JR池袋駅北口から徒歩6分。文化通りを北上し、2つ目の信号を左折してすぐの右手に、タイ料理のお店『ピラブカウ』があります。
『ピラブカウ』は、20年以上の歴史を持つ老舗。以前は池袋の別の場所に店舗を構えていたそうで、現在の場所にオープンしたのは2019年11月。
小さなお店ですが、タイ政府お墨付きの「タイ・セレクト」にも認定されたお店で、タイ料理マニアやタイ出身者からの評価も高い人気店です。
『ピラブカウ』の外観と店内の雰囲気

『ピラブカウ』の外観
こちらが、『ピラブカウ』の外観。
通り沿いにある小ぢんまりとした店舗です。
タイの寺院を模した屋根の形。タイ国旗も旗めいています。

テイクアウト販売も人気の様子

いかにもタイっぽい雑然とした風情がGood!
屋台っぽい店構え。たくさん貼られた貼り紙やショーケースに並ぶ食材。
いかにもタイっぽい雑然とした風情がいい感じ♪
さっそく、店内へ。

『ピラブカウ』の店内
こちらが、『ピラブカウ』の店内です。
店内は狭く、座席はテーブル席が16席、カウンター席が3席の合計19席。
平日のディナータイムに予約無しで訪問しましたが、運良くカウンター席に座ることができました。

現地タイの風情が感じられます。
店内はほぼ満席状態。お客さんは、日本人の女性2人組、中国人のカップル、西洋人のカップル。日本人の男女グループ、日本人のおひとり様男性などなど。
スタッフは、調理をしている店主さんと接客を担当するにこやかな奥様。店主さんは中華系のタイ人の方です。

お客さんへのメッセージが書かれている様子

タイと言えば象

タイの地図

前国王の写真が飾られていました。
店内の壁には、タイ語のメッセージが掲げられて(画像翻訳によると哲学的なメッセージである様子)、象の木彫りがあったり、タイの地図があったり、人気があった前国王の写真が掲げられていたりと、タイを感じさせます。

ピラブカウセレクト ソース&ドレッシング
オリジナルのドレッシングも販売している様子。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『ピラブカウ』のメニュー
















こちらが、『ピラブカウ』のメニュー(の一部)です。
メニューはかなり豊富。その数100種類以上!
タイカレーも7種類あるし、タイスキやムーガタもあります。
どの料理も美味しそうで、かなり迷うところですが、今回は初訪問ということもあり、スタンダードなチョイスにしました。
- 「タムクンソッパラーイサン」(エビ刺身と青パパイヤのタイアンチョビソースサラダ)(1,780円)
- 「ガイヤーン(タイ風レモングラス風味の焼鶏)」(1,580円)
- 「カオニアオ(もち米)」(490円)
- 「トムカーガイ(チキンのスパイシーココナッツミルクのスープ)」(1,580円)
- 「センヤイパッキーマオ(ライスヌードルのバジル唐辛子炒め)」(1,680円)
エビ刺身のソムタムとガイヤーン。主食のもち米。スープはトムカーガイ。締めの麺料理はパッキーマオ。
辛さはどうするかと訊かれたので、「少し辛いくらい」と回答。
ちなみに、サイクローイサンは注文しようとしたところ、無いとのこと。食べたかったのでちょっと残念。

タイ北部のカレーラーメン カウソーイ

デザートメニュー
ちなみに、お店の壁にはメニュー本に載っていない料理も貼られていました。
カウソーイ(カオソイ)はかなり気になるところ。デザートも魅力的な品ばかり!
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「シンハービール」

「シンハービール」(650円)
まずは、お飲み物。
タイ王室に認められた唯一のビール「シンハービール」です。
アルコール度数は5%。爽やかでバランスの取れた味は、スパイシーなタイ料理によく合います。
ぐびぐび飲みながら待っていると、さっそく最初のお料理が運ばれてきました!
「タムクンソッパラーイサン」(エビ刺身と青パパイヤのタイアンチョビソースサラダ)

「タムクンソッパラーイサン」(エビ刺身と青パパイヤのタイアンチョビソースサラダ)(1,780円)
「タムクンソッパラーイサン」(エビ刺身と青パパイヤのタイアンチョビソースサラダ)
クンは「エビ」、ソッが「生」、パラーが「発酵小魚」。生エビを使ったイサーン風のパラー入りソムタムです。
のっけから超絶の旨さ!
エビ刺身も旨いけど、とにかく、パラー(タイアンチョビソース)の発酵の旨味がすごい!
普通のソムタムとはひと味もふた味も違います。
そのパラーの味が絡んだ、しっかりと叩かれて歯応えのよい青パパイヤの食感。
美味しい♪
辛さも控えめにしたおかげで、スイスイと食が進みます。

「カオニアオ(もち米)」(490円)
エビ刺しパラーソムタムのお供は、「カオニアオ(もち米)」
竹籠のガティップからカオニャオを取り出し、ソムタムと一緒にいただきます。
パラーの旨味ともち米のやわ硬い食感がベストマッチ★
「ガイヤーン(タイ風レモングラス風味の焼鶏)」

「ガイヤーン(タイ風レモングラス風味の焼鶏)」(1,580円)
続いて、イサーン料理お馴染みの「ガイヤーン(タイ風レモングラス風味の焼鶏)」
骨付きの鶏肉ローストがドカッと登場しました!
骨が結構多めだったけど、レモングラスが香り、ジューシーで柔らかい鶏肉。
そして、酸味と辛味と仄かな甘味のあるタレをつけて食べると、これがもう絶品♪
もちろん、カオニャオともビールとも相性抜群!
「トムカーガイ(チキンのスパイシーココナッツミルクのスープ)」

「トムカーガイ(チキンのスパイシーココナッツミルクのスープ)」(1,580円)
お次は、これまたイサーンの定番スープ「トムカーガイ(チキンのスパイシーココナッツミルクのスープ)」
土鍋に入った状態での提供です。

少しオレンジっぽい色のトムカーガイ
ココナッツミルクを使っているため、白いビジュアルのイメージがあるトムカーガイですが、提供されたトムカーガイは少しオレンジ掛かった色。

器に取り分けたところ
こちらが、器に取り分けたところ。
スープをひと口啜ってみると、色はオレンジ掛かってはいるものの、ココナッツミルクのまろやかさが感じられるそのお味は、紛れもなく「トムカーガイ」のお味。
そして、めちゃくちゃ美味しい!
具材は鶏肉多めで、トマト、パクチーなどが入っていて、きのこ類はありませんでしたが、スープがとにかく美味しく、もち米と合わせて、これだけを延々と飲み続けていられるレベルのお味でした。
「センヤイパッキーマオ(ライスヌードルのバジル唐辛子炒め)」

「センヤイパッキーマオ(ライスヌードルのバジル唐辛子炒め)」(1,680円)
締めは麺料理。スープは飲んでいたので、炒め麺にしました。
「センヤイパッキーマオ(ライスヌードルのバジル唐辛子炒め)」です。
豚肉、ベビーコーン、ブロッコリー、青菜、トマト、卵と、盛りだくさんの具材。
センヤイ(ライスヌードル)の柔らかな食感と、唐辛子のピリ辛さのマッチングがたまりません!

いただいたタイ料理の数々
いただいたタイ料理の数々。
どれも美味しい♪ 他のメニューもぜひ食べたい!

『ピラブカウ』
池袋にあるタイ料理のお店『ピラブカウ』
「タイ・セレクト」にも認定された20年以上の歴史を持つ人気店です。
提供しているメニューの数は100種類以上!
いただいたお料理は、発酵小魚の旨味がすごい「タムクンソッパラーイサン」、ジューシーな鶏肉と甘辛酸のタレのマッチングがベストな「ガイヤーン」、まろやかで飲み飽きない「トムカーガイ」など、いずれも絶品!
間違い無く再訪必至です。
次回訪問した際は、お店の名物料理だという「焼きダック」をいただいてみたいです。
『ピラブカウ』の地図・アクセス・営業時間
タイ料理店











