ミャンマー料理『ミンガラバー』
お店はビルの3階。喫茶店風の外観
ミャンマー人口が1,000人を超え、日本のミャンマー料理店の3分の1が集中するといわれる”リトル・ヤンゴン”「高田馬場」。
高田馬場駅の界隈、ほんと、ミャンマー人多いです!
高田馬場には11店舗ものミャンマー料理店があるそうですが、その中でも老舗中の老舗がこのお店『ミンガラバー』。開店は1997年であるとのこと。
場所は、高田馬場駅から早稲田通りを南東に進んで左手すぐの雑居ビルの3階。
駅からは徒歩5分ほどです。
都内在住ミャンマー人御用達。ミャンマー風情漂うお店
ビルの3階の『ミンガラバー』の案内板
「ミンガラバー」とはビルマ語で「こんにちは」の意味。
ミャンマーは、大まかに8つの部族、全体で135の民族が住む国なので、高田馬場にもそれぞれの民族のお店があります。
『ミンガラバー』は、たぶん、「ビルマ族」のお店なのでしょうね。
他の民族のお店はこちら↓
シャン族料理のお店『ノング・インレイ』
カチン族料理のお店『オリエンタルキッチン マリカ』
ビルマ族料理のお店『ルビー』
『ミンガラバー』店内
『ミンガラバー』のカウンターとキッチン
『ミンガラバー』の店内の様子。
店内は定食屋風の素朴なつくり。温かい雰囲気です。
お店は結構広々としていて、座席数は34席。
訪問した時は休日の夕方でしたが、お客さんはひとりもいませんでした。
お店に入ると、にこやかな笑顔でご主人と奥様が迎えてくださいました。
ミャンマーの人形。幸運のふくろうも
伝統的なバガン漆器
お店の入り口には、ミャンマーの雑貨や人形、バガン漆器などが並べられていました。
タモリ倶楽部に紹介された記念の額も飾られています!
壁に飾られたバガンの絵
お店の壁には、大きな「バガン遺跡」の絵が掲げられています。
バガン漆器も飾られていたし、このお店の店主さん、バガン出身の方なのかもしれません。
バガン遺跡についてはこちら↓
さてさて、お料理を選びましょう〜。
「ラペットウ」(700円)
「ダンパッウ」(1,100円)
ここはもちろん、”ミャンマー屋台の定番料理、ビールにもおかずでも、とっても良くあう美味しいおつまみ”「ラペットウ」(お茶とお豆たっぷりの和え物)をチョイス!
それと、ミャンマーのビリヤニ、「ダンパッウ」(炊き込みご飯鶏モモ肉のスパイシー煮込み添え)を注文することにしました。
「ミャンマービール」
ミャンマービールのラベル
何はともあれ、ミャンマーの国民的ビール「ミャンマービール」
アルコール度数5%の爽やかな苦味とキレがあるしっかりした味わいの、海外での評価も高いビール。
いつ飲んでも美味しいです、ミャンマービール
ちなみに、この「ミャンマービール」
歴史は意外と新しいそうで、シンガポールの企業との合弁で設立されたミャンマー・ブルワリー社が1995年に発売したそうです。
「アジアで一番美味しいビール」との脚光を浴び、ビールの本場ベルギーで開催された「ベルギーモンドセレクション大会」で1999年、2000年、2001年の3年連続で金賞受賞という快挙を成し遂げ、名実ともにミャンマーを代表するビールとなっています。
もともとミャンマー人はあまりビールを飲まないそうですが、近年は若者のビール需要が旺盛で、ここ数年でビール販売量は3倍以上に増えたのだとか。
2016年には、日本のキリンホールディングスによって買収され、生産量の1割増強を進めているのだとのこと。
落ち着いた空間でいただく美味しい「ラペットウ」と「ダンパッウ」
「ラペットウ」(700円)
さっそく来ました「ラペットウ」!
キャベツ、トマト、お茶の葉に、干しエビ、ゴマ、豆、ニンニク、赤唐辛子、青唐辛子などが和えられたサラダです。
「ラペットウ」(ラペソー)は、ミャンマー全土で食べられているお料理で、ラペは「お茶」、ソーは「湿った」なので、「湿ったお茶」という意味です。
お茶を食べる習慣はミャンマー独特のもので、これを食べると「ミャンマー」って感じがします★
ちなみに、飲むお茶は「ラペチョウ」と呼ばれる緑茶です。
「ラペットウ」(お茶とお豆たっぷりの和え物)
ちょっと油っぽいですが、豆のカリッとした食感と干しエビやニンニクの香ばしさ、唐辛子の辛味にお茶の葉が絡んで美味しい。
ミャンマー料理のスターターとしては、これは外せません★
ビールに良く合います。
それと、この「ラペットウ」、中に入っている青唐辛子はめちゃくちゃ辛いので注意が必要。
お店の奥様も「ラペットウ」をサーブするとき、「青唐辛子は辛いから注意してね」とアドバイスしてくれました。
中に入っていた青唐辛子、ちょこっと食べましたが、さすがに辛い。
だけど、辛いけど旨い。
やっぱり、「ラペットウ」にはなくてはならないものですね、青唐辛子。
「ダンパッウ」(1,100円)
そして、「ダンパッウ」
チキンのグレービーと共に炊き込んだインディカ米にナッツやレーズン、クミンやコリアンダー、カルダモンなどのスパイスが入ったビリヤニライスの上に、でっかいチキンが載っています。
「ダンパッウ」(炊き込みご飯鶏モモ肉のスパイシー煮込み添え)
「ダンパッウ」(ダンパウ)は、インドのビリヤニに似たお料理ですが、チキンの上にミャンマー風のカレー煮込みがかかっているのが特徴。
このカレー煮込みが濃厚でスパイシーでとっても美味しいんです。
広々としている店内、にこやかで親切なお店の方、そして、美味しいミャンマー料理。
居心地の良い、満足出来るお店です『ミンガラバー』
お料理は他にも、各種「ヒン」(ミャンマー風カレー煮込み)や「モッヒンガ」(温かい魚スープかけソーメン)、「ガーベージョー」(ミャンマー風さつま揚げ)、「トーフジョー」(ひよこ豆トウフの揚げ物)などいろいろ。
ランチも680円〜で、カレー、ライス、サラダの付いたセットが食べられます。
◉『ミンガラバー』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区高田馬場2-14-8 NTビル 3F
- アクセス:高田馬場駅から230m
- 営業時間:11:30~23:30
- 定休日:不定休
- 電話:03-3200-6961
コメント