メキシコのビールと言えば、「コロナビール」
正式名称は「コロナ・エクストラ(Corona Extra)」といい、メキシコのモデーロ社(Grupo Modelo)が製造販売。
日本の輸入ビール第1位、180ヵ国で販売されている世界で最もよく飲まれているビールです。
アルコール度数は4.5%。爽やかで軽い味わいが特徴で、透明なボトルにカットされたライムを押し込んでラッパ飲みするスタイルがお馴染みです。
この「コロナビール」ですが、実は生ビールがあるんです♪
コロナの生ビールを飲むことができるお店が、本場メキシコシティにある『サロン・コロナ(Salón Corona)』
その『サロン・コロナ』の本店に行ってまいりましたのでご紹介します★
創業1928年。メキシコシティの中心にあるコロナビール直営のバー
『サロン・コロナ(Salón Corona)』の外観
『サロン・コロナ(Salón Corona)』の本店は、メキシコシティの中心地であるソカロの西側、ボリバル通り(Calle Bolivar)沿いにあります。
その名の通り、このお店は、コロナビール直営のバーで、創業は1928年とかなりの老舗です。
なお、現在ではメキシコシティに、この本店を含めて7店舗が営業している様子。
メキシコシティに行ったらぜひ行きたいと思っていたこのお店。
なんと、宿泊していたホテル「ホテル ヒストリコ セントラル(Hotel Histórico Central)」のすぐ隣のブロックにあったので、チェックインを済ませるや否や、さっそく行ってみました★
『サロン・コロナ(Salón Corona)』店内の様子
訪問した時間は夜の9時過ぎ頃。
メキシコシティは治安に問題あると言われていたので夜歩くのはちょっと不安でしたが、ボリバル通り付近は全然問題なさそうでした。
店内に入ると結構な賑わい!
お客さんはほぼ全員地元のメキシコ人。
大衆居酒屋の雰囲気です。
入り口にあった「タコス・アル・パストール」
店頭には、トルコのドネルケバブに似た回転するお肉の塊がありました。
これ、「タコス・アル・パストール」と言うそうです。
「タコス・アル・パストール」とは、メキシコ全土で食べられているソウルフードのひとつ。
アラブのシュワルマやトルコのドネルケバブに似ていますが、メキシコに来たレバノン移民によってもたらされたものだそう。
それと、「タコス・アル・パストール」を調理するスタッフのシャツの背中。コロナの生ビールのロゴがプリントされてます!
お店のスタッフは、みんな、このコロナロゴが入ったオレンジ色のポロシャツを着ていました★
さて、お店の中に入って行きましょう〜♪
入り口のカウンター席
『サロン・コロナ(Salón Corona)』
入り口のカウンター席を抜けて奥へ。
広めの空間に簡素なテーブルと椅子が並ぶメインのフロアーは座席数が70席くらい。
壁にはいくつかテレビが埋め込まれていて、サッカーの試合が流されていました。
お客さんの入りは7割ほど。
お店のスタッフに特に案内はされませんでしたが、奥の席が空いていたので座ります。
お通しのハラペーニョとニンジンの漬物、ライム、サルサソース
席に座ると、お店のスタッフがテーブルにお通しを置いてくれました。
チレ・ハラペーニョとニンジンの酢漬けに、リモン(ライム)、サルサソース。
この、ハラペーニョとニンジンの酢漬けがなかなか美味しい★
『サロン・コロナ』の名物だそうです。
ただし、ハラペーニョは激辛なので、丸かじりしないように注意です。
『サロン・コロナ』のドリンクメニュー
お料理のメニュー
テーブルの上に置かれていたメニューです。
スペイン語だけでなく英語のメニューもあるので、何となくお料理の内容はわかるのですが、やっぱり写真がないからイメージしづらい(汗)
メニューを眺めながらまごまごしていると、隣に座っていた地元メキシコの方がおすすめ料理を教えてくれました★
おすすめお料理を教えてくれた地元の方
こちらが、おすすめを教えてくれた地元の人。
スペイン語だったので、正確なことはわからなかったですが、とりあえず、おすすめされたお料理と、メニューを見て気になったお料理を何品か。
そして、もちろん、コロナビールも注文しました!
大衆居酒屋的な店内で、コロナの瓶ビール「コロナ・エクストラ」と、黒生「タロ・オスクーラ」をグビグビ♪
コロナ・エクストラ(34ペソ:272円)
ハラペーニョの酢漬けを齧りつつ、周りの様子を眺めていると・・・
さっそく来ました〜♪
コロナビールの瓶ビール「コロナ・エクストラ」!
透明のボトルに入った明るい黄金色のビールが見た目に爽やか。
テーブルの上に置かれていたリモン(ライム)を瓶に挿し込み入れて、グビグビとラッパ飲み!!
う〜ん、美味しい★★
そして、しばらくすると、お料理もやって来ました〜。次々と。
「タコス・アル・パストール」(TACO PASTOR)15ペソ:120円
「タコス・プルポ」(TACO PULPO)28ペソ:224円
「プルポ」とはスペイン語でタコの意味
「タコス」とは、トウモロコシをすり潰し、薄く伸ばして焼いた「トルティーヤ」にお肉などの具を包んで食べるお料理のこと。
いつ、どこの食卓でも必ず出てくる、まさに、メキシコの国民食とも言えるお料理です。
上の写真は、「タコス・アル・パストール」
「タコス・アル・パストール」は、店頭で回転していたお肉(パストール)を削いで、トルティーヤの上に、みじん切りの玉ねぎやコリアンダーなどと一緒に載せたもの。
お肉は、豚肉が使われていて、チレ(唐辛子)やニンニクなどでマリネされています。
ライムやサルサソースを付けて食べると美味しい♪
下の写真は、「タコス・プルポ」
隣に座っていたメキシコ人男性おすすめのお料理です。
「プルポ」とはスペイン語でタコの意味で、ちょっと厚めのトルティーヤの中に、真っ黒なタコの細切れが入っていました。
このお料理、せっかくおすすめしてくれたのですが、ちょっとタコの味付けにクセがあって、苦手な味だったかも・・・。
「カルド・カマロン」(CALDO CAMARON)31ペソ:248円
こちらは、「カルド・カマロン」
「カマロン」とは、スペイン語でエビのこと。
「カルド・カマロン」は、エビ入りのスープです。
トマトベースのスープの中に、大きめのエビがどっちゃり入っていて、そのエキスがスープにしみ込んでいて、エビの旨みたっぷり!かなり濃厚です。
ドリンク用のグラスで提供されるのがちょっとチープな感じですが、お味はなかなかのもの。
うん、美味しい★
「タコス・アル・パストール」「タコス・プルポ」「カルド・カマロン」
「トルタ・ハモン」(TORTA JAMON)46ペソ:368円
「トルタ・ハモン」です。
「トルタ」とは、ソフトフランスパンの中にお肉やチーズ、トマトやアボカドなどの野菜などを挟んだメキシコ風のサンドイッチのこと。
タコスと並ぶメキシコのローカルフードの代表格です。
写真の「トルタ・ハモン」は、「ハモン」(ハム)を挟んだトルタ。
柔らかいパンの中に、ハムとチーズとトマトが入っていて、結構ボリューミー。
これは、朝食やランチにぴったりな感じです♪
「ワカモレ」(GUACAMOLE)30ペソ:240円
こちらは、「ワカモレ」
「ワカモレ」は、アボカドをメインに、トマト、玉ねぎ、ライム果汁、塩、コリアンダー、チレセラーノをすり潰して作られたディップのこと。
これをトルティーヤチップスなどに付けて食べます。
前菜やビールのおつまみとしてピッタリの、メキシコ料理の定番中の定番料理です。
トルティーヤチップスは、日本の既製品っぽいものと違って素朴な味わい。
「ワカモレ」も結構薄味でヘルシーな感じです。
ちょっと辛みが欲しかったら、サルサソースを付けて食べるのもGood!
シンプルでアボカドとライムのさっぱりさ加減が美味しい★
コロナビールのお供として最高です♪
「タロ・オスクーラ」(TARO OBSCURA)44ペソ:352円
そして、いよいよお目当のコロナの生ビールを注文!
「タロ・オスクーラ」、黒生ビールです♪
『サロン・コロナ』で飲める生ビールには、クリアタイプの「クララ」と黒生ビールの「オスクーラ」の2種類があります。
実は、「クララ」と「オスクーラ」の両方頼みたかったのですが、飛行機で到着したばかりで疲れていたということもあり、高地のため酔いが回るのが早く、コロナ1本で既に酔っ払いモード突入(汗)
今後のスケジュールにも差し障るので「オスクーラ」だけで我慢することにしました。
「タロ・オスクーラ」は黒生ビール
そして、この「タロ・オスクーラ」ですが、もちろん美味しかった〜♪
黒ビール特有の深みがあるものの、苦味は少なく結構すっきりとしたお味。
飲みやすく美味しい黒生ビールです★
専用のグラスがいい味出しているし、タコスなどのお料理ともベストマッチ!
お通しのハラペーニョを齧りつつ、グビグビいただきましたー!
こちらは、『サロン・コロナ』店内の様子。
大衆居酒屋な雰囲気ですね〜。
飲んでいる人々の雰囲気も日本と変わらない感じ。
メキシコ人は背格好も日本人と似ているし、柔和な雰囲気の人が多い感じで、なんだか親しみやすい印象を受けました。
店内の壁に飾られたクラシックなポスター
店内に飾られたサッカー選手のユニフォーム
「クララ」と「オスクーラ」のポスター
有名人らしき人の写真がたくさん!
コロナなど、いろいろなビールのボトル
『サロン・コロナ(Salón Corona)』のロゴ
『サロン・コロナ(Salón Corona)』創業1928年
創業1928年の老舗らしく、店内にはクラシックな『サロン・コロナ(Salón Corona)』のポスターや、スポンサーになっているらしいサッカーチームのユニフォーム、来店した有名人の写真が所狭しと飾られています。
さてさて、いつの間にかお時間も12時近く。
そろそろ締めにしましょうか。
『サロン・コロナ(Salón Corona)』本日のお会計
本日のお会計です。
お料理5品とビール3杯で、合計262ペソ(2,096円)
これに、10%ほど、チップを払いました。
なかなかリーズナブルで良いですね♪
賑わいを見せる『サロン・コロナ(Salón Corona)』店内
お店は、9:00〜24:00まで営業。元日とクリスマス以外は基本的に年中無休であるとのこと。
タコスやトルタを始めお料理も美味しく、お値段もリーズナブルで、メキシコの大衆居酒屋の雰囲気を味わうにはピッタリ!
場所もセントロの中心にあって、気軽に入りやすいのも嬉しいです。
そして、何よりここでしか飲めないコロナの生ビールを味わえる!
『サロン・コロナ(Salón Corona)』
メキシコシティを訪れたら、絶対に行くべきおすすめのお店です★
『サロン・コロナ(Salón Corona)』本店。ボリバル通りにあります。
◆『サロン・コロナ本店』の地図・アクセス
住所:Calle de Bolívar 24, Centro, 06000 Ciudad de México, D.F., メキシコ
電話:+52 55 5512 5725
営業時間:8:00~2:00
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