「野町和嘉」(のまち かずよし)は、サハラ砂漠や、ナイル源流、アラビア半島、チベット高原、アンデス高地など、自然の厳しい地域で生きる人々や風景を撮り続けている写真家。
サハラ、シナイ半島、ナイル、チベット、メッカ、エチオピアなどを長期にわたって取材した写真集は、いずれも数カ国の国際出版がなされていて、世界的に高い評価を受けているそうです。
米国報道写真家協会年度賞銀賞(雑誌部門)、講談社出版文化賞、土門拳賞など多くの賞も受賞しています。
野町和嘉写真展「地平線の彼方から ― 人と大地のドキュメント」
六本木の東京ミッドタウン・ウエスト。
その1階にあるフジフィルム・スクエアで、写真家「野町和嘉」氏の写真展「地平線の彼方から ― 人と大地のドキュメント」が開催されています。
- 会期:2015年6月26日金曜日~2015年7月15日水曜日
- 時間:10時~19時(入館18時50分まで)
- 休館:会期中無休
- 入場:無料
小雨がパラパラ降っていた先日の日曜日、観に行ってきましたー!
ナイルの写真
写真展の様子
エチオピア
チベットとラダックの写真
会場に入ってまず驚いたのが、この写真展、写真撮影がOKだということ。
写真を撮って、ツィッターやフェイスブックでどんどん投稿してください、などと書かれていましたー!
SNSがこれほど普及している今、撮影して拡散してくれた方が、たくさんの人に写真を見てもらいやすくなりますもんね。野町氏の懐の深さと先見の明を感じます★
どんどん写真撮影しちゃいましょうー!
メディナの「預言者のモスク」
メッカの「聖モスク」
野町氏と言えば、メッカの写真が有名です。
イスラム教徒しか入れないサウジアラビアのメッカに、イスラム教徒になって入り、100万人が一堂に会して礼拝できるという「聖モスク」を取材・撮影したそうです。
人が整然と並ぶ「聖モスク」の様子は、まさに圧巻のひとこと!
イランの聖地「マシュハド」
イランの聖地「マシュハド」
こちらは、イランの聖地「マシュハド」の「イマーム・レザー廟」の写真。
ここは、私も行ったことあります。
すごい熱気でしたー!
世界最大の砂漠「サハラ砂漠」
世界最大の砂漠、サハラ砂漠です。
総面積は、約1,000万㎢。アメリカ合衆国とほぼ同じ大きさです。
まるで絵みたいな風景ですね。
インド、アラハバードの「マハ・クンブメーラ」
インドのアラハバードでは、12年に一度、世界最大の宗教祭「マハ・クンブメーラ」が行なわれます。
このお祭りには、世界中からヒンドゥー教徒が集まり、その数は1億人にも及ぶそうです。
雨期の「ウユニ塩湖」
ボリビアにある世界最大の塩湖「ウユニ塩湖」
雨期になると湖面にうっすらと水の層ができ、まるで鏡のようになります。
乾期の湖は、一面の白世界。
数十点の写真が展示されています。
フジフィルム・スクエアの外観
なかなか見ることのできない世界の秘境や聖地の風景。
そして、そこで暮らす人々の様子。
野町氏の写真は、その土地で見られる光景や日常の様子を鮮やかに切り取って見せてくれます。
世界にはこんな風景があって、こんな暮らしをしている人たちがいるんだと、写真を見ながら感銘を受けました。
30分もあれば十分満喫できる無料の展覧会。
六本木に行かれる方は、立ち寄ってみることをお勧めします!
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