大阪の夢洲で開催されている「大阪・関西万博」に行ってきました!
今回は、「サーチエスニック的」な観点からアジア・アフリカ・中東・中南米の国に絞って周り、食事もランチにアフリカ、ディナーはアラブ料理を賞味。
前回の準備編に続いて、パビリオン巡りVol.1。今回はインド/サウジアラビアのパビリオンと、アフリカ料理のレストラン「PANAF’」をご紹介します。
万博会場に入場して、最初に向かったのが、「インドパビリオン – バーラト」
インドパビリオン – バーラト
西ゲートから大屋根リングをくぐり抜けてすぐの所に「インドパビリオン – バーラト」があります。
万博の開幕時にまだ建設中で、開幕から2週間を過ぎてようやくオープンしたということで話題になったパビリオンです。
蓮の花を象ったピンク色の外観。入り口にある車輪は、オリッサ州コナーラクにあるスーリヤ寺院の彫刻を模したもの。
10時15分頃の入場で、ほぼ並ばずに入れました。
「インドパビリオン – バーラト」の館内の様子と展示内容の一部は↓
新潟のミティラー美術館所蔵の「ララ・バンディット」のテラコッタも展示されていました(真ん中のガネーシャと車)。
バラエティに富んだインド各州の文化や景観などの展示を期待していましたが、そのような紹介はあまりなく、北インド・ヒンドゥー色多めの伝統文化と、インドの技術力の紹介が多かった印象。
「バーラト」という名称含め、モディ政権らしい感じ?
実は、ここでインドの軽食をいただこうと思っていたのですが、30分後(11時)のオープンだということで泣く泣く断念。
夕方、再度訪問しましたが、パビリオン自体が入場制限しておりクローズ。情報によると、インドパビリオンは謎の入場制限が多いパビリオンだとのこと。
イドゥリサンバル食べてみたかった。。
サウジアラビア パビリオン
続いて訪れたのが、「サウジアラビア パビリオン」
いくつもの建物が並び、デーツの木々が植えられた、アラビアのオアシスを思わせるパビリオン。レストランの料理が美味しいということで話題になっています。
入り口のスタッフにレストランについて尋ねたところ、10時半のこの時点でランチはFullだとのこと。残念ですが、ここでのお食事は断念。
パビリオン自体は並ばずに入れました。
「サウジアラビア パビリオン」の館内の様子と展示内容の一部は↓
建物が美しい。
夜はここがプロジェクションマッピングによってライトアップされるとのこと。
イエメンに似た高層の建物が並ぶ町。ここはどこなのでしょうか。行ってみたいです。
長らく謎の国だったサウジアラビアですが、2019年に観光ビザが解禁され日本人も旅行することができるようになりました。
2030年の次の万博の開催地(首都リヤド)でもあり、注目の国のひとつです。
さて、「サウジアラビアパビリオン」のレストランで食事することが出来なかったので、プランB。アフリカ料理のお店へと向かいます。
ランチ:アフリカンダイニングホール PANAF’
サウジアラビアパビリオンから北西に100mほど歩いたリングの外。写真の黒い建物の2階にアフリカ料理のレストラン『アフリカンダイニングホール PANAF’』があります。
『アフリカンダイニングホール PANAF’』は、アフリカの5つの地域(北・南・東・西・中央)とディアスポラ(海外移住したアフリカ人)をテーマに、月替わりで6種類の料理を提供しているレストラン。
本日のセットメニューは、下記の3種です。
- マフェ・セット(西アフリカ)
- クスクス・セット(北アフリカ)
- プロシェットサンドウィッチセット(アフリカ全般)
ドリンクセット(3,900円)かクラフトビールセット(4,250円)が選べ、ドリンクは、バオバブ、ビサップ、ジニベレの3種から。ビールは、マダガスカルバニラエール、エチオピアコーヒーポーターの2種から選択できます。
サイドディッシュやデザートもあり。
混雑する前の11時に訪問。
ほぼ並ばず、列の三番めくらいの順番で並ぶことができました。
食べている間に結構行列が出来ていたので、目論見通りです。
『アフリカンダイニングホール PANAF’』の店内。
店内はかなり広く、席数も多いので、確実に異国メシを食べたいなら、ここは穴場です!
こちらが、いただいた料理「マフェ・セット+ビサップ」です。
ビーフマフェ、ライス、アフリカンフレッシュサラダ。ピーナッツバターとビーフのボリューム満点なシチューです。
「マフェ」とは、ピーナッツペーストをベースにトマトや唐辛子などを加えたソースで、西アフリカや中央アフリカで広く食べられており、セネガルやマリでは「マフェ」、ガンビアでは「ドモダ」、それ以外の国では「ソース・アラシッド」と呼ばれているのだそう。
具材は、肉(羊肉、牛肉、鶏肉)、トマト、玉ねぎ、ニンニク、キャベツ、葉野菜または根菜などが使われ、スパイスは、シナモン、唐辛子、パプリカ、黒コショウ、ターメリック、クミンなどが使われることが多いのだとのこと。
「マフェ」は、現地セネガルやマリでも、日本では『マッシーナ・メッシーナ』というお店や『+221 RESTAURANT&CAFE』というお店でもいただいたことがあります。
『アフリカンダイニングホール PANAF’』の「マフェ」は、トマトの酸味とピーナッツペーストの濃厚さがマッチした濃いめでキャッチーな味付け。
肉肉しい旨味のあるビーフとほっくりとしたゆで卵やかぼちゃ、酸味のあるピクルスと合わせて食べるとなかなか美味♪
「ビサップ」は、ハイビスカスの花を使った、セネガルをはじめとした西アフリカでポピュラーなジュース。セネガルを旅していた時、これをよく飲んでいました。
甘酸っぱくて、さっぱり爽やか♪ 濃厚なマフェのお供として最適です。
こちらは、「クスクス・セット+ジニベレ」
クスクス、野菜煮込み、ひよこ豆。世界最小のパスタ。クスクスとゴロゴロ野菜のプレート。
「クスクス」は、デュラム小麦の粗挽粉から作る粒のことを言い、また、これを使った料理のことも指します。モロッコやチュニジア、アルジェリアをはじめ、北アフリカ全域で食べられています。
トマトベースのソースは、マフェほど濃厚さやインパクトは無いものの、クスクスのポロポロとした食感と合う感じ。ゴロゴロ入った野菜もヘルシー。
「ジニベレ」は、ジンジャーのジュース。ピリッとしたジンジャー感がGood!
食後は、雑貨販売コーナーを物色。
アフリカ各地の衣服やアクセサリー、工芸品や食材などが販売されていました。
アフリカの衣服は、原色を多用した色彩とシンプルでビビッドな図柄が魅力。
日本には無い、インドやアラビアとも全く違った色彩感覚です。
こちらは、マリの泥染め「ボゴランフィニ」。マリ南西部に住むバマナ(バンバラ)族の女性によって主に作られています。
このボゴランフィニ、お守りとしての性格があり、若い女性や漁師など危険にさらされることの多い人たちが、腰布として、または上着として身につけるものであったとのこと。
もともとのボゴランフィニは、黒地に白の幾何学模様が特徴で、その図柄もいくつかのパターンがあり、それぞれに意味のあるストーリーやテーマが表されているのだそうです。
ちなみに、『アフリカンダイニングホール PANAF’』の店内にはライブを行えるステージがあり、アフロミュージックのライブやアフリカンファッションショーなども開催されるとのこと。
残念ながら訪問したランチタイムにはライブやショーはありませんでしたが、ディナータイムだと見れるのかもしれません。
ランチをいただいた後は、「トルクメニスタンパビリオン」へと向かいます。
こちらは、万博会場の中央部にある「いのちパーク」
「いのちパーク」では15分毎に約3分間、ミストが噴き出します。
結構激しく噴き出し、視界真っ白のホワイトアウト状態になったのにはびっくり!
炎天下の中、冷んやりとしたミストが気持ちいいです♪
「いのちパーク」を抜け、150mほど歩くと、目指す「トルクメニスタンパビリオン」が見えてきました。
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