東京メトロ外苑前駅から徒歩5分、表参道駅から徒歩6分。青山通りのavex本社ビル手前の小道を右折し、すぐに左折した右手にある黄色の外観のビル。その地下一階に『ペルー料理 ALDO(アルド)』はあります。
このお店のオーナーシェフは、ペルー北部トルヒーヨ出身の日系三世のアルドさんという方。
2016年に北青山にペルー料理店を開き、2019年11月に現在の場所に移転オープンしたのだとか。
ペルー人の祖母や母から受け継いだという本格的なペルー料理を提供しているお店です。
奇抜な黄色の建物の地下にある青山の隠れ家ペルー料理店
モダンな黄色の建物がお店の場所
こちらが『ペルー料理 ALDO(アルド)』のお店のある黄色い建物。
その形といい、色といい、かなりモダンで奇抜なデザインの建物です。
入り口にはお店のキッチンカーも停まっていました。
お店は地下一階にあります。
入り口の外から見たキッチンとカウンター
お店は黄色の建物の地下一階にあります。
外階段の上からキッチンやカウンターなどの内部が見えるのがいいですね♪
入り口にはアルパカの人形やインカの壺が
店頭のメニュー看板
お店の入り口にはアルパカやインカの壺など、ペルーらしい置物が置かれていました。
店頭のメニュー看板にはオーナーシェフのアルドさんの写真も。
さてさて、さっそくお店の中に入っていきましょう〜♪
『ペルー料理 ALDO(アルド)』の店内
こちらが『ペルー料理 ALDO(アルド)』の店内です。
店内空間はキッチンカウンターを囲んでL字型の構成。あまり広くはないですが、天井が高いのと入り口が一面ガラス張りなのでスペースの割には開放感はあり。
座席はテーブル席のみで合計30席。テーブルにはアンデスの布が掛けられ、椅子は鮮やかな赤で統一されていました。
アンデス女性の写真
店内の壁にはマチュピチュ遺跡やアルパカ、アンデス女性の写真など、ペルーの写真があちこちに飾られていて、アンデスの布やペルー土産らしい置物なども所々に置かれています。
壁の棚に置かれたペルーのビール「クスケーニャ」のボトルを使った花瓶がなかなかいい感じ♪
訪問したのは週末のディナータイム。事前予約していきました。
18時のオープン時間にお店に入りましたが、お料理を食べている間に座席はほぼ満席状態に。ディナーは予約して行った方がいいかもしれません。
『ペルー料理 ALDO(アルド)』のメニュー
ペルー料理コースメニュー
冷たい前菜メニュー
温かい前菜メニュー
肉料理メニュー
魚・魚介料理メニュー
ドリンクメニュー
さてさて、お料理の注文です。
コースにするか、アラカルトにするか迷っていたのですが、メニューで食べたいお料理を確認したところ、コースにした方が断然お得だとわかったので、コースにすることに決定!
注文したのは「ALDOスタンダードコース」(3,500円)。コース内容は、
- セビーチェ
- ポテトのピリ辛クリーミーソースがけ(パパ・ア・ラ・ワンカイナ)
- ビーフと野菜のペルー風炒め(ロモ・サルタード)
- ALDO風エビのクリーム煮ピスコ風味
- デザート
の5品。
コースに加え、食べたいと思っていたお料理「ロコト唐辛子の肉詰め(ロコト・レジェーノ)」(1,200円)を別途注文しました。
お飲み物は、ペルーワイン「インティパルカ」のシャルドネ(白)をチョイス★
日本人の口に合う本場仕込みのペルー料理をコースで堪能★
ペルーワイン「インティパルカ」のシャルドネ(白)グラス:770円
注文を済ませると、程なくしてさっそくお飲み物が登場!
ペルーワイン「インティパルカ」のシャルドネ(白)です。
1880年創業のペルーの代表的なワインメーカーであるサンティアゴ・ケイローロ社。この老舗ワイナリーが2009年に満を持して立ち上げた新ブランドが「インティパルカ」です。
ちなみに、「インティパルカ」とはケチュア語で「太陽の谷」を意味しているのだとか。
メニューの説明には、“洋梨やナッツの香りの中にあるまろやかな酸味のやや辛口白ワイン。魚だけでなくポークやチキンにも合います。”とありました。
魚もポークもチキンも今回頼んでないですが、優しい酸味と程よい辛口がたまらない美味しさの白ワインでした♪
セビーチェ
ワインをちびちび飲んでいると、さっそく最初のお料理が運ばれてきました♪
「セビーチェ」です。
フレッシュな白身魚をレモン、唐辛子、にんにく、玉ねぎ、コリアンダーなどで和えたマリネで、ペルーの国民食とも言われています。
レアな食感の白身魚にシャキシャキの玉ねぎとレモンの酸味が効いていて美味しい♪
付け合わせの茹でとうもろこし(チョクロ)やジャガイモも良いアクセント。
セビーチェはペルー料理店に行ったら必ず注文しています。『ペルー料理 ALDO(アルド)』のセビーチェも大満足のお味でした★
カンチャ
こちらは、別の器に入って出てきた煎ったとうもろこし(カンチャ)
塩気の効いた節分の豆のような味と食感。セビーチェと混ぜていただいても、おつまみとしてそのままカリカリと齧っても美味しいです。
ポテトのピリ辛クリーミーソースがけ(パパ・ア・ラ・ワンカイナ)
コースの2品目は、「ポテトのピリ辛クリーミーソースがけ(パパ・ア・ラ・ワンカイナ)」
茹でたジャガイモにチーズと黄唐辛子(アヒ・アマリージョ)、ミルクを混ぜて作ったソースをかけたお料理で、こちらもペルーの定番料理のひとつ。黄色の色合いがインパクトあります!
ジャガイモは日本のジャガイモとはちょっと違ったお味のジャガイモ。クリーミーな黄色いソースは見た目よりも結構ピリ辛です。オリーブとゆで卵とパセリが載っています。
この適度なピリ辛さ加減とチーズのクリーミーなまろやかさのマッチングが結構クセになる美味しさ♪
ロコト唐辛子の肉詰め(ロコト・レジェーノ)1,200円
こちらは、コースとは別に注文した「ロコト唐辛子の肉詰め(ロコト・レジェーノ)」
「ロコト」というピーマンに形の似た唐辛子の中に、ひき肉や野菜を炒めたものとチーズを詰め、オーブンで焼いたお料理。ペルー南部の町アレキパの郷土料理です。
この「ロコト」という唐辛子がとにかく激辛!
辛いということは知っていましたが、見た目とは裏腹に想像以上の辛さで、お水を頼んでクールダウンが必要なほどでした(汗)
ちなみに、「ロコト」の辛さ(スコヴィル値)は日本の鷹の爪の2〜6倍(50,000〜300,000 SHU程度)もあるそう。
しかしながら、「ロコト・レジェーノ」のお味は美味しい!
ロコトは辛いけど深みのあるお味。たっぷり入ったチーズやひき肉との相性も抜群です★
ALDO風エビのクリーム煮ピスコ風味(ライス添え)
お次は「ALDO風エビのクリーム煮ピスコ風味」(ライス添え)
ペルーの国民酒「ピスコ」(アルコール度数40度程度のぶどうの蒸留酒)で風味付けをしたエビのクリーム煮です。
こちらは、『ペルー料理 ALDO(アルド)』のオリジナル料理であるとのこと。
エビの旨味が沁み込んだクリームソースにはピスコのフルーティな風味が仄かに感じられ、奥行きのあるお味。エビもプリプリ。
ソースはレモンを絞って酸味を加えても美味!ライスと一緒に食べるのも最高です★
ピスコサワー(960円)
ワインを飲み終えたので、追加のお飲み物を注文。
「ピスコサワー」をチョイスしました♪
「ピスコサワー」は、ペルー原産のぶどうの蒸留酒「ピスコ」にレモン、ガムシロップ、卵白を加えてシェイクし、泡立った上にシナモンを振りかけて作るカクテル。ペルー人なら誰もが飲むような国民的カクテルです。
柑橘系の爽やかさに、ほどよい甘み。結構アルコール度数は強めですが、ついついグラスが進んでしまう美味しさです★
ビーフと野菜のペルー風炒め(ロモ・サルタード)
ピスコサワーをちびちび飲んでいると、ラストのお料理が運ばれてきました!
「ビーフと野菜のペルー風炒め(ロモ・サルタード)」です。
「ロモ・サルタード」は、牛ヒレ肉を玉ねぎ、トマト、ポテトと炒め、醤油ベースの味付けをした料理で、19世紀中頃にペルーに移民してきた中国人(広東人)の食文化の影響を受けた、ペルー料理と中華料理が融合した「チファ料理」のひとつ。現在ではペルー全土で人気の国民的料理となっています。
この「ロモ・サルタード」が絶品でした♪
しっかりとした歯応えのある牛ヒレ肉とざく切りの玉ねぎ、トマト、ポテトに、醤油ベースのソース、コショウやにんにくや唐辛子などの各種スパイス。これが美味しくないわけがありません!
もちろん、ライスとの相性も抜群!
デザートのケーキ
デザートはペルーのケーキ。
ペルーのレストランでよく出てくるスタンダードなタイプのケーキ。
お味はまずまず。お料理の後のお口直しとして美味しくいただきました★
店頭のカウンターにはチキンとトマトがたくさん!
ビン漬けされたマカやキヌア、カカオなど
日系三世ペルー人アルドさんの作る本場仕込みのペルー料理はどのお料理も抜群の美味しさ!
セビーチェもパパ・ア・ラ・ワンカイナもロコト・レジェーノもロモ・サルタードも、ALDOオリジナルのエビのクリーム煮ピスコ風味も、輪郭と奥行きを感じさせる満足感の高いお味を楽しむことができました♪
外苑前にあるペルー料理店『ペルー料理 ALDO(アルド)』。近年世界的に注目を集めているペルー料理の魅力をとことん堪能できるお店です★
◉『ペルー料理 ALDO(アルド)』の地図・アクセス
- 住所:東京都港区南青山3-3-23 Sta-bld B1F
- アクセス:表参道駅より徒歩6分
- 営業時間:11:30-20:00
- 定休日:月曜日
- 予約:『ペルー料理 ALDO』のネット予約はこちら(食べログ)
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