千葉県の九十九里浜に面した町、上総一ノ宮。
この町にあるカフェ「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」の土日祝のディナータイムにて、南インド料理のミールスを提供するお店が7月から9月末までの期間限定でオープンしました★
お店の名前は『ミールス専門店MEALS READY』。南インド料理研究家の真更薫(まさらかおる)さんがオーナーシェフを務めるお店です。
※現在は、↓の『南印度料理 巡るインド』を実店舗営業しています。
期間限定のミールスを食べに、千葉の九十九里浜に面した町、上総一ノ宮へ
JR上総一ノ宮駅
都内から電車に乗って約2時間。JR外房線の上総一ノ宮駅に到着しました。
今回は普通電車で行きましたが、上総一ノ宮駅には「特急わかしお」も停車するので、時間がない人は特急利用が便利です(普通よりも40分くらい早く着きます)
一宮町の地図
駅前にあった一宮町の地図です。
一宮町はサーフィンの町。九十九里浜に面した海岸線は全国有数のサーフィンのメッカとして知られており、2020東京オリンピックのサーフィン競技会場としても使用されました。
町は「サーフィンの町」として売り出しており、町内はサーフィン一色!
至る所にサーフショップやサーファー御用達のカフェやレストラン、サーファー向けの不動産の案内などを見掛けます。
『ミールス専門店MEALS READY』が間借りしている「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」も、そんなサーファー御用達のカフェのひとつ。
田んぼの中の一本道を延々と東へ歩きます。
緑の田んぼが綺麗です。
「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」は、上総一ノ宮駅から徒歩30分ほど。田んぼの中を走る県道228号線を延々と東へと進み、ファミリーマートのある交差点を右折して「九十九里ビーチライン」という道をしばらく進んだ右手にあります。
広大な田園風景は目と心を癒してくれますが、時間がない人はタクシーを利用すると良いと思います。
曇り空の一宮海岸
九十九里浜
ファミリーマートのある交差点から150mほど海の方に直進すると、九十九里浜の「一宮海岸」があります。
当日はあいにくの曇り空でしたが、海にはサーファーが結構いました。
さて、九十九里浜の海も見たことだし、時間もちょうど18時ちょっと前。さっそく、ミールスを食べにお店へと向かいましょう〜♪
サーフテイストのカフェに香る、カレーリーフの芳香
「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」の外観
こちらが、『ミールス専門店MEALS READY』が間借りしているお店、「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」の外観です。
サーファーたちがサーフィンの合間や終わった後に立ち寄るお店なのでしょうね。
いかにも、ビーチリゾートっぽい、開放的な店構えです。
『ミールス専門店MEALS READY』の看板
『ミールス専門店MEALS READY』の看板です。
『ミールス専門店MEALS READY』は、2021年7月~9月末の土日祝+お盆期間に期間限定でオープンする南インド料理店。営業時間はディナータイムのみで、17:00~21:00まで。
予約必須ではないですが、ほぼ予約で埋まってしまうので、事前予約した方が良さそうです。今回は18時からで事前予約をしました(予約方法はインスタもしくはTwitterのDMにて)。
「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」の店内
「ビッグ・ママズ・カフェ(Big Mama’s Cafe)」の店内です。
お店に入ると、店主の真更さんがにこやかに座席に案内してくれました。
広々として開放的な店内には、すでにお客さんが3組ほど。女性2人組、熟年っぽい夫婦、おひとり様女性など。
銀のカップに入ったお水
まずは、銀のカップに入ったお水が提供されました。
サーフテイストの店内は爽やかな雰囲気満点!南国風情が南インド料理と合いますね♪
『ミールス専門店MEALS READY』のメニュー
こちらが、『ミールス専門店MEALS READY』のメニュー。
写真を見て、あれっ!と思って店主の真更さんに聞いたところ、やっぱり、この写真、インド、チェティナード地方カライクディの風景の写真でした★
カライクディの記事はこちら↓
表紙の写真は、インド・チェティナード地方カライクディの風景だそう。
上の写真は、カライクディのホテル「ザ・バンガラ」の厨房
メニューを開くと、一番上に載っていた写真は、まさしく、カライクディにある“チェッティヤール”の一族によるヘリテージホテル「ザ・バンガラ」の厨房です!
真更さんが、ホテル「ザ・バンガラ」のマダム、料理長と一緒に写っています。
自分たちも「ザ・バンガラ」に泊まり、ミールスをいただいたことを伝えると、真更さん大喜び!しばしカライクディ談義しました★
ホテル「ザ・バンガラ」についてはこちら↓
ミールスの美味しい食べ方
ミールスのメニュー
『ミールス専門店MEALS READY』のお料理メニューは下記。
- FULL MEALS(豪華な南インド料理定食)2,500円
- VEG MEALS(菜食南インド料理定食)1,700円
- NON-VEG MEALS(南インド料理定食)2,000円
「FULL MEALS」は、「VEG MEALS」と「NON-VEG MEALS」を全部載せした豪華なミールス。ご飯大盛りは+100円。ライス、サンバル、ラッサムは1回お代わり可。ノンベジ料理は週替わり。ヴィーガン料理も事前予約で対応出来るそうです。
今回は、もちろん、「FULL MEALS」をチョイス!
メニューの紹介によると、『ミールス専門店MEALS READY』は、南インド料理研究家「真更薫」さんのコンセプトレストランであり、南インドの伝統的な定食(ミールス)を提供。化学調味料、小麦、砂糖不使用。野菜は地元ミナモトファームさんの愛のこもった有機野菜を使用。とのこと。
う〜ん、楽しみです★
ドリンクメニュー
写真の男性が真更薫さん
ドリンクメニューは下記です。
- チャイ Chai(Hot/Ice)300円
- ラッシー Lassi(Ice)300円
- ターメリックティー Turmeric Tea(Hot)300円
※チャイ、ラッシーには三温糖を使用。
今回は、食後に「チャイ」を頼むことにしました。
そして、メニューの一番後ろのページには、あの麗しき、ホテル「ザ・バンガラ」のミールスの写真が載っておりました♪
注文を済ませ、わくわくしながらお料理が運ばれてくるのを待ちます♪
チェティナードの風を感じさせる絶品の「フル・ミールス」
バナナの葉を模した敷物が敷かれました。
ほどなくして、テーブルの上にバナナの葉を模した敷物が敷かれました。
真更さんの話によると、本当は本物のバナナリーフを使いたいけど、現在の状況(コロナ禍のため?場所的・営業スタイル的に仕入れが難しい?)では、バナナリーフをフレッシュな状態で提供できないので、作り物のバナナリーフにしているのだとのこと。
バスマティライス
まずは、バスマティライスがドカッ!とバナナリーフの上に載せられます。
本場の南インドみたいな器でおかずをよそってくれます。
続いて、おかず。
南インドの食堂でよく見掛ける、バケツを3つくっ付けたような、おかずサーブ用の容器を使って、よそってくれました。
本場、南インドみたいです♪
サンバルとラッサムのカトリが置かれ、クートゥがご飯に掛けられます。
こちらが、バケツからサーブされたおかず。
銀色のカトリに、「サンバル」と「ラッサム」、ご飯の上に「クートゥ」が掛けられました♪
ポリヤル、アビヤル、ピックル、カード
こちらは、別のおかずのバケツ。
「ポリヤル」「アビヤル」「ピックル」「カード」がサーブされます。
「オクラのポリヤル」「かぼちゃとにんじん、ナスのアビヤル」「トマトとツルムラサキのクートゥ」
バナナリーフの上にサーブされたおかずたち。
左上は「オクラのポリヤル」。かなりでっかいオクラでびっくり!真更さんの話では、地元ミナモトファームさんが育てた、イスラエル原産のスターオブデイビッドという品種を使っているのだとのこと。
上真ん中は「かぼちゃとにんじん、ナスのアビヤル」。右上のご飯に掛かっているのは「トマトとツルムラサキのクートゥ」。下にあるのはインドのピクルス「ピックル」と、ヨーグルト「カード」です。
「チキン・チェティナード・ペッパー・マサラ」「プラウンマサラ」
続いて、ノンベジ料理のサーブ。
左上にゴロッと置かれたのは、チェティナード料理と言えばこれ!「チキン・チェティナード・ペッパー・マサラ」。下には「プラウンマサラ」が置かれました。
ワダやパパドも
バナナリーフの上には、南インドのスパイシーな揚げドーナツ「ワダ」と、豆で作られた揚げせんべい「パパド」も置かれます。
この「ワダ」は、今回のサービスメニューだそうで、「ワダ」とデザートの「ソーンパプディ」のどちらかチョイスということだったのですが、「ワダ」と「ソーンパプディ」、二人でひとつずつ頼むことにしました。
「フル・ミールス」
全てのお料理が揃った「フル・ミールス」です。
う〜ん、美しいビジュアル♪
スパイスの芳しい香りが立ち昇ってきて、いかにも美味しそう!!
さっそく、いただきま〜す★
どのおかずも本当に抜群の美味しさ!
まずは、「ラッサム」を啜ります。タマリンドの酸味がシャープに効いたスッキリとしたラッサム。辛さも控えで飲みやすく、これはおかずのお供として相性抜群。美味しいです♪
そして、「サンバル」。お野菜は確か、ナスとダイコンとニンジンだったような。お豆の優しく濃厚な旨味とお野菜の素材の美味さにカレーリーフの香りがたまりません♪
何杯でもいただけちゃいそうな、自分好みのお味のサンバルです★
ベジのおかずは、「オクラのポリヤル」「かぼちゃとにんじん、ナスのアビヤル」「トマトとツルムラサキのクートゥ」のいずれも美味しかったのですが、でっかいオクラを使った「オクラのポリヤル」が抜群に美味。粘り気はあまりなく、ザクザクとした食感がスパイスとマッチしてたまりません!
「チキン・チェティナード・ペッパー・マサラ」「プラウンマサラ」は「ザ・バンガラ」のお味
そして、ノンベジおかず。
「チキン・チェティナード・ペッパー・マサラ」は、ブラックペッパーを始めリッチにスパイスを使ったビターなお味のチキン。「プラウンマサラ」は、中華のテイストを感じさせる異文化融合のチェティナードらしいエビ炒め。トマトの酸味と甘味がプリプリのエビに合います。
この2品、いただいてみて、あれっ?と思ったのですが、ホテル「ザ・バンガラ」の料理教室で作った、そして、その晩のディナーでいただいたのと味が似ている!
真更さんにお伺いしたところ、その通りで、ホテル「ザ・バンガラ」のレシピがベースになっているのだとのこと。
あのお味を再びいただけるなんて感激です★
ホテル「ザ・バンガラ」の料理教室についてはこちら↓
「サンバル」と「ラッサム」お代わりしました♪
お料理のお代わりは、サンバルとラッサム、ご飯が可。
ちょっとお腹いっぱいになってきたので、サンバルとラッサムのみ、お代わりしました。この2品は毎日食べてもいいくらい美味しかったです★
「チャイ」と「ソーンパプディ」
食後は、「チャイ」と、サービスメニューの「ソーンパプディ」をいただきました★
アッサム産の茶葉とオリジナルブレンドのスパイスをミルクで濃厚に煮出した「チャイ」であるとのこと。甘味は三温糖を使っているのでヘルシーです。
「ソーンパプディ」は、インドでポピュラーなお菓子。出来合いのものですが、チャイによく合います。真更さんの話では、普通の紅茶にこの「ソーンパプディ」を入れると「チャイ」そっくりの味になるのだそう。「ソーンパプディ」はミルクとお砂糖で作られているからなのだそうです。
味のあるやかん
「MEALS READY」Veg&Non Veg
千葉県上総一ノ宮で、期間限定の間借りで南インド料理のミールスを提供しているお店『ミールス専門店MEALS READY』
オーナーシェフの南インド料理研究家「真更薫」さんの作るミールスは、思わず「美味い美味い!」と声が出てしまうほど美味しいミールスでした★
お話によると、真更薫さんはとってもインド愛に溢れた方で、インドに幾度となく通い、現地でお料理を食べ、現地の方に習い、自ら研究を重ね続けているのだとか。
お料理の説明もインド料理についてのお話も、とても懇切丁寧にしてくださり、お腹も舌も心も大満足の充実のディナーを楽しむことができました♪
お店は期間限定とのことですが、またどこかでお店をオープンしたら、ぜひ、食べに行きたいなと思いました★
◉『ミールス専門店MEALS READY』の地図・アクセス
- 住所:千葉県長生郡一宮町一宮10062(Big Mama’s Cafe)
- アクセス:JR池袋北口から徒歩1分
- 営業時間:17:00~21:00
- 営業日:7月~9月末までの土日祝+お盆期間
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