『スリマンガラム』で食べたお料理
2020年1月にオープンし、今や、都内の南インド料理店の中でも抜群の評価と支持を受けているお店『スリマンガラム(Sri Mangalam)』
美食の地、インド・チェティナード地方出身のオーナーシェフ、マハリンガムさん(通称マハさん)の作るお料理は本当に美味しく、これまで何度も舌鼓を打たせていただきました★
そんな『スリマンガラム(Sri Mangalam)』が2022年5月6日に、2号店『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』をオープン!場所は小田急線の祖師ヶ谷大蔵。常時バナナリーフミールスが食べられるということなので、行ってみることにしました★
南インド・チェティナード料理の名店『スリマンガラム』の2号店が祖師ヶ谷大蔵に誕生!
お店の場所は、小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分。北口を出て祖師谷通りを北へ進み、最初のT字路を左折した右手。
上の写真がお店の入り口です。
入り口には日本語の案内はなく英語とタミル語の表記のみ。“CHETTINAD”という表記はあるものの“INDIA”という言葉はどこにもなし。
事前にお店のことを知らないと、ここがインド料理店だとわからない人は多そうです。
お店は地下1階にあります。
地下へと続く階段は明るい黄色に塗られていてインパクトあります。
階段脇に描かれているカラフルな模様はコーラムでしょうか。
階段の突き当たりの壁には、ダンシング・シヴァ(ナタラージャ)の絵が描かれていました。
ちなみに、この絵は、インドユニット・マサラワーラーの武田氏の作品とのこと。
こちらが、『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』の店内です。
入り口の階段と同じく、天井も壁も明るい黄色。マハさんを始め、スタッフのユニフォーム(Tシャツ)も黄色なので、スリマンガラムのブランドカラーなのかもしれません。
店内空間はラーメン屋の居抜きを使っていた経堂店に比べてかなり広め。座席数は30席弱くらいでしょうか。
面白いのはテーブル席の片側にしか椅子がなく、2人席でも横並びに座ること。
現地インドの食堂でも、こういうスタイルになっているお店、結構多いです。
このスタイルだと、ミールスのおかずをサーブしやすいですよね。
平日のディナータイムの開店30分後くらいに訪問しましたが、客入りは3割程度。食べている間に6割方席は埋まりました。お客の回転は早めです。
現在、予約は受け付けていないとのこと。休日は混むと思われるので、早めに訪問した方がいいかもしれません。
メニューは、メインのバナナリーフミールスのほかに、経堂店でも提供されている単品の各種カレー。ドーサもあります。経堂店にはないメニューもいくつかありました。
注文したのは、もちろんバナナリーフミールス!「ノンベジ・ミールス」(2,000円)をチョイスしました。
ノンベジ・ミールスでは、メインのおかずをマトン・チキン・フィッシュのいずれかから選ぶことができますが、本日のフィッシュはナンドゥ(蟹)とのことだったので、蟹をチョイスすることにしました★
ノンベジミールスのセット内容は↓です。
- マトン、チキン、フィッシュ、いずれかのコロンブ(カレー)
- サンバル(少し酸味のある豆と野菜の煮込み)
- ラッサム(黒胡椒の効いたスープ)
- クートゥ(豆と野菜のポタージュ)
- ポリヤル(野菜炒め)
- ポンニライス(タミルナードゥ州で普段食べられているご飯)
- アッパラム(揚げ煎餅)
- パヤサム(デザート)
バナナリーフの上に載せられるミールスのお味は絶品!お代わり必至です★
注文を済ませると、お店のスタッフがテーブルの上にバナナリーフを敷いてくれました!
まずは、コップの水をバナナリーフにちょこっと掛けてバナナの葉を綺麗にします。
すると、マハさんがやってきて、ライスやクートゥー、ポリヤルなどのおかずをバナナリーフの上にどんどん盛っていきます。
ごはんの上にサンバルを掛けて、蟹の身を載せて、ナンドゥーグレイビーを掛けて、アッパラムを載せて、ラッサムの入った紙コップとパヤサムの入った紙コップを置いて、ノンベジミールス完成!
見るからに美味しそう♪
さっそくいただきましょう〜★
『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』のノンベジミールスのお味、もう何というか、感動的に美味しかったです★
サンバルもクートゥもポリヤルも、チェンナイのこんなお店や、マドゥライのあんなお店でいただいたミールスを思い出す。これぞタミルのミールスって感じのお味。
蟹の旨味が溶け込んだナンドゥコロンブも抜群の美味しさでした★
バスマティライスのような香りがなく、シンプルで食べやすいポンニライスも、サンバルやクートゥなどのおかずとの相性抜群!
酸味と黒胡椒のピリ辛さのバランスが程よいラッサムを啜り、テーブルに置かれたカードチリを齧り、味変を楽しみながら、一心不乱に食べ続けました★
ちなみに、ディナーミールスは、500円追加してアンリミテッドにすると、お肉(今回は蟹)以外は全てお代わり自由となります。
注文の時はリミテッドでお願いしたのですが、あまりの美味しさのため、途中でアンリミテッドに変更してもらいました♪
こちらは、デザートのパヤサム。
スパイシーなミールスをいただいた後の甘いパヤサム。その素朴な味わいがことのほか美味しく感じられます★
ディナーポロタセット(マトン・サールナー、チキン・チュッカ)
こちらは、別の日にいただいた「ディナー・ポロタセット」(2,200円)
グランドメニューではなく、ホワイトボードのメニューにあったので注文しました。
セット内容は↓です。
- ポロタ(南インドの平焼きデニッシュ)2枚
- サールナー(チキン or マトン グレーヴィー)
- チキン or マトンチュッカ
- ハーフボイルド(半熟目玉焼き)
サールナーは、マトンを、チュッカはチキンをチョイス。
注文すると、テーブルの上に敷かれたバナナリーフの上に、2枚のポロタとチキンチュッカの器、半熟目玉焼きの器が載せられ、ポロタの上にマトンのグレーヴィーがどっちゃりと掛けられました!
このグレーヴィーの掛かったポロタを手で千切りながら(グレーヴィーで手をぐちゃぐちゃにしながら)、いただきました★
もちろん、半熟目玉焼きとチキン・チュッカも、グレーヴィーにまみれたポロタと一緒に手で合わせながらワイルドに賞味。
マトンのクセをそれほど感じさせないマイルドで濃厚なサールナーとさっくりとしたポロタのマッチングが美味しい♪
カレーリーフの香るチキン・チュッカや半熟目玉焼きと一緒に食べて、味変も楽しむことが出来ました★
デザートとしていただいたのが「ジガルタンダ」600円
マドゥライ名物のミルクとアイスクリームの飲み物です。
アーモンドミルクの上にアイスクリーム、アーモンドのスライスも載っています。
かなり甘いですが、スパイシーなポロタセットを食べた後にいただくと、ちょうどいい感じ♪
ベジミールス、チキン65
こちらは、また別の日にいただいた「ベジ・ミールス」(1,500円)
ベジ・ミールスの内容は↓です。
- サンバル(少し酸味のある豆と野菜の煮込み)
- ラッサム(黒胡椒の効いたスープ)
- カーラコロンブ(タマリンドの酸味の効いた濃厚な煮物)
- クートゥ(豆と野菜のポタージュ)
- ポリヤル(野菜炒め)
- ポンニライス(タミルナードゥ州で普段食べられているご飯)
- アッパラム(揚げ煎餅)
- パヤサム(デザート)
「サンバル」や「クートゥ」「ポリヤル」が美味しいのはもちろんのこと、酸味と辛味がビビッドな「カーラコロンブ」が美味でした。この日の「ラッサム」は結構辛め。
それと、サービスで付けてくれた「チキン軟骨コロンブ」が絶品!コリコリとした軟骨の食感と豆やスパイスの旨味、カレーリーフの香りがたまらない美味しさ★
こちらは、追加で注文した「チキン65」(950円)
南インド料理のおつまみの定番です。唐揚げスタイルで辛さは控え目でしたが、ベジ・ミールスの「ラッサム」と「カーラコロンブ」がかなり辛かったので、箸休め的にいただくことが出来ました★
東京の南インド料理シーンを牽引する名店『スリマンガラム』の2号店『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』
バナナの葉をお皿にして提供されるバナナリーフミールスは、チェンナイやマドゥライの名店を彷彿とさせる素晴らしいお味。常時オーダーできるのも嬉しい限り♪
南インド・タミル料理の美味しさをとことん堪能できる。紛うことなくマイベストのインド料理店です★
アーンドラ・スタイル・ミールス
また、別の日に訪問。
この日提供されたのは、アーンドラ・プラデシュ州のミールス「アーンドラ・スタイル・ミールス」です♪
アーンドラ・プラデシュ州の料理は、食べ歩くインド 南・西編
「沿岸部アーンドラ料理」については、ハイデラバードのお店「スッバヤ・ガリ・ホテル(Subbayya Gari Hotel)」で食べたことがあります。
今回の「アーンドラ・スタイル・ミールス」が沿岸部かラヤラシーマかどちらかはわかりません。
こちらが、「アーンドラ・スタイル・ミールス」のメニュー。
お料理の内容は↓です。
- Mutton Chops(スパイシーなマトンチョップの炒め物)
- Andra chilli chicken dry(spicy)(南インドの定番&人気料理。青唐辛子で炒めているのでとても辛い)
- Gutty Vengaya(ナスやナッツをスパイスと酸味のあるタマリンドペーストで煮込んだカレー)
- Tomatto pappu(トマトとレンズ豆を煮込んだカレー)
- Gongura Pickle(スイバの葉のスパイシーな漬物)
- Sambar (レンズ豆と野菜のシチュー)
- Lemon Rasam(レモンとコリアンダーで作った酸味のあるスパイシーなスープ)
- Appalam(豆や米粉から作られた薄焼きせんべい)
- Gum powder(ココナッツ、赤唐辛子、クミン等で作られたスパイシーなパウダー)
- Ghee(インドの高級なバター)
- Dalia payasam(ダリア=砕いた小麦の粒、をミルクで煮込んだデザート)
- White rice(ご飯)
座席に座り、バナナリーフが敷かれ、さっそくお料理のサーブが始まりました!
左上のカトリが「Lemon Rasam」と「Dalia payasam」
その下の茶色の漬物が「Gongura Pickle」。その右の丸ナス2個のおかずが「Gutty Vengaya」。その右に「Tomatto pappu」と「Appalam」
左下のお肉は「Andra chilli chicken dry」
ライスの上に掛けられているのが「Gum powder」と「Ghee」。そして「Sambar」
どのお料理も、いただくことの多い「タミル」や「ケララ」の料理とはちょっと違う新鮮なお味♪
真ん中にある「Gongura Pickle」は、ハイデラバードの「スッバヤ・ガリ・ホテル」でも出てきた、ちょっと佃煮っぽい甘さもあるスパイシーな漬物。
Wikipediaの説明によると、アーンドラ地方の人にとって「ゴングラ(Gongura)」は、「アーンドラ・マタ(母なるアーンドラ)」と呼ばれるほど食生活に欠かせない作物だそうで、そのゴングラを使って作る「Gongura Pickle」は、アーンドラ料理の真髄とも言える料理なのだそう。
「Gutty Vengaya」は、丸いナスをそのままの形で使っているのが独特。ナッツのマイルドな風味とタマリンドの酸味が効いていて美味♪
「Tomatto pappu」は、トマトとレンズ豆の優しいお味のカレー。ニンニク感強め。
「Mutton Chops」は、以前スリマンガラムで食べた、マトンのグレイビーと似たお味。マイルドでマトン感結構あり。
「Andra chilli chicken dry」は、青唐辛子で炒めたピリ辛チキン。お肉が柔らかくて美味しい♪ 想像していたほど辛くはありませんでした。
それぞれのお料理をひと通り味わった後は、ソナマスリ米におかずやサンバル、ラッサムを掛けて、混ぜていただきました!
「Sambar」と「Gum powder」はお代わり♪
ソナマスリ米の上に、唐辛子の効いた「Gum powder」と、その上に垂らした「Ghee」。これだけでお米をいくらでもいただけそうな感じ★
『スリマンガラム』の「アーンドラ・スタイル・ミールス」、美味しかったです♪
アーンドラ・プラデシュ州の料理を専門的に提供するお店は都内には無く、「アーンドラ」系列のお店も、アーンドラ料理専門ではないようなので、今回の「アーンドラ・スタイル・ミールス」は貴重な機会でした★
また、「アーンドラ・スタイル・ミールス」を提供する日があったら再訪したいです!
タスマック(タミルの居酒屋料理)
またまた、別の日に訪問。
この日提供されたのは、インド居酒屋スタイルのビュッフェ「タスマック」です♪
「タスマック(TASMAC)」とは、南インド・タミルナードゥ州のお酒を売るお店のこと。
インドでは、お酒を飲むことをあまり良しとしない風潮があり、禁酒州もいくつかあります。タミルナードゥ州は準禁酒州で、お酒の販売や飲酒は五つ星ホテルか公営の販売店に限られているのだそう。
そんな、タミルナードゥ州公営のお酒販売店の名前が「タスマック(TASMAC)」
「タスマック」は、お酒を販売するだけでなく、居酒屋的に飲める場所もあるようで、今回提供されるお料理は、そんな「タスマック」で食べられる居酒屋料理のようです。
こちらが、「タスマック」のメニュー。
お料理の内容は↓です。
- Mochai payaru Karuvadu Thokku(モッチャイパヤルカルワドゥトック:白インゲン豆と干した小魚のトマト煮込み)300円
- Chicken Uppu Kar(チキンウプカリ:塩と南インドの乾燥唐辛子のバランスがくせになる鶏肉の炒めもの)500円
- Chettinad Vendakkai Mandi(チェティナードベンダッカイマンディ:チェティナード料理を代表するひとつ。オクラとスパイス、米のとぎ汁などを混ぜ合わせ炒め蒸したもの)300円
- Kathirikkai Puli Milagai(カッティリカイプリミラガイ:茄子を甘酸っぱいタマリンドとスッキリとした辛さの青唐辛子で炒めたもの)350円
- Chicken chili(チキンチリ:スパイシーな鶏の唐揚げ)400円
- Kalakki(カラッキ:玉子とカレーのグレイヴィを混ぜ合わせて焼いたふわっとしたオムレツ)350円
- Porotta with Salna(ポロタ:外側はパリッと内側はしっとりさせた南インド定番のパンとカレーのグレイヴィのセット。シェフの食べ方はパンをちぎって細かくした上にカレーのグレイヴィをかけて食べる。)950円
- Pattani Sundal(パッタニスンダル:エンドウ豆のスナック)250円
今回は、「モッチャイパヤルカルワドゥトック」「チキンウプカリ」「チェティナードベンダッカイマンディ」「カッティリカイプリミラガイ」「ポロタ」「パッタニスンダル」の6品をいただくことにしました。
カウンターに並べられたお酒。ビール、ラム酒、ウイスキー、ワイン。
ワンドリンク注文必須です。
ドリンクとして注文したのが、「キングフィッシャービール」
アルコール度数8%のストロングが出てきました。
強めの炭酸とコク。ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。
ほどなくして、タスマックの小皿料理が続々と運ばれてきました!
ビールを飲みながら、さっそく、いただきましょう〜♪
まずは、「Chicken Uppu Kar(チキンウプカリ)」
塩と南インドの乾燥唐辛子のバランスがくせになる鶏肉の炒めもの
タミルの塩チキンカレー「チキンウプカリー」は、これまで何度か食べたことがありますが、今回のも絶品♪
重くなく、さっぱりとしていて食べやすい。ほど良い辛さもGood!
続いて、「Chettinad Vendakkai Mandi(チェティナードベンダッカイマンディ)」
チェティナード料理を代表するひとつ。オクラとスパイス、米のとぎ汁などを混ぜ合わせ炒め蒸したもの
ごろごろ入ったオクラが美味しい♪ 優しいお味でタミルのベジって感じのお料理。
お次は、「Mochai payaru Karuvadu Thokku(モッチャイパヤルカルワドゥトック)」
白インゲン豆と干した小魚のトマト煮込み
小魚の旨味が効いていて、とっても美味♪ トマトの酸味との相性も抜群です。
こちらは、「Pattani Sundal(パッタニスンダル)」
エンドウ豆のスナック
シンプルなエンドウ豆のスパイス炒め。いくらでも食べられそう。ビールに合います★
「Kathirikkai Puli Milagai(カッティリカイプリミラガイ)」
茄子を甘酸っぱいタマリンドとスッキリとした辛さの青唐辛子で炒めたもの
柔らかな茄子と、シャキシャキした玉ねぎ。タマリンドの酸味と青唐辛子の辛味のバランスもなかなか。結構好みのお味★
「Porotta with Salna(ポロタ)」
外側はパリッと内側はしっとりさせた南インド定番のパンとカレーのグレイヴィのセット。シェフの食べ方はパンをちぎって細かくした上にカレーのグレイヴィをかけて食べる。
サクッとしたポロタを千切り、ココナッツミルク感のあるチキンのサールナに付けていただきます。
マイルドで爽やかなチキンサールナのお味。
めっちゃ美味しい♪ 間違いのないチョイスです★
こちらは、追加で頼んだ「Mutton Kothu Curry(マトンキーマカレー)」
ポロタがあまりに旨く、ポロタと合わせて通常メニューの「マトンキーマ」を食べたくなって注文♪
チキンサールナとは対照的な、濃厚でお肉感たっぷりのグレイヴィーのお味。ポロタとの相性も言わずもがな。絶品です★
『スリマンガラム』の「タスマック(TASMAC)」、美味しかったです♪
居酒屋スタイルのメニューなのにビール一本しか飲みませんでしたが、どのお料理もお酒のつまみとしてもGood!
初めて食べる料理もいくつもあり、新たな味覚を発見することができました★
ウドゥピーラギムデオタ(カルナータカ料理)
またまた、別の日に訪問。
この日提供されたのは、「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」
カルナータカスタイルの「OOTA」(カンナダ語で食事の意味)であるとのこと。
カルナータカ料理とは?
カルナータカ州は広大なので、料理も地域によって多種多様です。
大まかな区分としては、「北カルナータカ料理」と「南カルナータカ料理」があります。
「北カルナータカ料理」は、主にベジタリアン料理で、小麦や雑穀を主食とし、ロティの種類が豊富。スパイシーで素朴な料理が多いとのこと。
「南カルナータカ料理」は、蒸し米とラギ(シコクビエ)を主食とし、ラギを団子状にした「ラギムッデ」や、バターを使った「ベンネドーサ」が有名。レンズ豆ご飯の「ビシベレバート」や、茄子ご飯の「ワンギバート」など、米料理の種類も豊富です。
他にも、カルナータカ州には、魚料理で有名な沿岸部の「マンガロール料理」や、菜食料理として知られる「ウドゥピ料理」、豚肉を使った料理で知られる先住民族の「コダグ(クールグ)料理」などがあります。
参考:6 Things You Need to Know About Karnataka’s Local Cuisine
こちらが、今回の「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」のメニュー。
お料理の内容は↓です。
- RAGI BALLS/ラギボール(ラギ粉(シコクビエ)を丸くボール状にしたもの)
- NATTI KOZHI SAARU/ナッティコーディサール(骨付きチキンカレー)
- KOSAMBARI/コサンバリ(野菜と豆のサラダ)
- VANGI BATH/ワンギバト(酸味や辛味にピーナッツの香りがぴったりの茄子ごはん)
- BELE SAARU/ベレサール(スパイス香るトマトスープ)
- ULLI GOJU/ウリゴジュ(タマリンドの甘酸っぱさとタマネギのソース)
- SOPPU KALU PALYA/ソップカルパルヤ(緑野菜と豆の炒め蒸し)
- UDUPPI KESARI BATH/ウドゥピーケサリバト(セモリナ粉をサフランで香りづけしたデザート)
メニューを見ると、料理内容的には「ラギムッデ(ラギボール)」や「ワンギバート(ワンギバト)」があるので「南カルナータカ料理」な感じですが、本日のコース名は「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」となっているのが不明なところ。
兎にも角にも、「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」の注文を済ませ、お料理のサーブを待ちます。
バナナリーフが敷かれ、水でリーフを清め終えると、さっそくお料理のサーブが始まりました!
バナナリーフにカレーやおかずが続々とサーブされていく中、やっぱりインパクトあったのが、カルナータカ名物の「ラギムッデ」!
上の写真がそれです。
こちらが、全てのお料理が揃った状態。
『スリマンガラム』の「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」完成です!
さっそく、いただきましょう〜♪
「KOSAMBARI/コサンバリ(野菜と豆のサラダ)」
ムングダルを使った生野菜のサラダで、さっぱりとした味付け。スルスルいただけます♪
「SOPPU KALU PALYA/ソップカルパルヤ(緑野菜と豆の炒め蒸し)」
緑豆の旨味と食感がGood! 青菜(何の野菜かは不明)はそんなに主張は無し。クセになる美味しさ♪
「ULLI GOJU/ウリゴジュ(タマリンドの甘酸っぱさとタマネギのソース)」
小さいタマネギが丸ごと入っていて美味♪ タマリンドの酸味と共に、結構甘味がありますが、その甘さが意外にも他のおかずと合う感じ★
「VANGI BATH/ワンギバト(酸味や辛味にピーナッツの香りがぴったりの茄子ごはん)」
スパイシーな味の沁みた、粘度の高いご飯の中に柔らかな茄子が入っています。
食べやすいお味で美味しい♪ 結構お腹にたまる感じ。
「NATTI KOZHI SAARU/ナッティコーディサール(骨付きチキンカレー)」
「ワンギバト」の上に載せられた骨付きチキンカレー。マイルドなお味で食べやすい。チキンも柔らかくて美味しい♪
こちらは、メニューには書かれていなかった豆カレー。
豆感濃厚。酸味は無し。スリランカのパリップみたいに、他のおかずと何でも合う間違いのない美味しさ♪
そして、こちらがカルナータカ名物の「ラギムッデ」。「RAGI BALLS/ラギボール(ラギ粉(シコクビエ)を丸くボール状にしたもの)」です。
今回いただいた「ラギムッデ」は、シコクビエの中にライスが練り込まれていました。そのせいか、柔らかく食べやすく、上に掛けられた「BELE SAARU/ベレサール(スパイス香るトマトスープ)」を付けていただくと、なかなか美味しく感じられました♪
ちなみに、スタンダードなラギムッデ(シコクビエのみ)は、ポソポソして結構食べ辛いという話もあり。
こちらは、デザートの「UDUPPI KESARI BATH/ウドゥピーケサリバト(セモリナ粉をサフランで香りづけしたデザート)」
中にレーズンが少し。馴染みのあるセモリナ粉のインドスイーツの食感。パイナップルが使われているそうで、爽やかな甘さが美味しい♪
『スリマンガラム』のカルナータカスタイルの「UDUPPI RAGI MUDDE OOTA(ウドゥピーラギムデオタ)」、かなり美味しかったです♪
カルナータカ料理は初めていただきましたが、食べたことのない味わいも多く、新鮮な驚きを感じることができました★
今回の1食だけでは判断できませんが、全体に滋味深く優しいお味で食べやすい! しかしながら、主食(ラギムッデ・ワンギバート)が重めで、食後感は結構ずっしり来る感じでした。
カルナータカ料理に興味津々なので、今後、どこかで提供される機会があったら、ぜひとも食べに行きたいと思います♪
◉『スリマンガラム 祖師ヶ谷大蔵店』の地図・アクセス
- 住所:東京都世田谷区祖師谷3-33-2 三興ビル B1F
- アクセス:小田急祖師ヶ谷大蔵から徒歩2分
- 営業時間:11:30~15:00 18:00~21:30
- 定休日:火曜日
- 予約:『スリマンガラム』のネット予約はこちら(AutoReserve)
コメント