JR埼京線十条駅北口から徒歩1分。十条プチロードに入ってすぐの左手に、マレーシアのスープ料理「肉骨茶」をいただけるお店があります。
その名も、まんま、お料理と同じ『肉骨茶(バクテー)』★
ちなみに、紹介するメディアによっては、お店の名前が『A1(エーワン)肉骨茶』と紹介されていることもありますが、この”A1”というのは、肉骨茶のベースに使っている現地調味料メーカーの名前であるとのこと。
オープンは2014年1月。日本人のご夫婦が切り盛りしているお店です。
マレーシアの調味料メーカーA1社のスパイスを使った本格「肉骨茶(バクテー)」
『肉骨茶(バクテー)』の外観
居酒屋っぽいパネルが並びます。
こちらが、『肉骨茶(バクテー)』の外観。
ポップでキャッチーなパネルが並んでいて、日本の居酒屋チェーン店のような雰囲気です。
オープン当初はもう少し落ち着いた外観だったようですが、この8年ほどの間にお店の外観やメニューの内容もいろいろ変遷があった様子。
『肉骨茶(バクテー)』の店内
こちらが、『肉骨茶』の店内です。
お店は、カウンター席中心の1階とテーブル席メインの2階があり、座席は合計25席。
店内の雰囲気は日本の居酒屋に似た感じ。
平日の遅めのディナータイムに訪問しましたが、お客さんは男性の2人連れ1組のみ。ランチタイムや週末の方がお客さんは多そうです。
カウンター席
A1肉骨茶のスパイスセットと100PLUS
テーブル席
店内は、マレーシア国旗が飾られている以外は、マレーシア感はあまりなく、普通の居酒屋的で、マレーシアに馴染みのない方でも普段使い出来そうな感じ。
「肉骨茶」を特別な食べ物ではなく、日常的に食べて欲しいという店主さんの思いが伝わってきます。
『肉骨茶(バクテー)』のメニュー
肉骨茶メニュー
おつまみや揚げ物系
肉骨茶スペシャル
炙り肉骨茶、マレー風鶏の唐揚げ
こちらが、『肉骨茶』のメニューです。
メインの「肉骨茶(バクテー)」は、元祖あっさりスープと濃厚スープの2種類あり、お肉の種類や大きさなども選べるようになっており、トッピングも色々あります。
メニューが複雑で選び方に迷っていたところ、店主の奥様に、ご飯・小鉢付きの「お食事セット」をおすすめされました。
今回注文したのは↓です。
- お食事セット(元祖あっさりスープ)オリパク(肉1本) 1,060円
- えびせん 420円
- タイガービール 750円
2種類の肉骨茶スープのうち、今回は「元祖あっさりスープ」を選ぶことにしました。
ちなみに、お店の紹介によると、2種類のスープの内容は下記です。
- 元祖あっさりスープ・・・スパイスと豚のスペアリブ、ショルダーでじっくり煮込んだすっきりとした軽めな仕上がり。奥からじんわりと薬膳の味わいが漂います。
- 濃厚スープ・・・スパイスと豚のスペアリブの他豚足などの部位を加えるてじっくり煮込み豚の旨味を引き出した仕上がり。薬膳の風味をストレートに感じます。
肉骨茶とは?
肉骨茶のおいしい食べ方
こちらは、メニューにあった肉骨茶の説明「肉骨茶バクテーとは?」(↓内容引用)と、「肉骨茶のおいしい食べ方」の紹介です。
肉骨茶バクテーとは?
マレーシアバクテーの始まり
マレーシアがまだイギリスの植民地だった頃、中国本土から多くの中国人が出稼ぎに来ました。彼らは港の労働者として肉体労働をしていたので朝から安くてスタミナをつける必要があったのです。そんな時、故郷の料理を思い出し、肉を解体した後に残った削ぎ落としきれなかった肉片のついた骨を譲り受け、にんにくと漢方で煮たスープをご飯にかけて食べたのがはじまりと言われています。にんにくの効果でスタミナ源の確保と漢方の効果で滋養強壮を兼ね備えた「肉骨茶」はその後もチャイニーズマレーシアンを中心に食べ継がれ、現在のようなローカルフードになっていったのです。
現在マレーシアでは日本のラーメン屋さんのように「肉骨茶」ショップがいたることろにあり、それぞれ中身の具や漢方の配合が異なっています。
食べ方も千差万別ですが必ずあるのがダークソイソースとチリ。独特の黒いソースは深いコクと味わいがあり、チリで辛味を加えることで肉骨茶の旨味を更に引き立てます。
元々スープご飯だっただけに今でもスープをご飯にかけたり、ご飯をスープに浸したりして食すのがマレーシアスタイルです。当店オリジナル肉骨茶
マレーシアのA1社が日本人向けに漢方薬にも用いられる18種類ものスパイスを独自に配合し、砕いて粉状にしたものを袋詰めにして使用しています。当店ではこのスパイスをベースに2種類のスープを提供しています。
注文を済ませ、メニューの説明を読みながら、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
あっさりと滋味深いマレーシア風醤油ベースの「肉骨茶」。特製ダークソースを付けての味変もGood!
「タイガービール」
ほどなくして、ビールが登場!タイガービールです♪
「タイガービール」は、シンガポールを代表するビール。アルコール度数は5%。味が濃く甘みがあり、きめの細かい泡が特徴のビールです。
「えびせん」470円
ビールのおつまみとして「えびせん」も運ばれてきました〜♪
東南アジアのビールのおつまみと言ったらこれ、えびせん!
安定の美味しさ!ビールをぐびぐび飲み、えびせんをパリパリ食べながらお料理が出てくるのを待ちます。
「お食事セット(肉骨茶スペアリブ)オリバク(肉1本)」1,060円
しばらくすると、メインのお料理が運ばれてきました。
「お食事セット(肉骨茶スペアリブ)オリバク(肉1本)」です♪
セット内容は、肉骨茶スペアリブ(元祖あっさりスープ)とご飯、サラダの小鉢。
あつあつの肉骨茶スープから立ち昇る薬膳のスパイシーな香り。う〜ん、美味しそう★
さっそく、いただきましょうか〜♪
「肉骨茶(元祖あっさりスープ)」
ひと口啜って、これは美味しい!
マレーシア風のあっさりとした醤油ベースのスープには、八角やシナモン、クローブ、胡椒、ニンニクなどのスパイスの風味がしっかり効いていて、とっても滋味深いお味。
どっかりと入った豚のスペアリブ肉も骨からほろほろとほぐれるほど柔らかく煮込まれていて、スープの風味がよく沁みています。
ダークソース(肉骨茶のたれ)、刻みにんにく、グリーンチリ
スペアリブにダークソース、刻みにんにく、グリーンチリを掛けたところ
オリジナルのお味をひと通り味わった後、メニューの説明にあった「肉骨茶のおいしい食べ方」でおすすめされていた、特製ダークソースと刻みにんにく、グリーンチリをスペアリブに付けていただきました。
濃厚で深みのあるダークソースとにんにくの旨味、グリーンチリの辛味がバクテースープの沁み込んだスペアリブにビビッドな味変をもたらしてくれます。
いくらでもいただけそうな美味しさ♪
スペアリブをもう一本お代わり!
スペアリブがあっと言う間になくなってしまったので、スペアリブ肉もう一本お代わりをいただきました!
追加のお肉も、肉骨茶スープに入れてシンプルに、ダークソースなどのつけタレに付けて変化を楽しみながら、もりもりいただき、2本目もあっという間に完食!
肉骨茶にご飯を入れたところ
ダークソースも追加!
スペアリブを食べ終わった後は、ご飯を肉骨茶スープに入れていただきます♪
これがめちゃくちゃ美味しい!
さらに、ご飯の入った肉骨茶スープに、先ほど使った特製ダークソースのタレも追加!
この味変もなかなか★
スープも一気に啜り、あっという間に完食!
大満足の美味しさでした。『A1(エーワン)肉骨茶』の肉骨茶♪
世界初!肉骨茶冷凍自販機
おうち肉骨茶
こちらは、店頭に設置されていた「世界初!肉骨茶冷凍自販機」です!
肉骨茶の自販機があるなんてびっくり!
自販機で販売されていたのは、
- おうち肉骨茶(元祖あっさりスープ)1食入り 1,200円
- おうち肉骨茶(濃厚スープ)1食入り 1,200円
- 油条(揚げパン)2本入り 300円
- 肉骨茶オリジナル保冷バッグ 500円
- 伊勢崎ニラ餃子 1,000円
「おうち肉骨茶」は、パックから取り出して袋のまま湯煎して温めるだけで食べることができるとのこと。
コロナ禍で店内での食事が難しい中、肉骨茶をおうちでもいただけるようにと、編み出された商品なのだとか。
今回は購入しませんでしたが、買って帰ればよかったとちょっと後悔。
『肉骨茶(バクテー)』
十条にあるマレーシアのスープ料理「肉骨茶」をいただけるお店『肉骨茶(バクテー)』
現地マレーシアA1社のスパイス調味料をベースとした肉骨茶スープは、薬膳の風味がしっかり効いた滋味深いお味。スープの沁み込んだほろほろの豚スペアリブは絶品です★
特製ダークソースをつけて味変を楽しんだり、ご飯をスープに入れるのも美味♪
マレーシアの日常食「肉骨茶」を気軽に味わえるお勧めのお店です。
◉『肉骨茶(バクテー)』の地図・アクセス
- 住所:東京都北区上十条2-30-9
- アクセス:JR 埼京線十条駅北口 徒歩1分
- 営業時間:11:00〜15:00 17:00〜23:00
- 定休日:火曜日
- 予約:『A1肉骨茶(エーワンバクテー)』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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