JR総武線小岩駅から徒歩11分。南口からフラワーロードの商店街を道なりに進んだ右手に、インド・ネパール料理のお店『サンサール』はあります。
お店のオープンは1999年。かなりの老舗です。
インド・ネパール料理と銘打ってはいますが、お店の一番の売りはネパール料理。
オーナーシェフの女性、ウルミラ・マラカールさんは、ネパールの首都カトマンズ近郊の町パタン出身のネワール族の方。マラカール家に代々伝わるネパールの「おふくろの味」をいただけるお店として、小岩で20年以上も愛されているお店なのです。
ちなみに、『サンサール』は、ここ小岩の本店のほかに、新宿と本八幡にも店舗があります。
小岩で20年以上も愛されているネパール料理店
『サンサール』の外観
小岩駅南口から800メートルほども続く「フラワーロード」は、昭和の雰囲気を感じさせるアーケード街。
『サンサール』は、そんなレトロでローカルな風情に溶け込んでいました。
テイクアウトもやっています。
ネパール国旗があしらわれた『サンサール』のロゴ
店頭に掲げられた看板には、”「カトマンズ」に最も古くから暮らすネワール民族の家庭料理を皆様に知っていただきたく始めたお店です”と書かれています。
ネパール国旗があしらわれたロゴともども、ネパール人、ネワール民族のアイデンティティを感じさせます。
『サンサール』の店内
カウンター。地域密着感あり
『サンサール』の店内です。
店内は古びた雰囲気ですが、結構広々としていて座席間もゆとりある感じ。
座席は、カウンター6席、2人用テーブル2卓、4人用テーブル7卓、店外テラス4席の合計38席。
平日のディナータイムに訪問しましたが、お客さんは、日本人の女性おひとり様、ネパール人男性2人連れ、ネパール人おひとり様の3組が来店しており、お食事をいただいている間に、日本人の若いカップルが1組来店しました。
『サンサール』のメニュー
ヒマラヤの風のそよぎとお食事と
ディナーセットメニュー
ネパール料理メニュー
さっそく、メニューを見ながらお料理を選びます。
ネパール餃子の「モモ」や、ネパールのお好み焼き「ウォー」、ピリ辛のおつまみ「バダム・ラ・バトマス・サンデコ」など、魅力的なお料理がいくつもあるのですが、来店前から、もう既に注文するものは決まっていました。
もちろん、ネパール定食「ダルバート」です!
ちなみに、メニューにはナンやタンドリーチキン、パラクパニールなどの北インド料理もあり、後から来たカップルは、それらを頼んでいました。
本場カトマンズの食堂のお味を彷彿とさせる、味わい深い「ダルバート」
「ダルバート」1,650円
注文してしばらくしたところで、来ました!
ネパール定食「ダルバート」です♪
本場ネパールの食堂で出てくるような、結構大きめの四角い銀のプレートの上に、ライス、2種のタルカリ(ネパールのカレー的なおかず)、アチャール(ネパールの漬物)、ダル(豆のスープ)、デザートが載せられています。
これぞ、ダルバートって感じのビジュアル。う〜ん、美味しそう★
さっそく、いただきましょう〜♪
オクラと砂肝のタルカリとたけのことひよこ豆のアチャール
卵とトマトのタルカリ
ダルとデザート
さて、まずはダル(豆スープ)。
このダルが本当に美味しい!
水分多めのスタンダードなダルなのですが、しみじみ味わい深いお味。
ネパールの食堂や宿でいただいたダルを彷彿とさせるような、シンプルでいくらでも頂けちゃいそうなダルです。
2種のタルカリやアチャールも、それぞれ個性が違っていて美味しい★
オクラと砂肝のタルカリは、オクラの粘り気と砂肝のコリコリとした食感がベストマッチ♪
スキッとした酸味が爽やかな卵とトマトのタルカリ、ニンニクやマスタードオイルの旨味がタケノコに絡んだアチャールも、抜群の美味しさ★
いずれのおかずも、日本米のライスとの相性バッチリです!
本場カトマンズの食堂で食べたお味
美味い美味いとモリモリ食べ続け、あっという間に完食!
“素材にこだわり、油分を極力少なくした、野菜中心のメニューが「マラカール家」の母の味”
『サンサール』のダルバート、毎日でも頂けそうな、ヘルシーで食べやすく、抜群に美味しいダルバートでした〜♪大満足★
ガネーシャ神様が飾られています。
小岩にある20年の歴史を持つネパール料理店『サンサール』
本場カトマンズの食堂のお味を彷彿とさせる、ヘルシーで食べ飽きないダルバートをいただけるお店。近くにあったら毎週のように通いたいと思わせるネパール料理店です。
◉『サンサール』の地図・アクセス
- 住所:東京都江戸川区南小岩5-18-16 ニューシャトレー103
- アクセス:JR総武線小岩駅から徒歩11分
- 営業時間:11:00~14:30 17:00~22:30
- 定休日:無休
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