高田馬場駅から徒歩5分。神田川へと向かう路地の飲食店の並びに、ミャンマー料理のお店『Hka Hku (カ クウ)』があります。
このお店、ミャンマー北部に住むカチン族の料理を提供しているお店。
カチン料理は食べたことがなかったので、行ってみることにしました。
『Hka Hku (カ クウ)』の外観と店内の雰囲気

こちらが、『Hka Hku (カ クウ)』の入り口です。
場所は高田馬場BSホールの前。雑居ビルの地下1階にお店はあります。
入り口の看板には、「Hka Hku (サヤカ)」と書かれていて少し戸惑いますが、ここで間違いありません。
ちなみに、お店のFacebookには「カ クウ」と「サヤカ」が併記されているので、日本語の表記間違えでは無さそう。

路面の立て看板には、正しく「カクウ」と書かれていました!
階段を降りて、さっそく店内へ。

こちらが、『Hka Hku (カ クウ)』の店内です。
居酒屋風の店内は、上の写真の部屋と、手前に広めの個室があります。
座席はテーブル席のみで、合計30席程度でしょうか。
訪問したのは平日の19時頃。ミャンマー人のグループ客やカップルが数組来店していました。スタッフはカチン族の方で接客をしてくれる男性は日本語堪能です。

店内にはカラオケも常備。モニターからはミャンマーのミュージックビデオが流れていました。
さて、このお店が提供している「カチン料理」とはどんな料理でカチン族とはどんな民族なのか。ちょこっとご説明。
カチン族とは?カチン料理とは?
「カチン族」は、ミャンマー北部のカチン州を中心に、シャン州、中国雲南省、インド北東部などに居住するチベット、ビルマ系の山岳民族。人口は155万人ほど。ジンポー族をはじめとした様々な民族集団からなり、言語や文化も民族ごとに異なります。信仰は9割がキリスト教。代表的な文化としては、巨大な模様柱の周りを銀の装飾で着飾った女性たちが数千人規模で踊るという「マナウ祭」が有名です。
「カチン料理」は、中国・雲南省の料理、東南アジア山岳民族の料理、ミャンマー料理の要素が混ざった料理で、ハーブや山菜、たけのこを多用し、発酵させた食品や燻製肉が使われ、油分は少なく素朴な味なのが特徴。主食は米で、もち米も多くたべられています。
さて、カチンの話はこれくらいにして、そろそろメニューを見てお料理の物色開始です。
『Hka Hku (カ クウ)』のメニュー






こちらが、『Hka Hku (カ クウ)』のメニューです。
品数はかなり豊富ですが、料理ごとの写真が無いのでイメージしづらいのが難。ビルマ文字表記のみの料理もあります。
「お茶葉っぱサラダ」や「豚スペアリブ揚げ」など、間違いなく美味しいだろうという料理もありますが、その魅力を振り切りつつ、今回はこのお店ならではの「カチン料理」を中心に頼むことにしました。
それでもってチョイスしたお料理が↓
- 「カチン民族風料理(牛)」(1,250円)
- 「ソンタンスープ」(700円)
- 「お茶葉っぱ混ぜご飯」(850円)
- 「マトントウン」(1,500円)
- 「チャターサンロ」(1,350円)
カチン料理4品(カチン民族風料理、ソンタンスープ、マトントウン、チャターサンロ)と、ご飯ものにビルマ料理1品(お茶葉っぱ混ぜご飯)。
チャターサンロは、ビルマ語表記のみの料理。お店のスタッフに聞いたところ、鶏肉の雑炊料理とのことで、頼んでみることにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
生ビール


まずは、お飲み物から。
「生ビール」です。アサヒスーパードライの中ジョッキとグラス。
ぐびぐび飲んでいると、ほどなくしてお料理登場!
カチン民族風料理(牛)


銀色の専用鍋でサーブされたこちらは、「カチン民族風料理(牛)」
お店の方の話によると、現地の言葉で「アメーカチンチェ」と呼ばれる料理で、”アメー” が牛を意味する言葉。牛肉のドライなカチン風煮込みです。
メニューには、他に豚や鶏、魚のバージョンがありました。
具材は牛肉のほかに、ハチノスなどの内蔵系の肉とタケノコ。

いただいた「アメーカチンチェ」は、パクチーのハーブ感と唐辛子や花椒の辛味があり、味付けの方向性は良さげなのですが、肉質が硬過ぎで味が沁みておらず、ちょっとイマイチ感あり。
食べログの口コミでは美味しいとの声もあったので、肉が良くなかったのかも。
豚や鶏バージョンにすれば美味しく食べられた可能性大。
ソンタンスープ

気を取り直して、続いて「ソンタンスープ」
お店の方によると、中に入っている茶色の干物のようなものは、日本の高菜のようなもので、カチンではよく飲まれているスープだとのこと。
スープの見た目はクリアー。唐辛子とパクチー、ニンニクが入っています。

この「ソンタンスープ」、ひと口啜って、その強烈な酸っぱさにびっくり!
何か間違っているんじゃないかと思うような酸っぱさなのですが、ただ酸っぱいだけでなく、仄かな漢方風味が感じられ、唐辛子のピリ辛さやニンニクの旨みと相まって、癖になる美味しさ♪
思わず、延々と啜り続けてしまいました。
ちなみに、高菜のような干物は、日本の酢昆布のような味と食感で、時間が経つとその酸味がスープに溶けて干物自体は無味になります。
具材として食べるというよりも、酸味を出すための食材である様子。
お茶葉っぱ混ぜご飯

お次はご飯もの。
「お茶葉っぱ混ぜご飯」です。
ミャンマー料理定番のお茶の葉サラダ「ラペットゥ」をご飯に混ぜた混ぜご飯「ラペッタミン」です。目玉焼きが上に載せられ、トマトが添えられています。
お茶の葉の仄かな苦味が効いたスタンダードなお味の混ぜご飯。
美味しいけど、単体のラペットゥの方がミャンマー料理らしさを感じられるかも。

ラペッタミンには、あっさり味のスープが付いていました。
こちらは、しじみっぽい貝出汁の風味。
マトントウン

こちらは、「マトントウン」
干した山羊肉に唐辛子やニンニク、ハーブなどを加え、石臼などで叩き混ぜる料理。タイのソムタムに作り方が似ています。
こちらも、カチンの伝統料理とのこと。

この「マトントウン」、美味でした♪
唐辛子が結構効いていてかなりピリ辛。繊維状のマトンの干し肉はほろほろとした食感で、日本のおつまみの乾き物に似たようなものがありそう。
レモンを搾り掛けて酸味を加えるとなお良し。千切りキャベツとも合うし、ビールとの相性も抜群!白ご飯が欲しくなります。
チャターサンロ

ラストの一品は、「チャターサンロ」
お店の方は、鶏肉の雑炊と言っていたので、日本の雑炊をイメージしていましたが、サーブされたのはチキンメインなお料理。
ゴロゴロ入った鶏肉にグレイビーのように纏わりついているのは、お米の雑炊。黒胡椒で味付けされています。

想像していたものとは違いましたが、「チャターサンロ」も美味でした!
どろりとした雑炊の粘り気と胡椒のピリッとした風味が柔らかく煮込まれた食べ応えのある鶏肉に絡んでなかなかGood!
韓国料理の参鶏湯を思い出させる食感と風味です。

お料理をいただいていると、いきなり大音量のイントロがスタート!
奥の席のミャンマーの若者たちがカラオケを始めました♪
高田馬場にあるミャンマー料理のお店『Hka Hku (カ クウ)』
都内では希少なカチン族の料理を提供しているお店です。
いただいた料理はどれも個性的で、初めて食べる味ばかり。
特に、強烈な酸味と漢方風味が癖になる「ソンタンスープ」と、ピリ辛のマトンの乾き物「マトントウン」が美味でした♪
『Hka Hku (カ クウ)』の地図・アクセス・営業時間
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