東欧の国ルーマニア。この国で3つの市場を訪れました♪
北西部にあるマラムレシュ地方の町「バイア・マーレ」と「シゲット・マルマツィエイ」の市場。首都「ブカレスト」の市場の3カ所をご紹介します★
のんびりとした青空市場、ルーマニア、バイア・マーレの市場
ルーマニア北西部「バイア・マーレ」
ルーマニア北西部、マラムレシュ地方(Maramureş)。
マラムレシュ地方は、ルーマニアの中でも昔ながらの民族文化や伝統が息づくエリア。
そのマラムレシュ地方の中心都市のひとつが「バイア・マーレ」(Baia Mare)です。
「バイア・マーレ」へは、ハンガリーのブダペストからバスを乗り継いで到着しました。
「バイア・マーレ」の新市街から東へ1キロほど歩くと旧市街の中心、自由広場に着きます。
広場から南へしばらく進んでいくと市が出ていました。
写真は市場の脇に建っていた石のサイロ。
綺麗な絨毯がたくさん掛けられています。
手前には旧東欧の象徴、トラバント車がいます。
「バイア・マーレ」の市場
市場は、たくさんの屋台が並ぶ青空市場。
のんびりとした風情です。
観光客はまったくおらず、地元の人ばかり。
「バイア・マーレ」の町自体にも、観光客の姿はほとんど見掛けませんでした。
野菜がたくさん!(バイア・マーレの市場)
露店にはたくさんの野菜や果物、肉や香辛料が売られています。
店の売り子は老人が多かったです。
色鮮やかな赤カブ、レタスやネギ。
かなり太ったおばちゃんがいます。
新鮮なフルーツ類(バイア・マーレ)
店番の老人たち(バイア・マーレ)
フルーツと野菜が並べられた小さなお店。
市場の露店は、どれも小ぢんまりとしたお店でした。
真っ黒な頭巾を被ったおばあちゃん。麦藁帽子を斜めに被ったおじいちゃん。
のんびりとした老人たちは声を張り上げることなどなくぼんやりと店の前に座っていました。
私が近づきカメラを向けると皆ニコニコと笑いかけてきます。
チリ・ペッパー売りのおばあちゃん(バイア・マーレ)
チリ・ペッパー売りのおばあちゃん。
ルーマニアの料理は、あまり辛くはないです。
ルーマニアの料理は、周辺の旧ユーゴスラビアやブルガリアと同様、トルコ料理の影響が見られますが、18世紀にオスマン・トルコの支配から脱したため、それらの地域ほどトルコ料理っぽさは少ないです。
主食は、小麦ととうもろこし。
特に、とうもろこしを挽いて粥状にして、牛乳やバターを加えた「ママリガ」がメインの主食で、ルーマニアの国民食とも呼べるものになっています。
ルーマニアの代表的な料理と言えば、挽き肉と玉ねぎをキャベツの漬物で巻いて煮込んだ「サルマーレ」や、豚肉を使った挽き肉の団子「ミティティ」、小麦の糠を発酵させた調味料を加えた具沢山のスープ「チョルバ」など。
ルーマニア料理は、日本人の口にも合う美味しい料理です。
シゲット・マルマツィエイの市場
「シゲット・マルマツィエイ」は、「バイア・マーレ」からバスで約1時間半ほどのウクライナ国境に面した場所にある小さな町。
この町は、マラムレシュ観光の拠点ともなる町で、世界遺産にも登録されているマラムレシュ地方の木造教会群や、「陽気な墓」と呼ばれるカラフルな絵が描かれたお墓のあるサプンツァという町を訪問するのに便利なところです。
写真は、「シゲット・マルマツィエイ」の市場にあったパン屋です。
素朴なパンがたくさん置かれていました。
こちらは、チーズ屋さん。
見ていたら、ひとかけら、食べさせてくれました。
美味しかったです!
ブカレストの青果市場
首都ブカレストの青果市場です。
さすが、首都なので、マラムレシュ地方の市場と違って、屋根付きの立派な市場。
食材も豊富だし、売り子も買い物客もたくさん!
ルーマニアは農業国です。
国土面積の約6割が農地であり、総雇用の33%が農業部門での雇用であるとのこと。
90年代の民主化以降、ルーマニアでは、農地の96%以上が元の所有者への返還等により民有化されたそうで、小規模な農家が多数生まれたそうで、5ヘクタール以下の小規模農家が全体の90%を占めているのだとか。
ルーマニアの田舎を旅していると、畑で農作業をしている光景をよく見掛けますが、トラクターなどは使わず、みんな手作業で畑を耕したり、種を植えたりしていました。
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