南インドのカルナータカ州の州都「バンガロール(ベンガルール)」
市の南部のバサヴァナグディ(Basavanagudi)地区のブル寺院通り沿いに、北カルナータカ料理のお店『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』があります。
お店は2002年頃のオープン。「ジョラダ・ロティ(Jolada Rotti)」を中心とした伝統的な北カルナータカ・ミールスを提供している人気のベジレストランです。
『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』の外観と店内の雰囲気

こちらが、『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』の入り口。お店は建物の2階にあります。

店頭の看板には、「Unlimited Jowar Bhakri Meals」と書かれています。
「Jowar(ジョワール)」とは、ソルガム(もろこし)のこと。Jowar はヒンディー語。カンナダ語だと「Jolada(ジョラダ)」です。
さっそく、階段を上って店内へ。

こちらが、『カーマット・バグル・ロック』の店内。
内装は簡素で高級感はありませんが、広めのソファー席がいくつも並び、ゆったりとした感じ。


訪問したのは13時半。入店時は結構席が空いていましたが、ちょうどその時間帯からお客さんが増え始め、食べ終わる頃にはほぼ満席状態に。
その後も、続々とお客さんが来店していました。
客層は、家族連れが多め。8割ぐらい子供を連れた家族だったかと思います。


さて、ここで、このお店が提供している「北カルナータカ料理」とは、どんな料理なのか、ちょこっとご説明。
北カルナータカとは? 北カルナータカ料理とは?

カルナータカ州の北半分。バガルコート、ビジャプール、フブリ、ライチュールなどの都市があり、ハンピやバーダーミなどの遺跡がある内陸部は、「北カルナータカ」と呼ばれています。
北カルナータカは、極度の乾燥地域。米が育たないため、乾燥に強い「ソルガム(もろこし)」が栽培され、主食として食べられてきました。
南カルナータカの料理と比較して油やスパイスの使用は多めで、ココナッツはさほど使われず、ピーナッツやゴマ、ニンニクや玉ねぎを多用。スパイスやナッツをペースト状にして使うことが多く、全体的に重さ、辛さがあるのが特徴です。
代表的な料理には「バダネッカイ・パルヤ(エンネガイ・パルヤ)」というナスのカレーや、豆を使った「カール・パルヤ」、生の豆と野菜を和えた「コサンブリ」、酸っぱ辛いスープ「サール」、もろこしを使った「ジョラダ・ロティ」などがあり、ミールス(カンナダ語だとOOTA)やドーサにベンネ(バター)が載るのも特徴的。
さて、北カルナータカの説明は、このくらいにして、そろそろ『カーマット』のお料理をいただきましょう〜♪
『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』のメニュー
Google Map の店舗紹介を見ると、『カーマット』にも色々なメニューがあるようですが、今回、スタッフからメニューの提示などはありませんでした。
店頭の看板にもあった「北カルナータカ・ミールス(Unlimited Jowar Bhakri Meals)」が半ばデフォルトで提供される感じ。
周りのお客さんの様子を見ると、ぼぼ100%、北カルナータカ・ミールスを食べていました。
もちろん、自分たちもそのつもり。
スターターとして食べる「ホリゲ」

ほどなくして、お店のスタッフが、自分たちのテーブルの上にバナナリーフをファサッと。

バターミルク(マッジゲ)と、ヨーグルト(モサル)が置かれます。

そして、紫玉ねぎや青菜、きゅうりのサラダ。ハッパラ(パパド)がサーブされます。

続いて、青唐辛子の天ぷら「ミルチバジ」。甘い薄焼きのパン「ホリゲ」。
左の黄色のものは詳細不明ですが、スパイシーな豆の蒸しパンのようなもの。グジャラート料理のドクラに似た感じ。

「ホリゲ」は、マハーラシュトラでは「プーランポリ」と呼ばれている、マイダの生地にジャガリーやギーを塗った薄焼きパン。
甘いのでスイーツ的な存在だと思っていたのですが、スターターとして登場!
ちょっとびっくりしましたが、他のお客さんも、メインのおかずが来る前に、甘いホリゲをむしゃむしゃと、ハッパラやサラダなどと共に食べてました。
ここでは前菜としてホリゲを食べるのがスタンダードな様子。
濃厚で旨い「バダネッカイ・パルヤ」

ホリゲを食べ終わり、バナナの葉に空間が出来たところで、店員さんが「バダネッカイ・パルヤ」を運んできました。

こちらが、北カルナータカを代表する料理「バダネッカイ・パルヤ(Badanekai Palya)」です。
「バダネッカイ」とはナス。「パルヤ」とは炒め煮のこと。
小さな丸いナスに、ピーナッツやココナッツ、ビャダギチリ、コリアンダー、クミン、ニンニクなどをペースト状にしたマサラを詰め、じっくりと蒸し煮にした料理です。
以前訪れた北カルナータカ料理店『ホテル・ナラパカ』のバダネッカイ・パルヤは、コリアンダー多めの緑掛かった色をしていましたが、こちらは赤っぽいビジュアル。
柔らかなナスに、油脂のコクとまろやかさ、ビャダギチリの鋭くない辛さが効いたマサラが沁み込んでいて、旨味たっぷり!
これは、美味しい♪




副菜も次々とサーブされます。
豆のパルヤと青菜のパルヤ、ライタらしきもの。生豆のサラダ「コサンバリ」。
バターを塗って食べるもろこしパン「ジョラダ・ロティ」

そして、主食である「ジョラダ・ロティ(Jolada Rotti)」も登場!

ジョラダ・ロティの上には、ベンネ(バター)が載せられます。
他のお客さんの様子を見ると、ジョラダ・ロティを広げて、ベンネを丹念に塗っていました。
満遍なくベンネを塗ったジョラダ・ロティに各種パルヤを付けて食べるのがセオリーの様子。

ベンネを塗った「ジョラダ・ロティ」ですが、これがめちゃ旨!
もろこしの素朴な香ばしさは、本場メキシコのタコスを思い出させるようなお味。ベンネのコクもたまりません♪
もちろん、各種パルヤとの相性も抜群で、お腹に結構たまるものの、いくらでも食べたくなるお味。

それでもって、ジョラダ・ロティをもう一枚お代わり!
旨い旨いと食べ続け、さらにもう一枚と思っていたところ、次なる展開が待ち受けていました。
ホワイトライスとサンバル

ホワイトライスです!
カルナータカでよく食べられているソナマスリライスが、バナナリーフの上にドサっと盛られました。

ライスのお供はサンバルとラッサム。
ペースト状のこってりとしたおかずが多めだったので、水分多めでシャバっとしたサンバルやスキッとしたラッサムは嬉しい♪

ドラムスティックがたくさん入ったサンバル。
たっぷり掛けてもらい、ライスと一緒にパク付きます。
サンバルも美味♪


サンバルもお代わりし、テーブルの上に常備されていた各種ポディを振り掛けたり、モサル(ヨーグルト)を加えたりしながら、あっという間に完食!
かなり腹パンになりました。

食後は、デザートもサーブされました、
アイスクリームとパパイヤなどが入ったシンプルなデザート。
スパイシーなお口をクールダウン。
良いお口直しです♪



食後、店内を見て回っていると、店の奥の厨房で、数名の女性スタッフが「ジョラダ・ロティ」を作っているところを発見!


生地を捏ね、薄く伸ばし、鉄板の上で焼き上げていきます。
動画もご覧ください↓
次々と焼き上げられるジョラダ・ロティ。
香ばしい匂いが漂ってきます。
マイソールの料理教室で、サウスカルナータカスタイルだという、野菜が練り込まれた「ジョワール・ロティ(ジョラダ・ロティ)」を習ったのですが(バダネッカイ・パルヤも習った)、やっぱり「ジョラダ・ロティ」と言えばプレーン。


こちらは、お会計の際に提供されたインドの噛みタバコ「パーン」
お口の中爽やか! 本当のお口直しです。

バンガロールにある北カルナータカ料理のお店『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』
伝統的な北カルナータカ・ミールスを提供している人気のベジレストランです。
いただいた「北カルナータカ・ミールス」は、スターターの甘い「ホリゲ」から、メインのナスの煮込み「バダネッカイ・パルヤ」まで、これぞ、“北カル” なお味。
特に、ベンネ(バター)の載ったもろこし生地のロティ「ジョラダ・ロティ」はクセになる美味しさ♪
北カルナータカ料理を満喫できるお店です★
『Kamat Bugle Rock(カーマット・バグル・ロック)』の地図・アクセス・営業時間
- 住所:Kamat Bugle Rock, Bull Temple Rd, near BMS COLLEGE OF ENGINEERING, Basavanagudi, Bengaluru, Karnataka 560004 インド
- 営業時間:12:00~16:00 19:00~22:00
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