JR中央線高円寺駅北口から徒歩3分、セントラルロードの左手にペルシャ料理店『ボルボル』があります。
来日して20年以上になるというイラン出身のシェフ「ボルボル」さんが、日本人に料理を通じてイランの国や文化を紹介したいとの思いから、2004年5月にお店をオープンさせたのだとのこと。
エキゾチックな雰囲気の店内で、本場仕込みのイラン料理をいただけるお店。水タバコ(ガリユン)が吸えたり、週末にはベリーダンスのショーが行われるなど、ペルシャの雰囲気満点のお店です。
イラン風情満点!ペルシャ絨毯が敷かれたエキゾチックな店内
『ボルボル』の入り口
居酒屋やレストランが並ぶ高円寺北口のセントラルロード。その只中にペルシャ料理店『ボルボル』はあります。
『ボルボル』は階段を上った2階にあります。
エキゾチックな雰囲気の店内が見えてきました。
階段を登って2階に上がると、エキゾチックな雰囲気の店内が見えてきましたー!
『ボルボル』の店内
店員さんの衣装もペルシャ風
こちらが『ボルボル』の店内です。
床にはペルシャ絨毯が敷かれ、ソファーにはイランのキリムが掛けられ、壁にはペルシャやイランのものが所狭しと飾られています。
店員さんの衣装もペルシャ風。とてもエキゾチックな雰囲気で気分が高まります♪
壁に飾られたペルシャのもの色々
スプーンとフォークの置き方がインパクトあり
お店の座席数はテーブル席のみで35席。
土曜日のディナータイムに訪問しましたが、お客さんが既に2組ほどおり、お料理を頂いている間にベリーダンサー仲間らしいグループが数組来店しました。
この日は週末のため、ベリーダンスショーがあり、ダンサー仲間が集結していた様子。
イラン料理とは?
ところでイラン料理ってどんな料理?ってことで、イラン料理について、ちょこっとご紹介します。
イラン料理は、さくらんぼやザクロ、オレンジなどのフルーツや、ミントやディル、コリアンダーなどのハーブを多用し、少し甘酸っぱさがあり、味付けが薄めなのが特徴。
スパイスも用いられ、サフランやシナモン、ターメリックなどが主に使われますが、唐辛子はほとんど使われないため、辛さはありません。
食材としては豆がよく使われ、お肉はマトンとチキンがメイン。主食はインドのチャパティのような薄焼きのナンとパラパラとした長粒米のライスです。
調理法としては、焼き物と煮込み料理が中心となります。
さてさて、さっそくメニューを見て、お料理を選ぶことにしましょう〜♪
『ボルボル』のメニュー
ペルシャケバブメニュー
ペルシャシチューメニュー
カクテル、ソフトドリンク、お茶メニュー
水タバコ、デザートメニュー
『ボルボル』のメニューには、イランの国民的料理であるケバブ、煮込み料理、ホムスやサラダ、スープなど、イランの定番料理が並びます。
色々考えた挙句、イランのソウルフードであるビーフ&ラムのミンチ肉串焼「ケバブクビデ」、煮込み料理は、定番の「ゴルメサブジ」ではなく、食べたことないお料理ということで、鴨肉とクルミのザクロソース煮込み「フェンセンジャン」をチョイス。
それぞれ、セット(ナン or ライスとスープ付き)にしました。
スタンダードなサラダ「ボルボルサラダ」も注文。お飲み物はアルコールが注文不可ということで、「ザクロジュース」を頼むことにしました。
ケバブクビデにイランシチュー。本場のイラン料理を味わう
「ザクロジュース」350円
まずはお飲み物。本当は『ボルボル』おすすめのザクロカクテルを飲みたかったのですが、緊急事態宣言下で酒類の提供ができないとのことで、「ザクロジュース」を飲むことに。
イランと言えばザクロ。爽やかな甘酸っぱさが美味しいです♪
セットの豆スープ
ザクロジュースをちびちび飲んでいると、セットのスープが運ばれてきました。
モロッコのハリラスープにも似た、お豆の旨味が濃厚でハーブやスパイスが仄かに効いた美味しいスープ。
付け合わせのライム果汁を入れると美味しいということで、ちょこっと入れて啜ると、なるほど酸味がいい感じで効いて美味しさアップ★
「ボルボルサラダ」650円
こちらは、「ボルボルサラダ」
ざく切りのトマトとキュウリ、玉ねぎをシンプルに合えたサラダです。
ライムドレッシングを使った薄めの味付けですが、さっぱりとしていて美味しい。
「ナン」280円
こちらは、「ナン」
パッと見はインドのナンに似ていますが、モチモチ感はなく、もっと素朴なお味。
イランにはたくさんの種類のナンがあり、パリパリさくさくの「サンギャク」、厚く硬めの「バルバリー」、薄くペラペラの「ラヴァーシュ」などがよく食べられているナンであるとのこと。
『ボルボル』のナンは上の3つのどれとも違うようですが、アフガニスタン料理店で出てきたナンと似た形・お味でした。
素朴で食べやすくて美味しいです★
「ケバブクビデ」(ナン・スープ付きセット)1,400円
そして、メインのお料理「ケバブクビデ」
“ビーフ&ラムのミンチ肉串焼、イラン人のソウルフード!”
イランに行ったら毎日食べることになるであろう、イランの国民食です。
イランの街角では至る所で、この「ケバブクビデ」が店頭でジュージューと焼かれています。
お肉は羊肉がメインですが、チキンやビーフもあり、ミンチ肉を使ったものや塊肉を使ったものなど様々。内臓や羊の脳みそを使ったものもあります。
羊肉の臭みもあまりなく、苦手な方でも美味しく食べられます。
付け合わせはピクルスと焼きトマト。
イランではトマトの串焼きが日常的に食べられていて、これがまた美味しいんです★
「フェンセンジャン」(ライス・スープ付きセット)1,280円
煮込み料理系で注文したのが「フェンセンジャン」
“鴨肉とクルミのザクロソース煮込み”
イラン料理店に行くといつもは一番人気の「ゴルメサブジ」(羊肉とレッドビーンズのハーブ煮込み)を頼むのですが、珍しいので注文。
けれども、こちらはちょっと失敗。。
クルミの仄かな苦味とザクロの甘酸っぱさのマッチングが独特過ぎて、個人的に口に合いませんでした。
「ケバブジュージェ」1,100円
追加で注文したのが「ケバブジュージェ」
“ボルボル特製サフランソースに漬け込んだ鶏肉串焼き”
鶏肉のケバブです。お味は結構薄味。イラン料理は全体的に辛さがなく、味も薄味のことが多いです。
身の締まった鶏肉がジューシーで食べ応えあり。
『ボルボル』のお料理の数々
「ファルデバスタニ(チャイ付)」550円
食後のデザートは、「ファルデバスタニ(チャイ付)」
“バラのシャーベット、バニラアイス添え”
イランはバラの産地として有名で、バラの女王「ダマスクローズ」を蒸留して作ったローズウォーターは世界的に高い評価を受けています。
ちなみに、イランの国花もバラです。
「ファルデバスタニ」は、バラの香り高い上品なお味のシャーベット。バニラアイスはレディーボーデンでしたが、美味しかったです♪
氷砂糖を口に含んで飲む、イランのチャイ
「ファルデバスタニ」と一緒にいただいたのは、チャイ。
トルコのチャイと同じくストレートで飲むチャイですが、イランは飲み方が独特。
角砂糖(氷砂糖)を口に含み、口の中で溶かしながらチャイを飲みます。
糖分の摂り過ぎがちょっと心配になりましたが、イランのチャイ、美味しくいただきました★
高円寺にあるペルシャ料理店『ボルボル』
イラン出身のシェフの作る、本場さながらのイラン料理をいただけるお店。
ペルシャ絨毯の敷かれた店内はイランの雰囲気満点!イランの風情を味わえるお店です。
ちなみに、ベリーダンスのショーは8時からでしたが、ショーが始まる前にお店を後にしました。
ダンサーのお友達らしき人たちが大集結していて、お友達会っぽい雰囲気になってきたので。
◉『ボルボル』の地図・アクセス
- 住所:東京都杉並区高円寺北3-2-15 八字ビル 2F
- アクセス:JR中央線高円寺駅北口徒歩3分
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:水曜
- 予約:『ボルボル』のネット予約はこちら(食べログ)
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