世界三大仏教遺跡のひとつ「アンコール・ワット」
密林の中にあるこの遺跡を見るため、カンボジアへと旅しました。
アンコール遺跡群とシェムリアップの町、首都プノンペンなどをご紹介します。
今回は、アンコール・ワットとバイタクのふたりです!
アンコール・ワットともお別れ。最後にバイタクのふたりと食事しました!
昼間のアンコール・ワット
「アンコール・ワット」ももう見納め。
夜、バイタクの2人はお別れにカンボジア鍋を出すローカル食堂に連れていってくれました。
がらんとした食堂で、お客は私たち4人だけ。カンボジア鍋は、タイのタイスキに似ていました。
私たちは野菜や肉、魚のつみれなどを煮立った鍋にどんどん放り込み、火が通るとそれらを鍋からつまんで辛いソースに付けて食べました。もちろんカンボジアのナショナルビール「アンコール」を飲みながらです。
靄に霞んだアンコール・ワット
食べながらバイタクの2人といろいろお話をしました。
バイタクの2人のうち、しっかりものの方の彼は25歳。地元の出身ですが、プノンペンにある観光ガイドを養成する学校で学んだのだそうです。
どおりでしっかりしている筈です!
曇り空のアンコール・ワット
アンコール・ワットには様々な国から観光客がやって来るそうです。フランス人、ドイツ人、アメリカ人、日本人、韓国人・・・。
彼は、英語は話せるけどフランス語や日本語は話せないと言っていました。
彼は落ち着いた雰囲気を持っていて、低い声で英語を話すその様子は自信に満ち溢れているように見えます。
だけど、相方とクメール語で話すとき、途端に口調がポップになり、声音も高くなり、女性的になってしまうのです。
英語とクメール語ではその発音方法が随分と異なっているせいでしょうか。使う言語によってその人の雰囲気まで変わることが、なんだか不思議でした。
雨に濡れたアンコール・ワットもなかなか
誰もいないのがいい!雨の中のアンコール・ワット
もう1人は「スパイダー」というあだ名です。いつもニコニコとしているだけで交渉や説明は全てしっかり者の彼に任せきりのちょっと頼りない感じ。
「スパイダー」は結婚していて子持ちなのだといいます。しっかり者の彼は独身。
しっかり者の彼が独身で、ちゃらんぽらんな「スパイダー」が子持ち。世の中わからないものです。
アンコール・ワット、晴れると人がたくさん
翌日、私たちは彼らとお別れをしました。
しっかり者の彼は、プノンペンにいる彼の友人に私たちが行くことを伝えてくれました。
彼は「友人がプノンペンをガイドしてくれるだろう」と言います。私たちの行く先のプノンペンでの観光までフォローしてくれる。彼は立派なガイドです。
その隣で「スパイダー」が相変わらずニコニコと笑っていました。
アンコール・ワットの日の出
真面目でしっかりものの彼(名前は忘れてしまいました)と愛嬌のあるちゃらんぽらんなスパイダー。
きっと今も、この凸凹コンビは颯爽とバイクに跨りながら、旅行者たちをガイドしているんでしょうねー。
旅行時期:2000年3月・2003年8月
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