とある日の午後。東京都内をエスニック巡り♪
この日は、午後1時から、多国籍料理店『HÅN』で行われた、トルコやジョージア、ウズベキスタンの雑貨販売イベント「トルコ・ジョージアバザール」を訪問(学芸大学)。
そして、門前仲町にあるイベントスペース『chaabee』で、インドのゴンド画のギャラリー「GOND ART EXHIBITION~インドの森から始まる物語 by TOUCH THE GOND」が開催されていたので見学。
その後、「アンデスのツボ(器で旅する北ペルー)」を見に、神田の「天理ギャラリー」へ。
締めは、水道橋に新しくできたエジプト料理店『SPHINX (スフィンクス)』でディナー。
トルコ、ジョージア、ウズベキスタン、インド、ペルー、エジプトと、半日で6カ国、エスニック巡りを満喫しました♪
トルコ・ジョージア・ウズベキスタンの雑貨(多国籍料理レストラン『HÅN』)

多国籍料理レストラン『HÅN』
まず訪れたのが、学芸大学にある多国籍料理店『HÅN』
世界中を旅する料理研究家・口尾麻美さんのお店です。
この日、お店で午後1時から、トルコやジョージア、ウズベキスタンの雑貨販売イベント「トルコ・ジョージアバザール」が行われるというので行ってきました♪
13時に扉が開き、店内へ。入り口には既に数人、待ち人がおりました。

多国籍料理レストラン『HÅN』のキッチンスペース
店内に入ると、手前側に大きなテーブルがあり、その上にトルコやジョージア、ウズベキスタンなどの雑貨がたくさん並べられていました。
奥側はキッチンスペースとなっていて、店主の口尾さんらしき女性の方がいそいそと調理中。
口尾麻美さんは、世界中を旅し、旅先で出会った料理を紹介・提供し続けている料理研究家の方。「旅するキッチン」「おはよう! アジアの朝ごはん」など、書籍を多数出版しているほか、多国籍料理レストラン『HÅN』では、料理教室も開催しているのだとのこと。

テーブルの上に並べられたトルコやジョージアなどの雑貨たち
こちらが、テーブルの上に並べられたトルコやジョージア、ウズベキスタンなどの雑貨たちです♪
器やカップ、鍋やお皿など、トルコを中心とした食器や雑貨がたくさん!

トルコの雑貨が多め

チャイグラスがたくさん!

この木製のスプーンが魅力的
チャイグラスや器、木製スプーンなど、トルコの雑貨が多め。
写真の木製スプーンが魅力的♪ お皿や器も、色やデザインが良いです。

ウズベキスタンの器

ホーローの容器、チャイグラスなど
オレンジと白の色がウズベキスタンらしい、茶碗やポットなどもありました。
アンティークのチャイグラスセット、ホーローの容器。

ロクム入れ、木彫りの人形

ハリッサ、口尾麻美さんの本「旅するキッチン」

チャイグラス&ソーサーセット

ジョージアの民族服

ジョージアのお菓子「チョルチュヘラ」
ジョージアの民族服やジョージアのお菓子「チョルチュヘラ」も!

購入したグリーンのお皿

購入した鉄鍋
それでもって、購入した雑貨がこちら。
グリーンのお皿と鉄のフライパン。どちらもトルコのものと思われます。

トルコ&ジョージア料理も提供
この日のイベントのお料理として、トルコ&ジョージアの軽食も提供していました。
座席が埋まっていたので、お料理はいただきませんでしたが、日を改めて、お料理を食べに再訪したいです。
※お店については、こちらのHPから
「ゴンドの神帰月」(門前仲町chaabee)

門前仲町『chaabee』
学芸大学の『HÅN』でトルコ雑貨を購入した後は、東急とメトロを乗り継いで門前仲町へ。
上の写真の建物は、門前仲町にあるイベントスペース『chaabee』
ここで、この日、インドのゴンド画のギャラリー「GOND ART EXHIBITION~インドの森から始まる物語 by TOUCH THE GOND」が開催されていました。

渋い外観が魅力的

建物の壁に「chaabee」のイラストが

「GOND ART EXHIBITION~インドの森から始まる物語」by TOUCH THE GOND
古い家屋をリノベーションした『chaabee』の建物、渋くてなかなかいい感じ♪
扉や壁には、ゴンド画展の案内が貼られていました。
木の引き戸をガラガラと開けて店内へ。

ゴンド画がたくさん展示されています。
店内の壁には、カラフルで個性的なゴンド画の作品がズラリ!
「ゴンド画」は、インド中央部マディヤ・プラデーシュ州一帯に居住する「パルダーン・ゴンド」という先住民族によって描かれる絵画です。
「ゴンド族」は、インドの先住民族の中でも最大の民族で、その人口は約1300万人。農耕を主として生計を立て、独自の地母神を信仰しているのだそう。
伝統的に「ゴンド画」は、村の祭りや儀礼の際に家の壁などに描かれてきましたが、近年では、アート作品として絵画を描くアーティストが次々と誕生し、世界的に注目を集めているのだそう。

「王を助ける馬」(ヴェンカット・シャーム)

「Many lives born in the sky and sea」(スクナンディ・ヴィヤム)

インド最大の先住民族「ゴンド族」の絵画

プリミティブな造形とカラフルな色彩
作品は、様々なゴンド族のアーティストによって描かれ、それぞれ作風も違いますが、インパクトのある構図とカラフルな色彩。ユーモラスで可愛らしいのが共通しているところ。

木を描いた作品が多いです。

孔雀

動物の尻尾が木の幹に。色彩感覚も素晴らしい

コロナウイルスと戦う象
作品の題材もなかなか面白いです。
こちらは、コロナウイルスと戦う象の絵。象の神様がコロナウイルスを踏み付けています!

店内の壁に映されていたアニメーション

くじゃくはその醜い脚をまったく好きになれませんでした
店内の壁には、ゴンド画を使ったアニメーション動画も投影されていました。
このアニメーション動画、全編見てみたい!

購入したポストカード2点
絵は、全て販売されていましたが、結構なお値段だったので、ポストカードを購入♪
どちらの作品もとても魅力的★
※下の動画は、銀座アートギャラリー石で「Touch the GOND」が開催していた展示会の動画。





「アンデスのツボ(器で旅する北ペルー)」(天理ギャラリー)

「アンデスのツボ(器で旅する北ペルー)」(天理ギャラリー)
門前仲町の『chaabee』でゴンド画を観た後は、大手町へ。
歩いて神田錦町にある「天理ギャラリー」へと向かいます。
ここで、企画展「アンデスのツボ(器で旅する北ペルー)」が開催されていました♪

「アンデスのツボ」のポスター
「アンデスのツボ」のポスターです。
「天理ギャラリー」は、天理図書館及び天理参考館の両館に収蔵されている稀覯書や考古美術品・海外民俗資料を毎回テーマを決めて展示しているギャラリー。
規模は小さいですが、日本や世界の美術作品や工芸品、民族衣装など、様々な企画展が行われています。

展示スペースの様子
こちらが、展示スペースの様子。ワンフロアーです。
派手な展示品はありませんが、アンデス文明の貴重な土器がズラリと陳列されています。
古代アンデス文明は、紀元前2000年頃からその輪郭を現し始めたといわれています。
「コスタ」と呼ばれる海岸砂漠地帯、4,000メートルを越すアンデスの山岳地帯「シエラ」、アマゾン川流域のジャングル地帯「セルバ」。変化に富むそれぞれの地域で文明が生まれ、様々な作物が作られ、そして、交易が行われました。
旧大陸と隔絶されたこの地域では、16世紀にスペイン人がやって来るまで他の文明との接触がほとんどありませんでした。そのため、旧大陸とは全く異なる、独自の文化が形成されていったのです。
古代アンデス文明は、大まかに区分すると、北部、中部、南部の3つの地域に分けられます。
北部には「モチェ」や「シカン」「チムー」、中部には「リマ」や「チャンカイ」、南部には「パラカス」「ナスカ」「ティワナク」などの文化がそれぞれ盛衰していきました。
そして、15世紀の後半、それらの部族や国家を統一し、一大帝国を築き上げたのが「インカ」です。

クピスニケと鎧形注口壺

モチェ文化の土器

象形壺(カボチャ)
館内には、アンデスで盛衰した様々な文化の土器が陳列されていました。
それぞれの文化によって、土器の形が全然違うのが面白いです。

バラエティに富んだ壺

戦士形の壺
モチェやチムーなど初期の文化では、具象的でユーモラスな造形の土器が目立ちます。

アリバロス土器
それが、インカになると、土器の形がかなり洗練されてきます。
インカはその支配を確立させた時、全土の土器の形を統一させたのだそうです。

笛吹ボトル

笛吹ボトル(双胴)
こちらは「笛吹ボトル」。水や空気を入れると音が鳴る土器で、その用途や製法、音の鳴らし方などの多くは謎に包まれているのだそう。
様々な形の笛吹ボトルがあり、土器それぞれで鳴る音も違います。

館内に飾られたアルパカのぬいぐるみ
「アンデスのツボ(器で旅する北ペルー)」、小ぢんまりとした展覧会でしたが、アンデスの土器、なかなか興味深かったです。


エジプト料理『SPHINX (スフィンクス)』

エジプト料理『SPHINX (スフィンクス)』の外観
神田の「天理ギャラリー」でアンデスの土器を観た後、飯田橋へ。
飯田橋と水道橋の間にある、飯田橋アイガーデンテラスに、新しくエジプト料理店ができたというので行ってみました。
お店の名前は『SPHINX (スフィンクス)』です。

エジプト料理『SPHINX (スフィンクス)』の入り口
こちらが、エジプト料理『SPHINX (スフィンクス)』の入り口です。
入り口から、かなり気合いの入ったエジプト感!
お店は、秋津にあるエジプト料理店『スフィンクス』の2号店であるとのこと。

店内はまさにエジプト
店内に入ってびっくり!
黄金の王の棺があったり、古代エジプトの神殿を模した柱やヒエログリフが描かれた壁画があったりと、店内はエジプトの装飾や置き物が満載!

黄金の棺桶

至る所に古代エジプトのものが!

エジプトの絵や楽器なども飾られています。

座席とバーカウンター
まるで、カイロの考古学博物館にいるような感じ。日本でもここまでのエジプト空間は、古代エジプト文明の展覧会以外では見たことがありません!

ボジョレーヌーボ

エジプト空間でいただくボジョレー
お料理の注文を済ませ、まずはお飲み物。
ボジョレーヌーボーです。
エジプト空間でいただくボジョレーも、なかなか乙なもの♪

フムス、ババガヌーシュ、パン

ファラフェル

モロヘイヤのスープ

コシャリ

コフタ
お料理は、中東アラブ料理の定番、「フムス」や「ババガヌーシュ」とパン。エジプト風のそら豆を具材にした「ファラフェル」。マトンのハンバーグ「コフタ」。
そして、エジプトならではのお料理「モロヘイヤスープ」と「コシャリ」
特に、モロヘイヤのスープがかなり美味でした♪

バクラヴァ

プリン

チャイ
デザートは、定番の「バクラヴァ」と「プリン」。お飲み物は、チャイとコーヒーを。
大好物の「バクラヴァ」、期待通りの美味しさでした♪
エジプト料理『SPHINX (スフィンクス)』
まるで、古代エジプトにタイムスリップしてしまったかのような、凝りに凝った店内の内装は見応えあります♪
お料理は、全体的に薄めで優しい味付け。この日がたまたまそうだったのかもしれませんが、個人的にはもう少し味の輪郭がはっきりした方が好みかな。
モロヘイヤのスープとバクラヴァは、ドンピシャ好みでした♪
『SPHINX (スフィンクス)』の営業時間・アクセス
- 住所:東京都千代田区飯田橋3-10-9 アイガーデンテラス 3F
- アクセス:水道橋駅から509m
- 営業時間:11:30~23:00
- 定休日:無休


まとめ
学芸大学の『HÅN』で、トルコやジョージア、ウズベキスタンの雑貨を物色。門前仲町の『chaabee』で、ゴンド画を鑑賞。神田の「天理ギャラリー」で、アンデスの壺を見学。飯田橋の『SPHINX (スフィンクス)』で、エジプト料理を賞味。
トルコ、ジョージア、ウズベキスタン、インド、ペルー、エジプトと、半日で6カ国のエスニック巡り。満喫しました♪
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