目黒駅東口から徒歩5分ほど。駅から続く大通りを白金台方面に直進した、上大崎交差点の右手の角。銭湯の入ったビルの2階に、インドネシア料理のお店『チャベ 目黒店』はあります。
お店は、2002年に品川・武蔵小山で創業。2016年3月に、以前この場所にあった日本最古のインドネシア料理店『せでるはな』の閉店を受けて、別の場所で営業していた目黒店を移転オープンさせたのだとか。
オーナーは、ジャワへの留学経験を持つ日本人の方。シェフは、イスラム教徒のインドネシア人の方だそうです。
バラエティに富んだ本場のお味のインドネシア料理をいただける、在住インドネシア人も通うという人気店です。
前々から行きたいと思っていたのですが、近々、ドラマ「孤独のグルメ」に紹介されるとのことで、混雑することが予想されるため、急遽訪問することにしました。
在日インドネシア人も通う人気インドネシア料理店
『チャベ 目黒店』の入り口
こちらが、『チャベ 目黒店』の入り口。
お店は交差点の角、銭湯のある建物の2階にあります。
「チャベ(cabe)」とは、インドネシア語で唐辛子の意味。看板にも唐辛子の絵が描かれていました。
『チャベ 目黒店』店頭のメニュー看板
店頭のメニュー看板です。
ナシパダン、ルンダン、ナシゴレン、ソトババット。テイクアウト販売も行なっている様子。
『チャベ 目黒店』のお店の入り口
さっそく、階段を登って2階へ。
こちらが、『チャベ 目黒店』のお店の入り口です。
訪問したのは、平日のディナータイム19時頃。予約なしで訪問したのですが、お店はかなり混んでいるようで、店員さんがちょっと慌てながら席があるか確認。
何とかカウンター席が1席空いていたようで、お店に入ることが出来ました。
予約はして行った方が良さそうです。
『チャベ 目黒店』のテーブル席
『チャベ 目黒店』のカウンター席
店内空間は結構広めな印象。
座席は、テーブル席が33席、カウンター席が4席の合計37席。
ほぼ満席状態で、お客さんはインドネシアのグループ客が多め。日本人のお客さんもちらほらいました。
店頭で販売されるインドネシア食材など
チリソースやジャスミンティーなどのほか、Tシャツやトートバッグも販売
こちらは、店頭で販売されているインドネシア食材など。チリソースやジャスミンティーなどのほか、Tシャツやトートバッグも販売されています。
写真を見ると、珍しいものもありそうなので、もっと色々見ておけばよかったなと、ちょっと後悔。
さてさて、メニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『チャベ 目黒店』のメニュー
「ナシパダン」
揚げものと蒸しものメニュー
スナック、野菜、サテのメニュー
メニュー数はかなり豊富
アルコールメニュー
甘味メニュー
こちらが、『チャベ 目黒店』の一部。メニュー数はかなり豊富です。
定番のナシゴレン(インドネシア炒飯)やミーゴレン(焼そば)をはじめ、ソトアヤム(チキンスープ)。ルンダン(じっくり煮込んだ牛肉のスパイス煮)、グレカンビン(ヤギカレー)、ガドガド(茹で野菜の甘辛ピーナッツソース)。肉串のサテや鳥唐揚げのアヤムゴレン、インドネシア納豆のテンペ、肉団子が入ったラーメンのミーバッソなどなど。「ルンダンバーガー」なんてオリジナルメニューもあります。
分厚いメニュー本だけでなく、黒板メニューにもびっしりと料理名が書かれていて、よりどりみどりな感じ。
ちなみに、お料理は、ハラル肉を使用し豚肉、豚由来成分を一切使用していないハラルフードなのだそう。
色々食べたいものはありましたが、今回は↓のお料理をチョイスすることにしました。
- ソトアヤム(Small) 400円
- ナシパダン 1,650円
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
インドネシア西スマトラ州のお料理の盛り合わせプレート「ナシパダン」
「ビンタンビール」660円
まずは、お飲み物から。インドネシアの定番ビール「ビンタンビール」です。
「ビンタンビール」は、インドネシアの国民的ビール。インドネシアで一番よく飲まれているビールです。
コクのあるピルスナータイプのビールで、辛口だけど後味さっぱり★
ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。
「ソトアヤム(Small)」400円
ビールを飲んでいると、スープ「ソトアヤム(Small)」が運ばれてきました!
「ソトアヤム」は、スパイスをたっぷり使った鶏肉のスープ。「ソト」は”スープ”、「アヤム」は”鶏肉”を意味します。
にんにくやショウガ、ターメリックなどのスパイス、鶏肉、野菜、春雨などが入っていて、辛さはなく、鶏肉の旨味がしっかり効いていて美味しい★
『チャベ』のソトアヤムは、濃いめのお味でした。
「ナシパダン」1,650円
そして、メインのお料理「ナシパダン」が登場!
「ナシパダン」とは、インドネシア西スマトラ州各地の料理の総称で、“ナシ”はご飯、“パダン”は西スマトラ州最大の都市の名前のこと。「ナシパダン」は、インドネシア西スマトラ州のお料理の盛り合わせプレートって感じです。
プレートの上に載っているおかずは、メニューに書かれていないので詳細はわからないのですが、ご飯を中心に、辛いグレービーの掛かったゆで卵、キャッサバの葉の煮物、小魚とピーナッツ炒め、ビーフルンダン、ジャックフルーツのカレー煮、いんげんと厚揚げのようなものの炒め物、青唐辛子の辛いサンバル、ご飯にはフライドオニオン?が掛かっていて、えびせんが添えられています。
結構豪華で、結構なボリューム!
さっそく、いただきましょう〜♪
インドネシア西スマトラ州のお料理の盛り合わせプレート
ビーフルンダンが抜群の旨さ!
この「ナシパダン」、めちゃくちゃ美味しかったです★
とにかく、味(辛味・甘味・塩っ気・苦味)と食感(クリスピー・シャキシャキ・柔らか)のバリエーションがすごい!
ゆで卵のグレイビーの辛味、キャッサバの苦味、いんげんのシャキシャキした食感、小魚とピーナッツのクリスピーな食感、ジャックフルーツの竹の子のような風味、そして、ビーフルンダンの深みのある甘辛い旨味。
特に、ビーフルンダンのお味が絶品!柔らかなビーフにスパイスとココナッツのグレービーが沁み込んだ濃い目のお味で、程よい辛さがGoodです★
これらのおかずをミックスしながら、ご飯と一緒にいただくと本当に美味♪
サンバルソース
こちらは、お料理と一緒にテーブルに置かれた、自家製の辛いサンバルソース。
このサンバルソースも掛けて、ピリピリした辛味による味変も楽しみながら賞味。
かなりボリュームのある「ナシパダン」でしたが、あっという間に完食!
「パンダンのココナッツクレープ」400円
デザートで頼んだのは、「パンダンのココナッツクレープ」
パンダンリーフが練り込まれた水色掛かったグリーンのビジュアルはインパクト抜群!
しっとりとして弾力のあるクレープの中には、甘いココナッツフレークがたんまり詰まっています。
シャキシャキしたココナッツの食感と甘さ、柔らかなクレープ生地とのコントラストがいい感じ♪
「トラジャ珈琲」550円
デザートのお供は、「トラジャ珈琲」
「トラジャコーヒー」は、インドネシアのスラウェシ島にあるトラジャ地方で栽培されるコーヒーのこと。
優しい苦味と独特のスモーキーな香り、酸味があまりないのが特徴で、アラビカ種のコーヒーの中でも最高峰と言われることもあるコーヒーなのだとか。
優しい味わいが、甘いココナッツクレープと合います♪
お店は銭湯のある建物の2階
目黒にあるインドネシア料理のお店『チャベ 目黒店』
インドネシア西スマトラ州のお料理の盛り合わせプレート「ナシパダン」は、抜群の美味しさ♪特に、スパイシーで深みのあるお味のビーフルンダンが絶品でした★
店主さんやスタッフの対応も親切で、インドネシアを感じられるお店の雰囲気もGood!
「孤独のグルメ」で紹介されたら、予約が取りづらくなってしまうかもですが、ぜひ、再訪して、今度はルンダンメインで注文してみたいです。
◉『チャベ 目黒店』の地図・アクセス
- 住所:東京都品川区上大崎3-5-4 第1田中ビル 2F
- アクセス:目黒駅東口 徒歩5分
- 営業時間:11:30~14:30 17:30~22:00
- 定休日:日曜日・祝日
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