錦糸町駅から徒歩5分。国道14号線を渡ってすぐの、バーや居酒屋などが並ぶ路地の一角に、タイ料理のお店『イサーン サコンナコン』があります。
お店のオープンは2019年2月。タイ北東部イサーン地方サコンナコン出身の姉弟が切り盛りしているお店で、店内にはカラオケ設備があるほか、定期的にタイ人歌手による演奏も行われるのだそう。
都内でも特にディープなタイ料理店のひとつだという情報を聞いて、行ってみることにしました。
『イサーン サコンナコン』の外観と店内の雰囲気
『イサーン サコンナコン』は、このビルの5階
『イサーン サコンナコン』は、このビルの5階にあります。
建物内に入っているお店はスナックやパブ、バー、クラブなど。この界隈にはこういう夜のお店がたくさん並んでいます。
エレベーターに乗って5階へ。
タイ居酒屋『イサーン サコンナコン』の入り口
店頭のメニュー看板
こちらが、『イサーン サコンナコン』の入り口です。
入りづらいという事前情報がありましたが、入り口の扉が開いていて、店員さんが挨拶してくれたので、特に入りづらさを感じることはありませんでした。
さっそく、店内へ。
『イサーン サコンナコン』の店内
『イサーン サコンナコン』の店内です。
店内の雰囲気は、錦糸町や小岩にたくさんあった昔ながらのタイカラオケスナック風。
店内は薄暗く、壁が鏡張りでカラオケの機材とモニターがあり、仏像やタイ国王の写真などが飾られ、ごちゃごちゃとした感じ。
座席は30席くらいでしょうか。テーブル席とカウンター席があります。
店内の雰囲気はまさにタイのスナック
お店のスタッフは、厨房で調理をするタイ人のおかみさんと、ホールで接客するその弟さん。若いタイ人女性のスタッフもいました。
ディナータイムの18時半頃の訪問で、お客さんはテーブル席に座った4人組のグループと、カウンターに座った男性おひとり。全員日本の方です。
夜遅い時間になると、タイのお客さんが訪れ、カラオケを楽しむらしいです。お店の営業時間は午前3時まで。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『イサーン サコンナコン』のメニュー
サラダメニュー
揚げ物メニュー
ヤムタレー/牛
炒め物メニュー
クンパッポンカレーやパッタイなど
スープ・蒸し料理
麺料理
一品料理
ガイパッキンラーカオ
おすすめ
おすすめ
ドリンクメニュー
こちらが、『イサーン サコンナコン』のメニューです。
メニューには、日本語が書かれたお料理とタイ語のみのお料理があります。
料理の品数は豊富。ソムタムやラープなどのサラダ系、サイクロークイサーンやガイヤーンなどの焼き物、トムヤムやトムセープなどのスープ、スキナームやタイラーメンなどの麺料理、カオパットやガパオなどのご飯もの。
色々あって迷った挙句、↓のお料理を注文することにしました。
- 「ソムタムイサーン」(1,500円)
- 「カオニャオ」(600円)
- 「トムヤムクン」(1,500円)
- 「ラープムー」(1,500円)
イサーン料理のお店ということで、サラダに「ソムタムイサーン」「ラープムー」をチョイス。スープはイサーンらしい「トムセープ」も惹かれましたが、今回は「トムヤムクン」をチョイス。主食はもちろんもち米の「カオニャオ」です。
おすすめ、ホワイトボードメニュー
ラーププラーマグロ
店内の壁には、メニュー本には記載されていないメニュー写真やホワイトボードのメニューもあります。
ちゃんと見ずに、メニュー本から選んでしまいましたが、後で写真を見てみたところ、気になる料理がいくつか。
「スパイシービーフラープ」「ラーププラーマグロ」
タイ語のホワイトボードメニューをGoogle画像翻訳で見てみると、
「柔らかカニのカレー炒め」「バジルイカ」などもあり。
今度訪問したら、頼んでみたいです。
「シンハービール」と「チャーンビール」
「シンハービール」(1,000円)
「チャーンビール」(1,000円)
まずは、お飲み物。
タイ王室に認められた唯一のビール「シンハービール」と、タイのシェアナンバーワンビール「チャーンビール」です。
どちらも馴染みのお味。安定の美味しさ♪
お通しのピーナッツ
お通しのピーナッツもサーブ。
ピーナッツをポリポリとつまみ、ビールをぐびぐび飲みながら待っていると、さっそく最初のお料理が運ばれてきました。
「ソムタムイサーン」
「ソムタムイサーン」(1,500円)
「ソムタムイサーン」です。
たぶん、これはタイ東北部イサーン地方やラオスで食べられている、本来のソムタム「ソムタムプラーラー」
ナンプラー(発酵させた魚の上澄み液)を使う通常の「ソムタム」と異なり、底に溜まった沈殿物まで使った調味料「プラーラー」を使うのが「ソムタムプラーラー」です。
少しクセがありますが、普通のソムタムに比べて、味の深み、旨味が全然違う。
具材は、青パパイヤとニンジン、トマトのみではあるものの、美味しいです♪
しかしながら、超絶な辛さ!!
ひと口食べただけで、お口がヒーヒーしてしまうほどの辛さです。
豚皮スナック
ヒーヒー言っているのを見かねたのか、接客担当の店主姉弟の弟さんが、写真の豚皮スナックを持ってきてくれました。
これと一緒にソムタムを食べると美味しいとのこと。
言われた通りに一緒に食べてみると、確かに美味しい♪
ソムタムの歯応えのある食感と魚の旨味が、豚皮のクリスピーな食感と油っぽい風味にベストマッチ!
そして、豚皮と一緒に食べると、ソムタムイサーンの激辛さが、なぜか和らぐ♪
「カオニャオ」(600円)
主食の「カオニャオ」も登場。
立派な「ガティップカオ」(カオニャオ容器)に入って出てきた「カオニャオ」
イサーン料理を食べるなら、カオニャオは欠かせません!
辛さと格闘しつつ、「ソムタムイサーン」を食べていると、お次の料理が運ばれてきました。
「トムヤムクン」
「トムヤムクン」(1,500円)
タイ料理の定番「トムヤムクン」です。
イサーン地方でよく食べられているのは、「トムヤムクン」よりも「トムセープ」だそうですが、王道の「トムヤムクン」はやっぱり美味しい♪
ココナッツミルクを使った「ナムコン」タイプのスープは、ココナッツミルクのまろやかさとコクがバイマックルーやパクチー、カーなどのハーブの香りとレモングラスやライムの酸味、プリッキーヌの辛味と相まって旨い旨いを連発してしまう感じ。
めちゃくちゃ美味しい♪
ゴロゴロ入ったエビも大きめでぷりぷり感があり、フクロタケならぬシメジも名脇役感あり。
辛さもほど良く、酸味もちょうどいい。美味しいトムヤムクンでした★
「ラープムー」
「ラープムー」(1,500円)
ラストの一品は「ラープムー」
「ラープ(ลาบ)」は、鶏や豚、牛などの挽肉をミントやこぶみかんの葉などのハーブや野菜、煎り米粉と和え、ナンプラーやライム、唐辛子で味付けしたサラダ。タイ北東部イーサーン地方やラオスを代表するお料理です。
“ムー”は、豚肉の意味なので、「ラープムー」は豚肉を使ったラープのこと。
ミントやパクチーなどのハーブが効いています。
唐辛子は別添え
この「ラープムー」、辛さ控えめで、唐辛子は別添えにて提供されました。
ソムタムイサーンを食べて、自分たちがあまりにヒーヒー言っているものだから、店主さんが辛くならないように考慮してくれたみたいです。
しかしながら、辛さ控えめで食べやすくはあるものの、やっぱり辛さがないと物足りないのも事実。
結局、別添えの唐辛子を砕いてラープに振り掛け、そこそこな辛さにしつついただきました。
「ラープムー」自体は、ミントやパクチーなどのハーブが効いていて、とっても美味しかったです♪
マンゴーのドライフルーツ
食後は、店主さん姉弟がマンゴーのドライフルーツをサービスしてくれました。
これは、タイのメーカー「KUUNA」のマンゴーグミで、店主さんに聞いてみたところ、ハナマサで買ったとの回答。
さすが「KUUNA」。美味しいです♪
食後の良いお口直しとなりました。
『イサーン サコンナコン』
お店のテラスから見た錦糸町の街並み
錦糸町にあるタイ料理のお店『イサーン サコンナコン』
イサーン地方出身の姉弟が切り盛りする現地系タイ料理店です。
いただいた「ソムタムイサーン」「ラープムー」「トムヤムクン」はどれも美味。
まるで、タイ現地に居るかのようなディープな店内の雰囲気や、アットホームで温かいスタッフの接客対応もいい感じ♪
また、訪れたくなるお店です。
次回訪問した時は、トムサップムーやスパイシービーフラープ、サイクロークイサーンなどを食べてみたいです。
『イサーン サコンナコン』の地図・アクセス・営業時間
タイ料理店



















コメント