埼玉県比企郡小川町。小川町駅前の商店街沿い。駅から徒歩4分ほどの場所に、バングラデシュ料理のお店『カティバングラレストラン』があります。
2024年12月にオープンしたハラール食材店「バングラバザール」の2階に、併設レストランとして2025年4月から営業を開始しました。
本場の味にこだわったバングラデシュ料理を提供するお店ということで、行ってみることにしました。
『カティバングラレストラン』の外観と店内の雰囲気

ハラール食材店「バングラバザール」の外観
午後1時頃、小川町駅を出て、静まり返った駅前の通りを進んでいくと、右手にひときわ異彩を放つ緑色の外観の店舗が見えてきます。
ここが、ハラール食材店「バングラバザール」。小川町唯一と言ってもいいハラール食材店です。

「バングラバザール」の入り口

『カティバングラレストラン』は食材店の店内にあります。
「バングラバザール」の入り口です。
目的の『カティバングラレストラン』は、このお店のの店内にあります。

大人気メニュー「カッチービリヤニ」
入り口には、レストランの張り紙もありました。
「カッチービリヤニ」、美味しそうです。

「バングラバザール」の店内
こちらが、「バングラバザール」の店内。
古民家をリノベーションした店内は明るい雰囲気。品揃えもかなり豊富で、商品は綺麗に陳列されています。

レザラマサラ、カラブナマサラ、マスタードオイル

各種マサラや豆など

各種スパイス

モリンガパウダー、ギー

たくさんの種類の魚
棚には、バングラデシュ料理に使われるマスタードオイルやギー。各種マサラや豆、お米。スナックや飲料などがぎっしり並び、冷蔵庫にはたくさんの種類の魚や肉が入っていました。

食材店の右奥にレストランの入り口が
レストランの入り口は食材店の右奥。
日本人の店員さんが現れ、料理を食べたい旨を伝えると、レストランへと案内してくれました。

『カティバングラレストラン』の店内
レストランは建物の2階。食材店の奥に階段があります。
古民家らしい、狭くて急な古びた階段を昇ると、渡り廊下があり、そこを抜けると、レストランスペースがありました。
座席は20席ほど。お客さんは、地元の方らしい若い男女客が2組。後から旅行者風の年配の夫婦が来店しました。
スタッフは、ホール担当が若めの日本人男性スタッフ。厨房で調理をしているのは、バングラデシュ人の店主さん。食材店のレジに居るのは店主の息子さんです。
さて、案内された座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょう〜。
『カティバングラレストラン』のメニュー

バングラデシュの本格料理へようこそ
こちらが、『カティバングラレストラン』のメニューです。
表紙には、こんな文言が。
当店は、本場の味にこだわっています。日本人の舌に合わせた味付けにはしていません。忖度なしの本場料理をご賞味ください。
期待が高まります!














メニューの品数はかなり豊富。
カッチビリヤニ、チキンビリヤニ、ムログプラオ、ブナキチュリなどのご飯もの。バングラデシュ料理のおかず「ボッタ」のセットもあり。カレーは、肉系がカラブナやカラヒゴシュト、マトンレザラ、マトンネハリなど。イリシュやパンガスなどを使った魚料理や、サムサやダルプリなどの軽食もあります。
しかしながら、案内してくれた日本人スタッフによると、この日は、カッチビリヤニやムログプラオなどは無く、ご飯もので提供できるのは「和牛のテハリ」のみとのこと。他にも提供できない料理がいくつかある様子。
カッチビリヤニを食べたいと思っていたので残念ではありましたが、気を取り直して↓のお料理をチョイス。
- 「和牛のテハリ」(1,350円)
- 「パンガストマトカレー」(900円)
- 「ボーハニ」(400円)
本日唯一のご飯ものの「和牛のテハリ」と、スタッフにおすすめと提案された「パンガストマトカレー」。お飲み物は「ボーハニ」を頼むことにしました。
注文後、20分程度待ったところで、お料理が登場。
「和牛のテハリ」「パンガストマトカレー」「ボーハニ」

「和牛のテハリ」(1,350円)、「パンガストマトカレー」(900円)、「ボーハニ」(400円)
四角いお盆の上に載った「和牛のテハリ」と「パンガストマトカレー」「ボーハニ」です。
メニュー写真とは違って「和牛のテハリ」には生野菜は添えられておらず、「パンガストマトカレー」も思った以上に量が少なめでしたが、バングラデシュ料理らしいビジュアルが食欲をそそります。
さっそく、いただきましょう〜。

「和牛のテハリ」(1,350円)
こちらが、「和牛のテハリ」
バングラデシュ料理店でメニューによく見掛ける「ビーフテハリ」です。
お米は均一の薄茶色をした小粒のチニグラ米。ダイス状の牛肉がゴロゴロ入り、青唐辛子やクローブなどのスパイスが入っています。
ちなみに、「テハリ」はインドでよく食べられている「プラオ」とよく似た料理で、使われているお米以外に両者に明確な違いは無さそうな感じ。
なお、「テハリ」という料理はインドにもあり、インドではジャガイモの入ったベジのものが主流なのだそう。
それでもって、『カティバングラレストラン』の「和牛のテハリ」のお味は、間違いなく美味しかったです♪
ポロポロした小粒のチニグラ米は、ほど良くオイリーで牛肉の旨味が沁み込んでいます。ホールスパイスや青唐辛子が入っているものの、辛さもスパイス感も控えめ。
ゴロゴロ入った和牛は適度な硬さで、野趣溢れる肉の味がGood!

「パンガストマトカレー」(900円)
こちらは、「パンガストマトカレー」
パンガスという魚をトマトベースのカレーで煮込んだ料理。お店一番の人気メニューだとのこと。
柔らかくて淡白なパンガスの白身に、唐辛子の辛味とトマトの酸味がビビッドに効いたグレイビーが絡んでいます。
食べやすく美味しい♪ 一番人気というのも頷けるお味。

「ボーハニ」(400円)
お飲み物は、スパイシーなドリンク「ボーハニ」
「ボーハニ(ボルハニ)」は、ヨーグルト(ドイ)に、青唐辛子やマスタードシード、ミント、コリアンダー、塩などが入った、バングラデシュ定番の付け合わせドリンク。
ヨーグルトの酸味とスパイスの風味、塩気がお料理との相性抜群!
ミントの爽やかさが効いていて、これ、かなり美味しい♪

小川町で楽しめるバングラデシュの味
「和牛のテハリ」と「パンガストマトカレー」「ボーハニ」。どれも美味しく、しっかりとバングラデシュのお味でした。
小川町でこんなに本格的なバングラデシュ料理が味わえるのは貴重です。

「バングラバザール」
埼玉県小川町にあるバングラデシュ料理のお店『カティバングラレストラン』
バングラデシュ出身の店主が営む、本場の味にこだわった忖度なしのバングラデシュ料理を提供しているお店。
いただいた「和牛のテハリ」「パンガストマトカレー」「ボーハニ」、どれもバングラデシュそのものなお味で美味でした♪
遠いのでなかなか再訪するのは難しいですが、今度訪れたら「カッチビリヤニ」や「ボッダのセット」をいただいてみたいです。
ちなみに、お店のメニューは品数豊富ですが、その日によって提供できる料理が限られているため、事前に電話確認(050-6862-7871)した上で訪問するのがおすすめです。
『カティバングラレストラン』の地図・アクセス・営業時間
- 住所:埼玉県比企郡小川町大塚34
- 営業時間:12:00~22:00
- アクセス:東武東上線小川町駅から徒歩4分
ベンガル料理(東インド・バングラデシュ)店






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