その土地のことを知りたいなら、まず市場に行くのがベスト!
市場には、その土地で売られているもの、食べられているもの、その土地の物価、市井の人々の日常風景を知ることができます。
今回の市場は、ウズベキスタン、タシケントの「チョルスー・バザール」
青いドームが印象的な、昔ながらのオールドバザール
首都タシケントの市街の北西、地下鉄チョルスー駅を出てすぐのところにある大きな市場が「チョルスー・バザール」です。
「チョルスー」はペルシャ語からきた言葉で、「交差点」または「四方からの道路または川」を意味するそうです。
タシケントには大きなバザールが他にもありますが、「オールドバザール」と呼ばれるのはここ「チョルスー・バザール」だけなんだそうですよ。
バザールには、香辛料、ナッツやドライフルーツ、野菜や果物、肉や魚、乳製品、穀物類、日用品などあらゆるものが売られています。
もちろん、ナンも売られています。
だけど、サマルカンドのシヨブ・バザールに比べて、ナンの店の数は少なかったです。
こちら、ウズベキスタンの肉串「シャシリク」のお店。
香ばしい香りが辺りに漂っていましたー。
「シャシリク」は、羊や牛肉のぶつ切りを串に刺した料理。ミンチ肉やレバーなどもあります。
酢をかけた玉ねぎを乗せて食べるんですが、これがまた美味しい〜!
チキンも売っています。
この時は時間がなくて食べませんでしたが、ほんと美味しそうですよね〜。
こちらはチーズ屋さん。
「クルト」と呼ばれる乾燥させたチーズです。
酸味がきつくて塩辛いのが特徴。
おばちゃんがクルトをひとつくれて食べたのですが、この時は、クルトだということがわからず。
独特の酸味に不安を感じたのですが、後でチーズだとわかってひと安心。
ウズベク民族服にリシタンの陶器など
ウズベクの民族服を売るお店。
掲げられている民族服、豪華ですよね。
あれはウズベキスタンの礼服だそうです。結婚式の時などに着られる服であるとのこと。ウズベクの結婚式は数百人も人が集まる豪華なものなのだそうですよ。
お店には民族服だけでなく、ジーンズやTシャツなどの洋服もたくさん売られています。
首都タシケントは、方々から様々な民族が集まってくるコスモポリタン。
伝統的な衣装を着た人から西洋風の格好をした人まで多種多様なスタイルのファッションを見ることができます。
人形屋さんです。ウズベク人の老人をかたどった人形。
この人形、いろいろな所で土産物として売られていました。
陶器屋さん。
ウズベキスタンは陶器の産地としても有名です。
特に有名なのは、フェルガナ盆地の南にある「リシタン」の陶器。
鮮やかな青と細かい模様が特徴です。
もうひとつは、「ギジュドゥヴァン」の陶器。
大胆な柄と独特な色合いが特徴です。
写真のは、リシタンの陶器ですね。

チョルスー・バザールの外観です。
青いドームが印象的で、遠くからもよく目立ちます。
新市街にあるショッピングモール「ツム百貨店」
こちらは、新市街にあるショッピングモール「ツム百貨店」
タシケントには最近、たくさんのモールやブティックなどが出来てきていますが、このツム百貨店は老舗。
店内にソビエト時代の雰囲気を色濃く残す、古き良き?お店です。
電化製品を売るコーナー。
右側のカウンター部分がソビエト時代の雰囲気を彷彿とさせます。
ソビエト時代では、商品はカウンターの向こうにあって、自由に取って見たりはできないスタイルでした。
お店にはあらゆるものがあり、生活に必要なものはだいたい揃います。値段も高くありません。
服を売るコーナー。
民族衣装から洋服まで様々。また、このお店には観光客も来るので土産物用の民芸品なども売られていました。
絨毯売り場です。
いかにも高価そうな絨毯が並んでいます。
タシケントの繁華街「サイールゴフ」通りの辺りには、おしゃれなモールやブティック、カフェとかが並んでいました。
その辺りのお店は、ほとんど日本や西洋と変わらない雰囲気。歩いている若者もおしゃれな格好をした人が多かったです。
チョルスー・バザール〜ツム百貨店MAP
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