JR大久保駅南口より徒歩1分。東京媽祖廟のある路地を南下した左手に、トルコ料理のお店『ヒサル』があります。
お店のオープンは2007年。トルコ人シェフによる本格的なトルコ料理をいただけるお店。地元大久保民に愛されているアットホームなお店です。
『ヒサル』の外観と店内の雰囲気

『ヒサル』の外観
こちらが、『ヒサル』の外観。
大久保駅南口から伸びるこの通りには、ネパール料理やタイ料理、ペルー料理、中国料理など、世界各国のお店が並びます。道を歩く人も国際色豊か。
そんな通りの一角にあるのが、トルコ料理店『ヒサル』。赤い看板が目印です。

店頭のメニュー看板
店頭のメニュー看板に掲載されたトルコの定番料理の数々。
前菜(メゼ)の盛り合わせやケバブの盛り合わせ。トルコのピザ「ピデ」や、スイーツのバクラヴァなど。

テイクアウトメニュー
テイクアウトメニューはケバブ中心。
お値段リーズナブルです!

ドネルケバブ
店頭には、お馴染みのドネルケバブのドラムもあります。
ディナータイムに訪問したせいか、だいぶケバブのドラムが細くなっています。
そんな様子を眺めつつ、さっそく店内へ。

『ヒサル』の店内
こちらが、『ヒサル』の店内です。
小ぢんまりとした店内は、座席がカウンター3席、テーブル12席の合計15席。
入店時は自分たちだけでしたが、食べている間に3組ほどお客さんが来店しました。
日本人のおひとり様やグループ、トルコ人のおひとり様も来店。皆さん、大久保在住の方か、大久保近辺での仕事帰りの方と思われます。
スタッフはホールで接客していたのが2人で、厨房からは女性の声も聞こえました。全員トルコの方と思われます。

トルコの地図

セマーのタペストリー

セマーの人形

店内を彩るモザイクタイル
店内の内装は、トルコの雰囲気満点♪
ブルーと植物柄の白系の壁には、トルコらしいモザイクタイルが埋め込まれていて、イスラム神秘主義の舞踊「セマー」のタペストリーや人形、トルコの地図などが飾られ、天井からはトルコランプが吊り下げられています。
今回は事前に電話予約して訪問しました。
案内された座席に座り、さっそくメニューを見てお料理の物色開始!
『ヒサル』のメニュー













こちらが、『ヒサル』のメニューです。
フムスをはじめとした前菜のペーストが7種類。セットもあります。
ライスとサラダ、ポテトが付いたケバブプレートが4種類。肉や野菜を使った煮込み料理や卵を使った炒め物もいくつか。コースメニューもあります。
それでもって、今回は↓のお料理を頼むことにしました。
- 「レンズ豆のスープ(メルジメッキチョルバス)」(570円)
- 「自家製トルコパン(エキメッキ)」(250円)
- 「7種の前菜+チーズ+ブドウの葉のピラフ詰め(スペシャルメゼ)」(2,100円)
- 「アダナケバブ」(1,500円)
- 「マントゥ」(1,500円)
定番のレンズ豆のスープにトルコパン「エキメッキ」、メゼの盛り合わせ。
メインの肉料理は「アダナケバブ」。「マントゥ」も追加でオーダー。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「エフェスビール」

「エフェスビール」(600円)
まずは、お飲み物。
トルコのナショナルビール「エフェスピルスナー」です。
「エフェス」は、1969年から製造されている老舗のブランドで、爽やかな青いロゴマークが目印。
雑味の少ないすっきりとした飲み口のビール。爽やかな味わいで、ケバブなどの肉料理やオリーブオイルを多用したトルコの煮込み料理によく合います。
ビールをちびちび飲みながら待っていると、ほどなくしてスープとパンが運ばれてきました。
「レンズ豆のスープ(メルジメッキチョルバス)」

「レンズ豆のスープ(メルジメッキチョルバス)」(570円)
トルコ定番のレンズ豆のスープ「レンズ豆のスープ(メルジメッキチョルバス)」です。
レンズ豆と玉ねぎの旨味。ほどよい甘味と仄かなスパイスの風味。優しいお味でいくらでも飲めそうな感じ。

「自家製トルコパン(エキメッキ)」(250円)
スープと一緒にいただくのは、「自家製トルコパン(エキメッキ)」
トルコは世界で一番パンを食べる国と言われ、パン(エキメッキ)のバリエーションもかなり豊富です。
『ヒサル』のエキメッキは、厚手でポケット形のピタパンタイプ。素朴でシンプルな味。焼きたてで美味しい♪。
スープにつけたり、この後登場するペーストやケバブを挟んでいただくのもGood!
「7種の前菜+チーズ+ブドウの葉のピラフ詰め(スペシャルメゼ)」

「7種の前菜+チーズ+ブドウの葉のピラフ詰め(スペシャルメゼ)」(2,100円)
続いて、前菜(メゼ)。
「7種の前菜+チーズ+ブドウの葉のピラフ詰め(スペシャルメゼ)」
お料理それぞれの内訳は↓(写真真ん中から下→時計回りに)
- 生野菜の辛いペースト(Acılı Ezme)
- ほうれん草とヨーグルトのペースト(Ispanak Tarama)
- トルコ風ピクルス(Turşu)
- ひよこ豆のペースト(Humus)
- 揚げナスとトマトソース(Patlıcan Soslu)
- トルコの白チーズ(Beyaz Paynir)
- ポテトサラダ(Patates Salatası)
- ブドウの葉のピラフ詰め(Yaprak Sarma)
- ヨーグルトとにんにくのディップ(Haydari)
- ナスとヨーグルトのペースト(Patlıcan Tarama)
どの前菜もトルコらしいお味。トルコパン「エキメッキ」につけていただきます。
定番のひよこ豆のペースト「フムス」はもちろん、スパイシーでフレッシュな「アジュル・エズメ」や、ヨーグルトにニンニクの旨味がマッチした「ハイダリ」も好みのお味。
特に気に入ったのが、ブドウの葉のピラフ詰め「ヤプラックサルマ」。ブドウの葉の酸味と渋みが、中に入った粘度のあるピラフと相性抜群で、たまらない美味しさ♪
「アダナケバブ」

「アダナケバブ」(1,500円)
メインの肉料理が来ました!
「アダナケバブ」です。
スパイスを効かせた、ビーフとラムのミンチを串に巻き付け、あぶり焼きにしたアダナの名物料理。スパイシー&ジューシーなケバブです。
『ヒサル』の「アダナケバブ」、スパイシーさは控えめながら、ビーフとラムのミンチ肉は旨味たっぷりで硬さもほど良く美味しい♪
辛いソースをつけたり、フライドポテトやオイリーなライス、生野菜と一緒に食べたり、エキメッキに挟んで食べたり。
「マントゥ」

「マントゥ」(1,500円)
ラストの一品は、「マントゥ」(ビーフとラムのミンチの入ったトルコ風水餃子)
これが、抜群に美味でした★
スキッとしたトマトの酸味とヨーグルトのまろやかさ、チーズの塩気が効いたトマトベースのスープの中に、トルコ水餃子がゴロゴロ入っています。
もっちりと歯応えのある皮の中にジューシーなミンチ肉が詰まった「マントゥ」は、酸味とまろやかさのあるスープとベストマッチ♪
トッピングされた、スマックやパセリの風味も、良いアクセント。
奪い合うようにして完食!
「トルコのパイ(バクラヴァ)」と「チャイ」

「トルコのパイ(バクラヴァ)」(550円)
デザートは、「トルコのパイ(バクラヴァ)」
サイズは小さく、ピスタチオも少なめでしたが、シロップがたっぷり沁み込んだ硬めの食感のペイストリーのお味は絶品!

「チャイ」
バクラヴァと一緒にいただいたのは、サービスで提供された「チャイ」
真ん中がくびれた形のトルコのチャイグラスに入ったルビー色のチャイ。角砂糖をひとつ入れて飲むと、これぞトルコの味♪
現地トルコでは、街中の至る所にあるチャイハネで、このチャイを一日に何杯も何杯も飲みます。
バクラヴァとの相性も抜群! お口の中もスッキリして、食後の良いお口直しとなりました。

『ヒサル』
大久保にあるトルコ料理のお店『ヒサル』
大久保の地元民や大久保近辺で働く、日本人やトルコ人に愛されるアットホームなお店です。
トルコ人シェフによるお料理は、7種のメゼもアダナケバブも美味しい♪ 特に、まろやか且つ酸味のあるスープに浸かった水餃子「マントゥ」が絶品でした★
トルコを感じさせる店内の雰囲気や、穏やかで優しいトルコ人スタッフの接客対応もGood!
『ヒサル』の地図・アクセス・営業時間
関連ランキング:トルコ料理 |
大久保駅、
新大久保駅、
西武新宿駅
アラブ・中東料理店





