小田急線祖師ヶ谷大蔵駅南口より徒歩1分。祖師谷通り沿いのビルの2階に、ベトナムフレンチレストラン『ネムクリュ』はあります。
2020年1月にオープンしたこのお店、ベトナム料理をベースに、 フレンチのエッセンスを取り入れた「ベトナムフレンチ」を提供しているお店。
オリジナリティ溢れる創作ベトナミーズを堪能できる隠れ家的なお店です。
ベトナム料理にフレンチのテイストを加えた「ベトナムフレンチ」
『ネムクリュ』の外観
『ネムクリュ』入り口の案内看板
お店はビルの2階にあります。
路面に案内看板があるので場所がわかります。
外階段を昇って2階へ。
ランチはカラフルな「コムアンフー」があり
お店入り口に貼られたメニュー。
ランチには、ベトナム風の混ぜご飯「コムアンフー」もあります!
さっそく店内へ!
『ネムクリュ』の店内
こちらが、『ネムクリュ』の店内。
店内は、厨房をカウンター席がL字型に取り囲んでいて、座席はカウンター席のみの15席。
白壁とオレンジのテーブル、明るい照明。お洒落なワインバーのような雰囲気です。
休日のディナータイムの19時に事前予約して訪問しましたが、座席はほぼ満席状態でした。
壁に飾られたハノイの写真
店内の壁には、フランス風の黄色い建物が並び、バイクが往来するベトナムの街角の写真が飾られていました。
店主さんによると、ベトナムの首都「ハノイ」の写真であるとのこと。
ハノイ、いい街です♪ また、行きたくなりました!
『ネムクリュ』の厨房
テーブルに置かれた「ニョクマム」「ホットチリソース」「青唐辛子」
店名の「ネムクリュ」は、フランス語で生春巻きを表す言葉。
お店のHPHPの説明によると、当店のお料理は現地ベトナムで食べられている料理そのものではなく、様々な食材をミックスするフランス料理と、具材を包んで食べるベトナム料理の特徴を組み合わせた「ベトナムフレンチ」であるとのこと。
店主さんは、日本のベトナム料理店のほか、フレンチやイタリアンのお店でも働いた経験があるのだそう。
さて、案内された席に座ったところで、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか♪
『ネムクリュ』のメニュー
冷菜(サラダ)・温菜
温菜
メイン
麺料理・デザート
本日のおすすめ!!
メニューは、生春巻き・揚げ春巻き、バインセオ、フォー、ブンボーフエなど、ベトナム料理の定番が揃っているほか、ボッチンやバインチャンチョンなどのベトナムのストリートフード。フランスで人気だというボブン。ミートパイなどフレンチ風のお料理もいくつか。
それでもって、注文したお料理は↓
- 生春巻き・揚げ春巻き ハーフセット 各1本800円
- もち米をつめた手羽先 黒胡椒揚げ 1本(400円)
- ヤリイカのハーブフライ ベトナムチリソース (780円)
- 牛肉のフォー (1,200円)
定番の「生春巻き・揚げ春巻き」のハーフセットと「牛肉のフォー」、メニューの写真が美味しそうな「もち米をつめた手羽先 黒胡椒揚げ」と、フレンチっぽい「ヤリイカのハーブフライ ベトナムチリソース」をチョイス!
ドリンクメニュー
ワイン・ソフトドリンク
お飲み物は、「ベトナムフレンチ」ということで、ワインにこだわりがありそうでしたが、初めて見たベトナム北部フエのビール「フーダ」を頼むことにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
絶品の「牛肉のフォー」! デザートも美味しい★
フエのビール「フーダ」(720円)
まずは、お飲み物。
ベトナム北部フエのビール「フーダ」です。
「フーダ」は、ベトナムのダナンに本拠を置くフーダ醸造会社が生産しているビール。
デンマークの「カールスバーグ」が技術協力しているとのこと。
ベトナムビールによくある甘さは少なく、仄かに麦芽が香るスッキリとした飲み口で、万人受けするお味。
「ジンジャーエール(辛口)」(400円)
こちらは、「ジンジャーエール(辛口)」
ウィルキンソンの辛口のジンジャーエールは、お料理に合います。
アルコールを飲めない方や飲みたくない時に最適♪
お飲み物を飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました!
「生春巻き」
「生春巻き」です。
なます・塩豚・海老・パクチー・大葉・ミントなどのハーブ・ナッツをハノイのライスペーパーで巻いています。
柔らかい食感のライスペーパーの中にぎっしりと、レタスや酸味のあるなます、旨みのある塩豚や海老、クリスピーな食感のナッツなどが入ってます。
パクチーや大葉のハーブな香りがたまりません♪
甘味とコクのある味噌ダレに付けて食べると絶品の美味しさ★
「揚げ春巻き」
こちらは、「揚げ春巻き」
たたき海老・豚ひき肉・レモングラス・バイマックルー(コブミカンの葉)で味付け。
カットされた「揚げ春巻き」は、大きめの北部ハノイ風。
海老とひき肉の旨みと、レモングラスとバイマックルーのハーブ感、カリッとした皮の食感が美味しい♪
レタスや大葉に包んで、甘味と酸味が効いたヌクチャムに付けて食べるのが最高★
「もち米をつめた手羽先 黒胡椒揚げ」1本(400円)
続いて、「もち米をつめた手羽先 黒胡椒揚げ」
たまり醤油・シナモン・ハチミツで味付けしたもち米を手羽先に詰めて米粉でカリッと揚げています。
こちらは、オリジナルのお料理でしょうか?
たまり醤油とシナモン、ハチミツ。甘さとコクと香りが奥深い風味を作り出しています。
手羽先の肉ともち米の旨み、黒胡椒のピリッとした辛味。バラエティに富んだ味と食感、香りが楽しい一品★
「ヤリイカのハーブフライ ベトナムチリソース」(780円)
「ヤリイカのハーブフライ ベトナムチリソース」
青パパイヤの千切りと蒸し鶏・ハーブと一緒に酸っぱ辛いタレで和えたサラダ。
フレンチっぽいお洒落なビジュアルの一品。
メニューには、青パパイヤの千切りと書かれていましたが、青パパイヤではなくディルが乗っていました。そして、蒸し鶏ではなく揚げたイカです。メニューの記載が間違っているのかな?
兎にも角にも、お味は美味♪
ヤリイカはプリプリで本当に柔らかく、衣もサクサクカリカリ! 甘味と酸味が効いたベトナムチリソースはビビッドなお味で揚げたヤリイカにベストマッチ♪
搾り掛けたレモンも爽やかで良いアクセント★
「牛肉のフォー」(1,200円)
お料理の締めは、メインの「牛肉のフォー」
ハノイのモチモチでやわらかい米麺に牛骨の濃厚なスープ。ベトナムでは朝食に食べることも多いです。
この「牛肉のフォー」が絶品でした!
牛骨の濃厚なスープ
スープをひと口啜って「旨い!」のひと言。
牛骨と牛肉の旨味がたっぷり沁み込んだスープは濃厚ながらさっぱりと飲める感じ。
柔らかな牛肉も牛のお肉感をしっかりと味わえ、パクチーなどのハーブとの相性も抜群♪
モチモチで柔らかい米麺
ハノイの麺だという米麺は、モチモチで柔らかく、旨味たっぷりの牛骨スープと絡むと至福の美味しさ♪
器に盛ったところ
米麺と牛肉、スープを奪い合うように器に盛り、あっという間に完食!
美味しい! 大満足です★
「ベトナムコーヒー」専用フィルターでゆっくりドリップ
食後のお飲み物は「ベトナムコーヒー」
専用フィルターでゆっくりドリップ。10分くらい掛かります。
「ココナッツミルクと黒糖ゼリーのチェー」(620円)
コーヒーと一緒にデザートも頼みました。
こちらは、「ココナッツミルクと黒糖ゼリーのチェー」
ココナッツミルクプリンに黒糖ゼリーのソースに芋・青豆・クコの実のトッピング。ベトナムローカルスイーツ。
下層にはココナッツミルクプリンが!
このチェーがかなり美味しかったです♪
芋のホクホクとした食感と青豆の豆感。それに、ココナッツミルクの仄かで爽やかな甘味。黒糖ゼリーの深みのある甘味と清涼感のある食感。
「バインフラン」(600円)
こちらは、「バインフラン」
固めのプリンに苦めのカラメルとベトナムコーヒーをかけたベトナム風プリン。
固めで濃厚なプリンは安定の美味しさ♪
しかしながら、掛かっているソースが他とは違います。
苦めのカラメルとベトナムコーヒーを使ったソースは、上品な甘さと奥深い苦味がなんとも言えない絶版のお味★
「ベトナムコーヒー」(600円)
コーヒーのドリップが終わったようです。
下層のコンデンスミルクと上層のドリップコーヒーが分かれたこのビジュアルが「ベトナムコーヒー」を感じさせます♪
コンデンスミルクを混ぜたところ
でも、すぐにスプーンで混ぜてコーヒーミルク色に。
甘いお味の「ベトナムコーヒー」、チェーもプリンもコーヒーも甘いけど、全然しつこく感じないのが不思議。
食後のお口直しも大満足でした★
『ネムクリュ』
祖師ヶ谷大蔵にあるベトナムフレンチレストラン『ネムクリュ』
フレンチのエッセンスを取り入れたベトナム料理は、本場のベトナムの個性を残しつつも上品で洗練されたお味。
フォーや生春巻き・揚げ春巻き。デザートのチェーやバインフランも絶品♪ 隠れた名店です★
◉『ネムクリュ』の地図・アクセス
- 住所:東京都世田谷区砧6-36-6 FLAPビル 2F
- アクセス:小田急線祖師ヶ谷大蔵駅南口より徒歩1分
- 営業時間:12:00~14:00 18:00~22:00
- 定休日:月・火曜日
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