千葉県いすみ市。JR外房線長者町駅から徒歩10分ほどの、長閑な田園の中に、南インド料理のお店『南印度料理 巡るインド』は、あります。
このお店、以前、上総一ノ宮にて、期間限定で『ミールス専門店MEALS READY』というお店を開いていた、南インド料理研究家の真更薫さんがオーナーシェフを務めるお店。お店のオープンは、2022年4月。
都心からは2時間ほどかかるので、なかなか訪問できませんでしたが、ようやく行くことができました★
千葉県いすみ市の長閑な田園の中にあるお店
総武線快速に乗って蘇我へ。外房線に乗り換え上総一ノ宮へ。上総一ノ宮からは1時間に1本しかない2両編成のローカル線。
都心から2時間ほどで、お店の最寄駅の「長者町駅」に到着!
お店は、駅から歩いて15分ほど。
Googleマップを見ながら、お店へと向かいます。
線路沿いを少し歩くと、踏切があります。
ここを渡って直進。
昔ながらの家が並び、緑の木々が生い茂る長閑な田舎道を歩いていきます。
しばらく進むと視界が開け、広々とした田園風景が現れます。
細い道の左手、田んぼの中に建つ、モダンな黒い建物が『南印度料理 巡るインド』のある建物。
この建物の一番奥がお店です。
広い駐車場(8台分)もあるので、車で訪れても安心。
こちらが、『南印度料理 巡るインド』の外観。
全面ガラス張りの入り口からは、店内の様子がよく見えます。
窓から見える心癒される美しい田園風景。最高のロケーション★
こちらが、お店の看板。
さっそく、お店の中に入っていきましょう〜♪
『南印度料理 巡るインド』の店内です。
白と木の茶色をベースにしたシンプルな内装。
大きな窓からは、陽の光が降り注ぎ、明るく開放的な空間です。
ちなみに、お店は、1階席、2階席、テラス席があります。
月・火・土日の11時から30分置きに14時まで事前予約できるのですが、今回は土曜日の14時からの回を予約して訪問しました。
お客さんは、女性おひとり様、女性2人組が2組、家族連れが1組。いずれも地元の方の様子。
店内の棚には、インドやインド料理の本がたくさん並べられていました。
お店の壁に飾られた、南インド・チェティナード地方カライクディにあるレストラン「ザ・バンガラ」の主人と真更薫さんの写真。
インスタなどの投稿によると、真更薫さん、「ザ・バンガラ」で料理修行をしたのだそう。
お店には、テラス席もあります。
店内からは、テラス席と、その向こうに広がる広大な田園風景を眺め見ることができます。
心癒される美しい風景。最高のロケーションです★
さて、座席に座ったところで、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『南印度料理 巡るインド』のメニュー
こちらが、『南印度料理 巡るインド』のメニューです。
お料理は、ベジミールスとオプションのノンベジ料理+キッズメニュー。
ノンベジ料理は、「プラウンマサラ」と「フィッシュカレー」の2種類がありましたが、「プラウンマサラ」は、売り切れとのことで、「フィッシュカレー」を注文。
お飲み物は、食前に「ラッシー」、食後に「チャイ」を頼みました。
- VEG MEALS(ベジミールス:南インド料理定食)1,750円
- Non-Veg Item(フィッシュ・カレー:ケララの家庭料理スタイル)450円
- Chai(チャイ)350円
- Lassi(ラッシー)350円
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
味付けはスパイスと塩のみ。インド愛を感じさせる「ミールス」
食前のお飲み物として頼んだのが、「ラッシー」
メニューの紹介によると、ケララ州のとあるラッシー屋さんで出会ったラッシーだそうで、シンプルだけど濃厚なコクがあり、爽やかな香りが楽しめるラッシーだとのこと。
いただいてみると、これが美味しい♪
確かに、濃厚だけど爽やか! 今まで味わったことのないお味のラッシーでした。
どうやって作っているのか、気になります。
ラッシーを飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました!
「ベジミールス」です♪
プレートの上には、オプションで頼んだ「フィッシュカレー」も載っていました。
プレートのお料理の内訳は、メニューの紹介によると、
- サンバル(野菜と豆のスパイス煮)
- ラッサム(力みなぎるエナジースープ)
- インドの郷土ベジ料理
- カード(ヨーグルト)
- ポリヤル1(野菜のココナツとスパイス炒め)
- ポリヤル2
- ピックル(酸味と塩味のピクルス)
- バスマティライス(インド産のライス)
- パパド(豆と塩のクラッカー)
- ポディ(ナッツと豆とスパイスのふりかけ)
- フィッシュカレー(ケララの家庭料理スタイル)
見るからに美味しそう♪
さっそく、いただきましょうか〜!
まずは、ラッサム。すっきりとした酸味とニンニクや豆の旨みを感じさせるお味。辛過ぎず濃過ぎず、優しいけどしっかりとアクセントを与えてくれる美味しいラッサムです。
サンバルも優しいお味。トゥールダルの溶け具合も濃厚さも、水分の塩梅もちょうどいい感じ。
いくらでも食べられそうです♪
小松菜のクートゥも優しいお味ですが、サンバルとはまた違った旨み。たぶんムングダルと小松菜。サンバルと違って、お豆よりも小松菜が前面に出ている感じ。
シャキシャキとした歯応えと小気味の良いスパイスのアクセントがGoodな「インゲンのポリヤル」も、ニンジンの仄かな甘みとギーの風味が効いた「ニンジンのポリヤル」も、それぞれ個性的な名脇役。
そして、「フィッシュカレー」(ケララの家庭料理スタイル)。これが、本当に美味しかったです★
深みのある赤いグレービーの中に、3匹の鰯が入っており、サーブされた時に、「よくほぐしてから食べてください」と言われたので、よくほぐしてからいただきます。
鰯の身のガッツリとした旨みと、少し辛めで強めのスパイス使い。ビビッドで濃い目な味付けが、優しいベジのお料理たちと見事なコントラスト★
美味しいおかずに、ご飯が進み、あっという間に無くなってしまったので、ライスをお代わりします♪
そして、最後は、バスマティライスにカレーやおかずを全部掛けて、パパドも砕いて散らして、混ぜ混ぜしていただきました!
混ぜていただくと、さらに美味しい★
ライスに載った「ポディ」や、添えられたインドの漬け物「ピックル」もいい仕事をしています。
トータルのバランスが抜群! 本当に美味しいミールスでした♪
食後のお飲み物は、「チャイ」です。
アッサム産の茶葉とオリジナルブレンドのスパイスをミルクで濃厚に煮出して作ったという「チャイ」
空中で撹拌され、泡立ててから提供されます。
程よい甘さで、茶葉の芳香がしっかりと感じられる美味しいチャイ。
濃厚だけどさっぱりといただけます♪
スパイシーなカレーの後の、良いお口直しとなりました!
千葉県いすみ市の、長閑な田園の中にある南インド料理店『南印度料理 巡るインド』
南インド料理研究家の真更薫さんが作るミールスは、本場南インドで食べたミールスを思い出させる、シンプルで優しいお味ながら、スパイスのメリハリが効いたミールス。
インドでの料理修行の経験が生かされているのでしょうか。以前訪れた『ミールス専門店MEALS READY』の時よりも、格段にお味が洗練され、美味しくなっているような気がしました。
真更薫さんは、親切で気さくな方で、インドやインド料理のことを質問すると、とても丁寧に教えてくれます★
目の前に美しい田園が広がるお店のロケーションも最高♪
都心から2時間掛けて訪れる価値があるお店です。
お店の裏に広がる田園を散歩♪
食後は、お店の裏に広がる広大な田園を散歩♪
お店を出て、田んぼの中の砂利道を歩いて行きます。
どこまでも続く一本道。
歩いている人はひとりもいません。
春の暖かな陽光、爽やかな空、緑の森、広々とした田園。心癒される美しい田舎の風景です。
風がちょっと強かったけど、気持ちの良いお散歩タイムとなりました♪
そのまま歩いて、長者町駅へ戻ってきました。
電車は1時間に1本。駅員さんによると、強風のため15分程度遅れているとのこと。
30分ほど待って、2両編成の電車が到着。
再び、来た時と同じく、電車を乗り継いで、2時間掛けて都内へと戻りました。
美しい風景と美味しいお料理。
ちょっとした小旅行気分を楽しむことができました★
◉『南印度料理 巡るインド』の地図・アクセス
- 住所:千葉県いすみ市岬町井沢300-1
- アクセス:JR外房線長者町駅から435m
- 営業時間:11:00~15:00
- 定休日:水曜日、木曜日、金曜日
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