高田馬場駅早稲田口から徒歩2分。早稲田通りから神田川寄りに1本入った路地の角に、ミャンマー・ラカイン料理のお店『OMG』があります。
お店のオープンは2025年7月15日。ミャンマー本国に4店舗を展開するレストランの初の海外支店だそう。
『OMG』の外観と店内の雰囲気

『OMG』の外観
こちらが、『OMG』の外観です。
平日遅めのディナータイムに予約なしで訪問したのですが、お店の入り口にはミャンマー女子の集団が並んでいて、お店のスタッフに聞いてみると、5組待ちで1時間ほどかかるとのこと。
オープンして間もないせいか、在住ミャンマー人の間でかなり話題になっているお店である様子。
お店の方に席が空いたら連絡してもらうようお願いし、カフェで待機。
お客の回転は早いようで、30分程度で連絡があり、入店することが出来ました。

ミャンマー ラカイン民族料理

『OMG』は地下1階
『OMG』は階段を降りた地下1階にあります。
階段を降りて店内へ。

『OMG』の店内
こちらが、『OMG』の店内です。
店内は明るい雰囲気で、店内空間はそれほど広くはないものの、座席はテーブル席のみで40席程度あります。
ほぼ満席状態で、食べている間にも、次々とお客さんが来店していました。
お客さんは全員在住ミャンマー人の方。客層は女性のグループ、カップル、おひとり様男性もおり、女性率高めで年齢層は若め。
スタッフは日本語堪能なミャンマー人女性が3名。スタッフによると、厨房ではラカイン出身のシェフが腕を奮っているとのこと。
さて、ここでミャンマー・ラカイン料理とは、どんな料理なのか、ちょこっとご説明。
ラカイン州とは?ラカイン州の料理とは?

ラカイン州は、ミャンマー南西部のベンガル湾に面した細長い州。西端でバングラデシュと国境を接しています。州都はシットウェ。
住民の多数派は仏教徒であるラカイン族。州内にはイスラム教徒であるロヒンギャ族もおり、彼らへの迫害や、難民化が問題になっています。
ラカイン族は、紀元前から18世紀にビルマ族に征服されるまで独自の王国「アラカン王国」を持ち、ビルマ族とは異なる文化があります(ビルマ族の文化よりも、インドの影響を強く受けているとのこと)。
ラカイン料理は、ラカインがベンガル湾に面した地域であるせいか、海産物を使った料理が豊富。また、ミャンマーの他の地域と比べて油の使用量が控えめで、強烈に辛い料理が多いのが特徴。
なお、ラカイン料理は、油控えめでヘルシーだということで、ミャンマーでは女性の人気が高いのだそう。
ラカイン料理の話はこれくらいにして、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『OMG』のメニュー







こちらが、『OMG』のメニューです。
ミャンマー料理店の中ではメニューの品数は少ない方で、「ラペットゥ(お茶の葉サラダ)」「モヒンガー」「カウスエ」「トーフジョー」などの定番のミャンマー料理は無く、ラカイン料理に特化している様子。
それでもって、今回注文したのは↓の料理。
- 「タコサラダ」(1,150円)
- 「シーフードコンボ」(3,320円)
- 「ラカイン風混ぜごはん」(950円)
スターターとして「タコサラダ」。ネット上の写真が美味しそうだった「シーフードコンボ」をメインに、主食は「ラカイン風混ぜごはん」。
「シーフードコンボ」は、辛さのレベルを「Level1 :マイルドな辛さ」「Level2 :スタンダードな辛さ」「Level3 :スパイシー(激辛)」から選べるので、「Level2 :スタンダードな辛さ」をチョイス。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

「生ビール」(550円)
まずは、お飲み物。
「生ビール」です。
暑い夏はスーパードライの生が旨い!
ちびちび飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
「タコサラダ」

「タコサラダ」(1,150円)
「タコサラダ」です。
ラカイン料理定番の魚介の和え物料理のひとつ。ぶつ切りのタコに玉ねぎを和えたシンプルなサラダで、ミャンマーの発酵調味料「ンガピ」の風味と青唐辛子の辛さが特徴。
この「タコサラダ」がとにかく激辛! タコと野菜に緑色のソースが掛かっているのですが、この緑色が青唐辛子で、ひと口食べただけで悶絶するレベル。
しかしながら、タコのプリプリ感と「ンガピ」の奥深い風味が相まって、お口の中が火事状態になりながらも、箸をついつい進めてしまう感じ。
お味はかなり美味です♪
「シーフードコンボ」

「シーフードコンボ」(3,320円)
続いて、メインのお料理。
「シーフードコンボ」です。
赤茶色のグレイビーの海に鮮やかなオレンジ色の蟹がドーンと載ったインパクトのあるビジュアル。
魚介は、蟹、イカ、タコ、エビ、貝があり、カットされたトウモロコシや茄子、青菜も入っています。
見た目からして、めちゃくちゃ美味しそうです♪
さっそく、いただきましょう〜。

旨味たっぷりのグレイビー
この「シーフードコンボ」、想像の数段上をいく美味しさでした!
とにかく赤茶色のグレイビーが美味しい♪ 蟹の出汁が沁み込んで旨味があり、スパイスが効いていてシャープさがあり、酸味と辛味、旨味がマッチした華やかなお味。
ピリ辛ですが、辛さを「Level2 :スタンダードな辛さ」にしたせいか、タコサラダほど激辛でないのもGood!
蟹の身は食べられるところはほとんどありませんでしたが、グレイビーの絡んだエビやイカ、タコ、貝などの魚介は食べ応えあり。
「ラカイン風混ぜごはん」

「ラカイン風混ぜごはん」(950円)
そして、締めの主食は、「ラカイン風混ぜごはん」
緑掛かったチャーハンの上に目玉焼きが載り、ピーナッツと小魚、キュウリ、青菜が添えられています。
チャーハンの緑色は独特な風味があり、何が使われているのかは分かりませんが、ピリ辛なので青唐辛子は入っている様子。
この「ラカイン風混ぜごはん」そのものも美味しいのですが、「シーフードコンボ」の赤茶色のグレイビーをごはんに掛けて食べるとめちゃ旨!
う〜ん、これは最強の組み合わせです★

辛いけど美味しいラカイン料理
『OMG』のラカイン料理、いただいた料理は3品のみですが、いずれも美味で大満足!
お店のスタッフも「辛くないですか?」と気を遣ってくれるなど、とても親切でした。

『OMG』
高田馬場にオープンしたミャンマー・ラカイン料理のお店『OMG』
ミャンマー本国で店舗展開するお店の日本初出店店舗。ラカイン出身のシェフが腕を奮うお店です。
いただいたお料理は、どれも美味でしたが、特に「シーフードコンボ」が絶品! 蟹の旨味が沁み込み、スパイスがシャープに効いた赤茶色のグレイビーは、うまいうまいを連発してしまうほどのお味でした♪
お会計を済ませ帰る時も、お店の外にまで在住ミャンマー人の待ち人が並ぶ『OMG』
大人気なのも頷けます。
『OMG』の地図・アクセス・営業時間
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