目黒駅西口から徒歩10分ほど。急な坂道の路地を下り、ホテル雅叙園東京を過ぎ、目黒川を渡って1つ目の信号を左折した右手に、南インド料理店『タミルナドゥ』はあります。
2019年3月にオープンしたばかりのこのお店、オーガニックにこだわり、アーユルヴェーダの思想をベースにしたお店であるとのこと。
オーナーは日本の方で、メインシェフは武蔵新田にある『ポンディバワン』のシェフを務められていた方だそうです。
豊富なインドワインのラインナップと、豪華なバナナリーフミールスが売りという高級志向のこのお店。
4,800円もするという「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」を食べに、行ってみることにしました♪
アーユルヴェーダの思想に基づき、オーガニック野菜を使った「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」は絶品!
『タミルナドゥ』の外観
こちらが、『タミルナドゥ』の外観です。
お店は、階段を上った2階にあります。
ガラス張りの開放的な雰囲気。草花をモチーフにした外階段のデザイン。
インド国旗が無ければインド料理店とは思えないスタイリッシュな外観です。
『タミルナドゥ』の店頭看板
開店と同時に店内へ
階段の下にはお店の看板が置かれていました。
看板メニューである「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」の写真が燦然と光り輝いています!
ディナーオープンタイムの18時少し前に訪問。オープン時間になるとスタッフさんが店内に招き入れてくれました。
『タミルナドゥ』の店内
『タミルナドゥ』の店内です。
アイボリーと木目を基調とした店内は、シンプルかつ温かみのある雰囲気。
座席はカウンター3席、テーブル席34席の合計37席。
大きな窓とゆとりを持った空間構成が心地良いです。
土曜日のディナータイムでの訪問でしたが、お客さんは4組ほど。
すべて日本人のお客さんでした。
「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」
さて、テーブルに置かれたメニューを見ながらお料理を選びます。
メニューの表紙に紹介されている4,800円の「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」!
もちろん、本日の注文はこれです★
メニューの紹介によると、ミールスは本来王宮料理であり、冠婚葬祭などで振る舞う“おもてなし”料理として伝承されてきたのだとのこと。
冠婚葬祭で豪華に振る舞うのは知ってましたが、王宮料理だったとは初めて知りました。
そんなミールスをインドの伝承医学(アーユルヴェーダ)に基づき、高級盛大なインドの結婚式で供されるスタイルで提供するのが『タミルナドゥ』の「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」なのだそう。
う〜ん、これは楽しみ♪
ワクワクが止まりません!
世界のワインの専門家が絶賛するという「スラ・ヴィンヤーズ(Sula Vineyards)」のワイン
ワインメニュー
こちらは、ワインメニュー。
『タミルナドゥ』で提供しているのは、「スラ・ヴィンヤーズ(Sula Vineyards)」というインドのワイン。
「スラ・ヴィンヤーズ」は、ムンバイの北東約180キロのナシクの町にあるワイナリー。
歴史は新しく、創設は1997年。
シリコンバレーでファイナンシャル・マネージャーとして活躍していたラジーブ・サマントという方がワイン栽培に最適な場所としてこの地を見出し、マリオットやインターコンチネンタルといった世界的なホテルグループの支援のもと、世界的に評価の高い良質なワインを作り出すことに成功したのだとか。
「スラ・ヴィンヤーズ」のワインの評価は圧倒的で、フランス最高のワイン・ショップと言われる「ラヴィニア」で大々的にプロモーションされているほか、世界最高のレストランとの呼び声も高いモナコ、オテル・ド・パリ内にあるミシュラン三ツ星レストラン「ルイキャーンズ(LOUIS XIV)」にアジアのワインとして初めてオンリストされるなど、世界各国で高い評価を受け、ソムリエやワイン通の間で一大センセーションを巻き起こしているワインなのだそう。
「ジンファンデル・ロゼ(Zinfandel Roze)」(ロゼ/辛口)
チョイスしたワインは2種。
こちらは、「ジンファンデル・ロゼ(Zinfandel Roze)」
フルーティなイチゴの香りが豊かなロゼ・ワイン。華やかなアロマ、豊潤な果実味を持った飲みやすいワインで、スパイシーなインド料理との相性も抜群!
輝くような薄ピンク色のビジュアルも魅力的です。
「シュナン・ブラン(Chenin Blanc)」(白/中辛口・セミドライ)
こちらは、「シュナン・ブラン(Chenin Blanc)」
インド初のシュナン・ブラン。セミドライですっきりとしたお味。パイナップルや林檎のような風味があり、「スラ・ヴィンヤーズ」独自のスタイルを最もよく表現した白ワインであるとのこと。
こちらも、スパイシーなインド料理との相性が抜群!
どちらのワインも、さすが、世界のワインの専門家が絶賛するという噂通りのお味。
びっくりするくらいの素晴らしいワインでした♪
ミールスのカレーやおかず(3人分)
最高のワインを味わいながら待っていると、厨房からシェフがお料理を持ってやってきました★
バナナリーフの上に盛られた超リッチな「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」
テーブルに敷かれたバナナリーフ
まず、テーブルにバナナリーフが敷かれます。
本場南インドのスタイルです♪
そして、おかずやカレーなどがバナナリーフの上に次々とサーブされていきます。
ポリヤルやクートゥなど、おかずが次々とサーブされていきます。
ピックルやチャツネがサーブされました。
ワダ 、マサラワダ、パパドがリーフの上に置かれます。
バスマティライスが盛られました!
サンバルやラッサムのカトリが置かれ、盛り付け完成!
ポリヤルやクートゥなどのおかず、ピックルやチャツネなどの付け合わせ、ワダ 、マサラワダやパパドなどのスナック、バスマティライスやプーリーなどの主食。
そして、最後にサンバルやラッサムなど汁物系のカトリが置かれ、盛り付けが完成しました!
う〜ん、美味しそう♪
お料理の詳細は↓
ダイコンのクートゥ、ほうれん草のクートゥ、インドの山芋のプリイェル(ポリヤル)
オクラのプリイェル(ポリヤル)、マンゴーピックル
サンバル、ラッサム、バターミルク
パパド、ウルンドゥワダ、マサラワダ
プーリー、バスマティライス
ポディ、ギーオイル、デザート
本場タミル・ナードゥで供されるミールスと変わらないフォトジェニックなビジュアル。美味しそうです♪
さっそく、いただきましょう〜♪
ラッサム、サンバル、クートゥ、ピックル、デザート
ワダ 、マサラワダ、2種のチャトニ
サンバル、ラッサム、ポリヤル
超リッチ!「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」
すっきりとしたタマリンドの酸味とマスタードシードの辛味のバランスが良いラッサム、トゥールダールの旨味が濃厚なドラムスティックのたくさん入ったサンバル。
クートゥやポリヤルもオーガニックのお野菜の旨みたっぷり!
スパイスや辛さも適度な感じで、全体的に優しいお味です。
ご飯に掛けられたポディやギーオイル、マンゴーのピックルがアクセントとなってお料理全体の味を引き立たせてくれています。
外身サクサク、中身柔らかなウルンドゥワダやクリスピーなマサラワダも美味しい★
う〜ん、満足!ワインを味わい、ミールスをもりもり食べながら至福のひと時です♪
最後はもちろん混ぜ混ぜ!
そして、最後はお決まりの混ぜ混ぜタイム♪
バスマティライスにサンバルやラッサムを掛け、クートゥやポリヤルを混ぜ、パパドを振り掛け、オーガニック野菜と様々なスパイスのブレンドを楽しみます★
バラエティに富んだ味と食感が、「これぞ、ミールス!」と感じさせてくれます。
大満足のディナーとなりました★
シェフがチャイを泡だててくれます♪
食後はチャイ♪
厨房からシェフがやってきて、チャイを空中で落とし入れ、泡立てるパフォーマンスを見せてくれました!
甘いチャイでお口直し
甘いチャイを飲んでお口直し。
スパイスで火照ったお口がホッと癒される瞬間です。
目黒にオープンした南インド料理店『タミルナドゥ』
アーユルヴェーダの思想に基づき、オーガニック野菜を使った「オーガニック・ヴェジタリアン・ミールス」は絶品!
4,800円とお値段は高めですが、南インド料理好きなら満足できること受け合いです。
お店のもうひとつの売りである「スラ・ヴィンヤーズ」のワインも素晴らしいのひと言です★
ちなみに、ミールスのおかずやライスはもちろんお代わり自由。
ミールス以外のアラカルトメニューもバラエティに富んでいます。
◉『タミルナドゥ』の地図・アクセス
- 住所:東京都目黒区下目黒2-23-2 エストラルゴ目黒 2F
- アクセス:目黒駅から徒歩6分
- 営業時間:11:30~15:00 18:00~23:00(日曜・連休最終日は〜22:00)
- 定休日:水曜日
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