ベトナムを代表する麺料理「フォー」
近年では日本でも一般的に知られるようになり、ベトナム料理店ではないカフェやレストランでもメニューのひとつとして提供するお店も増えてきました。
今回は、東京都内・近郊・現地で食べた「フォー」《絶品》15杯ご紹介します。
- ベトナムの麺料理「フォー」とは?
- ミ・レイ(蒲田)の「鶏肉のフォー」
- フォーティントーキョー新宿店の「牛肉のフォー」
- ベトナムちゃん(大久保)の「鶏肉のフォー」
- マイヒエン(大塚)の「鶏肉フォー」
- ダイナーヴァン(清澄白河)の「フォーボー(牛肉のフォー)」
- ハノイのホイさん(渋谷)の「牛肉(ミディアムレア)のフォー」
- オーセンティック(浅草)の「フォー・ハイサン(海鮮とハーブのフォー)」
- ネムクリュ(祖師ヶ谷大蔵)の「牛肉のフォー」
- サイゴンレストラン(池袋)の「海鮮五目フォー」
- ベトナムガーデン(代々木)の「蒸し鶏のフォー」
- タンハー(高座渋谷)の「フォー・ボー(牛肉のフォー)」
- ベトメン(大塚)の「牛肉フォー(フォーボー)」
- Saigon 究(稲田堤)の「フォーガー」
- An Di(外苑前)の「フォー」
- 亞細亞食堂サイゴン(世田谷・上町)の「鶏肉フォー」
- カフェ ヴィエット アルコ(下北沢)の「蒸し鶏と梅しそのフォー」
- 本場ベトナムの「フォー」
- 閉店・休業したお店の「フォー」
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ベトナムの麺料理「フォー」とは?
「フォー(phở)」は、ベトナムの代表的な料理として知られる米粉を使った麺料理。
ベトナム全土で食べられていますが、本場は北部のハノイで、南部では麺料理としてはフーティウの方が一般的に食べられています。
フォーの歴史は比較的浅く、生まれたのは20世紀初頭であるとのこと。家庭で作られることは少なく、主に屋台や食堂で食べられています。
フォーのスープは牛や鶏を出汁にしたあっさりスープ。麺は日本のきしめんに似た平たい麺で具材は茹でた牛の薄切り肉やつみれ、ハーブ類や生野菜など。
フォーを提供する屋台や食堂では、テーブルの上にライムやヌクマム、ヌクチャム、生唐辛子などが置かれており、お好みの調味料をトッピングしていただくのが一般的。また、油条(クワイ)という中国式の細長い揚げパンをスープに付けて食べるのもスタンダードです。
あっさりさっぱりとした味付けは日本人好みのお味。つるっとした麺の喉越し、鶏や牛の出汁の旨味、ハーブ類の爽やかさ、トッピングする調味料の酸味&辛味のマッチングが最高です★
ミ・レイ(蒲田)の「鶏肉のフォー」

蒲田にあるベトナムレストラン『ミ・レイ』
都内でも有名なベトナム料理店で、常時予約困難だという人気店です。
お料理はどれも美味しいですが、特に「鶏肉のフォー」は、あっさり目のスープには鶏肉の出汁がしっかり効いており、搾り掛けたレモンの酸味も加わっていて美味。
シャキシャキしたモヤシやニラやネギなどのお野菜と、鶏肉のマッチングも相性良し。パクチーの香りも食欲をそそり、つるつるした麺がどんどん進みます。
フォーティントーキョー新宿店の「牛肉のフォー」

2021年3月にオープンした、ベトナム・ハノイで絶大な人気を誇るという名店「フォーティン(Pho Thin)」の2号店『フォーティントーキョー新宿店』
オーナー直伝の「牛肉のフォー」は、噂に違わず絶品中の絶品★
あっさりさっぱりしている中に、酸味、甘味、塩気、牛肉の出汁の旨味、ニンニクの旨味が効いていて、さらさらと飲めるのに味に奥行きがある感じ。スルスルといただける米麺の柔らかさも丁度良く、たくさん入ったシャキシャキのネギの食感とパクチーの爽やかな香り。ゴロゴロ入った牛肉もほどよい硬さで、お肉の旨味たっぷり!
ベトナムちゃん(大久保)の「鶏肉のフォー」

大久保にあるベトナム料理店『ベトナムちゃん』
本格的なベトナム料理をリーズナブルにいただける、予約困難な人気店です。
いただいた「鶏肉のフォー」は、さっぱりあっさりとした味付けですが、鶏肉の旨味がたっぷり!
食べるレモングラスを掛けていただくと、味に爽やかさと深みが増してさらに美味★
マイヒエン(大塚)の「鶏肉フォー」

大塚にあるベトナム料理店『マイヒエン』。本場ベトナムの食堂風の店内でいただくベトナム料理は、どれも美味しい♪
「鶏肉フォー」は、「PHỞ 1 グランプリ」優秀賞のフォー。あっさりめのスープに、これぞ「フォー」と感じられる滑らかで喉越しの良い米麺がベストマッチ。
鶏肉もゴロゴロ入っていて食べ応えあり。
搾り掛けたレモンの酸味や、パクチーの爽やかな香りも良い味変。
ダイナーヴァン(清澄白河)の「フォーボー(牛肉のフォー)」

清澄白河にあるベトナム料理のお店『ダイナーヴァン』
ホーチミンのレストラン出身のシェフ夫妻が作るベトナム料理は、本場感がありつつも、ビジュアルもお味にも手間暇やこだわりが感じられるお料理です。
特に、「フォーボー(牛肉のフォー)」は絶品★
牛肉の旨味が溶けたスープに、柔らかくて味も食感も抜群の牛肉、するするといただける麺のコシも丁度いい塩梅。シャキシャキとしたもやしや風味のあるパクチー、絞りかけたレモンの酸味もナイスなマッチング♪
バッチャン焼きの器に入って提供されるのも嬉しい♪
ハノイのホイさん(渋谷)の「牛肉(ミディアムレア)のフォー」

渋谷にあるベトナム料理、フォーのお店『ハノイのホイさん』
お店のオーナーは、これぞ!というフォーの味を見つけるために、ハノイで約500杯ものフォーを食べ歩いたのだとか。
500杯の中から生まれた1杯のフォー「牛肉(ミディアムレア)のフォー」は、透明であっさり目ながら、牛骨のダシがしっかり効いたスープが、かなり美味しい!ミディアムレアのお肉はほんと柔らかくてローストビーフのようです。
もやしのシャキシャキ感もパクチーの風味も、味と香りと食感に小気味良いアクセントを与えてくれています。
オーセンティック(浅草)の「フォー・ハイサン(海鮮とハーブのフォー)」

浅草に現存する日本最古の地下街「浅草地下街」の一角に、ベトナム料理店『オーセンティック』はあります。
日本人がオーナーシェフのお店ながら、これまで数多くのベトナム料理ファンの舌を唸らせ続けてきたというお店です。
「フォー・ハイサン(海鮮とハーブのフォー)」は、優しいお味のスープに、あさりやしじみのダシがしっかりと効いていて、旨味たっぷり!つるっとした喉越しの麺、もやしやパクチーなどのハーブとのマッチングも最高★
このスープ、いくらでも飲めちゃいそうです♪
ネムクリュ(祖師ヶ谷大蔵)の「牛肉のフォー」

祖師ヶ谷大蔵にあるベトナム料理店『ネムクリュ』
ベトナム料理をベースにフレンチのエッセンスを取り入れた「ベトナムフレンチ」を提供しているお店です。
「牛肉のフォー」は、スープをひと口啜って「旨い!」のひと言。
牛骨と牛肉の旨味がたっぷり沁み込んだスープは濃厚ながらさっぱりと飲める感じ。柔らかな牛肉も牛のお肉感をしっかりと味わえ、パクチーなどのハーブとの相性も抜群♪
サイゴンレストラン(池袋)の「海鮮五目フォー」

池袋東口にあるベトナム料理店『サイゴンレストラン』
このお店、1988年の創業で、ミシュラン・ビブグルマンにも掲載されたことがある人気店です。
いただいた「海鮮五目フォー」は、イカとかカニ、エビなどがゴロゴロ入っていて、海鮮の出汁がスープにしみ込んでいて美味しい♪
ベトナムガーデン(代々木)の「蒸し鶏のフォー」

代々木にあるベトナム料理店『ベトナムガーデン』。シックでお洒落なインテリアの中で、本格的なベトナム料理を味わえるお店です。
いただいた「蒸し鶏のフォー」は、幅広のつるりとした食感の米麺に、食べ応えのある柔らかな鶏肉。薄味でスッキリとした鶏ガラスープが、「これぞフォー!」というようなスタンダードな美味しさのフォー♪
タンハー(高座渋谷)の「フォー・ボー(牛肉のフォー)」

“日本のベトナムタウン”とも言われる神奈川県横浜市の「いちょう団地」。ここに在住ベトナム人御用達の超現地感満点のベトナム料理店『タンハー』があります。
メニューにあるお料理は、本場ベトナムでしか食べられなさそうなディープなお料理がよりどりみどり!
現地仕様の「フォー・ボー」(牛肉のフォー)は、あっさり目ながら、牛肉のダシがしっかり効いたスープが、かなり美味しい!
程よい柔らかさで食べ応えのある牛肉と、フレッシュなハーブやお野菜、ツルツルで喉越しの良い米麺のマッチングがたまりません♪
テーブルの上のヌクマムやチリペーストなどを入れると、味にパンチが出てさらにGood!
ベトメン(大塚)の「牛肉フォー(フォーボー)」

大塚にあるベトナム料理店『ベトメン(BETOMEN)』。ハノイの人気料理である「ブンチャー」を看板メニューにしているお店ですが、フォーも美味しい。
「牛肉フォー」(フォーボー)は、牛肉の旨味が沁み込んだスープが意外とあっさりとしたお味。このスープが美味しい!
スープの中にはつるりとした喉越しのよい米麺と、柔らかな牛肉、もやし、ネギなどが入っていて、トッピングとしてレタスやパクチーを載せていただきます。
米麺の食感と牛肉スープの旨味のマッチングが最高! レモンを搾り掛けて柑橘の酸味を加えたり、辛味のある唐辛子を加えて味変するのもGood!
Saigon 究(稲田堤)の「フォーガー」

稲田堤にあるベトナム料理のお店『Saigon 究』
ベトナム人と日本人の夫婦が営む、アットホームなベトナム料理店です。
いただいた「フォーガー」は、さっぱりとした鶏出汁のスープ。平らな米麺は歯切れの良い食感。ゴロゴロ入った鶏肉は柔らかく、スープの出汁が絡んで美味しい!
トッピングで注文したパクチーを投入していただくと、パクチーのハーブの香りが加わって、美味しさが圧倒的に増し増し!
ベトナム料理好きなら、パクチー追加は必須です★
An Di(外苑前)の「フォー」

外苑前にあるモダンベトナミーズレストラン『アンディ(An Di)』
店主は、グランメゾンでシェフソムリエを務めた方。メインシェフは、フレンチ三つ星のお店出身の方であるとのこと。
モダンベトナミーズのディナーコースでいただいた「フォー」は、牡蠣としめじのあんかけソースに抹茶塩が添えられた個性的なフォー。
牡蠣やキノコのダシも効いていて、パクチーのハーブ感や抹茶塩の仄かな苦味も良いアクセント。
亞細亞食堂サイゴン(世田谷・上町)の「鶏肉フォー」

三軒茶屋にあるベトナム・アジア料理のお店『亞細亞食堂サイゴン』
「鶏肉フォー」は、しっかりとした米麺に、柔らかい鶏肉がゴロゴロ。パクチーなどの野菜もごっちゃり載っていて、レモン汁と追加パクチーを入れていただきます!
鶏の旨味とレモンの酸味の効いたあっさりスープが美味しい〜。
シンプルかつスタンダードですが、美味しいフォーでした★
カフェ ヴィエット アルコ(下北沢)の「蒸し鶏と梅しそのフォー」

下北沢にある、ベトナム料理を提供しているカフェ『カフェ ヴィエット アルコ(cafe viet arco)』
いただいた「蒸し鶏と梅しそのフォー」は、あっさりとしたスープに梅しその風味がよく合う美味しいフォー。蒸し鶏も柔らかくて美味しい♪
本場ベトナムの「フォー」
マイアン(ベトナム・ハノイ)の「フォー・ガー」

『マイアン(Mai Anh)』は、ハノイで一番有名な「フォー・ガー」のお店で、地元の人にもとても人気の名店です。
透き通ったスープにフォーの麺と鶏肉、パクチーが入っている『マイアン』の「フォー・ガー」。ライムやチリソースや塩コショウ、ガーリック酢など、色々な調味料が備え付けてあるので、自分好みの味にしていただきます。
あっさりとしてはいますが、鶏のダシが効いていてコクがあります。麺はツルツルでのどごしも良く、スルスル食べられます。このフォー、ホントに美味しい♪
閉店・休業したお店の「フォー」

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