東京メトロ明治神宮前駅から徒歩8分。明治通りの東、原宿通りから南東に入った路地の一角に、タコス屋『タコス トレス エルマノス(Tacos 3Hermanos)』があります。
お店のオーナーは日本人の方。提供しているタコスは、メヒコ州エカテペクの道端で売られているという本場のストリートタコスで、お店の存在を知る外国人旅行者によって連日行列ができるほどの人気ぶりなのだとか。
本場メキシコ仕込みの“ガチの”タコスを食べに、行ってみることにしました。
『タコス トレス エルマノス』の外観と店内の雰囲気
こちらが、『タコス トレス エルマノス』の外観。
原宿通りを右折し、路地を進んでいくと左手に空間が開けます。
その奥がお店。立て看板があるのですぐにわかると思います。
こちらがお店の入り口。
入り口の扉に「TACOS」の文字とコカコーラの瓶のサインが貼られています。
扉を開けてさっそく店内へ。
『タコス トレス エルマノス』の店内です。
店内は簡素な食堂風。打ちっぱなしの壁に、赤と白をベースとしたカラーリング。
11時のオープン直後に入店しましたが、既にテーブルに何人か座っており、レジ前には5,6人くらいの列が出来ていました。
お客さんは、外国人6:日本人4くらいの割合。SNSでバズったことにより、日本のお客さんも増えている様子。
スタッフは、接客対応する女性と男性が1名ずつ。厨房には男性が2人。メキシコ人かはわかりませんが、全員外国出身の方です。
接客担当のスタッフは、日本語が通じます。
店内はシンプルな内装ですが、所々にメキシコのものが飾られています。
ルチャ・リブレのマスクやメキシコ国旗、フリーダ・カーロの絵やグアダルーペの聖母。タラベラ焼きや骸骨の置物などなど。
『タコス トレス エルマノス』のオリジナルTシャツも飾られていて、こちらは店内で販売もしているとのこと。
壁に貼られたお店のポスター。そこに写っている方が『タコス トレス エルマノス』のオーナーさんだそう。
以前はオーナーの地元である山梨県の山中湖畔でお店を開いていたそうですが、現在は休業し、この原宿と、恵比寿にも店舗をオープンさせています。
InstagramやYOU TUBE、Googleなどの紹介によると、『タコス トレス エルマノス』のタコスは、オーナー氏が現地メキシコの屋台で出会ったタコスを日本ローカライズせずに忠実に再現したもので、『タコス トレス エルマノス』は、日本で唯一の本物の道端のタコスを提供するタケリヤ(スペイン語で屋台)なのだそう。
ちなみに、お店で提供しているタコスはメキシコの農村で作られた食材を使っているそうで、お店の売り上げの一部をメキシコの農村に還元するというフェアトレードの取り組みを行なっているのだとのこと。
そんな取り組みが海外のメディアにも紹介され、それを知ったインバウンドの外国人が多くお店に訪れるようになったのだとか。
なお、オーナー氏は、訪問時、お店にはいませんでした。新規オープンしたという恵比寿店にいるのかもしれません。
さて、列の順番が回ってきました。
レジで注文をすることにしましょう〜♪
『タコス トレス エルマノス』の注文方法とメニュー
注文方法
『タコス トレス エルマノス』の注文方法ですが、順番が回ってきたら、まず、レジにてスタッフに注文内容を伝えます。
注文を伝えた後は料金のお支払い。支払いはキャッシュレス決済(クレジットカード・交通系IC・PayPayなど)のみで現金は使えません。
支払いを済ませると、スタッフに名前を訊かれるので、名前を伝えます。
注文したタコスが出来上がったら、スタッフが名前を呼んでくれるので返事をすると、テーブルの上にタコスがサーブされます。
メニュー
メニューですが、『タコス トレス エルマノス』には5種類のタコスがあります。
- スアデロ(ソノラ産牛肉のコンフィ) 5個 2,200円
- カルニタス(ソノラ産豚肉のコンフィ) 5個 2,200円
- ビステク(メヒコ産牛肉薄切りの焼肉タコス) 5個 2,750円
- アラチェラ(ソノラ産ハラミ鉄板焼きタコス) 5個 3,300円
- レングア(メヒコでも人気の牛タンのタコス) 5個 3,300円
食材を全てメキシコから取り寄せているせいか、結構高めの価格設定。
お飲み物は、メキシコビールの「テカテ」や、コカコーラ、メキシコジュースなどがありました。
それでもって、今回選んだタコスは「スアデロ(ソノラ産牛肉のコンフィ)」
ハラミのタコスも魅力的でしたが、今回はスタンダードなタコスをいただくことにしました。お飲み物はコカコーラをチョイス。
支払いを済ませ、名前を伝え、空いている席に座ります。
首都の道端の定番タコス「スアデロ」(ソノラ産牛肉のコンフィ)
席に座ると、「コカコーラ」が運ばれてきました。
クラシックなフォルムの瓶のコカコーラ。
ちびちび飲んでいると、ほどなくして自分の名前が呼ばれました!
テーブルの上にサーブされたこちらが、今回選んだタコス、「スアデロ(ソノラ産牛肉のコンフィ)」です。
牛肉の聖地ソノラ州の牛肉をメキシコシティスタイルで。じっくりコンフィしたトロトロの肉がクセになる首都の道端の定番タコス
見るからに旨そうなタコスで、サーブされるなり思わず笑顔に!
お味は言わずもがな、抜群に美味しい♪
トルティーヤは、クリスピーなTEXMEX系のものよりはだいぶ柔らかく、本場メキシコや都内の本格メキシコ料理店のものよりは、若干硬めの食感。
これが、本場の屋台風のトルティーヤなのでしょうか?
この歯応え、若干オイリーなこの感じ。ちょうど良い塩梅。超絶好みです!
タコスの上に載ったそれぞれの具材のマッチングも絶妙。
ほろほろと柔らかな牛肉にシャキシャキした玉ねぎ。フレッシュ感あるサルサの辛味とパクチーの風味。さらに、ライムを搾り掛けて柑橘の酸味を加えると最高★
テーブルの上には追加のサルサソースと塩がありました。
ハラペーニョは無く、トッピングとして別注文する必要があるとのこと(300円)。
ハラペーニョも頼んでおけばよかった。
タコスは小ぶりのサイズなので、あっという間に5個平らげてしまいましたが、意外と食べ応えはありました。2種類頼んだら満腹になりそう。
原宿にあるタコス屋『タコス トレス エルマノス(Tacos 3Hermanos)』
日本人オーナーが提供しているタコスは、メヒコ州エカテペクの道端で売られているという、本場の“ガチの”ストリートタコス。
いただいた「スアデロ(ソノラ産牛肉のコンフィ)」のお味は、まさに絶品!
食感の塩梅がちょうど良いトルティーヤと、ほろほろの牛肉コンフィ。フレッシュなサルサの辛味が効いていて、これは週一で通いたくなるほどのお味。
スタッフもお客も外国人率高めで、まるで海外みたいな店内の風情もGood!
『タコス トレス エルマノス(Tacos 3Hermanos)』の地図・アクセス・営業時間
中南米料理店(メキシコ・ペルー・ブラジル料理.etc)












