮込み。
う〜ん、旨い♪
四川屋台の味!汁なし担担麺

「四川屋台の味!汁なし担担麺」(980円)
そして、締めの麺料理。
「四川屋台の味!汁なし担担麺」です。

細麺、肉味噌、ピーナッツ、青梗菜
細ストレートな中華麺に、しっかりと炒め込まれた黒っぽい肉味噌。ピーナッツと青梗菜。鮮やかなオレンジ色のタレ。
さっそく、混ぜていきましょう〜♪

麺と具材を混ぜていただきます。
こちらが、麺と具材をタレと混ぜたところ。
混ぜない方がビジュアル的には映えますが、混ぜた方が断然美味しい♪
お味は、まさに旨いのひと言!
麺や具材と絡めるタレは、辣油の香ばしさと花椒の痺れ。芝麻醤のコク。本場四川の担担麺でよく使われるという発酵青菜「芽菜」や黒酢なども使われているのかもしれません。
様々な要素が絡み合った複雑で奥深いお味。
この絶品のタレがストレートな細麺によく絡み、香ばしさのある肉味噌や、シャキシャキした青梗菜、クリスピーなピーナッツと見事なマッチング。
杏仁豆腐

「杏仁豆腐」(420円)
食後のデザートは、「杏仁豆腐」
グラスに入ったお洒落な装いで登場。
杏仁豆腐の上に、バジルシードやクコの実などがトッピングされています。
杏仁豆腐はかなり柔らかめな食感。軽い口当たりで、透明で甘さ控えめなシロップともども、さっぱりとしたお味。
激辛の四川料理の食後のお口直しにぴったり♪

『四川 郷土菜』
狛江にある中国・四川料理のお店『四川 郷土菜(シャンバァロウ)』
四川料理の名店出身の店主が作る、ガチな四川の郷土料理をいただけるお店。
いただいたお料理は、「麻婆豆腐」も「汁なし担担麺」も、激辛なのはもちろんのこと、香ばしさと旨味を感じさせる本場のお味。
特に美味だったのが「発酵白菜と豚肉ピリ辛酸っぱ煮」。乳酸発酵の柔らかな酸味と旨味が抜群! ぜひ、再訪し、他の料理も食べてみたいです。
『四川 郷土菜』の地図・アクセス・営業時間
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